記録ID: 5520791
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳BC/やはり楽しい大雪渓!
2023年05月20日(土) [日帰り]

体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,915m
- 下り
- 1,908m
コースタイム
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
白馬尻の少し下、大雪渓の取付は例年どおり。 取付までは夏道がほぼ出ていて、スキーを使えるところはありません。 |
| その他周辺情報 | ぽかぽかランド美麻(大町市)にて汗を流しました。 |
写真
2:43 猿倉駐車場(1230m)出発
1年ぶりの猿倉。駐車場には十数台の車でまだまだ余裕。
林道の残雪はほぼ無く、雪を踏むのは長走沢を越える時くらい。
3:35 林道終点(1420m)※当写真
ここからしっかり雪が付いていた年もあったけど、夏道がほぼ出ている状態です。
1年ぶりの猿倉。駐車場には十数台の車でまだまだ余裕。
林道の残雪はほぼ無く、雪を踏むのは長走沢を越える時くらい。
3:35 林道終点(1420m)※当写真
ここからしっかり雪が付いていた年もあったけど、夏道がほぼ出ている状態です。
4:00 白馬尻小屋(1550m)
いつもはまだ雪の下だろうけど、8年ぶりの「おつかれさん!」と書かれた岩との対面。
夏季以外は建屋が解体される白馬尻小屋の場所がピンポイントで分かる。なお白馬尻小屋は今夏も営業しないようで残念です。
いつもはまだ雪の下だろうけど、8年ぶりの「おつかれさん!」と書かれた岩との対面。
夏季以外は建屋が解体される白馬尻小屋の場所がピンポイントで分かる。なお白馬尻小屋は今夏も営業しないようで残念です。
繋がっている雪に巧みに付いているトレースを参考に登っていきます。岩と岩の間の狭い箇所を通過するところ、水流が出ている箇所もあり、雪解け次第では大きく迂回せざるを得なくなるかも。
この辺りで先行の登山者の方が登頂を済ませ下りてこられました。遅い自分とは速さの次元が違いました。
この辺りで先行の登山者の方が登頂を済ませ下りてこられました。遅い自分とは速さの次元が違いました。
やっと見えてきた頂上宿舎!
前にも雪が切れてる箇所がこの上にあったけど、今回ももちろん切れていました。
なおズボンを捲っているのはアイゼンで破いてしまったからです。(安物だけど接ぎをしてまだ使います)
滑降時にはスキーバンドで応急処置をしました。
前にも雪が切れてる箇所がこの上にあったけど、今回ももちろん切れていました。
なおズボンを捲っているのはアイゼンで破いてしまったからです。(安物だけど接ぎをしてまだ使います)
滑降時にはスキーバンドで応急処置をしました。
頂上宿舎はもうすぐなのですが、予想どおり直下で雪が切れていました。部分的に夏道を辿ります。
9:05 白馬岳頂上宿舎(2720m)
このあと、頂上宿舎上側の短い急登を登ってる時に足が攣ってしまい、ツ〇ラ68を飲んで小休止を入れました。
この時に出会った4人パーティーの方々と下りまでほぼ同じ行程となりました。
9:05 白馬岳頂上宿舎(2720m)
このあと、頂上宿舎上側の短い急登を登ってる時に足が攣ってしまい、ツ〇ラ68を飲んで小休止を入れました。
この時に出会った4人パーティーの方々と下りまでほぼ同じ行程となりました。
10:15 白馬岳山頂(2932.3m)到着!!
猿倉を出発してから7時間半。今回もしんどかった…。
でも自分にとってアルプス初見参の山であり、何回登っていても毎回が感動の登頂です!
昨年10月に白馬岳から周回した雪倉岳、朝日岳を眺めましたが、あちらも残雪は少なそう。
猿倉を出発してから7時間半。今回もしんどかった…。
でも自分にとってアルプス初見参の山であり、何回登っていても毎回が感動の登頂です!
昨年10月に白馬岳から周回した雪倉岳、朝日岳を眺めましたが、あちらも残雪は少なそう。
10:40 白馬岳山頂出発
次第に湧き上がる雲。滑降への影響を踏まえると、あまり山頂でゆっくりとはしていられない。
ということで30分弱で山頂を辞し、スキーをデポしている頂上宿舎上の分岐点へ引き返します。
次第に湧き上がる雲。滑降への影響を踏まえると、あまり山頂でゆっくりとはしていられない。
ということで30分弱で山頂を辞し、スキーをデポしている頂上宿舎上の分岐点へ引き返します。
冬のようにくっきりと見える劔・立山連峰の山々に見惚れつつ戻っていきます。
白馬山荘では雪かき中の従業員の方々と出会いご挨拶。
ただの風邪だったコロナ騒ぎは既に過去のものとなり、以前のように長野に多くの方が来られることを願っています。
11:12 スキーのデポ地点(2750m)に戻る
白馬山荘では雪かき中の従業員の方々と出会いご挨拶。
ただの風邪だったコロナ騒ぎは既に過去のものとなり、以前のように長野に多くの方が来られることを願っています。
11:12 スキーのデポ地点(2750m)に戻る
11:45 滑降開始!
登りのトレースから東寄りが雪が繋がっていそうとみてようやく滑降開始!
この辺りはストップ雪ではないけど、比較的新しい数日前の雪でザラメになりきっていなかったです。
スキーの走りはそこそこでした。春スキーでは必ず滑降前に塗るワックスの効果もあったかどうか。
登りのトレースから東寄りが雪が繋がっていそうとみてようやく滑降開始!
この辺りはストップ雪ではないけど、比較的新しい数日前の雪でザラメになりきっていなかったです。
スキーの走りはそこそこでした。春スキーでは必ず滑降前に塗るワックスの効果もあったかどうか。
12:59 白馬尻小屋(1550m)
滑降開始から1時間15分で白馬尻小屋到着。
終わってみればいつもどおり楽しく滑降できた大雪渓でした!
すっかり曇り空の大雪渓下部。吹き抜ける風は冷たく、稜線や山頂よりも寒く感じました。
滑降開始から1時間15分で白馬尻小屋到着。
終わってみればいつもどおり楽しく滑降できた大雪渓でした!
すっかり曇り空の大雪渓下部。吹き抜ける風は冷たく、稜線や山頂よりも寒く感じました。
14:23 猿倉駐車場(1230m)到着!!
多くの車が停まってる猿倉にやっと到着しました。下りの林道がとにかく長いのです…。
大雪渓末端から1時間のシートラ。脚の疲れもあってやはり下りのほうが大変です。
高価なスキーブーツが傷むのも避けたいし、今度からはアプローチシューズを検討しても良いかもしれません。
多くの車が停まってる猿倉にやっと到着しました。下りの林道がとにかく長いのです…。
大雪渓末端から1時間のシートラ。脚の疲れもあってやはり下りのほうが大変です。
高価なスキーブーツが傷むのも避けたいし、今度からはアプローチシューズを検討しても良いかもしれません。
装備
| 個人装備 |
山スキー
ポール
シール
スキーアイゼン
マムート・アバランチビーコン Barryvox
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
レインウェア
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線従事者免許証
無線局免許状
発煙筒
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
|---|
感想
GWを待たずに八方尾根スキー場が営業終了してしまうほど少雪の年でさえ、
滑降には充分の積雪が温存されていた白馬大雪渓でした!
例年に比べて違う点は、大雪渓の入口までしっかり雪解け、白馬尻を含む大雪渓下部の石が多い、小尾根がいつもよりしっかり出ている、頂上宿舎直下南斜面で地が出ている箇所が多い、といったところ。
1月からの少雪傾向と雨、2月の風邪、4月の悪天…。
GWの月山、鳥海山で、だいぶ取返した感は得られましたが、今季の滑走日数は例年より少なめ。
大雪渓を滑降し終えるとやはり滑り納めは少し先送りしたい気になりました。
今後どう動くかは天候と休日の兼ね合い次第にはなるでしょうけど。
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loon_nz










初夏のような日差しの中、途中でスライドしたと思います!loon_nzさんだったとは!
確かに今年は雪解けが早く進んでいるようですね。雲の中に滑り込むイメージの30.31の写真、なんだか面白いですね!
当たり前だけど突っ込んでからは雲の下でしたが…
梅雨入りまではもう少し楽しめたらと思います。お互いに安全第一で楽しみましょう♪
たぶんですが、自分が泊まりですか?と尋ねた方だったでしょうか?
すごい早発と速いペースだなあと感服しました。
自分は3時前に出ましたが、大雪渓の途中から暑くて暑くて…。
急登で雪が緩んできて大変でした。
雲の中に滑り込むシーンは、ちょうど上手くタイミングが合いました!
でも実は霧に巻かれたけど、晴れるまでちょっと待ったんですよ。
登りのトレースからは離れてたし、誰の邪魔にもならなくて良かったです。
撮影はスキーの合間の良い休憩にもなっています。
自分も梅雨入りまでは山スキーを粘りたいなと思っています。お互いに楽しく締めたいですね。
白馬へおでかけでしたか。
タップリの雪とはいかないようでしたが、
気持よく滑られたようで 何よりでした。
(⌒∇⌒)
登り 6時間20分 やはり ながーい。
下りは3時間10分と 半分の時間ですね。
登りが 荷も重く 厳しいです園。
白馬尻小屋では いつもは雪の下のおつかれさん!」
に出会えるという、プレゼント!
楽しいですね。8年ぶりに見られたのでしたか。
時間が過ぎるのは 早いですね。
そして夜明けの素晴らしいご来光ショーが始まりますね。
お写真が 言葉で形容できない。
、素晴らしい景色です。
雪の斜面がだんだん 傾斜が増す!!
ルーンさんは 写真を上手に写されていて
傾斜が 良く分かります。(⌒∇⌒)
1時間の急登に耐えて 雲海を眺める。
稜線に出る、山頂付近は 雪がないのですね。
立山連峰の美しい景色のご褒美と、
随所に 用意されてるのが 山の楽しい所ですね。
30分休憩で 爽快な滑降へ!
私はスキーが楽しいという腕前ではないままに
終りましたので ほとんど ボーゲンで斜面と格闘でしたが、
ルーンさんは美しいフオルムで 滑降を
存分に楽しまれますね。
大雪渓末端から は 1時間の スキーを担ぐアルバイトなのね。
まだ 滑り足りないようで どこかで山スキーを
たのしまれるのかな。(⌒∇⌒)
御紹介をありがとうございました。(⌒∇⌒)
ご多忙のところ、いつもありがとうございます。
まだ実家に居た頃に遡りますが、GWには八方尾根に行くのが定番でした。
たっぷり雪があって、コブがあって、当たり前と思っていたことが、有難かったものだったのです。
こちらも毎年のように行っている鑓温泉ですが、情報によると雪が切れているようで断念。
まだ楽しめそうな大雪渓を選びました。
何回登っていても、さすがはアルプス。白馬岳は簡単には登らせてくれません。
頂上宿舎まで来たところで足が攣るというアクシデントも発生。いやいや大変でした。
大雪渓を経て白馬岳に初めて登ってから、はや8年になんですよね。
時間が経つのが本当に早くて早くて。長野に来てからというもの加速度的に早くなった気がします。
おつかれさん!の岩、そしてテラスも、いつもは完全に雪の下なんですよね。
雪が少ないおかげで見ることができたので、懐かしいけど複雑な気持ちでありました。
一部の予報では中腹は曇りがちとあったので、ご来光を無事に観れてホッとしました。
予報はいつも穴が開くほど見てますが、やはり山に来ないと分からないともいえますね。
大雪渓は基本的に登れば登るほど急になるので、前半は調子良くいけても後半は本当に頑張りどころ。
いつもどおり自撮りしながら休んでいるんですよ。
稜線や山頂は季節風で雪が飛ばされるので、いつも雪は殆ど付いていないです。
アイゼンは不要になりますが、スキーブーツで夏道を歩くのはしんどいです。
白馬岳辺りから見る劔・立山連峰の眺めは本当に良いです!
角度によってはずんぐりしてる劔が尖って見えるのが良いんですよね。
めちゃくちゃしんどい登りでも、後でお楽しみの滑降が待っているから頑張れます。
山スキーと出会うまでは、前半生をかけ20年ほどゲレンデで練習した成果を出せています。
元基礎スキーヤーとしては、無意識にいつも丁寧に滑ろうとしてしまいますね。
大雪渓末端から猿倉までは標高差300mほど。下りで1時間といったところでしょうか。
岩がごろごろ、簡易舗装もあるし、下りは足にきます…。
前から考えてたのですが、林道はやはり靴を用意しないといけないなと痛感しました。
今年は梅雨入りも早そうな感じで、もう残されたスキーシーズンは殆ど無いようです。
次が否応でも滑り納めになる可能性が濃厚ですね。
まあ夏に向けて無雪期登山に切り換えないととも思います。
今回も白馬のレポにお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
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