蛭ヶ岳→丹沢山縦走 1泊



- GPS
- 10:10
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,838m
- 下り
- 1,266m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 5:28
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:38
天候 | 一日目は風が少し強かったが2日目は風もなく良い天気だった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ところどころ、雪が残っており、滑りやすくなっている。蛭ヶ岳直前では念のためチェーンスパイクをツアーって登った。丹沢山や塔ノ岳の直前のこぼりでも積雪が残っており、階段などが凍っており滑りやすくなっていた。そこはツボ足で歩いた。 |
写真
感想
関東圏で結構近いのに二の足踏んで行けてなかった百名山、丹沢山。そして、神奈川最高峰の蛭ヶ岳に、階段の下りが嫌すぎてずっと避けてきたバカ尾根(階段状の下りが苦手なのです...足捻ったのも階段状の下りだったし...)。
そろそろ揃って解決しようと思いつつ、計画倒れで早一年。よし、行こう!と決心してやっと重い腰を上げた今回の山行。本当は20日-21日の日程でしたが、20日の天候がいまいちなので1日ずらしたら、1日目は強風でしたが、2日目は富士山がずっと見ながらの縦走と最高の山行となりました。※3月末で有給が消えるため、平日の21日-22日も元々有給を取っていたので変更が可能でした!よかった~。
とはいえ、体力がダダ落ちの現在、工程に不安はありましたが、何とか達成してかなりホットしました。まあ、やっぱり足が重くて1日目の後半の登りなどは苦労したし、2日目の縦走中も登りになると足が重くなるという...笑えない状態。ヒルトン(大倉と蛭ヶ岳のピストンを1日でする)とか無理だな~と思いながらの縦走でした。
1日目はほとんどが登りの工程。5時間近くかけて東野バス停から蛭ヶ岳山荘へ登ります。初めは林道が続くのですが、気が付くと崩れかけた急登になっており、鎖や岩などが出てきてひーひー言っていると避難小屋に到着。この辺りから雪が積もっていましたが登りのためそのまま足つぼで行きます。軽い登りが続いて(この辺りから足が疲労)姫次の広場に到着(姫次の山頂は見つけけられず)。姫次で小休止後、一度下って、蛭ヶ岳へ取りつきます。この辺りから雪が凍って滑りそうになったのでチェーンスパイクを装着。滑る動作に疲れてきたとも言いますが(笑)。滑らなくなったけど、坂がすごいつらい。足に乳酸がたまりまくっており、階段が多いのですが、最後は300mUPのためかなかなかつかない。息も切れ切れでなんとか到着。富士山は雲がかかってましたがそれでも絶景でしたが、疲れと寒さで早速小屋へGO!(丹沢は山頂に小屋があるという素晴らしい条件です。夜景とか朝日とか見に行きやすい~というか夜景は小屋の中から見れる)
今回1泊した蛭ヶ岳山荘はとにかく景色がよくて、夜景も素晴らしいという評判を聞いて、丹沢のみやま山荘と迷いましたがこちらに宿泊!行程的にもこちらに泊まった方がベストだったのもあります。噂の蛭カレーも食べれたし、夜は軽く宴会をして(なんと、常連の女性がにごり酒を持ってきておりふるまってくれた)山番さんともいろいろお話できたし、すごく眺めのよい富士山~南アルプスの絶景が見えたし、評判通りの美しい夜景も見れて最高でしたが、一つ苦言を言うとすると、寒いです。夜が。寝てても頭が冷えすぎて起きてしまったので、冬の帽子をかぶって寝ればよかったと思いました。服も着れるだけ着て、カイロは背中とおなかで二つ。あとは足カイロが欲しかったw。とりあえず暖かく寝れるように万全を期すべきですね。朝は外気温が-9度だったらしく、寝室も多分マイナスだったと思います。ただ、食事の部屋には暖炉があったので、14時に到着後はずっと暖炉のそばに引っ付いてました(笑)。蛭ヶ岳山荘のお水やビールなどはすべて歩荷らしく、飲み水は大目に持って行ってたので問題ありませんでしたが、調理でも鍋を洗ったりで水の使用がほとんどできないらしく、(山小屋に行くと毎回ですが)水の貴重さを感じました。
二日目は寒かったので朝食スタートの5:30ぎりぎりまで布団にくるまっていて、すぐさま暖房に縋りつくw。朝食を食べつつ、朝日が出たらちょいと外に出て写真をとって、また朝食w。暖房から離れがたかったため、7時すぎにやっと小屋を出て縦走開始。もっとも小屋を出た後、くっきり見える富士山をバックに山頂で写真撮影をしていたためスタートは7時半くらいでしたが。
蛭ヶ岳から丹沢まではアップダウンが激しく登り返しが多くて足が重くてひーひーいいつつ歩きましたが、景色がほんとうに最高でした。丹沢山の不動ノ峰からは、丹沢山~塔ノ岳~鍋割山の稜線がよく見えて丹沢を知るにはここがよいです。不動ノ峰は真新しい休憩所がありました。
不動ノ峰からは一度下ってからの丹沢山へ登り返し。丹沢山登りは階段に雪が付いて凍ってる場所もありましたが、昨日よりは短い150mUPだったこともありチェーンスパイクは使いませんでした。でも足に乳酸がたっぷりたまっており、階段でしたが、足があがらん。なんとか丹沢山に到着。ここは百名山なんですが、実はどこからも結構見えずらい。蛭ヶ岳からも塔ノ岳からも他の山に隠れて見えないという。不思議なお山。でも、富士山はよく見えます。
丹沢山⇒塔ノ岳は、蛭ヶ岳⇒丹沢山よりもアップダウンはなだらか(足が重い私にとっては大変でしたが)。富士山の景色もよくなかなかよい縦走路でした。ただ、縦走路からは蛭ヶ岳が見えず、不動ノ峰を蛭ヶ岳と思っている人もいらっしゃるみたいでした。
塔ノ岳からは、蛭ヶ岳も不動ノ峰も見えますが、丹沢山は見えないw。でも、丹沢山以外は富士山~南アルプスなどもくっきり見えて、サイコーの景色でした!さて、ここからは私がずっと回避してきたバカ尾根の下り。もともと足を捻ってから遅い下りがさらに遅くなってしまいましたが、慎重に行きます。そして、最初の小屋でうどんをたべるぞーと思って下ったら、なんとお休み。。。まじかw。持っていた行動食を食べて、また下ります。本日は平日ですが、丹沢山からはすれ違う人も多くなり、バカ尾根ではかなり増えました。でも、今回もご一緒してくれた山友のしーさんが土日は渋滞するくらい人がいると教えてもらい、人気のほどを知りました。が、平日は、バカ尾根にある小屋はすべてクローズ!デザートも食べれずじまいで失意の中、大倉に到着。がっくりしましたが、大倉バス停に隣接する軽食店「YAMA CAFE」で食べた豚汁うどんとお酒が美味しかったのすべてOK!!!私が飲んだお酒は「バカ尾根」!とっても飲みやすかったです。そのままほろ酔いでバスに揺られて駅に到着。渋滞ぎりぎり前に家に到着できました。丹沢は景色もいいし、交通の便もいいし、やっぱり都内からは行きやすいですね!
<交通機関>
行き:
・JR:新宿⇒八王子⇒相模湖駅 6:51着
・バス:相模湖駅⇒三ヶ木(みかげ)6:57⇒7:16 360円
・バス:三ヶ木⇒東野(神奈川中央交通、月夜野行)平日:7:40⇒8:14 土・日:7:00⇒7:34 610円 ※一日2便しかない
帰り:
・バス:大倉⇒渋沢駅 随時(平日最終20:17、土曜最終19:38)
※大倉バス停にはトレイ、靴洗い場あり
※「YAMA CAFE」は大倉バス停横。豚汁うどん850円、冷酒1合700円
https://tanzawa-yamacafe.com/
<小屋情報>
・蛭ヶ岳山荘 1泊2食8000円 お水・お湯・ビール500円、山バッヂ500円
・夕食17:30(蛭カレー!) 朝食5:30 消灯20時
・トレイは簡易水洗トイレ(水流れません。手動)
・トレイの手洗いの水は手動式(下から押すと出るやつ)でありますが、それ以外の水はなし。顔は洗えません。トイレに洗面台あり。
・寝る部屋は寒いので厚着推奨!シーツないので気になる人は寝袋など持参推奨(私はなし)
・3/22の朝の外気温は-9度。夕日などの撮影で外にでるとかなり寒い。手袋とハードシェル必須。
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