甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)予定外の日帰り登山

- GPS
- 14:23
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,590m
- 下り
- 2,594m
コースタイム
- 山行
- 13:26
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 14:20
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
鎖、ハシゴはしっかりつかまっていれば問題ありませんが、8合目から上で鎖やハシゴのない岩場があるので要注意。 |
| 予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
昨年敗退してしまった、甲斐駒黒戸尾根に再チャレンジしました。
道の駅はくしゅうで車中泊をしましたが、予想以上に暑くてあまり眠れませんでした。
昨年は出発時間が遅すぎたのと、出だしのペースが速すぎて敗退してしまった教訓をもとに、できるだけゆっくり登ることを心がけました。7丈小屋くらいまではガスの中で日差しを直接感じることはなく、あまり暑くありませんでしたが、かなり遠く感じました。
7丈小屋に泊まるにはまだ時間があったと、天候ももちそうだったので、本日中に山頂にたっておくことにしました。
8合目付近から見える甲斐駒は遠く、どのくらい時間がかかるのかも分からなくくじけそうでしたが、7丈小屋で泊まるから全体力を使い切ってもいいという思いで登りました。
途中、鎖やハシゴのない岩場があり緊張しましたが、登りに比べたたら、意外と下りは思ったほど難しさは感じませんでした。
8合目、9合目はよく晴れていて、鳳凰三山や北岳がよく見えましたが、山頂に近づくとだんだんガスってきて、山頂からは展望がない状態となってしまいました。山頂には結構人がいましたが、夜叉神峠--広河原が通行止めにもかかわらず、北沢峠に降りていく人たちが多かったです。
今まで来た道を今日中に戻ることはとても無理そうなので7丈小屋に泊まるつもりでゆっくり下山したのですが…
山小屋の主人に「人が多いから無理、まだ人が登ってきているから、山頂に行ったのなら下山して」と晴天の霹靂の言葉が。
下山にどのくらいかかるのか聞いてみたら「2時間半」とのこと。登りで6時間近くかかったのにそんな時間で下山できるわけがない。でも、山小屋に見捨てられたからには、自力でなんとかしなければ、ビバークになってしまう。
日没は間に合いそうにないけれど、鎖場は日のあるうちに通過しなければと思い、ガス欠にならないように、時間がかからずに食べられる非常食をすべて動員して、下山にかかりました。
登りがゆっくりだったせいか、意外と体は動きました。
日没になってしまうと道が識別しにくくなり行動スピードも落ちてしまう、という過去のつらい思い出がよぎり、人気が全くない登山道を必死に下山しました。
途中、真っ黒な動物に出くわしたときは、クマかと思い心臓がとまりそうなくらい驚きましたが、刺激しないよう足早に通り抜けました。(たぶん鹿だったと思います。)
午後7時を超えると、樹林帯はかなり暗くなりましたが、なんとかヘッデンを使わなくて済みました。
駒ヶ岳神社に到着した時は全身汗だくの中、安堵感でいっぱいでした。
あまり休憩もとらずに頑張って小屋から3時間40分でなんとか下山できました。
天候が安定していたからよかったものの、かなりつらい山行になってしまいました。
ferrari











その日、同じくピストンしました!下山のつづら折りで日本カモシカに遭いました。じっとしてました。
情報ありがとうございます。あまりにも周りが暗くて確証がなかったのですが、私が見たのも下山の九十九折部分で、微動だにしていませんでした。シルエットがニホンカモシカみたいだなと思っていました。同じ個体かもしれないですね。
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