猫魔ヶ岳 スノーシュー

- GPS
- 04:25
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 166m
- 下り
- 457m
コースタイム
| 天候 | 1日目 晴→快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2009年02月の天気図 |
| アクセス |
写真
感想
スノーシュー登山に向いている山である。今回はハードシェルも装備して、快適に山行した。尾根から下る地点を間違えて、下りは道なき道を下降して、山麓駅までたどり着いた。
●登山
レストハウスで情報収集し、登山届を出して、ゴンドラリフトの開始時間9時まで準備をする。さすがに平日の早朝と、いうこともあり人もまばらである。雪山になると装着したり詰め込んだりの荷物が多く、準備に時間がかかり1時間ぐらいはすぐに経ってしまう。
パーカを着てスノーシューを抱えて、始発のゴンドラリフトに乗る。
天気は上上でわくわくする。
頂上駅に到着すると、素晴らしい景色が広がる。これだけでも大満足である。天気はうす曇りながらほとんど無風で楽園のようである。
期待していた樹氷はできてはいないが、きれいな銀世界が広がる。
いそいそと準備をして、立ち入り禁止のロープをくぐり(?)稜線ハイクを開始する。
左前には磐梯山がそびえ、目的の猫魔山頂もよく見える。歩くとすぐに右手に飯豊山が現れ次には凍結した雄国沼・・。写真撮影ばかりで全然進まない。
風がないのに加えて気温もそれほど低くなく(−5度ぐらい?)パーカの試験にはならない。
手袋もインナーだけで問題なし、私はすぐに帽子とネックウォーマとフリースを脱いだ。
なだらかな稜線でそこを雪が覆い気持がよいトレースである。
しかし、これまでになくコースガイドがまったくなく、先行者のトレースと基本的に稜線歩き、この二つがコースファインディングの拠りどころである。
セッピはほとんど無いようであるが、安心はできない。
猫魔山頂に近付くと、トレースが右手に進み山頂をトラバースしている。
判断に迷ったが、トレースを離れて左手のピークに向かう。このあたりから行く手には木立がはだかり、潜るたびに枝についた氷が降ってくる。
枝を避けつつ、セッピにも気を使い登る。途中から勾配もきつくなり雪も粉雪でスノーシューの歯も効かなくなる。
ここからは、滑りながらもジグザグに登攀を行う。ピークに立つとスノボーを持った先客がいる。
実際猫魔の手前のピークであるが、とても景色がよい。
360度の展望を満喫する。後から夫婦の登山者が追いついてきた。
共に天気の良さを興奮気味に話す。
特に風がないのが素晴らしい!!
この山頂で撮影しまくっている時、またもやスノーシューのバック禁止を忘れてこけてしまった。
猫魔の山頂までのトレースは手に取るように見え心がはやる。トレースもしっかりしていて、問題はないが、これでガスったり、強風が吹いたりしたら、一遍にスリリングな世界になってしまう。このことは、絶対忘れてはいけない!
ほどなく山頂に到着する。同じく360度の展望が続く。
ここまでは、表磐梯側のスキー場のリフトから登ってくるスキーヤーが多くいるようで、トレースがしっかりしている。
山頂からの下山はかなりの急勾配である。ikuは尻セイドーを楽しんでいる。
気持ちよい稜線が続く。このあたりから太陽も上がりかなり暑い。しかし、休憩していると次第に寒くなる状態である。右手に表磐梯のスキー場リフト山頂駅が見えてくる。
スキーやスノボをもったハイカーが増えてくる。
そのまま進むと、またもや右手にリフトの終点駅が見えてくる。山頂以降のハイクで地図をあまり見なかったのが失策であったが、結局左手に折れて予定の下山コースに入りそこなった。
本当は、2番目のリフトが見える前の小高いピークから左手の尾根伝いの下山コースに入る。この分岐のトレースが無かったのか見落としたらしく。しばし直進してしまった。
2番目のリフトの手前に左手に分岐するトレースがあり、これに沿って下山コースに入る。
これ以降は、地図をみて予定から外れていることは確認したが、そのまま下れば八方台からの下山コースと計画時のリフト沿いのコースのどちらかに出会うはずなので何とかなると踏んでいた。それに、一人分ながらトレースもある。
その後急降下となだらかな雑木林をひたすら下降する。
しかしそのうちに、心の中で不安要素が膨らんできて、歩いても歩いても安心できる出来事に出会わない・・
このまま道迷いで最低でもリフトが見える稜線までもどる羽目になるかも・・
とビビりだす。
雪山はほとんど印がかき消され不安になるときりがない。
次に出くわしたのは、かなりの急降下である。すべり落ちるとヤバそうな勾配である。雪が柔らかいとクライポンも効かずズルズルと滑る。
降り切るとやっとスキーコースが見えてきて、遭難の恐怖から解放された。
結果考えると、簡単な山行であるが、雪山の怖さを垣間見ることができた。
地図での確認は随時行う必要があり、トレースばかり信じて歩くのは危険である。
その後はゲレンデを降下して無事にレストハウスに到着した。
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