記録ID: 5799909
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科
天狗岳
2023年08月04日(金) 〜
2023年08月06日(日)
長野県
ふくちゃん
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 20:33
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 1,694m
- 下り
- 1,945m
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1日目
- 山行
- 1:47
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 1:59
距離 4.0km
登り 236m
下り 245m
2日目
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 9:24
距離 13.4km
登り 932m
下り 933m
14:38
3日目
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:48
距離 14.1km
登り 533m
下り 805m
12:46
ゴール地点
| 天候 | 朝は快晴、昼にガス〜曇り、夕に雨(雷)、夜は星空、 典型的な夏山気象なんだけど、ガスの湧き出しが早すぎ、で、雷雨も怖いなぁ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
今回歩いたルートは、ほぼ一般登山道で、分岐道標は明瞭、断崖にはロープ、崖崩れ箇所ではルート付け替えなど適切に整備されていた。苔樹林帯保護の木道も増えていた。 ①麦草峠 ヒュッテ周囲は、獸害(鹿)柵で護られた広大なお花畑(苑地)になっていた。 ②高見石〜白駒池の２ルート、 西側ルートの方が、傾斜は緩く、足元も安定していて、登降が容易だった。 ③地獄ルート 麦草峠〜雨池ルートからの分岐点に道標はない(赤テープあり)が、下草刈された明瞭な山道で獣害柵を開ければ、地獄落ちの下降点。 ④高見石〜渋の湯ルート 賽の河原の大石ピョンピョンは、大石の日の丸印を追えば済むが、 河原の地蔵さま〜登山口の渋の湯までのガレ沢遡行や川崖へつりは、ちょっと緊張する歩きになる。なお、最近の大雨被害からか？新しい橋、付け替え路、�盍�き側道などの対処がされていた。 |
| その他周辺情報 | 渋の湯♨️「渋御殿湯」 昔ながらの旅館(日帰り入浴10時〜15時、￥1,000)、茅野駅への最終バス1455発 |
| 予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
麦草峠①、18キップと季節バス、茅野経由で約６時間、苦労なく2,127m地点、そこはビックリ、予想外の花園、ヒュッテ(まずランチ)入口のシュロソウ！
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8/4 12:21
麦草峠①、18キップと季節バス、茅野経由で約６時間、苦労なく2,127m地点、そこはビックリ、予想外の花園、ヒュッテ(まずランチ)入口のシュロソウ！
麦草峠③、ヒュッテ周囲の斜面は花畑だった。色でまず目についたのは、沢山のフウロやアキノキリンソウ。
丸山①、YAMAP森ノルウェーさんのレポによると、この正面奥に続く極めて薄い踏跡が、冷山(古代の黒曜石産出の山)を経由して、渋の湯に通じる古道の入口らしい
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8/4 13:28
丸山①、YAMAP森ノルウェーさんのレポによると、この正面奥に続く極めて薄い踏跡が、冷山(古代の黒曜石産出の山)を経由して、渋の湯に通じる古道の入口らしい
丸山②、ここが山頂らしい、ここもルートもずっと樹林帯で視界なしの直線トレ山だったぁ
白駒池②、青苔荘ボート乗り場から、対岸の白駒荘、高見石(左)と丸山(右)
【二日目】、湖畔の木道で、もののけの森方向に向かう。鳥たちの大合唱と苔の匂い？が満ちていた
にゆうの白樺尾根斜面への急登開始、苔むした樹林帯の小沢ガレに沿って黙々と登る
白樺尾根到達点の分岐を振り返って、登っていくにゅう方向(手前)、登ってきた白駒池方向(左手)、小梅スキー場方向の白樺尾根先(右手)
8/5 6:34
白樺尾根到達点の分岐を振り返って、登っていくにゅう方向(手前)、登ってきた白駒池方向(左手)、小梅スキー場方向の白樺尾根先(右手)
にゅう①、山頂から西北西方向(拡大)、北アルプス稜線ライン、丸山？の上が槍穂連邦の大キレット
にゆう③山頂から北西方向、白駒池(中央)、茶臼・縞枯・北横の左肩に蓼科か？、北アルプス(左上)
にゆう④硫黄岳爆裂火口崖(左)、東天狗(右)、その間は根石岳？かしら、硫黄の左裾先に富士山
一般ルートで主稜線に向かう途中の東側崩壊斜面、イブキジャコウソウ、やっぱりカワユイ姫は危険がお好き。そういえば、にゅう山頂でお話したお美しいお嬢様も、稲子岳バリで中山峠に向かった。
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8/5 7:42
一般ルートで主稜線に向かう途中の東側崩壊斜面、イブキジャコウソウ、やっぱりカワユイ姫は危険がお好き。そういえば、にゅう山頂でお話したお美しいお嬢様も、稲子岳バリで中山峠に向かった。
トウヤクリンドウ、中山峠からは息のあがる岩稜線だが、岩花姫の応援団もいっぱい
天狗岳②、南八ヶ岳方向、赤岳はすぐにガスに隠れ、「またおいで」と言われた
天狗岳③、南八ヶ岳方向、阿弥陀岳は一瞬のガスの切れ目から、「待ってるわ」と言われた気がした
天狗の鼻、かつては登ってたけど、今は立入禁止なのかなぁ？
右奥は、稲子岳の南壁
右奥は、稲子岳の南壁
中段左が黒百合ヒュッテ、中段中上が中山(展望台)、中段右が稲子山(南壁)、やや右上突部がにゅう、で、合ってるかな？
スリバチ沼、転がる大石群はすり鉢面のゲジゲジなのか？摺られた破片なのか？う〜ん、、、
黒百合ヒュッテ、宿泊者の夕食ハンバーグが美味だと聞いた。テン場は20張くらいの広さと見えたが、公称50張だそうです。
中山展望台②、南方向、さっきまでガスガスだったけど、東西天狗から「また来てね」と挨拶されたみたい
長〜い大石ゴロゴロ下りのご褒美は、青苔荘特製「岩魚塩焼き定食」￥1,300、ご飯に乗った生姜漬、具沢山お味噌汁も結構イケてたので、翌朝も豚汁定食をお願いした。
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8/5 14:46
長〜い大石ゴロゴロ下りのご褒美は、青苔荘特製「岩魚塩焼き定食」￥1,300、ご飯に乗った生姜漬、具沢山お味噌汁も結構イケてたので、翌朝も豚汁定食をお願いした。
青苔荘テン場は、小屋の真横。間に水場と物干場。手前はテーブルベンチの食事テラス。リゾートライフ、満喫できます。
中小場①、茶臼山ルート上の岩展望地。なお、ここまでの途中の大石峠は、オトギリ平からバリ直進すると地獄谷に墜ちる分岐点
中小場②、この時点(7時前)、既にガスが湧き、南八ヶ岳はガスに巻かれはじめていた。急いで茶臼山に登るが、直線石だらけモーグルコースは手強く、展望台まで30分を要した
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8/6 6:56
中小場②、この時点(7時前)、既にガスが湧き、南八ヶ岳はガスに巻かれはじめていた。
急いで茶臼山に登るが、直線石だらけモーグルコースは手強く、展望台まで30分を要した
急いで茶臼山に登るが、直線石だらけモーグルコースは手強く、展望台まで30分を要した
茶臼山展望台③南八ヶ岳は、湧き流れるガスで、かくれんぼ遊戯チョッとだけヨ？してた
茶臼山展望台④今後の天候がどう変化するか不安だったので、今日の予定を下山一本に決した
白駒池、テント撤収と早いランチ(豚汁定食)を１時間で済ませて下山開始。湖面に映る雲は入道雲に突然変異しないことを祈り、出発！
賽の河原②、上流方向、左手は丸山、右手は中山、直上凹先は高見石。高見石小屋裏に積み重ねられた様な大石？が、河原を埋め尽くしている。適切ルート上には日の丸マークだけど、その流れを外さなければ、どの様にピョコンピョコン飛び跳ねてもOKみたい
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8/6 11:29
賽の河原②、上流方向、左手は丸山、右手は中山、直上凹先は高見石。高見石小屋裏に積み重ねられた様な大石？が、河原を埋め尽くしている。適切ルート上には日の丸マークだけど、その流れを外さなければ、どの様にピョコンピョコン飛び跳ねてもOKみたい
現代の法衣と僧帽をまとい？賽の河原を自由に行き来する？登山者を、微笑んで見守ってくださっている「地蔵仏」さま
賽の河原から西(上→下に右手)方向にルートが曲がると、枯れ沢の遡行的になる(写真は、曲がってから振り返り、屈曲点の道標)
大雨に生き残った橋？、この後もまだまだ鈴鹿のバリルートの様な一般？登山道は続く
渋の湯①、温泉直上の砂防ダムの湖水に映る逆さ入道雲？なんか音も聞こえたような
感想
前回山行から、テン泊縦走は体力気力的に自信がない。で、バスで到達できる涼しい白駒池テン場をベースにして、テン場近辺を軽装で周回散策することにした。
初日、麦草峠、丸山、高見石、白駒池。
２日、にゅう、天狗岳、天狗の奥庭、中山。
３日、白駒奥庭、麦草苑地、地獄、茶臼山。
下山は、高見石、賽の河原経由、渋の湯。
テン場、
白駒池の夜は長袖で寒いくらいに涼しい、ホカロンを使って、快眠！
テン場(￥1,000＋￥500パレット)の青苔荘の定食(当地の岩魚塩焼き、ほうとうスープ的な豚汁、各￥1,300)は、美味しかった。
土足禁止トイレは、水洗かつ清掃しっかりで、きれい。
で、白駒池パーキング車中泊より、湖畔テン泊の方がリーズナブルだと思う。
10数年ぶりの北八ヶ岳の夏、
苔森は、生き生き美しく、特に朝は、鳥たちの大合唱の中、気持ちのよい散策だった。
岩々庭園(天狗の奥庭、地獄、賽の河原)は、それぞれ名の如くの雰囲気あり、また、大石繋ぎのピョコンピョコンも楽しく遊べた？
山頂展望(にゅう、天狗、中山、茶臼)は、やっぱり湧き出るガスが大きなポイントで、朝イチで山頂に居る重要性を強く感じた。
お花畑(麦草苑地)の花の種類の多さには、ビックリ。藪こぎ草原の記憶だったので、全くプランに入れてなかったけど、朝露残る早朝も、ギラギラの昼間も素晴らしい花園だった。
北八ヶ岳は、ビークハントに勤しむのでなく、目的から範囲を絞り、ゆったり滞在、ゆっくり道草を、山岳リゾート別荘的(キャンプや山小屋宿泊でＯＫ)に楽しむ山域、と思った。
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