とある山・捜索編パート3


- GPS
- 03:56
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 522m
- 下り
- 513m
天候 | 雨のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
前日の御池岳から直接捜索です。
前夜のテントを撤収して移動、となるころには雨が降り始めます。集合時刻にはしっかり降っており、まずは小屋にお邪魔して作戦会議です。
10:30くらいから雨が小降りになってきたのでいろいろ現場隊の活動開始です。準備している間にほぼ止んだので傘は置いていきました。
危険な斜面を歩くことが多いのですが、「ここでもし落ちたら死ぬか大怪我する」という場面では100%の安全を確保しないと命がいくつあっても足りません。滑り落ちても止まれるような斜面ならともかく、そのまま数10m以上落ちるとか岩場に落ちるような斜面では、絶対に落ちてはいけないという警戒心とその安全を確保することがないと、ただ「また自分が失敗しない」という可能性にかけているだけです。
今回は最近入隊されたメンバーのお世話役?が何故か回ってきたので、これはもっと気を遣います。その人の力量でリスクがどの程度あるかを考え、危ない場面、例えば落ち葉や枝で足を滑らせる、浮石に重心を持って行かれるといったリスクを排除し、どのルートを通るといいのかと、その理由についてできるだけ話をするようにしています。
そうやって何度も何度も多くの種類の斜面を歩くことで、多くの事象と対応方法がリンクし、やがてその人にとっての経験値を超えた「法則」として植え付けることが可能になります。
実践がマスターできればその「法則」をいかにまた新しい人に伝えられるか、という考えを伝えていきたいところです。それは自分自身が経験したことを振り返り、その背景に何があったのかを自ら理解することで初めて優秀なトレーナーを養成することが可能になります。
かく言う私はまだまだ実践不足、あくまでも初歩の部分だけしか伝えることはできませんが、安全確保技術の背景まで理解してもらえれば努力した甲斐があるかなと思います。
コメント
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桃ちゃんさん、こんにちは
桃ちゃんさんが実戦不足ってとんでもない、毎回捜索お疲れさまです。
まずは自分の身は自分で守るが大原則ですので、若い方へのご指導宜しくお願い致します。
こんばんは。ただいまシンガポール空港で深夜2:30(日本時間)の便で帰国する予定です。
やはり並み居る重鎮の方々や先輩に比べますと私なぞまだまだひよっこです。本格的な岩場で事故があればとてもまだまだ手出しできないと思います。
指導と言うのはどのような件でも簡単ではありませんが、その分自分自身の勉強にもなりますので、なるべく買って出ようと思っています。何事も場数は大切ですよね。
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