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Yamareco

記録ID: 477241
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

精進湖からの富士山登山 - 精悍な青木ヶ原樹海を歩く精進口登山道

2014年07月11日(金) 〜 2014年07月13日(日)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
30:57
距離
31.6km
登り
3,340m
下り
1,916m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

[7/11]
時 刻 場 所
17:30 精進湖畔県営駐車場
18:00 パノラマ台下

[7/12]
時 刻 累 計  場 所
06:30 00:00 赤池・湖畔駐車場(標高:911m)
06:35 00:05 精進口登山道入口(標高:913m)
08:10 01:40 富士風穴(標高:1110m) ※休止15分
09:40 03:10 天神峠一合目(標高:1355m)
10:20 03:50 精進口二合目(標高:1535m) ※休止10分
11:30 05:00 精進口三合目(標高:1786m) ※休止20分
12:40 06:10 精進口四合目(標高:2060m)
13:35 07:05 富士スバルライン五合目(標高:2305m)

[7/13]
04:30 00:00 富士スバルライン五合目(標高:2305m)
05:10 00:40 吉田口六合目(標高:2390m)
05:55 01:25 吉田口七合目(標高:2700m) ※休止10分
07:00 02:30 吉田口八合目(標高:3040m)
09:00 04:30 吉田口九合目(標高:3600m) ※休止10分
09:25 04:55 吉田口山頂・久須志神社(標高:3715m) ※停滞20分
10:30 06:00 下江戸屋分岐(標高:3270m)
11:50 07:20 吉田口六合目 ※休止30分
12:40 08:10 富士スバルライン五合目
13:25 富士急行・富士山登山バス
14:28 富士急行・下部温泉行き路線バス

歩行距離:31.6km
累積標高差(登り):3650m
累積標高差(下り):2228m
天候 7/11:晴れ
7/12:晴れ
7/13:曇のち雨<富士山頂:中心気圧950hPaの暴風雨>
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
◆自家用車
精進湖県営駐車場(約50台−無料)
その他、湖畔沿いに駐車スペース多数有
※釣り人が多い

◆富士山登山バス
http://bus.fujikyu.co.jp/line/

◆マイカー回収
富士山登山バス(富士山五合目〜河口湖駅):1540円
路線バス(河口湖駅〜赤池):910円 ※便数少
コース状況/
危険箇所等
◆精進口登山道から富士スバルライン五合目
精進湖畔の登山口から五合目・小御嶽神社を結ぶ登山道(大正12年開墾)。
登山口からすぐに樹海となり、まるで異界に迷い込んだような気持ちにさせてくれる。
側火山の間を縫うように登山道が続いており、幾つもの噴火口が開けている。
二合目には昭和20年頃まで使われていた山小屋が残されているが、倒壊著しく近付けない。
美しいブナ林を抜けると富士スバルラインの下をくぐり抜ける。
三合目は溶岩台地の広場になっており、奥庭へと道を分ける。
四合目の山小屋跡地を抜け、石畳のつづら折りを登り切ると五合目に着く。

◆青木ヶ原樹海
多くの登山者は五合目から山頂に向かうため、豊かな大自然が残されている。
日中でも薄暗く、霧が発生する事も多いため
「ひとたび迷い込めば出られない」と言われているが、
近年は原生林と洞穴を巡る遊歩道が整備されており、自然観察に訪れる人も多い。
多種多様な動植物たちがひっそりと暮らしており、興趣が尽きない。
清閑な原始林の大自然を存分に満喫出来る。
予約できる山小屋
江戸屋
胸突江戸屋
日の出館
本七合目鳥居荘
白雲荘
精進湖畔より霊峰富士を望む
5
精進湖畔より霊峰富士を望む
精進湖畔に駐車して出発
へらぶな釣りをされる方
皆さん早起きですね
精進湖畔に駐車して出発
へらぶな釣りをされる方
皆さん早起きですね
国道139号線
赤池交差点
国道139号線
赤池交差点
消防署裏に登山口があります
消防署裏に登山口があります
精進口登山道
異世界に迷い込んだ印象でした
地中は溶岩台地のためか
根を深く下ろせないようです
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異世界に迷い込んだ印象でした
地中は溶岩台地のためか
根を深く下ろせないようです
自転車持参の方が
先に登って行かれました
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自転車持参の方が
先に登って行かれました
落書き
目印として覚えておきました
落書き
目印として覚えておきました
清閑な原始林を歩いていきます
1
清閑な原始林を歩いていきます
時折、林道と交差します
1
時折、林道と交差します
ゲートを越えます
1
ゲートを越えます
富士風穴
富士風穴とは?
大きな噴火口です
大きな噴火口です
天然クーラー
近くまで下りてみると
涼しいを通り越して寒いです
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天然クーラー
近くまで下りてみると
涼しいを通り越して寒いです
一合目・天神峠
ここから歩かれる方と出逢いました
一合目・天神峠
ここから歩かれる方と出逢いました
高度を上げて行くと
植生の変化を感じます
1
高度を上げて行くと
植生の変化を感じます
二合目・富士林道出合
ここから歩かれる方もいたようです
二合目・富士林道出合
ここから歩かれる方もいたようです
山小屋がひっそりと残っています
山小屋がひっそりと残っています
倒壊しているため近付けません
2
倒壊しているため近付けません
ブナ林の原生林を歩きます
ブナ林の原生林を歩きます
熊笹の植生変化
藪はしっかり刈り払われています
地元の方々に愛されている
素晴らしい登山道です
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熊笹の植生変化
藪はしっかり刈り払われています
地元の方々に愛されている
素晴らしい登山道です
富士スバルラインをくぐり抜けます
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富士スバルラインをくぐり抜けます
三合目バス停
沢山の観光バスを見送りました
手を振ってくれるお子さんもいました
三合目バス停
沢山の観光バスを見送りました
手を振ってくれるお子さんもいました
三合目・溶岩台地の広場
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三合目・溶岩台地の広場
奥庭方面へと分かれます
奥庭方面へと分かれます
コメツガやシラビソの原生林を歩きます
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コメツガやシラビソの原生林を歩きます
美しいカラマツ原生林
1
美しいカラマツ原生林
四合目の山小屋跡地
巨人が踏み潰したのかな
四合目の山小屋跡地
巨人が踏み潰したのかな
火山弾の周りに
シロバナノヘビイチゴが群生
植物の生命力を感じます
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火山弾の周りに
シロバナノヘビイチゴが群生
植物の生命力を感じます
地盤が弱くなっているようです
通過は問題ありません
地盤が弱くなっているようです
通過は問題ありません
石畳のつづら折り
五合目の喧騒が耳に入ってきました
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石畳のつづら折り
五合目の喧騒が耳に入ってきました
スバルライン五合目
スバルライン五合目
もはや別世界
この変化は少し可笑しかったです
もはや別世界
この変化は少し可笑しかったです
富士山麓の壁が好き♪
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富士山麓の壁が好き♪
冷たい壁が好き♪
3
冷たい壁が好き♪
小御嶽神社
精進口登山道の終点となります
小御嶽神社
精進口登山道の終点となります
本日宿泊の雲上閣
リニューアルしたようです
本日宿泊の雲上閣
リニューアルしたようです
24時間営業の食堂
24時間営業の食堂
更衣室もピッカピカ
更衣室もピッカピカ
カプセルルーム(一泊7560円)
カプセルホテルを想像していましたが
山小屋スタイルの蚕棚です
目覚まし時計とルームランプが
中に備えられています
1
カプセルルーム(一泊7560円)
カプセルホテルを想像していましたが
山小屋スタイルの蚕棚です
目覚まし時計とルームランプが
中に備えられています
宿泊者専用のシャワールーム
(500円/6分)

女性には嬉しい設備ですね
シャワーの水を止めると
5分間だけカウントが止まります
宿泊者専用のシャワールーム
(500円/6分)

女性には嬉しい設備ですね
シャワーの水を止めると
5分間だけカウントが止まります
夕飯は唐揚げ定食
1
夕飯は唐揚げ定食
17時を過ぎましたが
観光バスがバンバン上がってきます
17時を過ぎましたが
観光バスがバンバン上がってきます
翌朝
静かな五合目ですね
翌朝
静かな五合目ですね
紅く染まる山中湖
2
紅く染まる山中湖
六合目
安全指導センター
山頂の天気を知る事が出来ます
中心気圧950hPaと出ていました。。
かなり心配なコンディションです
六合目
安全指導センター
山頂の天気を知る事が出来ます
中心気圧950hPaと出ていました。。
かなり心配なコンディションです
登山道を見上げる
登山道を見上げる
六合目・花小屋
本日の登山者比率は
外国人の方が半分でした
コンニチワ!
六合目・花小屋
本日の登山者比率は
外国人の方が半分でした
コンニチワ!
富士北麓と河口湖を俯瞰
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富士北麓と河口湖を俯瞰
団体さんが先行されていました
吉田口登山道は道幅が広いので
横を通過させて頂きました
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団体さんが先行されていました
吉田口登山道は道幅が広いので
横を通過させて頂きました
八合目・太子館
かの聖徳太子が馬で駆け上がり
最初に立ち寄った場所だそうです
八合目・太子館
かの聖徳太子が馬で駆け上がり
最初に立ち寄った場所だそうです
本八合目あたりから
雨脚強まってきました
本八合目あたりから
雨脚強まってきました
久須志の山頂は近いです
久須志の山頂は近いです
吉田口山頂の久須志神社
吉田口山頂の久須志神社
本峰の頂上・剣ヶ峰を目指します
時折、突風が吹き荒れます
幾度も飛ばされそうになりました
本峰の頂上・剣ヶ峰を目指します
時折、突風が吹き荒れます
幾度も飛ばされそうになりました
ふざけているのではなく
身体を倒しこまないと
吹き飛ばされてしまうのでした
1
ふざけているのではなく
身体を倒しこまないと
吹き飛ばされてしまうのでした
富士と独立峰の怖いところです
伊豆岳の手前で撤退しました

このパーティの方々
情報ありがとうございました
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富士と独立峰の怖いところです
伊豆岳の手前で撤退しました

このパーティの方々
情報ありがとうございました
下江戸屋分岐
まず迷わないと思います
下江戸屋分岐
まず迷わないと思います
五合目も嵐のようでした
五合目も嵐のようでした

感想

精進口登山道を紹介している文献が少なく、登山者も少ないようです。
2013年秋にテレビ朝日「大人の山歩き」の最終話で、
市毛良枝さん、中原丈雄さんが登られたルートとして番組紹介されました。
中原さんが涙を流して歩かれていた姿が印象深く残っており、
いつか歩いてみたいと思っていたルートです。

この週末は精進口、一合目、二合目から登られる方が1人ずついらっしゃいました。
登山口から間もなくひっそりとした樹海歩きとなるため、
いきなり異界に飛び込んだような気持ちにさせてくれました。
薄い霧のたちこめる清閑な原始林で聞こえる野鳥のさえずりやヒグラシの鳴き声、
上を見上げると野性の猿が飛び交い、
時には噴火口の洞穴がぽっかりと口を開いていたり、
高度を上げるたびに植生変化を感じられるなど、興味を掻き立てられました。

ゆとりのある計画で富士登山を考えたとき、
一歩一歩踏み締めながら、日本一の最高峰を目指す山歩きも面白いのではないかと思います。
いちふじ にたか 富士さんぽ
神秘的で素晴らしい富士山原始林を、是非とも満喫しましょう!

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コメント

やりましたね!ビクトリー
やはり、だれしもが一合目から!
馬可愛いですやん!
2014/7/14 21:34
kazuya0502さん
はじめまして
コメントありがとうございます

時間を取る事が出来たので、麓から歩いてみる事にしました。
残念ながら剣ヶ峰まで辿り着く事が出来ませんでしたが、
これも霊峰富士の大自然を満喫出来たものと良い意味で受け止めて、
いつの日か、また富士登山を計画したいと思います
2014/7/14 21:38
おつかれさん
その天気でも5合目から上は混んでるなあ~
しかしルート長いワ!
2014/7/15 11:00
yamaKJさん
土曜日の混雑度が半端なかったけど、あれでも普通なんだろうね
精進口登山道は距離は長いけど、ゆっくり高度を上げていく感じ
北麓はかなり冷涼なので、快適に歩いて行けたよ
2014/7/15 12:47
このコースもいいですねえ
こんにちは suzuki3chiといいます
樹海の中を通るこのコースも、なかなかいいですねえ
次の下山路はこのコースも候補に挙げておこうっと
静岡側の村山古道も味がありますよ
もし機会がありましたら、通しでどうですか
2014/7/15 13:04
suzuki3chiさん
はじめまして
コメントありがとうございます

精進口登山道はとても静かで歩きやすい登山道でしたので、オススメです
村山古道、貴重な情報ありがとうございます
次回は表から入ってみたいと思っていました
宝永山にも立ち寄れそうですね
2014/7/15 15:27
ついに小屋倒壊
Hassie2999さん、こんばんは。

二合目の小屋、倒壊しましたか。
たぶん、2月の大雪で潰れたんでしょうね。

私も精進ルートが好きで何回も上り下りしてるんですが、
通しで頂上までは、まだ行けてないんですよ。
ガス・雨で残念でしたが、下からの登頂羨ましいです。

私は精進ルート以外に船津ルートも好きなんですよ。
下は車道歩きですが、二合目付近からはgoodです。
三合目で精進ルートに合流しますが、
精進ルート以上に静かなのがいいですよ。
2014/7/16 21:32
yamaheroさん
はじめまして
コメントありがとうございます

二合目の小屋は豪雪で潰れたのでしたか
甲府であれだけ積もれば・・・ですね

計画段階で船津と迷ったのですが、
テレビ番組が印象的だったので、精進ルートを選択しました。
表から入って船津へ下りる・・・というのが面白そうですね
2014/7/17 12:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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