記録ID: 6050804
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無雪期ピークハント／縦走
志賀・草津・四阿山・浅間
【二百名山 鳥甲山】ムジナ平〜白�瑤瞭�〜鳥甲山〜屋敷登山口
2023年10月14日(土) [日帰り]
長野県
りきまる
- GPS
- 08:05
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,431m
- 下り
- 1,436m
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| 天候 | 終日快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・ 屋敷登山口に下山したあとは、前日のうちにデポしておいた原付バイクでムジナ平登山口まで戻りました。この区間の距離は6kmほどあり、歩くと1時間少々かかるようですが、途中に展望が良いところもあるので、歩いても楽しめそうです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・ 登山口から白��尾根へと続く登りは急登の連続です。前日の佐武流山登山の疲れもあってか、佐武流山登山よりもきつく感じました。 ・ 万仏岩のクサリ場は傾斜がきつく高度感がありますが、足掛かりは結構あるので、見た目ほど怖くはありません。ただし、下山では歩きたくないですね。 ・ 白�瑤瞭�の標高は1,944m。鳥甲山の標高が2,038mなので、残り100mほど登れば良いかというとさにあらず。白�瑤瞭�からは泥濘のひどい登山道を90mほど下ってからカミソリ岩のクサリ場へと登り返します。このクサリ場は東側が断崖絶壁となっており、落ちたらアウト。西側も灌木が茂っているとはいえ、高度感のある崖が見えるので、緊張を強いられます。その先もクサリ場が連続したアップダウンがあり、鳥甲山山頂までは、結構時間がかかります。 ・ 鳥甲山の山頂は灌木が茂っていてそれほど展望は良くないですが、灌木の間から北アルプスや妙高火打連山、そして目の前には奥志賀の山並みや岩菅山などが望めます。ここでのんびり30分以上休憩しました。 ・ 赤��尾根の下りは、それまでと比べればずっと穏やかな登山道が続きます。苗場山や佐武流山などを望みながらの気持ち良い尾根下りです。ただし、所々、東側が断崖となっているので転落に注意が必要。下りながら振り返って望む鳥甲山の姿が印象に残りました。 ・ 屋敷山鞍部からの下りは急坂です。スリップ転倒に要注意。ただし急降下なので効率よく下れます。登山地図のコースタイムは1時間50分の標記ですが、私の足で、屋敷登山口まで1時間でした。なお、登山口そばの道路沿いに冷たくおいしい水が湧き出している水場があります。 ・ 鳥甲山は山全体が紅葉に彩られていて、とてもきれいでした。でも地元の方によると、今年の紅葉は遅れていて、ピークは来週頃ではないかとのこと。次の週末がねらい目かもしれません。 |
写真
ムジナ平登山口。駐車スペースは結構広く、20台程度は駐車できそうです。ただし、トイレはありません。公衆トイレは、切明温泉駐車場と屋敷登山口下の道路沿いにあります。
2
10/14 5:34
ムジナ平登山口。駐車スペースは結構広く、20台程度は駐車できそうです。ただし、トイレはありません。公衆トイレは、切明温泉駐車場と屋敷登山口下の道路沿いにあります。
登山口周辺は、見事なブナの森。ただし登りはじめから急登の連続です。
万仏岩のクサリ場手前に到着。急登の連続で暑くなったので、ここでフリースを脱ぎ、10分ほど給水休憩。
あとから登ってきた登山者が、私を追い抜いていきました。正面ピークの樹林帯の中が白�瑤瞭�です。
急登の連続に疲れてしまい、ここでイスを出して、食事＆給水休憩しました。休憩中に二人の登山者が私を抜いていきました。このルートを登る登山者は皆さん健脚ぞろいです。
10/14 7:57
急登の連続に疲れてしまい、ここでイスを出して、食事＆給水休憩しました。休憩中に二人の登山者が私を抜いていきました。このルートを登る登山者は皆さん健脚ぞろいです。
ヤセ尾根の急登から樹林帯の中へと入って行くと、枯れ木に看板がかかっていました。
六合目の標識でした。ここの標高は、1,841mとのこと。白�瑤瞭�までは、標高差で残り100mほど。
白�瑤瞭�から先は、泥濘のひどい登山道を90mほど下ります。
クサリ場に出ました。正面には，目指す鳥甲山の山頂から赤�瑤瞭�へと続く断崖の尾根が見えました。
その先は，シャクナゲの枝を掴みながら進みます。右下の断崖は怖いので極力見ないようにしました。
鞍部から登り返して，振り返ったところ。あんなところを歩いてきたなんて，ビックリ。
ズームアップ。岩頭の上ではなく，直下をトラバースして通過しました。
屋敷ルートとの分岐で一息ついていると，登山者が私を追い抜いていきました。これで5人の登山者に抜かされました。皆さん，健脚です。
1
10/14 9:47
屋敷ルートとの分岐で一息ついていると，登山者が私を追い抜いていきました。これで5人の登山者に抜かされました。皆さん，健脚です。
山頂手前の尾根から，歩いてきた白�瑤瞭�とその奥に岩菅山方面を望む。
山頂直前でまた一人，追い越して行きました。今度は女性登山者。先ほどの男性とペアの方でした。
ようやく鳥甲山の山頂に到着しました。急登の連続と切れ落ちた断崖の通過で疲れました。
山頂で男女2人のパーティと山談議を楽しみました。この2人，ムジナ登山口から山頂まで3時間で登ってきたとのこと。私より1時間以上早いです。すごいなあ。
10/14 10:11
山頂で男女2人のパーティと山談議を楽しみました。この2人，ムジナ登山口から山頂まで3時間で登ってきたとのこと。私より1時間以上早いです。すごいなあ。
佐武流山方面の眺め。右奥のピークが昨日登った佐武流山，左のピークは大岩山，その間の奥のピークはナラズ山。
赤��尾根のひとつ北側の尾根の斜面。見事な紅葉に彩られていました。
こちらは穏やかな登山道が続きます。右奥に見えているのは苗場山。
東側の斜面は雪に削られた断崖となっているので、転落要注意です。
バイクをデリカに積載します。バイクの左の黒い箱は電子レンジです。
感想
・ 佐武流山に登った翌日に、すぐ近くの二百名山である鳥甲山に登りました。この山は紅葉の名所として名高く、登るならばぜひとも10月中旬にしようと以前から考えていて、ようやく登ることが出来ました。
・ 実際に登ってみると、白��尾根も赤��尾根も美しい紅葉の連続でした。登山道の上に広がる紅葉や黄葉も見事。でも、地元の方によると、今年の紅葉は遅れていて、ピークは来週頃ではないかとのこと。来週末がねらい目かもしれません。
・ 一方、ルートの険しさにも驚きました。ムジナ平登山口からいきなりの急登が始まり、その先には険しい万仏岩のクサリ場の通過があります。ここからの白��尾根も急登の連続となり、そして危険なカミソリ岩のクサリ場の通過と続きます。このあたりは、断崖絶壁のルートに慣れていない方にはお勧めできません。初心者の方が登るのならば、屋敷登山口からのピストンをお勧めします。このルートでも紅葉は楽しめますし、達成感も味わえると思います。
・ 今回、鳥甲山に登ってみて感じたのは、東側が雪で削られた断崖絶壁の続く名峰だということ。東に聳える苗場山が山頂台地広がる別天地として、日本百名山に選定されていますが、私ならば苗場山に代えてこの鳥甲山を選びます。ヤセ尾根や危険な断崖絶壁のクサリ場の通過、美しいブナの森や尾根の紅葉の美しさ、さらには尾根歩きで楽しむ素晴らしい展望など、登山の様々な要素が凝縮されており、加えて、麓から眺める山容の峻険さも別格です。登っても眺めても満足できる、まさに「名峰」と呼ぶにふさわしい山であると感じました。
・ またいつ登れるかわかりませんが、是非とも再訪したいと強く思いました。
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