雌阿寒岳(雌阿寒温泉ピストン)


- GPS
- 04:26
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 795m
- 下り
- 806m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水洗トイレあり 登山口 入山名簿ポストあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
活火山に関する情報看板が各所にあります。 非常サイレンの信号ケーブルでしょうか4合目付近まで延々と登山道に電線が這わせてあります。 つまずいたりしないよう気をつけて下さい。安全施設です。よもやストックなどで突くことのないよう気をつけたいものです。 |
その他周辺情報 | 雌阿寒温泉 立ち寄り入浴が出来ます。各施設に確認願います。 |
写真
感想
6/14
斜里岳登山を終え途中、摩周湖に寄りながら翌日の雌阿寒岳登山の前泊のため阿寒湖温泉に移動した。
弟子屈からの阿寒横断道路・永山峠ではどしゃ降りの雷雨に見舞われ肝を冷やしたが、阿寒湖に着く頃には雨も上がり湖畔からすっくと立つ雄阿寒岳の雄姿を望むことが出来た。
斜里岳の徒渉でコケてしまい更に急傾斜の雪渓をキックステップで登ったところすっかりヒザを痛めてしまった。湖畔の温泉宿で鉄分ぷんぷんの濃い〜温泉に浸かった後、鎮痛剤服用、フェルビナクゲルを大量に塗り込み早めに床に就いた。
疲れで朝までぐっすりのはずだったが22:00過ぎに地震で目が覚めた。
6月4日早朝、阿寒湖で震度5弱の局地的地震から10日。まだ余震が続いているようだ。
東日本大震災以降、全国あちこちの活火山が活発化し噴火警戒レベルを上げている。
4日の地震は雌阿寒岳の噴火に結びつくものでは無いといわれているが山体の各所で噴気を上げいつ噴火してもおかしくない山の一つ。
昨年の御嶽山の噴火のこともあり今、噴火したらどうする。登山中もずっと考えていた。
活火山に登るとは本来そうあるべきなのだろう。
6/15
今日は釧路空港15:10発のフライトに間に合うように下山しなくてはならない。
阿寒湖の宿を4:00過ぎに出発し雌阿寒温泉登山口へ。
駐車場は月曜朝ということで車中泊された方1台のみだった。
駐車場から登山口までの間、野中温泉旅館の浴場が見えた。
硫黄香ぷんぷんの温泉排水が足下を流れていく。
登頂より下山後の入浴が今日の目的に変わった。
入山名簿に記入を済ませ登山開始。
生い茂る針葉樹の原生林を進む。残雪は全くない。
四合目で森林限界となり展望が開けた。
十勝平原は一面の雲海だった。
高度を上げるにつれハイマツも少なくなり七合目を過ぎることからは火山特有の植生の全くない荒涼とした斜面に変わった。
九合目を過ぎたところで火口縁に取り付く。
ゴーという噴気が火口の一角から吹き出している。
山頂到着。
巨大な火口はこれまでいくつも見てきたが噴気の活発さにおいて間違いなく最高レベルである。こんなとこによく登らせてくれるなぁ〜と感心するほどである。
やや空気は霞んで遠望は厳しいが、盟友阿寒富士、一面の原生林に覆われた山麓、オンネトーが手に取るように見えた。
さてここまで登って来たが下山はどうする。
計画では火口縁を巡り阿寒富士にも登ってオンネトーに下山、雌阿寒温泉に戻る周回を予定していた。
しかし前日に痛めたヒザは既に音を上げていた。帰りのフライトに遅れるわけにはいかない。何より目的は下山のあとの温泉に変わっている。
往路を引き返すことにした。
下りはやはりコースタイム以上の時間がかかった。無理せず正解だった。
下山後はお楽しみの温泉。旧野中温泉YHに立ち寄った。
看板も掲げていないところから宿泊施設としては廃業?し立ち寄り湯に専念しているようだ。
朝7:00から 大人¥200 何とも登山者思いの良心的施設である。
残念ながら風呂は内湯のみ。洗い場の蛇口も無く木の浴槽があるだけ。そこへ蕩々と源泉が流れ込み浴槽からあふれ出している。なんとも贅沢である。
(露天風呂なら隣の野中温泉旅館へ)
雌阿寒温泉を出発。
山行中、ずっと碧い湖面を見せていたオンネトーと旧阿寒町の丹頂の保護施設に立ち寄り、一路釧路空港へ。
斜里岳、雌阿寒岳の2座を登り日本百名山第2回北海道遠征を完遂した。
コメント
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雌阿寒岳登頂 おめでとうございます。 なかなか素敵なところですね。
山もですが オンネトーがまた良いですね。 私も登ってくれば良かったと 今思ってます。最初から候補に入れなかったのを チョッと後悔してます。
何より、 あまり天気のすぐれなかった北海道、 晴れてくれてよかったですね。 膝を痛められたとの事、 ご自愛ください。
コメントありがとうございます。
この日ijikemisiさんは大雪山に行かれていたんですね。
前日の斜里岳でヒザを痛めてしまい、雌阿寒岳はギリギリなんとか登頂できました。
既に回復しておりますが、お見舞いのお心遣い、ありがとうございます。
山頂の噴気が凄く火山活発化の昨今このひざの状態で、もし今噴火したら命は無いな・・
なんてことを山行中ずっと考えておりました。
容量オーバーで大山行レコ最後までアップできなかったとのこと。
来月まで気長に待っております。
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