淀川登山口〜宮之浦岳〜縄文杉〜白谷雲水峡(66座目の日本百名山。2日とも快晴なり)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,146m
- 下り
- 1,898m
コースタイム
淀川登山口6:58⇒7:30淀川小屋7:50⇒9:00花之江河9:11⇒10:57宮之浦岳山頂12:00
⇒12:13焼野三叉路12:13⇒12:25平岩展望台12:25⇒13:15第一展望台13:15⇒
13:37新高塚小屋14:01⇒14:37高塚小屋(泊)
5/16
高塚小屋5:14⇒5:19縄文杉5:24⇒6:26ウィルソン杉6:31⇒6:49大株歩道6:49⇒
7:45楠川分かれ7:45⇒8:15辻峠8:15⇒9:02白谷雲水峡
天候 | 5/15:晴れ時々曇り 5/16:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
★淀川登山口 トイレあり。登山ポストあり。 屋久島保護の為の募金箱もあります。 駐車場は、そうですね10台位が限界かと思います。 私達は、路線バスで屋久島自然観まで行き、そこからタクシー移動しました。 タクシー代は5000円弱でした。 ★淀川小屋 避難小屋があり、トイレあり。水場があります。 ★淀川小屋〜花之江河 標識も充実しており迷う心配無しです。 幸い、快晴で登山道も歩きやすいです。 小さなアップダウンを繰り返しながら少しずつ高度を稼ぐ感じです。 途中「小花之江河」手前から眺望が開け、ずっと眺望を楽しみながら 歩けるます。 ★花之江河〜宮之浦岳山頂 山頂が近づくにつれて、勾配がきつくなりますが、急登する距離がそれほど 長くなく想像よりはきつくないです。 水場が、ガイドマップには何箇所がありましたが、1箇所しか 見つけられませんでした。 ★宮之浦岳山頂〜新高塚小屋 小さなアップダウンを繰り返しながら少しずつ高度を下げていきます。 道は非常に分かりやすく歩きやすいです。 水場は、新高塚小屋までありませんでした。 新高塚小屋は、避難小屋(比較的大きく、綺麗でした)あり。 トイレありです。 ★新高塚小屋〜高塚小屋 小さなアップダウンを繰り返しながら少しずつ高度を下げていきます。 道は非常に分かりやすく歩きやすいです。 水場はありませんが、10分弱歩いた縄文杉近くにあります。 高塚小屋宿泊の場合は、10分弱歩くのが面倒な場合は、事前に 新高塚小屋で補給しておくことをお薦めします。 トイレはあります。 避難小屋は、少しカビ臭かったですが、寝るだけなら問題ないと思います。 ★高塚小屋〜縄文杉 水場があります。 登山道は歩きやすいです。 縄文杉は手前にフェンスがあり触れませんが、展望デッキがあり 撮影環境抜群です。 ★縄文杉〜大株歩道 幻想的なあらゆる杉を堪能しながら徐々に高度を下げていきます。 途中、トイレ、水場はありませんでした。 登山道は歩きやすいです。 ★大株歩道〜楠川分かれ 廃線になったトロッコの線路の上を歩きます。 木道になっており、とにかく歩きやすく風通しも良く快適です。 途中、バイオトイレがありました。 ★楠川分かれ〜辻峠 250メートル位登り返します。 これを越えるとあとは、下山口まで下りです。 歩きやすいです。 途中、トイレ、水場無しです。 ★辻峠〜白谷雲水峡 ずっと下りです。 歩きやすい林道歩きに変わり途中、避難小屋がありました。 下山口が近づくあたりから何度か橋を渡り白谷雲水峡が とても綺麗でした。 ★白谷雲水峡〜宮之浦方面 路線バスが1日の10本近くありバスで街まで下りられます。 |
写真
感想
★淀川登山口〜淀川小屋
登山口に募金箱があり、環境保護、美化に使われるようです。
いつまでもこの自然を保って欲しいという気持ちで王子にお願いして
募金させていただきました。
樹林帯の中を小さなアップダウンを繰り返しながら歩きます。
淀川登山口自体の標高が高いので若干の肌寒さを感じましたが、
歩き始めてすぐに汗をかくようになったときに淀川小屋に着きます。
ここから先、トイレがしばらく無いので済ませることをお勧めします。
水場がすぐ近くにあるので水の補充も忘れずに。
★淀川小屋〜宮之浦岳山頂
淀川小屋を出てすぐに橋を渡ります。
下を流れる川の水の透明度に感動します。とにかく澄み切っています。
この澄み切った水を見て、登山口での募金が正解であると確信。
歩き始めてしばらくすると突然、高盤岳展望台の案内標識を確認。
ちょっと寄り道。この展望台は、絶対に行ってください。
目の前に現れる高盤岳と山頂に横たわる巨大な石。
自然の威力を痛感させられます。
また登山道に戻りしばらく歩くと目の前に湿原が現れ、ここが小花之江河です。
おたまじゃくしが泳ぐ澄み切った湿地帯の上の木道を歩きます。
ちょうとミニ尾瀬にいるような感覚で気持ちいいところです。
その先には、花之江河があり、目の前に大きく黒味岳が横たわります。
数分歩くと黒味岳山頂への分岐がありますが、
今回はPASSして宮之浦岳に向かいました。
勾配が徐々に増しますが、急登、緩い登り、平坦な道、小さな下りと
色々繰り返しながら高度を稼いでいきます。
このあたりは完全に眺望が開け、周りの眺望と澄み切った空気を感じながら
気持ちよく歩いていけます。
スキップしてしまいそうな感じです。やがて目指す宮之浦岳が、
どんどん目の前で大きくなり、山頂直下の急登を登り切れば山頂です。
山頂からは九州最高峰だけに何も遮るものはなく360度の大展望です。
ガスがかかっている部分がありましたが、雨が降らないだけ感謝、感謝。
★宮之浦岳〜高塚小屋(泊)
展望のきく登山道を細かいアップダウンを繰り返しながら下っていきます。
途中、何度か鹿に遭遇。可愛かったですよ。
午後2時前には、当初泊まる予定の新高塚小屋に到着。
まだまだ元気だったので前倒しで明日下山できるように急遽、
高塚小屋まで足を伸ばすことに。
新高塚小屋では、水を持っていたペットボトル、水筒に目一杯補充したため、
高塚小屋に向かう小さなアップダウンですら少し辛かったです。
高塚小屋には1番乗りでした。窓際のいい場所を陣取り、しばし休憩。
高塚小屋は、新高塚小屋と違い収納人数も少なく、少々カビ臭かったです。
まあ寝るだけだから仕方ないかぁ。タダだし。登山靴からサンダルに履き替え、
すぐそこにある縄文杉を見に。もちろん宮之浦岳ピークハントが目的でしたが、
それと同じくらい目的にしていた縄文杉を見たとき、その大きさに圧巻。
これまた自然の偉大さを感じざる得ない感じです。
幸い、縄文杉展望台には、私たちを含め数人しかいなくて思う存分、写真を撮り、気が済むまで(気が済むことはないですが)堪能してパワーをいっぱいもらって高塚小屋に戻って夕食。
夕食は初めてチャレンジする「おでん」。
しまった!酒を忘れた!って思っていたときに
私たちのすぐあとに高塚小屋に到着した2人組みのグループの方が
ペットボトルを私たちに差し出し「これ芋焼酎ですが、良かったらどうぞ。」
なんてラッキーなんだ!
★高塚小屋〜大株歩道
朝9:30白谷雲水峡発の路線バスに乗るため5時30分前に出発。
前日、感動を与えてくれた縄文杉に再開。
朝もやであまり綺麗に見えなかったです。
前日に思う存分見ておいてよかったです。
夫婦杉、大王杉(縄文杉より大きいかも)など大木に圧倒されながら
下って行き、やがてウィルソン株に到着。
株の中は空洞になっており中に入れます。
でっかい洞穴に入った気分で感動。
ウィルソン株から先もさらに下り続け、
大きな杉を目の当たりにしながらやがて林道に。
★大株歩道〜白谷雲水峡
林道には線路があり昔トロッコが走っていたようです。
線路の中央には木道があり、歩きやすい道を1時間弱歩きます。
やがて荒川登山口に向かうトロッコ道と別れを告げ、最後の登りです。
約250メートル登ると辻峠に到着。
ここが太鼓岩との分岐となっておりますが、
9:30発のバスのあとは11時までバスが無いため、
今回は太鼓岩に寄らずに下山。
歩きやすい登山道をゆっくり下りながら進んでいくと前方が開け、
橋が現れます。
下を流れている川に目をやると、
つくづく水が綺麗であることを感じさせられます。
水のせせらぎを聞きながら無事に下山完了。
全体として、月に35日雨が降ると言われている屋久島なので、
雨具充実装備で入山しました。
非常に幸運なことに2日とも快晴で1滴の雨に当たることなく
下山できて本当に良かったです。
南にある島にも関わらず、風は涼しく快適で思う存分、
楽しむことが出来ました。
また行きたいです。お勧めです。皆さんも是非、行ってください。
コメント
この記録に関連する登山ルート

おぉ、登って来ましたね、最南端の百名山。
屋久島は混んでませんでしたか?
賢パパさん、予定通り行ってきました。
とにかく天気が良くて楽しい気持ちだけでしたよ
多くの人とすれ違いましたが、団体さんがあまり居なくて
(きっと団体さんは、日帰り)小屋も一番乗りで結局7人
のみでした。
西日本は、これで制覇です
天候に恵まれて良かったですね
高塚小屋は凄く狭い印象でしたが泊まった感じはどうでしたか?
屋久島に山は沢山あるのでまた行きたいです
maruさん、satiさん、こんばんわ。
いや、本当に天候に恵まれてよかったです
最初、新高塚小屋にが広くて綺麗という話だったので
宿泊予定でしたが、予定よりも早く到着したのと
まだまだ元気だったので高塚小屋まで行きましたが
正直、お世辞にも綺麗とは言えなかったです
どうもネズミがいるようで朝起きたら、ゴミ袋に穴が
開いており、中のゴミが少し散乱してましたよ
私もまた生きたいです。モッチョム岳に登りたい!
こんばんは、belltakuさん。
亀レス申し訳ない。
時間がある時に、じっくり拝見したかったので・・。
この島で雨無しなんて、
物凄くラッキーでしたね!
私の母親そして妹も宮之浦岳に登っていますが、
どちらも雨、雨、雨だったとか・・。
これで西日本制覇ですか。
後34座で100名山制覇、頑張って下さいね!
次も楽しみにしていますよ!
manabu
manabuさん、sumikoさん、こんにちわ。
いえいえ、じっくり読んでいただけただけで
感謝、感謝です
いや、雨合羽に折り畳み傘、カメラが濡れないような
防水の袋などなど持って行ったのですが、
ありがたいことに全て不要でした
私(taku)の両親も会社の人も雨だって
言ってたのでよっぽど幸運だったんでしょうね
あと34座ですが、面倒なところばっかり
残っちゃってます
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