記録ID: 474120
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無雪期ピークハント／縦走
日光・那須・筑波
【那須北部縦走】赤面山〜三本槍岳〜須立山〜甲子山
2014年07月06日(日) [日帰り]
福島県
栃木県
りきまる
- GPS
- 08:36
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,335m
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赤面山登山口06:20→06:47第一リフト終点06:57→07:22最終リフト終点07:31→08:08赤面山08:22→(半藪漕ぎ)→中の大倉尾根・赤面山分岐09:11→北温泉分岐09:30→09:53三本槍岳10:10→鏡ヶ沼展望所10:20→(半藪漕ぎ&ハイマツ花粉まみれ)→鏡ヶ沼分岐10:54→11:04須立山11:11→笠ヶ松11:34→12:13坊主沼避難小屋(ラーメン昼食)12:57→13:33水場調査13:36→13:53甲子山13:57→14:58甲子トンネル
| 天候 | 雲が多いものの，午前中は概ね晴れて展望も良かったです。しかし，昼食休憩後に避難小屋を出る頃には，周囲はガスに包まれ，展望がまったく無くなりました。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・ 甲子トンネル入口手前左側（南側）駐車スペースに車を駐車。無料，8台程度駐車可能。 ・ 約12�厠イ譴神嵬婿嚇仍蓋�（白河高原スキー場跡）までは，バイクで移動。登山口脇道路スペースには2台程度駐車できますが，クルマを置くのなら，スキー場跡の下部に広い駐車スペースがあるので，そちらの方がベターだと思います。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆赤面山登山口〜赤面山〜三本槍岳 ・ 最初は，廃止されたスキー場のゲレンデ跡を登っていきます。登山口の標高は1,100�辰曚匹△蠅泙垢�，この日はとても蒸し暑く，すぐに大汗をかかされました。第一リフト終点のところで，早くも給水の休憩。ここまで30分も歩いていません。3週間ぶりの山歩きで，すでにバテ気味です。 ・ 第二リフトを過ぎ，ゲレンデを登っていくと，突然目の前に野ウサギが現れ，ヤブの中に駆けていきました。さらにその直後には，イタチも目の前を走って行きました。このあたりは，彼らが生きていける自然環境が残されているということでしょう。 ・ 登り始めて1時間ほどで最終リフト終点に到着。ここでゲレンデ歩きは終了です。10分ほどの休憩の後，この先は美しいブナの森の中の登りとなります。すぐに，少年自然の家へと至るルートへの分岐点に到着。さらに森の中を登っていくと，周囲は徐々にツツジやシャクナゲなどの灌木帯に変わりますが，それもまもなく終わり，岩場の登りとなると赤面山の山頂はすぐそこです。 ・ 赤面山には，08:08に到着。登り始めて1時間40分ほどでした。この山頂からの那須連山の眺めは見事です。三本槍岳こそ前衛峰に隠されているものの，目の前に朝日岳から熊見曽根と至る尾根が連なり，北側に，旭岳から甲子山，大白森山へと続いていく山並みが一望の下です。 ・ 山頂で15分ほどオニギリ休憩の後，三本槍岳を目指して歩き始めます。最初は80�辰曚媛爾蝓い修海�ら中の大倉尾根合流点まで170�辰療个衒屬靴箸覆蠅泙垢�，シャクナゲが繁茂する半分ヤブ状のルートなので，歩きづらいです。そのうえ，前日の雨で木々が濡れていて，ズボンもシャツもびしょ濡れ。 ・ 中の大倉尾根へのササヤブの登り返しは，刈り払いされていて歩きやすく，助かりましたが，その先は，尾根まで結構な急斜面が続きます。登りの途中に咲いていたコイワカガミに癒やされ，何とか登り切ると，09:11 中の大倉尾根合流点に到着。赤面山の山頂からは，50分弱かかりました。 ・ この先は，よく整備された登山道となります。傾斜も緩み，歩きやすいです。朝日岳から熊見曽根と続く主稜線を間近に望みながら，ベンチのある大岩を通過し，平坦な登山道となると，すぐに北温泉分岐に到着。ここからは多くの登山者とすれ違いました。 ・ 北温泉分岐から少し下り，最後の約90�辰療个衒屬靴鯏个蟒�えると，標高1,917�辰了伊楞箜抻劃困謀�着。山頂には20人ほどの登山者が休憩していて，賑やかでした。 ◆三本槍岳〜須立山〜坊主沼避難小屋〜甲子トンネル ・ 三本槍岳で休憩後，北側稜線を下り，分岐を左折して鏡ヶ沼展望所に寄り道。ここは，正面にピラミダルな旭岳，眼下に鏡ヶ沼を望むナイスビューポイントです。振り返れば，さきほどまで休憩していた三本槍岳。 ・ 展望所で写真を撮り，縦走ルートに戻って，まずは須立山を目指します。この先，鏡ヶ沼分岐までは，さきほどの赤面山からの下りと同じような半ヤブ状態の道。さらに，花粉の時期を迎えたハイマツから大量の花粉がまき散らされるため，注意が必要です。ザックは花粉だらけ。首から提げていたデジイチ2台もそのままでは花粉にまみれてしまうので，1台はザックにしまいました。 ・ 鏡ヶ沼分岐を過ぎると，少し歩きやすくなり，登り返して須立山の山頂に到着。ここで水分補給のあと，問題のガレた岩屑の急な下りとなります。山頂からずっとトラロープが張られているので，コケないようにロープをつかんで下りました。ここを逆方向に登るとなると，岩屑が崩れてかなり苦労しそうです。 ・ 急坂を下り終えると，しばらくは歩きやすいアップダウンの縦走路となりますが，坊主沼の手前で稜線から斜面のトラバースルートに変わると，このルート最大の難所である，ネマガリタケの斜面のトラバースに出ます。中途半端な刈り払いがされており，とにかく滑ります。斜面上部のタケを手でつかみ，バランスをとりながら無理矢理進みました。ネマガリタケの切断面がズボンに当たって痛かったです。ここは重荷を背負っては歩きたくない場所ですね。 ・ この難所を過ぎるとまもなく，避難小屋分岐。ここを右に登っていくと，新しくなった坊主沼避難小屋に到着。時刻は12:13。この小屋でラーメンの昼食としました。 ・ 小屋でラーメンを食べていると，5人連れのパーティが到着。昨晩，三斗小屋温泉に泊まり，甲子温泉まで縦走するとのことでした。 ・ 昼食を済ませて小屋をあとにすると，周囲はすっかりガスに包まれ，展望が無くなりました。でも，周囲はすばらしいブナの森。幻想的でとても味わいのある良い雰囲気でした。 ・ 小屋を出発して30分少々で水場のマークのところに到着。ここから沢を10�辰曚媛爾襪函ず限Δ亮侈未�ら十分な量の水が湧き出ていました。これなら，避難小屋泊まりでも水の不安は無いですね。 ・ 水場から5分で旧道分岐に到着。通行止めとなっていますが，ここから旭岳に登ることができます（自己責任です）。でも，以前，展望の良いときに登っているので，今回はパス。分岐から10分少々登り返すと，甲子山の山頂に到着。ガスで展望はなし。水分補給してそのまま甲子トンネルへと下ります。途中で，さきほどの5人連れを追い抜き，クルマを駐車した甲子トンネルには，14:58に到着しました。 |
写真
クルマを甲子トンネル手前の駐車スペースに駐車し，バイクで約12�厠イ譴神嵬婿嚇仍蓋�へと向かいます。
赤面山登山口の道路脇スペースにバイクをデポ。スキー場跡への進入は，正面の防雪柵の隙間から。30�卆�限標識の3�辰曚廟茲里箸海蹐任后�
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7/6 6:19
赤面山登山口の道路脇スペースにバイクをデポ。スキー場跡への進入は，正面の防雪柵の隙間から。30�卆�限標識の3�辰曚廟茲里箸海蹐任后�
白河高原スキー場のゲレンデ跡を登って行きます。すごく蒸し暑くて，大汗をかきながら登りました。
第一リフト終点。30分も歩いていませんが，ここで早くも給水のため休憩です。暑かった。
赤面山の山頂に到着しました。ここまで約1時間50分ほど。ここでオニギリ休憩。
これから歩く稜線を望みます。雲が多いながらも旭岳まで望むことができました。中央右の突起が須立山。
さあ，それでは三本槍岳を目指しましょう。ここからは一旦下って登り返しとなります。
このあたり，半ヤブ漕ぎ状態で進みます。前日の雨で濡れた木々のおかげで，シャツとズボンがずぶ濡れになりました。
中の大倉尾根へのササヤブの登り返しは，刈り払いされていました。
少し登ると，朝日岳や熊見曽根など主稜線の山並みが見えてきました。
北温泉分岐に到着。ここまでは，誰にも会いませんでしたが，ここから三本槍岳山頂までは，数多くの登山者とすれ違いました。
三本槍岳の山頂に到着。ここまで約3時間半。さすがに賑わっていて，登山者20人くらいが休憩していました。
写真撮影で賑わっていた山頂碑もようやく静かになったところでシャッターを押しました。
山頂から北側に下る登山道付近では，ハクサンチドリが咲いていました。
ザックに付着したこの粉は，ハイマツの花粉です。今の時期，ハイマツに触ると，大量の花粉が飛び散りますのでご注意を。
鏡ヶ沼分岐までは，半藪漕ぎ状態なので，ちょっと時間がかかります。
これが，花粉を大量飛散させるハイマツ。ちょっと触ると，すごい量の花粉が飛散します。
分岐から10分ほど登ると，須立山の山頂に到着。時刻は11:04。
この先，縦走路は，ザレた岩屑の急斜面の下りとなります。その先には，実に堂々とした旭岳。
旭岳が近くなってきましたが，南側からはゲキ藪で登ることはできません。北側からは登ることができます。
途中にあった倒木。足を引っかけて，打撲し，しばし悶絶。倒木には気をつけましょう。
本日のルートの中で最大の難所。ネマガリタケの斜面のトラバースです。刈り払いはされていますが，中途半端です。とにかく滑るので，足の置き場が難しく，また，切断面がズボンに当たって痛いです。
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7/6 12:03
本日のルートの中で最大の難所。ネマガリタケの斜面のトラバースです。刈り払いはされていますが，中途半端です。とにかく滑るので，足の置き場が難しく，また，切断面がズボンに当たって痛いです。
ここでラーメンの昼食としました。食事をしていると，5人連れのパーティが到着。昨晩，三斗小屋温泉に泊まり，甲子温泉まで縦走するとのことでした。
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7/6 12:26
ここでラーメンの昼食としました。食事をしていると，5人連れのパーティが到着。昨晩，三斗小屋温泉に泊まり，甲子温泉まで縦走するとのことでした。
昼食を済ませて小屋をあとにすると，周囲はすっかりガスに包まれ，展望が無くなりました。でも，ガスのブナの森はとても良い雰囲気です。
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7/6 13:00
昼食を済ませて小屋をあとにすると，周囲はすっかりガスに包まれ，展望が無くなりました。でも，ガスのブナの森はとても良い雰囲気です。
旧登山道分岐。ロープが張られ，通行止めとなっていますが，ここから旭岳に登れます。以前，展望の良いときに登っているので，今回はパス。
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7/6 13:40
旧登山道分岐。ロープが張られ，通行止めとなっていますが，ここから旭岳に登れます。以前，展望の良いときに登っているので，今回はパス。
感想
・ 那須北部の縦走コースを歩いてきました。目的は，新しくなった坊主沼避難小屋と水場の状況確認および，まだ歩いていない須立山北側ガレ場ルートの確認でした。
・ しかし，歩いてみて一番きつかったのが，避難小屋近くのネマガリタケの斜面のトラバースでした。ここは重荷ではきついですね。とにかく滑りやすく，足の置き場に困ります。短いですが，要注意箇所です。
・ また，赤面山からの下りや三本槍岳からの下りの途中での，半ヤブこぎも歩きづらくて要注意。
・ さらに，この時期だけですが，ハイマツの花粉にも参りました。ちょっと触っただけでも，大量の花粉が飛散して花粉だらけになります。
・ 3週間ぶりの山歩きで，夏の暑さにも慣れていないせいか，歩き出しからバテ気味でしたが，なんとか歩き通すことができました。梅雨の時期ですから，雨が振るのは仕方が無いですが，夏山縦走に向けて，そろそろ本格的にトレーニングする必要があるなあと感じた次第です。
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