富士山で自由研究〜親子で富士山登頂記〜

- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,758m
- 下り
- 1,735m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 5:56
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:31
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
五合目から新六合までは樹林帯の道で涼しく歩ける。六合目から上は日陰はないが、道自体は歩きやすく、下山道も別(砂走り)なのですれ違いもない。七合より上は階段状の砂礫の道だが危険個所は無い。本八合からは吉田口が合流するため、急に人が増える。危険個所は無い。下山は神社、山小屋の前をそのまま通過する。本八合まで吉田口と同じ道を下る。本八合の分岐点では交通整理?をしていた。(道間違え防止)七合目までは岩の上に砂が乗った状態で滑りやすい。七合目からの砂走りは快適。 |
| その他周辺情報 | 道の駅が臨時駐車場に隣接しているので、下山後お土産を買うのに便利。温泉は車で3分のところに須走温泉天恵(平日:大人900円、子供500円 JAF割引あり) |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今年の夏休み、小4の長女と富士山に登ろう!と約束をして準備を進めてきました。最初は長女と二人で登る計画だったのですが、長女が寂しいのでは、とカミさんと高1の長男も同行することに。結局家族全員で出かけることになりました
先月下見?と称して単独で富士宮口から登りましたが、距離と高低差は少ないが、急斜面が続く富士宮ルートは厳しいと思い、初めてでしたが変化の多そうな須走口から登ることにしました。
仮設駐車場からシャトルバスで須走口五合目へ。お盆休み明けでしかも平日ということもあり、それなりに人はいますが、混雑はありません。静かな登山が楽しめそうです。金剛杖を買ったり、行動食を食べたりして高度順化を図ります。もちろん自由研究もやりました。小一時間で出発!すぐに保全協力金支払所に到着。子供は任意ということなのでそのようにさせていただきましたが、缶バッジを人数分いただけて何か悪いような、、、
須走ルートは初めてですが、スタートしてから、本六合目あたりまでは樹林帯の中の道を歩くので、富士山を登っているという感じが全然しません。アルプスか、八ヶ岳あたりを歩いているような錯覚を覚えました。花も結構咲いていて、中でもオンタデとホタルブクロはかなり高所まで見ることができました。これまで吉田口、富士宮口、御殿場口(下りのみ)は歩きましたが、いずれも岩と砂の登山道のイメージだったので、こんな富士山があるとは今まで知りませんでした。変化があるので、子供たちも飽きずに登れたのではないでしょうか。
我が家では長女以外は富士山に登頂しているので、何としても登らせてあげたい。この日のために、長女は夕飯後、自分と一緒に近所の坂道を走って登るトレーニングを続けてきました。その甲斐あってかこの日の宿、七合目、大陽館にはゆっくりペースだったものの、比較的楽に到着することができました。
富士山の山小屋に泊まるのははじめてですが、評判どおり大陽館はスタッフの方々の対応もとても親切で、特に食事が素晴らしい。カレーがほとんどの富士山にあって、ハンバーグと豚汁の夕食。豚汁は子供たちの大好物で、お代わり自由とあって、鍋ごとお代わりしてしまいました。また、他の山小屋とは違う点で、この大陽館はとても静かなのです。なんでかな、と思っていたらカミさんが発電機の音がしない、と気づきました。なるほど、屋根の上にはソーラーパネルが設置されています。その他、トイレも宿泊者は無料で、しかも宿泊証明書をもらえ、下山時にもトイレをお借りすることができる大変ありがたいシステムです。
次回来る機会があれば迷わず泊まりたい山小屋です。
夜、トイレに起きた時外へ出ると、空は星でいっぱい。一緒にトイレにおきた長男としばし星をながめて寝床にもどりましたが、高所に弱い自分は夕食後くらいから頭痛がしてずっと眠れなかったので、気休めに頭痛薬を飲んだら楽になりました。薬は効かない、というのが定説ですが、効くこともあるようです。これで少し眠ることができ、翌朝、4:30からの朝食(鮭と卵焼き、海苔がついている、ごはん、味噌汁お代わり自由)を食べ終わる頃小屋の前から素晴らしいご来光が見られました。今日も天気は良さそうですが、少々風が強いので寒く感じます。風よけに合羽を着て出発です。
カミさんは下りのひざへの負担が心配なので、本七合へいったん登り、七合目で待つことになりました。なので本七合からは3人で登頂を目指します。
昨日までは元気だった長女がそろそろ高山病の気配が出てきたみたいで胸苦しさと頭痛を訴えるようになりました。気休めで携帯酸素を吸わせたりしながら、何とか九合目まで。ここで下から担ぎ上げたジュースを飲ませると、少し元気になりました。
一方、長男は体力的にも余裕があったので、少し荷物を持ってもらい、先に頂上へいかせて、長女と二人でゆっくり頂上を目指しました。
最後の力を振り絞って、ようやく頂上へ到着。長い長い登りがようやく終わりました。相変わらず風は吹いていますが、先ほどよりは少しおさまってきた模様。長女に最後の実験をやるか尋ねたところ「やる」との返事だったので、お湯を沸かし温度を測ると88.6℃。教科書通りで当たり前なのですが、実際にこの目で見ると、やはり気圧が低いんだなあと改めて実感。
とりあえず神社でご朱印をいただき、さっそく下山にかかりました。七合目までの下山道は一見歩きやすそうに見えますが、急傾斜の上、岩に砂利が乗った状態で滑りやすい箇所が多く、結構疲れます。本七合でカミさんと合流しカップラーメンの昼食を済ませてから更に高度を下げます。
七合目から下は砂走りになっていて、面白いように足が前に出ます。下りが得意な長女もようやく調子が戻ってきたみたいで、快調に砂走りを下ります。反対に長男は下りが苦手のようで、徐々に遅れ始めます。
あれほど長かった道もあっという間に砂払い五合に到着。元の樹林帯の道になり、ようやく五合目に到着。
頂上手前ではかなり辛そうだったけど、登れてよかった。自由研究の題材も頑張って集められたし。でも、しばらく富士山は行きたくないといっています。
今回、初めて須走口を歩きましたが、変化があり、比較的空いていて歩きやすく、やや距離があるものの子供連れにはよいルートだと感じました。









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