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Yamareco

記録ID: 4853759
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

日光/茶ノ木平〜薬師岳〜夕日岳〜古峯神社

2022年10月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:43
距離
18.4km
登り
1,098m
下り
1,688m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:10
休憩
0:27
合計
5:37
距離 18.4km 登り 1,098m 下り 1,704m
7:03
7:04
40
7:44
7:48
17
8:05
8:06
51
8:57
8:59
31
9:30
9:41
3
9:44
5
10:12
25
10:37
10:39
13
10:52
10:57
11
11:08
11
11:19
11:20
14
11:34
56
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
◆往路
東武バスの始発バスで6:20 安良沢BS→6:56 中禅寺温泉(1000円)へ。
始発にも拘らず車中には予想以上に20人程の乗客がいた。明智平で駐車場へ入る車両による渋滞が300m程既に発生していたが、中禅寺温泉には予定通りの時間に到着できた。
◆復路
鹿沼市民バス(リーバス)で13:00 古峯神社→14:02 JR鹿沼駅(400円)を利用。
最低料金は100円から、最高でも400円と非常にリーズナブル。この路線の運用は関東バスだった。13:00の後は14:35, 15:45, 17:10がある。
https://www.city.kanuma.tochigi.jp/0570/info-0000001380-1.html
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
茶ノ木平から地蔵岳まで笹原の中の登山道が続くが、足尾の笹原の径よりも登山道らしく不安なく歩けた。但し、道標は最小限なので適宜地図を参照する必要はある。
◆登山ポスト
登山口、下山口周辺には登山ポストは見られなかった。
中禅寺温泉BSで下車し少し歩くとこの紅葉に出会った。流石早朝から明智平が混み合って渋滞する訳だ。
2022年10月30日 07:00撮影 by  moto g(100), motorola
2
10/30 7:00
中禅寺温泉BSで下車し少し歩くとこの紅葉に出会った。流石早朝から明智平が混み合って渋滞する訳だ。
ザ・リッツ・カールトンの紅葉と男体山。今朝は雲一つ無い。
2022年10月30日 07:00撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:00
ザ・リッツ・カールトンの紅葉と男体山。今朝は雲一つ無い。
ザ・リッツ・カールトンの南側の道路の向こうに石像群がある。
2022年10月30日 07:02撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:02
ザ・リッツ・カールトンの南側の道路の向こうに石像群がある。
石像群の脇から茶ノ木平への登山道が始まる。
2022年10月30日 07:02撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:02
石像群の脇から茶ノ木平への登山道が始まる。
ひと登りすると穏やかな尾根径になり朝陽も差し込んで来た。
2022年10月30日 07:14撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:14
ひと登りすると穏やかな尾根径になり朝陽も差し込んで来た。
再び尾根に合流するところに道標があった。最初は寒さを感じフリースを着ていたが30分歩いて大分温まったのでここでフリースは脱ぐ。
2022年10月30日 07:26撮影 by  moto g(100), motorola
1
10/30 7:26
再び尾根に合流するところに道標があった。最初は寒さを感じフリースを着ていたが30分歩いて大分温まったのでここでフリースは脱ぐ。
中禅寺湖が眼下に見下ろせるが樹々が多くてすっきりと展望できるポイントは無い。
2022年10月30日 07:38撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:38
中禅寺湖が眼下に見下ろせるが樹々が多くてすっきりと展望できるポイントは無い。
足元に霜が見られ、落ち葉も霜が付いている。温度計を見たら2℃だった。
2022年10月30日 07:43撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:43
足元に霜が見られ、落ち葉も霜が付いている。温度計を見たら2℃だった。
茶ノ木平に出た。正面に男体山。右には女峰山。
2022年10月30日 07:45撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 7:45
茶ノ木平に出た。正面に男体山。右には女峰山。
左には奥白根と両毛国境尾根の山々が望める。
2022年10月30日 07:46撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:46
左には奥白根と両毛国境尾根の山々が望める。
行者のお札が張り付けられている樹。石垣で囲まれているし何か由来がありそうだ。
2022年10月30日 07:47撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:47
行者のお札が張り付けられている樹。石垣で囲まれているし何か由来がありそうだ。
茶ノ木平ではカラマツの黄葉。
2022年10月30日 07:49撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:49
茶ノ木平ではカラマツの黄葉。
古い道標。
2022年10月30日 07:52撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 7:52
古い道標。
こちらの林はシラカバが多いようだがほぼ落葉している。とても気持ちの良い林だ。
2022年10月30日 08:00撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:00
こちらの林はシラカバが多いようだがほぼ落葉している。とても気持ちの良い林だ。
三叉路。左は明智平、右が細尾峠。なので右へ行く。
2022年10月30日 08:03撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:03
三叉路。左は明智平、右が細尾峠。なので右へ行く。
バスからも見えてはいたが筑波山もくっきりと展望できた。
2022年10月30日 08:07撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:07
バスからも見えてはいたが筑波山もくっきりと展望できた。
何だか行場らしい雰囲気の岩場だぞ。
2022年10月30日 08:11撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:11
何だか行場らしい雰囲気の岩場だぞ。
と思ったらやっぱり石像とお札があった。地図にある篭石かな?
2022年10月30日 08:11撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:11
と思ったらやっぱり石像とお札があった。地図にある篭石かな?
細尾峠への途中で出会った紅葉。
2022年10月30日 08:14撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 8:14
細尾峠への途中で出会った紅葉。
向こうに見えるのが薬師岳の筈。まだまだ距離はある。
2022年10月30日 08:20撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 8:20
向こうに見えるのが薬師岳の筈。まだまだ距離はある。
南側に展望が開けた所で思いがけず富士山を望めた。先週の積雪はまだ北面に残っているのだろうか。白く見える。
2022年10月30日 08:27撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 8:27
南側に展望が開けた所で思いがけず富士山を望めた。先週の積雪はまだ北面に残っているのだろうか。白く見える。
送電線の切り通し。
2022年10月30日 08:37撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 8:37
送電線の切り通し。
ここからも富士山が望めた。
2022年10月30日 08:38撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:38
ここからも富士山が望めた。
薬師岳。多分。近くなった感じがする。
2022年10月30日 08:45撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 8:45
薬師岳。多分。近くなった感じがする。
結構微妙にアップダウンがあるけれど雪が積もったらスノーシューで楽しそうな径だ。
2022年10月30日 08:49撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:49
結構微妙にアップダウンがあるけれど雪が積もったらスノーシューで楽しそうな径だ。
またまた送電線の切り通し。ここからは北東に高原山が良く展望できた。
2022年10月30日 08:54撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:54
またまた送電線の切り通し。ここからは北東に高原山が良く展望できた。
細尾峠に出た。峠の余地に9台駐車していた。ここまですれ違ったのは5パーティ位だったが、半分は薬師岳方面に行ってるのかなぁ?
2022年10月30日 08:56撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:56
細尾峠に出た。峠の余地に9台駐車していた。ここまですれ違ったのは5パーティ位だったが、半分は薬師岳方面に行ってるのかなぁ?
黄色い手作りの道標が可愛らしい。
2022年10月30日 08:58撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 8:58
黄色い手作りの道標が可愛らしい。
細尾峠から10分登ると南側に崩壊した斜面があったが実に好展望。足尾から大間々を抜けて桐生、伊勢崎に出る谷の道が良く解る。一番奥の山並みは奥秩父かなぁ?
2022年10月30日 09:07撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 9:07
細尾峠から10分登ると南側に崩壊した斜面があったが実に好展望。足尾から大間々を抜けて桐生、伊勢崎に出る谷の道が良く解る。一番奥の山並みは奥秩父かなぁ?
半月山と茶ノ木平辺り。
2022年10月30日 09:09撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 9:09
半月山と茶ノ木平辺り。
結構な急登を登り頂上?と思ったら未だでした。でももう頂上域。山頂は北東に50m程。
2022年10月30日 09:28撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 9:28
結構な急登を登り頂上?と思ったら未だでした。でももう頂上域。山頂は北東に50m程。
薬師岳山頂に到着。石の社が2つある。
2022年10月30日 09:29撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 9:29
薬師岳山頂に到着。石の社が2つある。
山頂標識のある所からは日光連山の好展望。
2022年10月30日 09:30撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 9:30
山頂標識のある所からは日光連山の好展望。
薬師岳山頂域を少し南側へ。これから目指す夕日岳が望める。
2022年10月30日 09:31撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 9:31
薬師岳山頂域を少し南側へ。これから目指す夕日岳が望める。
西側に開けた好展望地があったのでここで小休止。正面に皇海山が望める。
2022年10月30日 09:31撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 9:31
西側に開けた好展望地があったのでここで小休止。正面に皇海山が望める。
少し下りて薬師の肩。
2022年10月30日 09:44撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 9:44
少し下りて薬師の肩。
苔むした祠と石仏。地図には禅頂行者みちと記されているからかつて古峯神社をベースにした行者の登拝の径だったのだろう。
2022年10月30日 09:50撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 9:50
苔むした祠と石仏。地図には禅頂行者みちと記されているからかつて古峯神社をベースにした行者の登拝の径だったのだろう。
ここにも祠。
2022年10月30日 10:16撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 10:16
ここにも祠。
双耳峰に見えるけれど右の地蔵岳は山頂は少し奥の方になる。左は夕日岳だな。
2022年10月30日 10:23撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 10:23
双耳峰に見えるけれど右の地蔵岳は山頂は少し奥の方になる。左は夕日岳だな。
カラマツの黄葉。
2022年10月30日 10:25撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 10:25
カラマツの黄葉。
皇海山が正面に眺められる。右に松木山も見えて来た。
2022年10月30日 10:27撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 10:27
皇海山が正面に眺められる。右に松木山も見えて来た。
三ツ目の道標。ここから夕日岳を往復する。
2022年10月30日 10:37撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 10:37
三ツ目の道標。ここから夕日岳を往復する。
ここもちょっと行場らしい雰囲気だけど何も残されていなかった。
2022年10月30日 10:46撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 10:46
ここもちょっと行場らしい雰囲気だけど何も残されていなかった。
夕日岳山頂。
2022年10月30日 10:52撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 10:52
夕日岳山頂。
日光連山の大展望。薬師岳より少し引いた分より広い範囲が展望できる。
2022年10月30日 10:53撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 10:53
日光連山の大展望。薬師岳より少し引いた分より広い範囲が展望できる。
男体山の左には奥白根と両毛国境の山々。
2022年10月30日 10:53撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 10:53
男体山の左には奥白根と両毛国境の山々。
残念ながら東側には展望は開けていない。滝ヶ原主変の山が見えるのを期待していたんだけれど。
2022年10月30日 10:53撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 10:53
残念ながら東側には展望は開けていない。滝ヶ原主変の山が見えるのを期待していたんだけれど。
皇海山もわずかに望める。
2022年10月30日 11:01撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:01
皇海山もわずかに望める。
三ツ目に戻って来た。
2022年10月30日 11:08撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:08
三ツ目に戻って来た。
三ツ目から10分程で地蔵岳。ここは展望はよろしくない。この辺りで時間を見ると古峯神社13:00のバスに間に合うかもしれないと思いついた。その次は14:35だから急ぐメリットはあるぞ。
2022年10月30日 11:17撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:17
三ツ目から10分程で地蔵岳。ここは展望はよろしくない。この辺りで時間を見ると古峯神社13:00のバスに間に合うかもしれないと思いついた。その次は14:35だから急ぐメリットはあるぞ。
カラマツと笹原の長閑な径。
2022年10月30日 11:17撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:17
カラマツと笹原の長閑な径。
ここにも石の祠。
2022年10月30日 11:19撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:19
ここにも石の祠。
山頂から200m位南に進むと西側に向かって登山道は屈曲する。そしてこんな斜面をトラバースするシングルトラックの径になった。
2022年10月30日 11:25撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:25
山頂から200m位南に進むと西側に向かって登山道は屈曲する。そしてこんな斜面をトラバースするシングルトラックの径になった。
走れる所は少し走る。
2022年10月30日 11:30撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:30
走れる所は少し走る。
ハガタテ平の分岐に到着。
2022年10月30日 11:34撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:34
ハガタテ平の分岐に到着。
周囲は杉林にガラッと変わる。
2022年10月30日 11:41撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:41
周囲は杉林にガラッと変わる。
すぐに沢が合わさって来る。水が冷たくて気持ち良い。
2022年10月30日 11:45撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 11:45
すぐに沢が合わさって来る。水が冷たくて気持ち良い。
若干崩壊しかけの所もあるがそれほど問題無い登山道だった。
2022年10月30日 11:55撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 11:55
若干崩壊しかけの所もあるがそれほど問題無い登山道だった。
林道終点に出合う。
2022年10月30日 12:02撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 12:02
林道終点に出合う。
振り返ると青空が広がっている。雲は増えて来た。
2022年10月30日 12:24撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 12:24
振り返ると青空が広がっている。雲は増えて来た。
県道に出合い下って行くと古峯神社大駐車場。クルマが多くて驚いた。人気の観光スポットなんだ。
2022年10月30日 12:32撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 12:32
県道に出合い下って行くと古峯神社大駐車場。クルマが多くて驚いた。人気の観光スポットなんだ。
今日は時間も無いから正面から拝礼するだけ。今度ゆっくり来ます。
2022年10月30日 12:35撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 12:35
今日は時間も無いから正面から拝礼するだけ。今度ゆっくり来ます。
古峯神社BS。新鹿沼駅まで26.3kmと自転車のマークと一緒に描かれている。確かにバスから見てもサイクリストが多かった。
2022年10月30日 12:36撮影 by  moto g(100), motorola
10/30 12:36
古峯神社BS。新鹿沼駅まで26.3kmと自転車のマークと一緒に描かれている。確かにバスから見てもサイクリストが多かった。
リーバスは普通のバスでした。車窓から眺める未知の山並みが面白かった。
2022年10月30日 12:49撮影 by  moto g(100), motorola
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10/30 12:49
リーバスは普通のバスでした。車窓から眺める未知の山並みが面白かった。
撮影機器:

感想

今は紅葉の見頃は標高1000m前後らしいので歩いたことが無い茶ノ木平から薬師岳、夕日岳、地蔵岳と巡る禅頂行者みちを歩いてみた。紅葉狩りと言うほどでは無いけれども静かで長閑な径を楽しむことが出来たし、好天に恵まれ日光連山から皇海山の展望も存分に楽しめました。この間は足尾、今日は前日光と少しずつエリアを拡げてます。

前白根から見た白根隠の尾根も魅力的だったけれど紅葉の見頃を考慮するともう少し標高の低い所が良さそう、日光の街からも望める茶ノ木平から薬師岳の尾根は歩いたことが無いのでそこに決定。薬師岳からは三ノ宿に向かう手もあるけれど一日使って良い日なので鹿沼に下るのも面白そうと夕日岳、地蔵岳を巡って古峯神社にと言うルートを計画した。朝は始発のバスに乗車したが20人程乗車していて流石紅葉の時期と思ったら、いろは坂で6時台だと言うのに明智平の手前から渋滞が始まり二度驚いた。これは日中の移動は大変な訳だ。

中禅寺温泉BSで下車する人は多いが茶ノ木平へと歩いて行くのは僕一人。もっとも茶ノ木平に行くならば一つ手前のザ・リッツ・カールトン日光BSで降りる方が近いのだけど。寒くてフリースジャケットを脱ぐことが出来ず、そのまま歩き出す。路傍には見事な紅葉もあちらこちらに見られ、真っ青な空とのコントラストの美しいこと。男体山も雲一つなく素晴らしい姿を全て見せてくれている。登山口から登山道に入ると樹林帯になりスッキリとした展望は得られないが複雑な色のハーモニーの林は楽しい。樹間を透かして中禅寺湖やその向こうに奥白根も望める。尾根に出たところで漸くフリースを脱げた。気温は2℃、フリースが欲しかった訳だ。

茶ノ木平に出ると男体山から東は女峰、西は奥白根までの大絶景が広がる。休憩にも良い所だけれど先は長いからな、と歩き続ける。この一帯はほぼ丘のような広がりが続いていて透けた林と低い笹原のコンビネーションが心地好い。笹原には程よくトレースが付いていて道に迷うことも無い。冬はどうなんだろうか?10cmも積もれば快適なスノーシューフィールドになるかもしれない。明智平への分岐を過ぎると下り基調になり送電線の切通まで下るが、そこからは南に富士山も望めた。緩いアップダウンを繰り返しながら細尾峠に出合い、崩壊地を過ぎると薬師岳に向かっての急登になる。喘ぎながら登るとやや広めの山頂域で薬師岳山頂からは日光連山の展望がまた良い。山頂域を少し南に行くと今度は足尾方面に開けた場所があり皇海山が正面に望める。これまた素晴らしいのでここで小休止とした。

薬師岳で未だ半分来ていないからこの時点では14時台のバスに乗れれば良いかと思っていた。長い禅頂行者みちだが勾配は緩くて歩きやすい。約1時間で夕日岳への分岐点になる三ツ目に着き、夕日岳を往復する。夕日岳は三度目の好展望の山頂だった。この辺りからもしかしたら13:00のバスに間に合うかも?と感じ始めた。地蔵岳は特に展望も無くほぼ素通り。ここからは下る一方だった。行者岳に続く稜線をハガタテ平で道標に従って尾根から下り沢沿いの径を下って行くとやがて林道に出る。沢に出合う手前辺りがホウノキの落ち葉が多くて踏み跡が解り難い所もあった。林道に出るともう安心、そのまま歩くとゲートがあり県道に出た。県道を500m位歩くと大駐車場があって古峯神社は二荒山を開いた勝道上人も修業した古刹とのこと。また時間があるときにゆっくりと観に来たいものだ。

紅葉狩りと言う程紅葉見物に終始した訳では無いが、それなりに秋の日光から前日光の山を楽しむことが出来た。出会った人も山中では20人足らずと実に静かな山域なのも好い点。前日光の山も未知の山域だったけれどこれで少し身近になれたかも。暇を見つけてもう少し歩いてみたい。

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