ダイヤモンドトレールで二上山から紀見峠、しかし後で知ったが・・・


- GPS
- 12:33
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 2,324m
- 下り
- 2,188m
コースタイム
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 12:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ダイトレ名物の木段は健在でいつでもしっかり足を削ってくれる。 危険な所は無いと思ったが、写真欄にも感想欄にも詳しく書いたとおり現在祐泉寺登山口から馬ノ背までの道は通行止めになっており、ダイトレ大会通りの道筋は辿れない。 この通行止めは一応今年度いっぱいまでには修復解除される予定とのことだったが、このあたりから上りたい場合は前もって市役所に確認が必要。 最後紀見峠から駅までは思った以上に急で堅いコンクリートの下り坂が続き、痛む足には堪えるうえに道順が分かりにくく、要所には手書きなどの指示があるものの暗い中では見逃す可能性があり、集落の中とはいえ出来ればヘッ電点けて注意しながら歩く必要がある。 |
写真
ところが帰ってきて写真など整理しながら調べていて実はここは現在通行止めになっていたことが判明。
写真では分かりにくいが、入り口になる小さい山門の横に立て掛けてあるのが通行止め看板だったらしいが、ちょうど先に4人ほどのグループが上って行かれたところでもあり、これから30キロ以上を電車のあるうちに歩き切らねばならないと気が急いていたこともあって、横に立て掛けてある看板はよく見もせずに入ってしまった。
そしてどこも危ないとも感じずに上まで上がってしまったが、次の日市役所に確認したところ6月に崖崩れで倒木等あって横の流れが堰き止められ、水が溢れては大変なのでとりあえず土砂や倒木等は取り除き、その後狭くなった登山道の修復は今年度末までにはの予定でこの間ずっとここと上の出入り口の真ん中に通せんぼのように通行止め看板を置いてあったとのこと。
しかし狭くなったとはいえ通ることは通れるので、それを知った人が看板を横にどけてしまったのではないかとのことでした。
自分も気が付かずに危険と感じる場所も無く通ってしまって申し訳なかったが、役所としては慣れた人はともかく、遠足などにも使われるような道なので小さい危険でもやはり通行止めとし、しばらくは協力をお願いしたいとのことでした。
今回は結果的には時間は全然大丈夫だったが、歩き出した時点ではそんなことは分からず、特に後半は良いエスケープルートも無く、とにかく電車のあるうちに紀見峠に着かないとと不安もあったし、このコースはもう多くの人が山のように写真撮ってるわけで自分が撮る必要も感じず、基本この石版のみ追っていく感じに。
この石版ってどういう経緯で置くことが決まったんだろ。
設置場所に関しては、このトレールは完全に山頂繋いだ尾根筋ではなくどちらかといえば歩きやすいところ通してあるので山頂が少なく、必然的に峠が多くなるのは分かる気がする。
この日はこういう事態想定し忘れてツバのある物持ってきてなかったのは痛かった。
しかし役行者ってちょっとググると1400年くらい前の人。
この杉の大きさだと当時はだいぶ小さかったはず。
それがなんで役行者と縁がありそうな感じになってるのかよく分からない。
ほんとのタンボ山山頂はこの裏を少し上った所らしいが、もうトレールから離れるつもりは無いし落ちていく陽が見えてとても良い場所なのでここで飯。
といってもお堂はちょっと南のようでここもスルーして先を急ぐ。
ほんの少しでも空に明るさがあると足元はともかく遠くの見え方が違うので、その間に少しでも先を急ぎたい。
これがヘッ電では下の方まで光が届かない上に最初がすごい急で、ビビってマジでこれかよと声が出た。
下りていくと少しずつ傾斜は緩むが、どこまで続くんやと言いたいくらい長くて気持ちが疲れた。
少し戻ってやっと見つけたと思ったらなんと路面凍結注意の反射板や立て看に後ろに隠されてた。
下ってくる時はヘッ電でこの反射板が眩しくてその後ろにあるなんて考えもせず行きすぎ、迷ったあげくに戻ってきて見つけた。
車の通る道とは別にこういう標識や手書きの標識が所々あるが、住宅地に入ったからと、そして後は下るだけと決め込んでヘッ電消してどんどん下ってたらなんか違う方角で電車が発車する音がして慌てて確認したら道間違えてて最後の最後で遠回りしてしまった。
住宅地で少しは街灯もあるとは言っても街中に比べれば全然暗いので、最後までヘッ電点けて道しるべ見逃さないよう慎重に下りるのが吉。
それにしても結構急で堅いコンクリートの坂が長くて足痛かった。
感想
先週は雪の着いた大峰に行け、これでこの冬もついにスノーシューの季節かと喜んでたらまたいきなりの暖かさと雨続き。
こりゃ雪も溶けてしまったなと、辺鄙なところに行くと落ち葉の季節でもあり下が滑って面倒かなと、こんな時いったいどこ行けばいいのかと考えてて思いついたのが少々の雨でもガッチリ安心な道のダイヤモンドトレール。
少し前に同じく長距離の六甲全山縦走もやったところだし、軽いローカットシューズで行ってもこれだけ歩けば足元が重くなるこれからの季節のトレーニングにもなるかと行くことに。
最初はどこからどこまでにするか悩んだが、自分の体力考えて紀見峠以西まで行くのは無理なので二上山から紀見峠まで。
それでもどこから二上山に上るかという問題はあったが、まあ今回は六甲全山の時ちょっと迷った全てのピークを通るかどうか問題を通らないことで徹底しているダイヤモンドトレイル縦走大会のコースとルールに準じることに。
ルールではスタートが6時半から9時半で紀見峠駅のゴールは19時半までとのこと。
ということは最大13時間以内で歩ければ大成功、最悪でもちゃんと電車のある時間に着けばよしとすることに。
そこで幾つかの地図やサイトで時間見てみるとだいたい15時間から17時間くらいかかるらしく、それを13時間以内となるとなんか微妙だが、まあいくらなんでも最終電車には間に合うだろうと今度はGoogleでルート検索してみると、大阪北部の自宅から電車だけで行き帰りすると幾つもの乗り換えで結構面倒そう。
そこで途中まで車で行ってそこから短い距離電車使うこと考えて探してみると近鉄の古市駅まで行ってパーキングに駐め、電車で当麻寺駅に行ってスタート。
紀見峠駅からは南海電車で河内長野に行ってそこで近鉄に乗り換えて古市まで戻ってくると全て電車移動にするよりより早い時間から遅い時間まで使えることになり、なんと紀見峠駅最終が23時ちょっと前まであることに。
これならまず大丈夫と心配事が無くなって一安心。
そして行ってみれば前日まで二日続きの雨で濡れた落ち葉と滑る斜面にちょっと慎重を要した部分はあったり、またなぜか二上山と大和葛城山の間は蜘蛛の巣に引っかかることも多かったものの、良い天気に恵まれて思った以上どころではないくらい早く歩き通すことが出来て自分でもびっくり。
おそらく15時間くらいかなと想定してたのがなんと12時間台。
しっかりした道や標識、果てはトイレまで整備してくれている関係先には感謝しかない、などと思いながら、大成功と思いながら帰ってきた。
ところが、結果をまとめようとしたらアプリがこのルートには通行禁止箇所がありますって。
そんなところ通った記憶が無い自分としては最初信じられず、通行止めの様子も危険な箇所も無かったのにと調べ直してみるとなんと初っぱなの祐泉寺から二上山に上る道が通行止めだったらしい。
思い出してみると祐泉寺登山口前のベンチで服を調整したりストック出したりしたが、その先をおそらく4人のグループが賑やかに登山口入って上って行き、自分もこの時点では歩き通せるかどうかも分からなかったのでこのあたりはさっさと通過してしまいたいものとばかり後を追い、確かに門の横に何か注意書き看板みたいなのが立て掛けてあったなとは思ったものの別に門が通せんぼされてるわけでもなく、気にもせずに入ってしまった。
その後別に危険箇所の表示等も無く、通れなかったり危なそうなところも無く普通に上れてしまい、まさか通行止めの道だなんて夢にも思わないまま先に進んでしまった。
気が付いてからどういうことか気になって葛城市役所に電話で確認したところ、実は今年6月に崖が崩れて土砂で横の流れが埋まったり道が倒木でふさがれたりし、水が溢れると大変なので早急に土砂や倒木は取り除いたものの、狭くなってしまった登山道の修復は順番もあるので今年度中の予定で、それまでは通行止めにしているとのこと。
上も下も登山道出入り口はテープや看板等で塞がれたりしておらず、普通に通れる状態だったがと聞くと、立て看板を置いた時は出入り口ど真ん中に通路を塞ぐように置いているのだが、いつの間にか誰かが横にどけてしまうのは把握しているとのこと。
また、実際歩いて危険と感じたところも通りにくい所も無かったがと聞くと、倒木等は撤去したが道は縁が崩れて狭くなった状態で、確かに通ることは出来るので山慣れた人には問題無いかもしれないが、子供の遠足などに使われる道でもあり、何かあってからでは遅いので通行止めにしてあるのでご理解いただきたいとのこと。
これで状況がはっきりしたので気が付かなかったとはいえ通ってしまって申し訳なかったと謝って電話を終わった。
確かに人里離れて仕事や好きな人だけが来るような場所なら注意書きはして後は自己責任という考え方もあるだろうし、実際そんな感じのところも多いわけだが、ここはもう人が住むところと一体化しているような場所なので遠足や散歩感覚で歩く人もいるような場所だと考えるとこのような処置はやむを得ないと思った。
ということで、完全に大成功だったという気持ちは消えてしまったが、ほんとに全く気が付かずに通ってしまい、その後も頑張って結果的に想定よりはるかに早くゴールすることが出来、やむを得なかったなと、よく頑張ったことに違いは無いなと納得することにしました。
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