ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 518905
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山ひとりぽっち

2014年09月25日(木) 〜 2014年09月26日(金)
情報量の目安: B
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
14.6km
登り
1,623m
下り
1,610m

コースタイム

思い立ったらの気持ちでその日午後から行って来るかと成った、
ご飯の準備をして貰った。行き成りの事二日前伊勢原へ
ウォーキングに16km歩いたので少しは足に自信は有った。
天候も上々なのも出かける切っ掛けです。

山頂の状況は湿度が高くあったが気温は5度程度(前日の昼)
とまあまあ
下界は27度でした。スバルライン入口で20度五合目14度到着時。
この時点では山頂方向見えず雲隠れです、
時間が経ち山頂が見えだすも
八合目あたりに横に雲をまとっていた。

準備を整え幾らかでも体を休めて横に成って仮眠する。
一時間も経たないがトイレにと外へ出る。
駐車場はおいらの車だけ一台ポツリと有るだけ。

こんな状態初めての経験、こんな場所でも起こるのかと
不思議でした。
時折車の気配がするけど直に消え去り又しても
誰も来ない状態です、
9/24日夜21時を回りいよいよ弾丸登山の始まりです。
(ゆっくりの鈍行歩きが)六合目登山センター手前あたりから
霧が薄ら立ち始める。

此れから坂道が始まるのに霧は晴れず続行です。

花小屋に到着時点では霧から小雨に変わった、
空は星が光ったり消えたりを繰り返す。
しかし小雨は雨に変わり八合目先までお供でした。

下界は六合目から一寸輝きが有ったがご覧の雨で視界なし。
小雨に変わったが溶岩地帯は滑りは無かったがすっかり
濡れた足場でした。

如何にかご来光館まで来た雨は霧に変わっているが
相変わらず不良の空。

下から誰かが来るかなぁ〜 と立ち止まった幾度も見たが
灯りは無しこのまま九合目の鳥居に着いた、
未だ灯りはヘッドランプを点けている。

後少しだと気合を入れる時間は四時を回った水平線が
白く細い帯が現れ出した、後一時間は掛かるか山頂まではと
一歩一歩と進む。

久須志神社に到着する5時を越えた東の空には
段々色濃く成りご来光の時を待つ。

久しぶりの山頂でのご来光が出た5:37分輝きを放ち
眠気をふっとばす、神々しく輝く太陽が綺麗に雲もなしで真ん丸。

其れにしても誰も居ない、こんな贅沢有って良いのだろうかと
考え込む、良いんだ一人占めで楽しみなさいと問いかけてくれた
太陽がささやいてくれた。

水平線から離れた太陽を横に見ながら大日岳方向へ歩き
お鉢周りに向かった、この時点下界は雲に遮られるも
宝永火口が見えた、そのほかは見えず伊豆岳を巻いて西安の
河原から銀名水に浅間大社へ着く。

相変わらず一人歩きが続く、このしろ池は凍っていた、
氷をストックで割ろうして近ずくも泥にぬかり失敗する、
諦めて馬の背へと歩く。

本日の最高の見せ場へと足を運ぶも急登なので息が弾む、
何度も立ち止まってはの行進でドーム跡の石段へ、
再びの所へ立つ三角点にタッチし背中のザックを下ろした。

気分は最高!!。独り占めって気持ちが良い!!。
真冬の時期でも無いのに如何したのっててっぺんから見て居のが
誰も来ません。

記念撮影も度々撮ったがセルフタイマーです、毎度なら押してと
言うのだが言えません。寝不足の寝不足だが何だか目はパッチリ
開いている。気分が良いのかも知れません。でも70歳過ぎた
老人とも言えるおいらがポツリと広大な富士山に居るのが
現実なのだろうかと思えた。

大内院を眺め万年雪を撮影し遠くも山並みも景色も見られた感激を
胸に納め周回を続ける、気温は肌寒くフリースの長袖を重ね着し
合計五枚着た勘定、下着は汗を放失する物から半袖二枚とフリースの
中袖に雨具はそのまま着ていたので五枚重ねている。

気温は凍った場所も有るので可なり下がった状態に風も有る、
向かい風ではフードでホローする場面も有った。

風下と言ってもこの場所では見つけにくいが小内院近くで腰を下ろし
朝食の場所とした、久須志神社まで数百メートル地点だった、
山專ボトルからお湯を取り出しコンロで再沸騰させ袋めんを出して
ラーメンを汁物としおにぎりを食べた。

暖かい物を入れると芯から温まる、取って置きのご飯が食べられ
寒気が消えた、元気を取り戻し歩き出す、久須志神社の前から下山
時間9:00降り始めるやっと下から登山者が顔を出す、
場所は九合目鳥居の下で外人が二名と会う、
こんな状態が下山中に何回も出会う、しかしご来光からさっきまで誰も居ない山頂が・・・。

珍しい経験と不安も有ったのは事実。御嶽山の噴火じゃないが
何時かは噴火と叫ばれる富士山なのですから、それにしても
不幸な事が起きてしまった。

今回受け取りの吉田警察署にはパソコンから入山届を発信している。
毎度山行きでは欠かさないが御嶽山には全員届たのでしょうか、
山頂より下での噴火だったが300人だったか登られたようでしたね
気を付けようと言っても注意喚起がどの程度浸透しているかも
ある、3000m超える山でもケーブルなどを利用すればと思うと
ハイキングスタイルも出る。

事実八合目下っている時高校生より少し上位と見る子供が二人
手にペットボトル500ml一本で登って来た、半そでのスニーカー
スタイル、当にハイキングと言うか何にも考えない無鉄砲な少年が
現実に居た。
おいら足の運びが遅く結局この少年に追い越されてしまったが
彼らの手にはなにも無く手ぶら状態で駆け下りて行ってしまった。

雨の中からスタートしたおいらでした、ゴミを拾いたくも有ったが余りにも無造作に捨てて有る空き缶とペットボトルの投げ捨てが嫌と見て来た、閉山と成った場所富士山は可愛そうです。

県の管理だってお構いなしでしょうし、心ある登山者が居たとしても
此の時季は上がらないはず、結局雪解けを待つ七月半ば頃まで散らかし
放題なのでしょう。

景色を見ながら遠くを見ても足元は頂けない、軽く見ている富士登山
この辺も規制掛けないと行けないのではないかと思う。

協力金は良いが、責めて登山口で登山に合わないスタイルを
見たら押し返す事を実行する。最低マナーを教える事も生命の危険に
晒させてしまう者として排除もありかなと考える。

今回単独の登山でしたが期間中はどうしても苦手意識が有って
無理なのです、千円惜しい?何て思いませんが任意で出してと
言われれば拒否するかも。それなら必ず払えと言われれば500円
程度で全員から徴収しろって言いたいです。

最後に、この広い富士に山頂を
一人歩きさせてくれた神様に感謝です。
お疲れ様と自分に言う。
天候 曇りから雨そして晴天
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
河口湖五合目駐車17:45停める。
コース状況/
危険箇所等
危険個所は有りませんでした。追記として今回の御嶽山の突然の噴火が
発生する事態予期せぬ事が起こりました。県に拠っては必ず登山計画書の
提出を求めて居ますが、この先どんな山に行くとしても提出を義務づけた
方が良いと考える。
スバルライン料金所ゲート前
スバルライン料金所ゲート前
河口湖五合目から望む山頂だがご覧の姿
河口湖五合目から望む山頂だがご覧の姿
広場土産やさん
小御嶽神社に安全祈願に行く
小御嶽神社に安全祈願に行く
山頂は見えたが鉢巻の雲も見える
山頂は見えたが鉢巻の雲も見える
駐車場から見た夕暮れ
2
駐車場から見た夕暮れ
おいらのポンコツ車
おいらのポンコツ車
登山口からスタートです
登山口からスタートです
富士山登山安全指導センターは冬眠中
富士山登山安全指導センターは冬眠中
ご覧のとおり
元祖室前です、金鳥居からの距離が
元祖室前です、金鳥居からの距離が
トモエ館と富士山ホテル
トモエ館と富士山ホテル
ご来光館
九合目の鳥居
白じんで来たが周りは未だ夜
1
白じんで来たが周りは未だ夜
この辺から足元が分かるようになる
1
この辺から足元が分かるようになる
雲海が色んな形に変化する
1
雲海が色んな形に変化する
山頂手前だあと30歩
山頂手前だあと30歩
合間を縫って一人撮影かっこ悪
3
合間を縫って一人撮影かっこ悪
シーズンは山頂銀座です、此処も冬眠中
シーズンは山頂銀座です、此処も冬眠中
久須志神社
カウントダウン開始ですよ〜〜
2
カウントダウン開始ですよ〜〜
おまっとうさんご来光です。
3
おまっとうさんご来光です。
何んか仁王様の手に見えませんか?
1
何んか仁王様の手に見えませんか?
噴火口も荒々しい
噴火口も荒々しい
実は凍ってました
実は凍ってました
小さな影富士
如何にか見える姿
1
如何にか見える姿
影富士てすブロッケン現象も
1
影富士てすブロッケン現象も
形を壊しながらも見えた
形を壊しながらも見えた
大内院(大火口)
大内院(大火口)
腹を空かした老人用ご飯、バナナ、袋めん、おにぎり、ドリップコーヒーも後で
1
腹を空かした老人用ご飯、バナナ、袋めん、おにぎり、ドリップコーヒーも後で
御正体山かな
河口湖がチラリ見
河口湖がチラリ見
一周終わったね名残惜しいが下山の時間が来た又来年に
一周終わったね名残惜しいが下山の時間が来た又来年に
下山時間だよ
高度計インチキかさっき剣ヶ峰で合せたの
高度計インチキかさっき剣ヶ峰で合せたの
遠くの山も見せたかった〜
遠くの山も見せたかった〜
登りは霧雨こんなスタイル
登りは霧雨こんなスタイル
眼下に山中湖が登山コースのロープがくっきり
眼下に山中湖が登山コースのロープがくっきり
やっぱ傾斜キツイよね
やっぱ傾斜キツイよね
ご来光館だな
元祖室と神社
人影現る
岩稜地帯夜は歩けん
岩稜地帯夜は歩けん
結構長いんだ

感想

夜中から活動しての登山でした、当日時刻の気温はまずは五合目を
ポイントとして見てましたが、高度が上がるので下の気温は過去のもの、
従って段々低下するので衣服には薄い物が(重ね着に)必要と成った。
当日登山開始から山頂ではこんな推移で気温が変化していました。
25日21:00 3.0℃     ・・26日 1:00 1.8 ℃ 5:00 0.7℃
  22:00 3.3°℃      ・・・ 2:00 1.2℃ 6:00 2.2℃
  23:00 3.1℃      ・・・ 3:00 1.2℃ 7:00 2.2℃
  24:00 2.8℃        ・・・ 4:00 0.9℃ 8:00 3.6℃
下山時刻9:00では4度を示していた、行動事は差ほど寒さは気に
なりませんでしたが、風あたりの歩きでは物凄く寒く感じたし
手がかじかんでたのは事実、もっと暖かくなるものを準備したが、
追加分を外した。
冬装備には欠かせないグッズもこの先見直さないといけないな〜。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:684人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 富士・御坂 [日帰り]
富士山(吉田口〜お鉢巡り〜吉田大沢滑走)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 富士・御坂 [2日]
富士山(吉田口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
ハイキング 富士・御坂 [2日]
富士山登山 富士吉田ルート
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら