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Yamareco

記録ID: 5005473
全員に公開
ハイキング
箱根・湯河原

十国峠、岩戸山、伊豆山神社(走湯権現)

2022年12月15日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:07
距離
11.4km
登り
258m
下り
923m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:49
休憩
0:45
合計
4:34
距離 11.4km 登り 264m 下り 964m
10:14
30
10:44
10:53
2
10:55
6
11:01
11:13
29
11:42
11:51
32
12:23
47
13:10
13:12
17
熱海自動車学校バス停
13:29
13
13:57
14:00
14
14:14
14:17
0
14:17
14:23
11
14:34
14:35
13
秋戸郷跡
14:48
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き JR熱海駅から十国峠登り口バス停、山頂駅(スタート)
帰り JR熱海駅(ゴール)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            
コース状況/
危険箇所等
危険箇所等はなしです。
その他周辺情報 熱海駅から十国峠登り口方面のバス時刻表
http://www.izuhakone.co.jp/file/bus_atami_hakone.pdf
熱海駅からバスに乗り、十国峠登り口で下車し、ケーブルカーに乗り継いで十国峠(日金山)に立ちました。
十国とは、伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房の10国が見渡せたことに由来します。
相模湾の彼方には伊豆大島が浮かんでいました。
2022年12月15日 10:11撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 10:11
熱海駅からバスに乗り、十国峠登り口で下車し、ケーブルカーに乗り継いで十国峠(日金山)に立ちました。
十国とは、伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、上総、下総、安房の10国が見渡せたことに由来します。
相模湾の彼方には伊豆大島が浮かんでいました。
相模湾に長靴のように突き出でいるのが真鶴半島です。
湘南海岸、三浦半島、さらには房総半島まで見通せましたが、十国峠の最大の呼び物である富士山は雲に隠れていました。
2022年12月15日 10:13撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 10:13
相模湾に長靴のように突き出でいるのが真鶴半島です。
湘南海岸、三浦半島、さらには房総半島まで見通せましたが、十国峠の最大の呼び物である富士山は雲に隠れていました。
〈箱根路をわが越えくれば 伊豆の海や 沖の小島に波の寄る見ゆ〉22歳の源実朝が、伊豆山権現などを参拝した際に詠んだ歌の碑が、沖の小島(初島)の見える高台にあります。
2022年12月15日 10:32撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 10:32
〈箱根路をわが越えくれば 伊豆の海や 沖の小島に波の寄る見ゆ〉22歳の源実朝が、伊豆山権現などを参拝した際に詠んだ歌の碑が、沖の小島(初島)の見える高台にあります。
〈峠の広場〉から初島と伊豆大島を眺めながら、実朝の生涯に思いを馳せました。
2022年12月15日 10:22撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 10:22
〈峠の広場〉から初島と伊豆大島を眺めながら、実朝の生涯に思いを馳せました。
日金山一帯は山岳修行の場であり、日金山東光寺の開祖とされる、松葉仙人、木生仙人、金地仙人を供養する宝篋印塔が塚上に建っていました。基礎部に建武3(1364)年の刻銘があり、熱海市内で最も古い宝篋印塔(熱海市指定文化財)です。
2022年12月15日 10:48撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 10:48
日金山一帯は山岳修行の場であり、日金山東光寺の開祖とされる、松葉仙人、木生仙人、金地仙人を供養する宝篋印塔が塚上に建っていました。基礎部に建武3(1364)年の刻銘があり、熱海市内で最も古い宝篋印塔(熱海市指定文化財)です。
日金山東光寺は源頼朝が崇敬した伊豆山神社の本宮であり、本尊の地蔵菩薩像は、源頼朝が源氏再興を祈願したとされる像です。昔から「日金山には鬼がいる」とされ、伊豆地方で亡くなった者の霊魂は、日金山に集まると言い伝えられてきました。
2022年12月15日 10:50撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 10:50
日金山東光寺は源頼朝が崇敬した伊豆山神社の本宮であり、本尊の地蔵菩薩像は、源頼朝が源氏再興を祈願したとされる像です。昔から「日金山には鬼がいる」とされ、伊豆地方で亡くなった者の霊魂は、日金山に集まると言い伝えられてきました。
冥土の入口にいる奪衣婆(だつえば)は、三途の川を渡ってくる亡者の衣類を剥ぎ取り、閻魔王は地獄で亡者を裁きます。
2022年12月15日 10:51撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 10:51
冥土の入口にいる奪衣婆(だつえば)は、三途の川を渡ってくる亡者の衣類を剥ぎ取り、閻魔王は地獄で亡者を裁きます。
2022年12月15日 10:51撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 10:51
ハコネザサが、左右に覆いかぶさるように茂っています。
2022年12月15日 10:55撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 10:55
ハコネザサが、左右に覆いかぶさるように茂っています。
末代上人宝篋印塔を左に見送り、笹の広場に着きました。ここからも伊豆大島の島影を眺望できました。
2022年12月15日 11:02撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 11:02
末代上人宝篋印塔を左に見送り、笹の広場に着きました。ここからも伊豆大島の島影を眺望できました。
送電鉄塔(熱海線)から、念願の富士山を雲間に垣間見ることができました。
2022年12月15日 11:36撮影 by  RICOH WG-7, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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12/15 11:36
送電鉄塔(熱海線)から、念願の富士山を雲間に垣間見ることができました。
陽だまりの岩戸山で、日向ぼっこの憩いのひと時でした。
2022年12月15日 11:42撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 11:42
陽だまりの岩戸山で、日向ぼっこの憩いのひと時でした。
地形図には南西方に破線が延びており、これをたどれば伊豆山神社方面の近道になると計画していましたが、「通行止」になっていました。
2022年12月15日 12:00撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 12:00
地形図には南西方に破線が延びており、これをたどれば伊豆山神社方面の近道になると計画していましたが、「通行止」になっていました。
岩戸山ハイキングコースにより、伊豆山神社方面に向かうには、上七尾バス停から西に入ることになりますが、足任せに進んでしまい、熱海自動車学校バス停から西に入り、この道標で正規のルートにぶつかりました。
2022年12月15日 13:21撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 13:21
岩戸山ハイキングコースにより、伊豆山神社方面に向かうには、上七尾バス停から西に入ることになりますが、足任せに進んでしまい、熱海自動車学校バス停から西に入り、この道標で正規のルートにぶつかりました。
伊豆山神社の本宮社まで登ってこそ、「正真の参拝」として認められるようです。さらに進むと、参詣した二人は必ず結ばれるという、結明神本社がありました。
2022年12月15日 13:30撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 13:30
伊豆山神社の本宮社まで登ってこそ、「正真の参拝」として認められるようです。さらに進むと、参詣した二人は必ず結ばれるという、結明神本社がありました。
子恋の森(9.1ha)は、『草燃える』(永井路子著)に源頼朝と北条政子のロマンスの舞台として描かれているようです。
2022年12月15日 13:43撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 13:43
子恋の森(9.1ha)は、『草燃える』(永井路子著)に源頼朝と北条政子のロマンスの舞台として描かれているようです。
子恋の森の紅葉は、終盤を迎えていました。
2022年12月15日 13:44撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 13:44
子恋の森の紅葉は、終盤を迎えていました。
伊豆の地名の発祥地であり、徳川家康も参拝に訪れた歴史のある伊豆山神社に着きました。
2022年12月15日 14:01撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 14:01
伊豆の地名の発祥地であり、徳川家康も参拝に訪れた歴史のある伊豆山神社に着きました。
源頼朝と北条政子が腰掛け、愛を語り合った「腰掛け石」です。伊豆山神社は縁結びの神社です。
2022年12月15日 14:01撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 14:01
源頼朝と北条政子が腰掛け、愛を語り合った「腰掛け石」です。伊豆山神社は縁結びの神社です。
紅葉が境内を彩っていました。
2022年12月15日 13:59撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 13:59
紅葉が境内を彩っていました。
初冬ですが、紅葉の暖色がうれしいです。
2022年12月15日 13:59撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 13:59
初冬ですが、紅葉の暖色がうれしいです。
まもなく紅葉は色あせるでしょう。
2022年12月15日 13:59撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 13:59
まもなく紅葉は色あせるでしょう。
参道(837段の石段)を下ります。途中の走り湯浜浴場で一浴するつもりでいましたが、休業日でした。史跡「走湯源泉跡」に立ち寄りました。
2022年12月15日 14:21撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 14:21
参道(837段の石段)を下ります。途中の走り湯浜浴場で一浴するつもりでいましたが、休業日でした。史跡「走湯源泉跡」に立ち寄りました。
横穴式源泉はめずらしく、日本三大古泉の一つになっています。源実朝は「伊豆の国山の南に 出づる湯の早きは 神のしるしなりけり」と詠み、伊豆山神社の神湯として信仰されてきました。
2022年12月15日 14:17撮影 by  SO-01L, Sony
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12/15 14:17
横穴式源泉はめずらしく、日本三大古泉の一つになっています。源実朝は「伊豆の国山の南に 出づる湯の早きは 神のしるしなりけり」と詠み、伊豆山神社の神湯として信仰されてきました。
奥行5mの洞窟から、70度の湯が毎分170リットル湧き出ています。熱気で視界は不良です。
このあと、政子が平氏から隠れ逃げたとされる秋戸郷(あきとのごう)を経て、JR熱海駅に戻りました。
2022年12月15日 14:18撮影 by  SO-01L, Sony
12/15 14:18
奥行5mの洞窟から、70度の湯が毎分170リットル湧き出ています。熱気で視界は不良です。
このあと、政子が平氏から隠れ逃げたとされる秋戸郷(あきとのごう)を経て、JR熱海駅に戻りました。

感想

明日(12月18日)をもってNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は終了しますが、その前に鎌倉殿に纏わる〈十国峠から熱海〉をハイキングしました。

この1年間、「鎌倉殿」に纏わる地を幾つか歩きました。
〇2月16日 江月山・碁石山(頼朝コース、見晴台コース、池月コース)
〇2月18日 真鶴半島めぐり(岩地区、真鶴港エリア、半島エリア)
〇2月24日 籠田山・鹿嶺、そして頼朝桜
〇3月17日 城山、上野三角点峰、湯河原梅林

今振り返りますと、このようなテーマ性をもったハイキングも楽しいものがあり、来年も、何らかのテーマをもったハイキングがしたいと思っています。

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