富士山 須走口 還暦前に11年ぶりの富士山


- GPS
- 09:10
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,606m
- 下り
- 1,872m
コースタイム
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:00
天候 | 前日 ☀️時々☁️時々☔️ 16:30頃から前泊地の砂払五合目に向け歩く。標高が2000メートル超えなので涼しいと思っていたら、ダラダラ汗をかく。到着した砂払五合目で気温20℃ 汗をかくわけだ。 当日 ☀️/ガス/小雨 3500メートルから上は、時折り吹く風が肌寒かったが、半袖でも凌げるくらい。午後からは、ガスが湧いてくる。14時頃から砂払五合目付近から、須走口五合目にかけ小雨 麓のシャトルバス発着場まで降りると☀️ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
砂払五合目→須走口頂上→御鉢巡り→剣ヶ峰→御鉢巡り→須走口下山道→須走口五合目 |
その他周辺情報 | 道の駅すばしり 隣接 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
4時前に起床。朝は身体が目を覚ますまで、いつも調子が悪いので、これからの山行を考えると少し不安になる。
食事、トイレを済まし、日の出を待つうち、東の空が少しずつオレンジ色に染まりだし、綺麗な日輪が、ゆっくりと浮き上がってくる。日の出に勇気をもらい、小屋番さんと名犬ジャッキーに見送られて5時過ぎに出発。
風もほとんど無く、長袖ではうっすら汗をかくくらいの絶好の登山日和。山小屋に到達する度にザックを降ろして小休憩。
登山中は、
「きついだけで登りは何にも面白くない」と、いつも思う感想を、何度も思ったり
「千里の道も一歩から」と足元に集中したり
呼吸を大きく深くする事に心がけ、肺に入ってきた空気がエネルギーになるのを感じたり
時々立ち止まっては、風景に癒されたり
しながら、一足余りの歩幅で、一歩一歩頂上を目指す。
剣ヶ峰に登り、ぐるっと御鉢巡りをして、下山前に小屋の前の長椅子で休憩していたところ、右大腿が収縮して攣りそうになったので、特効薬の漢方68を服用する。
剣ヶ峰への急坂を登り詰め、頂上に立てば、後はきつい所は無いので、さっさと下るのみと軽く考えていたが、ざれた下りで、三度転び、右肘付近に打撲擦過傷を負う。
延々と続く砂走りに、時には、横向きで谷側の脚をザーザー滑らせながら、ひたすら下っていく。この作戦で、私も何人か抜いたが、剛の者は、ザッザッと涼しい顔で、私も抜いて行く。
砂払五合目吉野家まで戻ると、お世話になった小屋番さんが、すぐに気がついて声をかけてくれる。いたずら者の名犬ジャッキーが、若く綺麗な中国人山ガールと遊んでいる。相手が若い女性のためか随分と行儀が良い。私の時と違うではないか!
雨模様だったので、名残惜しかったが、小屋番さんに挨拶して先を急ぐ。須走口五合目までは思っていたよりも距離があり時間がかかる。その間登山者と何組も会い、半分以上は、白人系の外国人だった。富士吉田口では、外国人の評判が悪いが、ここでは、そんな不埒な輩は見当たらず、100%挨拶してくれる。日本人の中には、全く反応の無い登山者も居るのに。
須走口ルートを選ぶ外国人登山者は、初登山では無いだろうし、マナーを弁えたアウトドア好きな人が殆どではないかと思う。何しろ体格が良く、女性でも日本人男性より体格が良かった。骨格が良く、筋肉質で、頭が小さく、脚が長い。これでは、「スポーツで日本は勝てない訳だ」「この体格差で良くやっている」と痛感した。
14:45発のシャトルバスに乗り込むと、乗員は、10名足らず。通路を挟んだ反対側に両親と小学校低学年くらいの姉、弟の4人家族が座る。
須走口発着場に到着し、バスを降りるため、立ち上がったお母さんに「弟君は何処まで登ったのか」聞いたところ、「七合目まで行った」との事。私は心の中で「2、3年もすれば、頂上まで行けるでしょう」と弟君の顔を見ながらエールを送ると、弟君は、鼻に突っ込んでいた指を抜き、ペロっと舐めた。慌てるお母さんには悪いが、とても微笑ましかった。この家族にも幸あれ‼️
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