雪は少なかったけど楽しい御在所岳♪(中道〜裏道)

- GPS
- 07:20
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 872m
- 下り
- 883m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:25
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://gozaisho.co.jp/etc/tollgatep.htm |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登り《中道登山道》 全体に急な勾配の道が多いです。前半は花崗岩が風化した砂礫道で、ロープウェイ下付近からガレ場が始まり、展望の良い奇岩地帯からキレットと続き、八合目以降の岩場の急登を登れば山上公園に出ます。急傾斜だったり、危険なトラバース道には鎖やロープで整備されているので概ね安心ですが、八合目から大岩を巻きながら下りる鎖場は、足場がハッキリとしない箇所なので、特に注意が必要だと思います。この日は積雪は五合目以降から徐々にありましたが、八合目以降の岩場でツルツルに凍結した場所はノーアイゼンだと厳しかったです。 下り《裏道登山道》 中道同様、頂上直下付近に岩が凍結して滑り易い箇所がいくつかありましたが、国見峠以降はアイゼンはなくても大丈夫だったかも知れません。 藤内壁出合辺りから雪は殆どなくなりなりました。兎の耳手前の鎖場は足場もしっかりしています。藤内小屋の前後の崩壊跡地は足元が不安定な岩を歩くので転倒注意です。砂防ダムの堰堤を過ぎると、本来の登山道の下に車が通れる林道が出来ていましたが、工事の作業道かも知れません。 登山ポストのある駐車スペースからは登山道で湯の山温泉に下りるより、車道を通って鈴鹿スカイラインに出た方が駐車場には早く帰れます。 |
| その他周辺情報 | 片岡温泉 アクアイグニス 大人600円 http://aquaignis.jp/spa.php |
写真
感想
先週同様、週末にまた寒波が到来するとのことでしたが、天気予報では鈴鹿方面が良さそうだったので、今年の2月以来になる御在所岳へ行ってきました。
ロープウェイが今日からナイナー運転ということで、もしトラブルがあっても時間を気にしないでいいなんて甘い考えもありましたけど…
御在所岳は今まで裏道と中道で登っているので、今回は違うコースも検討したのですが、積雪の状況も良く分からないので、今回は知っている中道で登って、下山はその時の状況で決めることにしました。
鈴鹿スカイラインの旧料金所跡の駐車場には朝8:40に到着。
積雪や凍結もなく、全くのドライ路面だったので、昨日やっとマイカーをスタッドレスタイヤに履き替えた相方は少し拍子抜けだったようです。
到着が少し遅かった割には、駐車場はまだ2/3程の空きがありました。
駐車場から冬季通行止めになった鈴鹿スカイラインを歩くと、良いお天気ですが風が強くてとても寒かったです。
車道から中道登山口に入り、登山届を提出して9時にスタート。
中道は2月に一度登ってますが、取り付きから大きな岩がゴロゴロとした急登で、正直あまり覚えていませんでした。
ただ登山道がV字に抉れて、両側は岩に包まれているような道なので、強風が遮られているせいで全く寒くなくて助かりました。
三合目を過ぎて少し開けた場所から頭上にロープウェイを見上げると、お客さんが乗っていたので安心しました。
四合目のおばれ石から、五合目の地蔵岩と奇岩地帯に入ると、少しずつ道に雪が現れ始めます。
六合目でスタートから1時間経ったので、キレットを前にして今日初めての休憩を取りました。
2月はこのキレットで強風が吹き荒んでいましたが、登山口での風は何処へ行ったのか意外に風は穏やかです。
キレットの下り口から下を見ると、以前はなかった筈の鎖が見えます。
前は雪で埋まっていたのか、お陰で記憶よりも楽に鞍部に降り立つことができました。
キレットの鞍部から危険性はなかった筈と思いながら登り返して行くと、先を歩いていた相方が、途中の梯子の登りで雪で足を滑らせて、膝を打って叫んでいました…
危険箇所を過ぎた所で事故が多いと言いますが、きっとこういう事なんだなと思いながら、私は慎重に梯子を登って事無きを得ます。
相方もたいしたことはなかったので、先に進んで七合目にあった大岩の裏を回り込むように下る鎖場があったのですが、かなり雪も増えていたせいかキレットよりも危険な場所だなと感じました。(もちろん梯子よりも…)
八合目を過ぎ、標高が1,100mを超えると勾配が急になって来て、岩肌がツルツルに凍って滑り易い場所が続きますが、もう山上公園は目と鼻の先なので、アイゼンは着けずに手も使いながら慎重に登りました。
最後に苦労しましたが、スタートから2時間20分で山上公園に到着。
富士見岩で小休憩をしてから、舗装路を歩いて三角点を目指します。
山上公園からの道はアスファルトも所々見えていて、雪はかなり少なめですが、逆に舗装路が凍結して滑り易い箇所もありました。
整備中の氷ばくからレストランアゼリアを通って、植生された木々の霧氷を楽しみながら、一等三角点の山頂に着きました。
初めてこの場所に来た時は吹雪でしたが、今日もいつの間にか山頂付近には雲に覆われていて、なかなか青空の下で立てない所です。
三角点から少し移動して望湖台へ。本来の御在所岳(1,212m)の山頂で暫く景観を楽しんだ後は、今日のもう一つの目的地の御嶽大権現に向かいます。
御嶽大権現は今年の9月に噴火した木曽御嶽山の御嶽神社から分霊を移しているそうで、御在所岳に行った時はお参りしようと思っていました。
望湖台から結構遠く見えたのですが、なだらかで遊歩道のような道になっているので、ほんの10分ほどで到着しました。
誰も居ないひっそりとした神社でしたが、二人で参拝させていただきました。
御嶽大権現から長者池を通ってアゼリアに戻りお昼にします。
アゼリアでは評判のカレーうどんを注文しましたが、豚の角煮が入っていてとても美味しかったです。その後、ロープウェイ山上駅に寄ったりもしながらゆっくりして、13:30に裏道から下山することにしました。
結局、2月に来た時と同じコースになりましたが、私は裏道コースがお気に入りなので、一の谷新道で下山したかったらしい相方に折れてもらいました。
帰りは念の為にアイゼンを着けて、国見峠から岩場の急な道を下り藤内壁出合で少し休憩。少し下った水場でアイゼンを外して、鎖場を過ぎて兎の耳まで下りれば、土石流の崩壊跡を藤内小屋に向かって一直線です。
藤内小屋では今夜宿泊予定の皆さんが沢山居られて、少し羨ましそうな相方でした。
藤内小屋から四の渡し、七の渡しを越えて、砂防ダムの堰堤の下を通過すると、以前はなかった林道が登山道の下に出来ていたので、そのまま林道で登山ポストのある駐車スペースまで歩きました。
以前はここから登山道を下りて、湯の山温泉からの登り返しに苦労したので、今日は林道をそのまま下りて鈴鹿スカイラインの方向へ向かいます。
鈴鹿スカイラインに合流する場所には裏道登山口と書かれた案内板があり、左折すると湯の山温泉に行けるようです。
私たちは右折して中道登山口方面へ。トンネルを歩いて、15分ほどで朝の駐車場へ帰って来ました。
時間は16:20で、駐車場には5台ほどの車しか残ってませんでした。
帰りは初めてアクアイグニスに立ち寄り入浴をしました。
いつ来ても楽しめる御在所岳。
鎌ヶ岳や雨乞岳との縦走もいつか歩いてみたいけど、もっと雪深い日にまた同じコースでもいいなと思ったり♪
hidezone











中道〜裏道、定番の周回ですが
やはり、王道的な楽しさが
ありますね
樹氷も見れて、何よりです。
僕が登ったときは、雨乞岳は
全く見れませんでした。
うらやましいです。
春はぜひ、県境尾根を、鎌ヶ岳までの
縦走がおすすめです。
アカヤシオの、鈴鹿屈指の、群落地です。
登る前は色んなルートの下調べもしたんですが、結局は王道ルートで周回していました。それでも以前は気付かなかった発見もあったりで、何度歩いても楽しめるコースだなと思いましたよ
お天気は天気予報が良かったので期待してたんですけど、山上付近は雲に包まれて残念でした。ただ周囲の山は良く見えたのでまだラッキーですね
komakiさんおすすめのアカヤシオの群生の県境尾根の縦走、是非挑戦したいです
春は藤原岳の福寿草や、竜ヶ岳のシロヤシオもまだ見てないので、これから本番を迎える鈴鹿の冬から春にかけて、足しげく通う週末になりそうです
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する