記録ID: 587756
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
硫黄岳〜遠かった横岳、強風で断念
2015年02月10日(火) 〜
2015年02月11日(水)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 30:16
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,709m
- 下り
- 1,709m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 7:11
距離 10.4km
登り 1,041m
下り 302m
天候 | 10日:曇りのち晴れ(強風) 11日:曇りのち晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10日、11日共に駐車場は余裕がありました。 美濃戸まで上がるには4駆+スタッドレス+タイヤチェーンが必須のようです。 無理して上がるのは諦めましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口〜赤岳鉱泉 駐車場から全て雪道です。沢山の人が入るルートですので、降雪直後で無い限りトレースは期待できます。 この日は圧雪で歩きやすかったです。アイゼンは不要ですが軽アイゼンが有ると楽に歩けると思います。 赤岳鉱泉〜行者小屋 このコースも歩きやすい圧雪でノーアイゼンで行けます。沢山の人が入るルートですので、降雪直後で無い限りトレースは期待できます。 行者小屋〜地蔵尾根 森林限界までは樹林帯の急登ですが特に危険箇所はありません。 急登が続きますので行者小屋からアイゼンを着けて出た方が良いと思います。 森林限界を超えると、岩と雪のミックス、急峻なトラバース、そして稜線直下のナイフリッジと続きます。 夏道の鎖、ハシゴはこの時期は埋まっていますので使用できません。 極端に危険ではありませんが、天候(特に風)積雪状態によっては難易度は高くなります。 自分やパーティーの人たちの力量を慎重に判断し行動して下さい。 ちなみに私は過去10回以上この時期に登っていますが今回は断念しました。 赤岳鉱泉〜硫黄岳 赤岩の頭直下まで樹林帯です。特に危険箇所は有りません。 赤岳鉱泉を出てすぐに大同心沢、ジョウゴ沢などアイスクライミングのルートが右にわかれますが、日によっては硫黄岳に向かうルートよりしっかりしたトレースが付いていることもありますので、間違って入らないよう注意して下さい。 入山者の多いルートですので、降雪直後以外はトレースが期待できると思いますが、ラッセルの場合は相当厳しい事になりますので覚悟が必要です。 赤岩の頭直下で森林限界を超えると強風地帯に入ります。樹林帯に居る内に耐風装備(ハードシェル、バラクラバ、ゴーグル等)を身につけておいた方が良いと思います。 稜線に登るルートは特に決まりは無く、登りやすいところを登っているようですが、稜線直下は雪庇が出ていますので、トレースが無く自分で切り開く場合は雪崩なども十分注意してルート工作して下さい。 赤岩の頭からは強風で積雪は少なくアイゼンが良く利く歩きやすい道です。 山頂直下は右から回り込む様にして山頂に登ります、直登の岩場はではありません。 山頂は極めて広く、いつも強い風が吹いています。 身を隠す場所もありませんので悪天候の際は注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 今回も定番のもみの湯に入りました。(500円、露天風呂有り) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
今月の山は何処に行こうかと検討。
この時期一人で登れる雪山は限られて来ます。
この冬は3回続けて八ヶ岳なので、今回は中央アルプスを狙おうかと思っていました。
ところが千畳敷ロープウエーは12月から運休のまま。どうやらこの冬は営業再開しない様です。
ロープウエイが無いとちょっと中央アルプスは無理。
かといって西穂高はまだ独標から先は私には厳しそう。
結局困ったときの八ヶ岳頼みで、今回も八ヶ岳になりました。
この冬メインの山行になるので、冬の八ヶ岳の王道、赤岳から硫黄岳の縦走に決めました。
縦走の場合、赤岳鉱泉に泊まったのでは2日目がキツくなるので、初日に天望荘まで登り、2日目は余裕のあるプランとしました。
天気を見計らって行ったのですが、結果は惨敗。
初日は地蔵尾根の途中で撤退、2日目も硫黄岳山頂で縦走断念となりました。
ちょっと惜しい気もしましたが、冬山で無理は禁物、いい歳して遭難騒ぎを起こしたら世間様に顔向けが出来なくなるので、泣く泣く(嘘です(^o^))断念しました。
結果として2日間で登ったのは硫黄岳だけでしたが、お気に入りの中山展望台からの写真も沢山撮りましたし、1年ぶりの硫黄岳もいかにも硫黄岳らしい強風で歓迎して貰え、下山途中からは念願の八ヶ岳ブルーの空も見られなかなか内容の濃い楽しい2日間となりました。
次はもう3月、早くも春山の気配がしてきます、今度は何処に登りましょうか?
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:732人
コメント
この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
yamayaさん、おはようございます。
昨日の夜にレコがアップされているかと思い、探しちゃいました。そして今朝見たらやはりアップされてる
予定通りの八ヶ岳でしたね、今回は縦走だったなんて。私も同行させてもらっちゃおうと思いましたが、まだまだ赤岳から硫黄岳への縦走は私のレベルでは足りません。
今回は強風で予定したコースを歩けなかったようですがyamayaさんの判断を見習わないと...でも「結果は惨敗」と書かれておりますが何事もなく帰ってくるのが一番大事なことですからね。
3月に入ればそろそろ山も春山に変わってくるので、私も来週あたりに行きたいと考えていますが昨年末に撤退した蓼科山&天狗岳にするか、yamayaさんオススメの本沢温泉&硫黄岳にするか悩み中です。
opiroさんいつもコメントありがとうございます。
やあ〜今回はちょっと軟弱でしたね(いつもですが)
初日の地蔵尾根は上がれると思ったのですが、ちょっと体調が今一で足が痙りそうな気配がしたため大事をとって中止しました。
足が痙るのは運動不足ですね、普段からトレーニングせねば・・・・
2日目の断念は気持ち的に「もう良いかな?」的な日和見が原因ですね、まだまだ現役で登るためには体力と精神力の強化が必要ですね
な〜んてまじめなことを言ってますが、いつも山から帰ってくるとトレーニングしようと思うのですが、3日もすると忘れてしまって毎回次の山で後悔しています
opiroさんは来週ですか?
本沢温泉お勧めですが、夏沢峠にトレースが無い場合硫黄岳はちょっと厳しくなりますので、「温泉だけでもいいや」との悟りの境地
レコ楽しみに待ってま〜す
どうもnurupoです(・ω・)
自分の正月山行と同じ運命をたどりましたね。
縦走できなかったことは残念ですが…
yamayaさんの判断は良し!!(*・∀-)b
春はもう近いですね〜
残雪期にまた八ヶ岳を楽しめると良いですね〜。
そのころには千畳敷ロープウェイ直ってると良いですが…
nurupoさんコメントありがとうございます。
nurupoさんが登った時に比べるとまだマシな天気だったと思いますが、
硫黄岳の強風には一気に気分が萎えてしまいました。
直前までは行くぞ赤岳、待ってろよ
早く下りてゆっくり温泉
となっていまいました
まあガッツリ山行は元々私には似合わないので、これがyamaya流ですかね
nurupoさんの次のレコ楽しみに待ってます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する