四国歩き遍路（17番から21番）
徳島県
hirasuzuka
体力度について
- GPS
- 17:13
- 距離
- 54.3km
- 登り
- 1,625m
- 下り
- 1,613m
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- 山行
- 8:22
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:28
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| その他周辺情報 | 前泊地の徳島市では駅近の剣山ホテルに宿泊、二日目は勝浦町にある小学校の廃校を利用した「ふれあいの里さかもと」に泊まりました。 |
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感想
12月の雪の遍路の続きも冬の四国歩き遍路。今回は17番井戸寺から21番太龍寺まで2日で約54キロ歩きました。前回のゴールであるJR府中駅、徳島駅近のホテルから徳島駅まで歩き、JRで府中駅へ。駅から17番札所井戸寺までは20分ちょっとで到着し、早朝のお参りです。次の18番恩山寺への道は少し迷いながらも地蔵寺の横を通過して地蔵越えの道を歩きました。地蔵越えの山道は長くはありませんがいい感じの山道でしたが、地蔵越えを過ぎると恩山寺までは国道55号を歩くなどアスファルトの道が多く単調でした。恩山寺は、少し山に入ったこじんまりとした落ち着きのあるお寺で、ゆっくりしたいような場所でした。恩山寺の大師堂で蠟燭を灯している時、後方に人の気配を感じて振り返りましたがだれの姿もありませんでした。男性か、女性か大人か、子供かわかりませんでしたが確かに人の気配がしたので・・・お大師様だったのか・・・次の立江寺はどっしりとした本堂の立派なお寺でそこそこの街中にありました。この日はこの三ヶ寺で打ち止め。あとは鶴林寺の約山頂の札所、鶴林寺と太龍寺、鶴林寺への登り口にある道の駅「ひなの里かつうら」まで県道を歩き、遍路道からそれた宿「ふれあいの里さかもと」からお迎えの車に乗せてもらう予定でしたが、この日33キロを歩き、あと4キロで道の駅という場所にあったローソンで限界を感じ、このローソンまでお迎えに来ていただくことになりました。この日の宿、「ふれあいの里さかもと」は廃校を利用した宿泊施設で、バイク遍路の男性と私の二人だけの宿泊でした。美味しいごはんと大きなお風呂が良かったです。また入浴後に部屋に戻り、テレビをつけるとお遍路姿の三国連太郎と西田敏行、そう釣りバカ日誌で二人がお遍路をしているところ、何たる偶然に驚きました。
翌朝は朝食のあと、道の駅近くにある鶴林寺への登り口まで宿の車で送って頂きました。少し肌寒いけど天気はばっちり、コンクリートで固められた急坂を登っていきます。少し見晴らしが利くようになった場所に茅葺遍路小屋があります。以前は茅葺の小屋だったようです。コンクリート道が山道になり、水呑大師に到着すると男性のお遍路さんが休憩中でした。今日の行先や天気のことなど少しお話し、先に出発されました。気持ちの良い山道を登り、鶴林寺の山門に着きました。駐車場の車からお遍路の男性一人が降りてこられ、私とほぼ同時に読経することとなりましたが、この男性は頭を丸められており、唱えられるお経も普通の人ではない感じ、そうお坊さんのようで、今から思えば旅チャンネルの「四国歩き遍路の旅」で主演の高山忠さんとどこかの札所で檀家さんとともにお遍路をされていた時にお会いになったお坊さんにそっくりでした。水吞大師でお会いした男性は先に太龍寺に向かって下山されました。私も納経が終わり、太龍寺に向かいます。一旦里に下り、太龍寺に登り返します。
途中、通しで歩かれている70歳くらいの男性とお話しさせていただきました。下りが終わる里にある廃校のトイレが開放されており、このトイレも「四国歩き遍路旅」で観たことのある場所でした。里に下り、那賀川を渡り若杉谷川沿いに登ります。途中若杉山辰砂採掘遺跡に屋根付きの休憩所がありました。この休憩所を越えた辺りから階段の多い急な登りで太龍寺へ突きあがります。西の高野山と言われる立派な古刹。
ロープウエイもあるので鶴林寺より人が多かったです。ロープウエイの駅舎で椎茸茶のお接待を受け、お大師様がおられる舎心ヶ嶽に向かいます。お大師様のそばに行かせてもらいました。徳島駅17時45分の高速バスを予約しており、麓の桑野駅15時08分の列車に乗れなければいけません。このまま歩いて麓へ下り、タクシーで桑野駅を目指すか、ロープウエイで下ってタクシーで桑野駅へ行くか迷っているところへ、麓からいわや道で登って来られたお姉さんが「いい道でした。帰りもこの道下ります。」と言われたので、下ることにしました。後半まで水平区間の多い歩きやすい道でした。後半は激下りもありましたが、予定通り下れたので、タクシー会社に電話して道の駅わじきまで迎えに来てもらい桑野駅へ向かうことにしました。そこへ、舎心ヶ嶽でお会いしたお姉さまが降りて来られ、車で桑野駅まで送っていただけることになり、タクシーをキャンセルさせてもらいました。またそこへ水吞大師でお会いした男性も降りて来られ、この方私と同じ滋賀県、しかも同じ守山市の方だとわかりびっくりでした。今回も優しい方々にお世話になり、不思議なことや偶然を体験することができ、有意義なお遍路でした。駅まで送ってくださったお姉さまには最高のお接待をいただき感謝です。おかげで予定より一本早い列車に間に合い、徳島で高速バス乗車までにも時間の余裕ができたので夕食もゆっくりできてありがたかったです。
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遍路の旅、お疲れさまでした。2日間で54kmとは良く歩きましたね。
写真を拝見する限りでは今までと雰囲気が違うように感じます。歩いて見たいような山道、険しい山道など変化に富んでいそうです。
鶴林寺や太龍寺などアップダウンがきつそうですね。
これらを乗り越えていくことに意味があるのでしょう。
遍路旅での出会いも増えているようで、やはり何かがあるのでしょうね。
あと2ヶ寺で阿波が終わり、いよいよ修行の土佐ですね。阿波最後の23番 薬王寺から土佐の24番 最御崎寺まで非常に長そうです。辛い行程になると思います。気を付けて歩いてください。
こんばんは
今回もいろんなことがあり、有意義なお遍路でした。鶴林寺の山道も鶴林寺から太龍寺への山道も良かったですが、舎心ヶ嶽から里に下る「いわや道」は特に気持ちのいい道でした。
2月ではまだ団体さんも見当たりませんし、歩き遍路の方もそう多くありませんが、桜が咲くころには各札所賑わうことでしょう。
薬王寺から最御崎寺までは自転車を使おうかな思っています。この間は歩き遍路では人力遍路ということになりそうです。
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