富士山 吉田ルート ツアー登山


- GPS
- 13:08
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,699m
- 下り
- 1,698m
コースタイム
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:26
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 7:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() 7月31日(金) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 8月1日(土) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
予約できる山小屋 |
頂上富士館
江戸屋
胸突江戸屋
日の出館
本七合目鳥居荘
白雲荘
|
写真
感想
※ 尋常ならざる長い長い駄文注意 ※
一生に一度は富士山に登ってみたい。
庶民である自分は、いやしくも登山に興味を持ち始めたとはいえまだまだ槍ではなく富士山に登ってみたかった。
歳を重ねるにつれ自分はもとより周囲の環境にも影響され、今年できることが来年もできるとは限らないことを痛感するようになり一念発起することにした。
さて、行くのは決定としてどうするか。あれこれ考えて結局初心者向けツアーに申し込むことにした。ところが仙台発のツアーを調べてみるとお鉢めぐりができないツアーばかりである。せっかく富士山に行くのにお鉢めぐりができないのでは悲しすぎる。そこで関東発のツアーに申し込むことに決めた。
仙台始発の新幹線でも東京着は8時16分である。大概のバスツアーは7時台に出発してしまうのでやむなく深夜バスで新宿へ向かうこととした。
ツアー前日の夜。
22時38分 仙台駅到着。パンパンのザックを背負って歩くのはちょっと恥ずかしい。バスの発車時刻は24時15分、それまでの約1時間半をどう過ごすかが問題だ。とりあえず東口まで行ってみたが時間がつぶせそうなのはマックしか見当たらなかったのでマックで文庫本を読んで過ごす。
24時を回ったところでバス停留所へ向かう。バス誘導の警備員さんになぜか富士登山のアドバイスをもらい乗車した。当たり前だが色んなところに山好きの人はいるものだ。
バスは独立3列シートで各列に仕切りのカーテンがあり、座席もかなり倒れるのでまずまず快適であった。途中3度のトイレ休憩を挟むのだがその都度30分程休憩するので、乗って待ってる身としては多少イライラした。イビキをかいてる人も居たが耳栓を持っていったのでまったく気にならなかった。
新宿へは予定より15分程遅れて到着した。予定通りだったら近くのデニーズで朝食をとるつもりであったが、慌しくなりそうだったので缶コーヒーと富士山で食べようと思って持ってきたパンで朝食とした。
新宿住友ビルに入りトイレを探す。ウロウロしていたらトイレはB1階にあると教えられる。デニーズからパンに変更したことで時間的余裕があったのでゆっくり用を足すことができた。
ついでに同フロアにあったコンビニであんパンを補充した。
7時を過ぎたので受け付けに向かう。登山の格好をした人が大勢見受けられる。ほとんどの人は服や靴まで登山の格好をしてた。自分は深夜バスでリラックスしたかったので私服で行って着替えることにしていた。
7時30分頃出発の時間となったが、どうやらまだ来ていない人がいるようだったがとりあえず出発した。添乗員さんはベテランではなく良い意味で初々しい感じの爽やかイケメンお兄さん。女子に大人気である。
車中で注意事項の書かれた紙を渡され軽く説明を受けるが、基本的には各自で読んでくれって位あっさりな説明で、ツアーの工程概要や下山時に須走ルートへ間違わないようになどの説明をしてくれないのは意外であった。
走り出して数十分後、やたら暑く感じる。しかし車内の温度計を見ると26℃湿度40%となっていて本来なら快適なはずだ。ああ自分の体温が高いのだ。やってしまった体調管理がなっていなかった。どうやら風邪気味のようである。
発車から1時間程で談合坂SAに到着。添乗員さんにはここで水を調達しておくようにとアドバイスをもらっていたが水は十分持っていたので買わなかったがリポDを買って飲んだ。
このSAで乗り遅れた外国人のご家族と合流できた。タクシーで追いかけてきたらしい。異国の地の早朝に時間通りに集合するのは簡単なことではなかったのだろう。
そして、ガイドさんもこのSAで合流した。てっきり現地で合流だと思っていたのでこれにはちょっと驚いた。
マイカー規制中のスバルラインに入るとガイドさんから説明があった。あまりよく覚えてないが、酸素缶は吸ってる間しか効果がないので実質的に無意味であること、最悪 馬で下山できること(3万円位かかる)、高山病予防にしっかり息を吐くこと等の説明があった。
標高約2300mのスバルライン五合目に到着。(ちなみに宮城県の最高峰 屏風岳は1825mである)
富士急雲上閣にて準備を整え1時間後に集合するように言われる。さっそく雲上閣の3階にある更衣室に向かい準備をしたのだがスペースがあまりなくモタモタしていたら30分近く経過してしまった。急いで2階に昼食をとりにいく。あまり食欲がなくあっさりしたものを食べたかったのでうどんを注文した。コシがあるというかコシしかないうどんで、向かえのおじさんが食べてたほうとうにすれば良かったなと後悔した。うどんをかっ込み、ファーストエイドの中に入っていた葛根湯を飲む。その後すぐに小御嶽神社へ向かい登山の安全を祈願し集合場所へと急ぐ。まったくもって慌しく、多少なりとも登山の格好をしておけば良かったと反省した。
11時20分頃 いよいよ出発である。参加したツアーは目印として「鯉のぼり」をザックに括り付ける決まりらしく、季節はずれの鯉のぼりをはためかせ、2列に並び歩き始める。流石に40人程の大群なので長い列ができる。先頭はガイドさん、しんがりは添乗員さんが務めて歩くのだが当然ながら自分のペースでは歩けず、ゆっくり写真を撮ることもできない。普段はぼっち登山で好き勝手に行動している身としては不自由であるがそれは最初から分かっていたことなので流れに任せる。
歩き始めは下りになっており、まだ登山といった雰囲気ではない。そしてこの道はどうにも臭う。おそらくお馬さんの排泄物の臭いと思われ、意外な富士山の洗礼を受ける。
登り始めてから気づいたのだが一緒に歩いているツアー客は男性よりも若い女性が多かった。そして初心者向けツアーなのでストックのストラップの手の通し方を知らない人がほとんどで見ていて大変気になった。それでもガイドさんも添乗員さんもまったく教えてあげないのである。初心者向けと言えども甘くはない。まぁそれでも問題なく登れてしまうし、重たい金剛杖持って登る人が居るくらいだからストラップの通し方など実質的にはどうでも良いことなのであろう。
登山に関してはとても天気がよく、風もほとんどなかったので宿泊する小屋までTシャツ1枚で登ることができた。道は延々ザレ場と岩場を九十九折に登って行くだけである。ほとんど景色が変わらないので少々飽きてくる。とりあえず高山病にならないよう意識して息を吐き出しながら歩いた。
よくツアーは一番遅い人に合わせると書いてあるが、本当に遅い人は添乗員さんが受け持ち、残りの人はガイドさんが連れていくといった具合であったので自分はストレスなく登ることができた。風邪の方はリポDが効いたのか葛根湯が効いたのか、はたまた気のせいだったのかわからないが安全指導センターに着く頃には気にならなくなっていた。
16時40分頃 出発から約5時間半で本日の宿である本八合目トモエ館に到着した。すぐに靴を脱げるようにあらかじめ靴紐を緩めておくように指示され、靴入れ用の袋をもらいそれに入れて寝床まで持っていくといった感じだった。
到着した順番に寝場所を指定される。当然ながら女性グループは女性だけの部屋をあてがわれる。自分は2段になっている部屋の上段の壁側を指定された。Tシャツを着替えシャツを羽織ったところで食事の準備ができたと放送が入ったのでツアー客全員でカレーを頂く。腹が減っていたこともありチープなカレーなれどなかなか美味しく感じた。
食事中支配人さんから上下フリースの貸し出し(各500円)やはがき、手ぬぐいのセールストークを聞く。流石にこなれてて上手であった。ひとつクイズというか質問があったがネタバレになるので書かないでおく。
カレーを食べ終わるころに、翌日お鉢めぐりに行くか聞かれ、行く場合はその場で500円を支払う。そこで払っても直前で行かないことになれば500円は戻ってくるらしいので安心して払う。翌日は0時45分には起床するように言われ自由時間となった。
寝床に戻り翌日の準備をする。朝に色々着込むのも面倒だったし寝袋も薄手だし、高山病予防のため窓を開けたままにしておかなければならず寒そうだったので翌朝すぐに出発できるような格好まで着込んでおいた。
することもないので、とりあえず外に出てみると雲海が広がり素晴らしい景色だった。また月がちょうど満月であった。後で知ったのだが2015年7月31日はブルームーンという3年に一度、ひと月に2回満月になる日だったらしい。
18時40頃 ひとしきり景色を堪能したので寝ることにした。疲れていた割には気分が高揚しているせいか馴れない場所のせいかわからないが1時間置きに目が覚める。ちょうど頭のところが窓だったので顔を出して星空を眺めてみるが星はほとんど見えなかった。富士山で満天の星空を期待していただけにちょっぴり残念だった。
山小屋では当然イビキをかく人がいたし、外国人の方々の話し声は夜遅くまで聞こえ(窓が開いているせいでよく聞こえる)騒がしかったのだが、耳栓をするとそれらはまったく聞こえなかった。耳栓だけは必ず持って行きたいアイテムである。
0時頃 腹が減って目が覚める。仕方がないので朝コンビニで買ったあんパンを食べようと外にでた。1時15分頃には山頂目指して出発するであろうから、そろそろ腹にものを入れてトイレを済ませておこうとも考えたわけだ。しかし、時間が早いせいか出る気配はなく小だけ済ませて出発の時間となった。
1時25分頃 いよいよ山頂に向けて出発である。すでにルート状は沢山の人で行列ができていた。我が鯉のぼり隊も流れが途切れた隙に列に入り込み登り始める。山頂は見えないが上にも下にも光の列ができており綺麗である。綺麗なのは良いが流石に大人数が1列で歩くもので度々渋滞が発生する。
昨日、トモエ館の支配人から富士山は風が吹くので体感はマイナスになると脅されていたが、この日はまったく風がなく歩いていると暑いくらいだった。ただし、止まると寒く、歩く=暑い・止まる=寒い の連続であった。
最初からそのつもりだったのかは知らないが9合目から下山道へと迂回することになった。下山道を登ると聞いた瞬間、去年仙台からツアーで参加した女性が下山道を登っていて落石にあい頭の骨を折ったというニュースが頭をよぎる。ちょっとビクつきながら下山道を進む。ほとんど人が通っておらずサクサク進むことができた。休憩後「あと3分で頂上です!頑張りましょう!」と励まされ約10後に到着した。正直、辺りは真っ暗で登頂したという実感は湧かなかったが、とりあえず最低限の目的は果たせたので安堵した。
点呼をとりつつお鉢めぐりに参加するか確認される。参加しない人は約2時間ここで待ちぼうけとなる。
下山口側から登ってきた我々は時計回りに剣ヶ峰を目指した。早くもご来光に向けて待機している人達が道中に沢山いた。
ガイドさんが途中1か所だけ辛い場所がありますと言っていたが、時計回りに回ると剣ヶ峰の直前の馬の背といわれる場所が一枚岩の上に砂が載っていて大変滑りやすかった。自分はトレッキングシューズを履いていたので平気だったが普通のスニーカー等で登っている人達はアリジゴク状態で苦労していた。
剣ヶ峰は当然のようにごった返しており、日本で一番高い場所にきたという余韻に浸るどころではなかった。適当に写真を撮って戻り、ご来光待ちする場所まで移動する。
4時40分頃 お鉢の西側からご来光を望む。毎日出ている太陽なれど、やはり富士山山頂から見る日の出は格別なものであった。また、後ろを振り返ると、満月と見事な雲海とで幻想的な景色が広がっておりその雲海に影富士が現れていた。ご来光、満月、雲海、影富士、絶景である。
太陽もすっかり昇り辺りが明るくなると噴火口がようやく見えてきた。暖かいし明るいし太陽のありがたみを実感する。
その後も綺麗に広がる雲海を眺めながら下山口を目指す。途中、久須志神社で下山の祈願をする。周りには土産屋が沢山あったが購買意欲が沸くものは見当たらなかったので総スルーして下山口で皆を待ちながらまったりしていた。
5時30分頃 点呼をとり、下山を開始する。下山道は砂走りのようなザレ場で残雪の雪渓を下るがごとくザクザク進めて下るのはとても楽しかった。ただし、大人数で歩くものだから砂埃がすごく持って行ったマスクを装着した。
6時頃 昨晩泊まったトモエ館に到着。登りには2時間かかったが、下りは30分だった。
ここでようやく朝飯である。弁当は炊き込みご飯と鮭だったが味の方は…まずまずといったところか。
朝食後、山頂用防寒装備を脱ぎ棄てザックに収納する。標高が高いので肌寒いが下山にそなえ薄着になっておく。
吉田ルートと須走ルートの分岐までくると、案の定須走ルートに向かおうとする人が居たが前を歩くピンクの鯉のぼりを見つけすぐに間違いに気づき吉田ルートに戻ってきていた。ピンク鯉のぼりの威力は絶大である。
全員無事吉田ルートに来たことを確認すると、あとは各自自由に下山となった。吉田ルートの下山道は砂が少なく小石が目立ち幾分歩きにくくなった。何度も転びながらスバルライン五合目を目指し歩を進める。
自由下山となると休憩をとるのが下手な自分はゼェゼェハァハァ息を切らせ大量の汗をかきながら一気に下る。五合目手前の登り返しが地味に堪えた。
そういえば登っている最中、何度かトイレに行きたかったのだが山頂のどこにトイレがあるのか把握しておらず行かずじまいだったのだが、波が引いてしまい結局最終的には10時頃までトイレにはいかなかった。ほとんど汗として出てきたのだろうか。
8時40分頃 雲上閣に貼ってあるツアー客用の下山者リストにチェックを入れ着替えを済ませる。登り返し中ずっと「ソフトクリーム!ソフトクリーム!」と念じながら歩いていたので速攻で買い求める。下山後のソフトクリーム最高!ソフトクリーム万歳!
食べ終わると喉が渇いた。外国人の方が飲んでいたビンのサイダーがとても美味しそうだったので自分もつられて飲んだ。うまし。ビンは引き取ってもらえた。
帰りのバスの時間は当初の予定だと12時出発だったが、行程が順調だったことから10時30分頃には出発できるかもしれないとのことで雲上閣2階のレストランで食事をとっておくことにした。
注文したのは事前に雲上閣のホームページを見て決めていた「鶏のから揚げ定食1200円」1割引チケットを出し注文する。出てきたのをみて、うんまぁ写真と違うのはデフォだよねーとしょんぼりしながら食べていると「事故渋滞のためバスが来ないため11時40分出発を予定してます」と放送が入る。
事故なら仕方がない、それでも予定より早く帰れるしねと文庫本を読みながらコーヒーを飲んで待っていると「渋滞のため12時30分出発予定になります」と放送が入る。
12時過ぎにバスが到着した。待ち疲れてまったくついていないと思っていたのだが、バスから降りてくる人達を見て、「彼らは渋滞に巻き込まれたうえ、これから登るのだ。順調に行っても宿には日没間近に到着することになるのだろう、それから晩飯を食べて就寝するのか。忙しそうだな」そう考えたらこちらは温泉に入って帰るだけだし気楽なものだと 考えを改めた。ただ、高速道路の上りの渋滞が気にはなっていた。当日自分の家に帰るには新宿20時発の電車に乗れなければアウトであり、渋滞情報を見ると上りもかなり渋滞している様子だったのだ。
12時30分頃 温泉を目指しスバルライン五合目を出発する。約50分ほどで河口湖のほとりとは言えないが近くにある日帰り温泉施設に到着する。予定では1時間30分休憩のところを1時間45分の休憩となった。帰りの時間が気になる自分としては予定より遅れているのになぜ長く休憩するのだろうと、その時は快く思わなかったが添乗員さんは待ち疲れたであろう我々を気遣ってくれたのだろう。
100円が戻ってこない式のコインロッカーに荷物を入れ、いざ温泉へ。洗い場は一度に沢山の客を捌くにはちょっと数が足りず、順番待ちが必要であった。女湯の方がどうだったかは分からないが、数が少ない男湯の方で順番待ちしたくらいなので数が多かった女性の方は恐らく大分待たされたのではないだろうか。1時間45分の休憩時間はそのためでもあったかも。
ひとしきり湯につかったろころで上がる。この日の施設は空調をしてなかったのでどこに行っても涼しくない。外の方が涼しかったしあまりにも暇だったので河口湖を見に散歩に出かけた。河口湖から富士山が見えないか期待して行ったのだがガスっててまったく見えなかった。それどころか遠くで雷の音が聞こえだしたので戻ることにした。
温泉に戻る途中、美術館を見つけた。「久保田一竹美術館」と書いてある。学のない自分はまったく知らなかったのだがスマホで確認したら面白そうだった。しかし既に帰りのバスの時間まで30分もなかったので諦めた。なぜ行くときに気付かなかった。。。
15時10分 予定通りバスは出発した。途中山道具レンタル屋に寄り道具を返却し高速にのる。最初は順調であったが徐々に渋滞してきた。自分が気にしても早く着くわけでもないので文庫本を読んだり寝たりして過ごす。
16時50分頃 石川サービスエリアに到着。サービスエリアの渋滞情報を見ると新宿に到着するまで2時間ちょっと掛かりそうだがなんとか20時までには間に合いそうだ。しかし移動や切符の購入時間等を考慮すると19時30分には到着したい。最悪深夜バスで帰ることも選択肢に入れ色々とシミュレーションする。なにはともあれこのサービスエリアで夕食をとっておくことにした。
17時10分 サービスエリアを出発。バスは思いのほかスイスイ進み1時間程で新宿西口に到着した。てっきり帰りもWILLERバスターミナルに停車するのかと思っていたのだが新宿センタービル前で下車・解散となった。
最後に添乗員さんが言っていた「終始無風で天気にも恵まれ、きちんとご来光も拝むことができ、3年に一度のブルームーンも眺められ、みなさんは幸運だったと思います」という言葉には本当に同感であった。
全てが全て順調だったわけではないがほぼ何事もなく無事にツアーを終えることが出来、とても満足だった。添乗員さん、ガイドさん、運転手さん、当日ツアーに参加した鯉のぼり隊のみなさんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
====== 備忘録セルフQ&A =====
Q:7月31日(金)に決めた理由は?
A:梅雨明け後の7月下旬が天気が安定していて良いと書いてあったから。金曜日にしたのは1泊2日の日程だと土曜日に帰って日曜は休みたかった&アクシデントに備えたかったから
Q:いつ頃予約した?
A:5月の下旬に予約したが、これは失敗であった。大抵のツアーは出発の3日前や前日でも申し込みが出来るのでキャンセルを考慮してギリギリまで待った方が良いかも。ただし、人気の日などは売り切れるかもしれないし値段もコロコロ変わる場合もある。まぁでもどっかのツアーは残ってるんじゃないだろうか
深夜バスに関しては早く予約するほど安くなるといった場合があるのでどう考えるかはその人次第。
Q:WILLERを選んだ訳は?
A:正直予約した時は適当だった。WILLERの深夜バスで行ってWILLERのツアーを利用すれば乗り換えが簡単だろう位にしか考えてなかった。
Q:WILLERの深夜バスどうよ?
A:かなり早めに予約したので5,000円以下の値段だった。深夜バスは初めて利用したので他と比べられないけど独立3列シートは快適だった。ボーテというシートのバスを利用したのだが、予約した後ネットでクチコミ見たら男性には狭いと書いてあって不安であったが、確かに広くはないが不満に思うほど狭くはなかった。ただし、到着時刻にとても余裕があるわけではないので、もしまた深夜バスを利用するならばもう少し早く到着するバスにしたいと思う。
Q:WILLERのツアーどうよ?
A:申し込みした後に他社と色々比べてみたけど値段的にはちょっとお高めかなと思った。あとピンクの鯉のぼりは目立つ(笑)
メリットとしてはキャンセル料無料なのが8日前であること(他は21日前とかある)。出発時間が早い=山小屋到着が早い&帰りのバスが早く到着するので早く帰れる。宿泊する山小屋の本八合目トモエ館は山頂に近いし山頂登頂時に荷物を預けて登れる。
女性向けに女性安心プランというのがある。(これのおかげで若い女性が多かったのだろうか)でもあのくらいの配慮はどこでもやるんじゃないの??
ツアー自体には特段不満はなかった(まったくゼロという訳ではないが)
富士急トラベルもほぼ同様に見えるが温泉はこっちの方がよさそう?ただやはり他よりお高め。
Q:本八合目トモエ館どうよ?
A:これも他と比べられないのでこんなもんかなと。ホテルや旅館だったら不満に思うところもあるかもしれないがあくまで山小屋であると認識してればまぁ問題ないのでは。お鉢めぐりを終え下山道を降りてきてまた戻ってこれところが一番のメリットだと思った。休憩&衣類の片付け等には便利。
Q:最初から登山の格好していった?
A:富士急雲上閣の3階に更衣室があるみたいだっし、サポートタイツをずっと履いているのも嫌だったので私服で行った。これはちょっと失敗だった。スバルライン5合目到着後1時間で出発となるのであまり着替えに時間をとるべきではなかった。あと、登山に関係ない私服や温泉入浴に必要な物等はこの雲上閣のロッカーにあずけておけば良かったかも。
Q:酸素缶とか持ってった?
A:持って行かない。ガイドさんも言ってたが酸素缶を何百本と持っていき吸い続けるのでなければ意味はないとのこと。
Q:高山病はどうだった?
A:まったくならなかった。40人位居たけど健常者の人はほぼかからなかった。ガイドさんからも最初に「かかるとしてもせいぜい1人か2人ですよ」と言われていた。息が上がらないようにゆっくり歩き、深呼吸を意識していればほぼ大丈夫なようです。
Q:行動食なに食べた?水は何リットル飲んだ?
A:八合目まで:ソイジョイ1本、ゼリー飲料1個、ドライマンゴー少々、塩飴系数個、水約1リットル、ポカリ500ml1本
八合目〜お鉢めぐり〜スバルライン5合目まで:ソイジョイ1本、水約1リットル
(ハイドレーションで水飲んでたので大目に飲んでたと思う)
Q:トイレにいくら使った?
A:到着直後の雲上閣 100円
七合目トモエ館 200円
八合目トモエ館(夕) 200円
八合目トモエ館(夜) 200円
下山後の雲上閣 100円 計800円
八合目トモエ館ではチップ制といえども払ってない人多かったな。宿泊客は無料だったのだろうか。
Q:持ち物リストは?
A:
<登山用衣類>
・トレッキングパンツ ・サポートタイツ ・靴下 ・Tシャツ(1日目用)
・Tシャツ(2日目用) ・アームカバー ・手袋(薄手) ・手袋(厚手)
・長袖シャツ ・パーカー(薄手) ・ダウンジャケット ・帽子 ・レインウェア ・スパッツ
<登山アイテム>
・ザック ・ザックカバー ・トレッキングシューズ ・トレッキングポール
・サングラス ・時計 ・ハイドレーション ・ヘッドランプ ・ヘッドランプの予備電池
・ファーストエイド ・行動食 ・水2リットル ・ポカリ500ml2本
<その他アイテム>
・携帯電話 ・スマホ ・モバイルバッテリー ・カメラ ・カメラ予備電池 ・財布
・耳栓 ・ウェットシート ・折り畳み傘(登山用ではなく街中で使う用) ・文庫本 ・マスク
・パン ・100円玉×20枚 ・洗顔フォーム ・タオル2枚(風呂用) ・下着類(風呂用)
全部詰め込んだら14.5kgでした。
Q:持っていってよかったもの
A:・耳栓(MOLDEXのCamoplugs) 深夜バス、山小屋では必須アイテム
・パーカー。 寝るとき窓が開いていて首周りが寒かったので、できれば首周りも隙間のないパーカーだと暖かい。お鉢めぐりの時、風が吹いても耳が寒くならないと思う。
・パン。 夜のカレーじゃ足りませんでした。ガッツリした行動食を1つは持っていくべきかと。
・文庫本とモバイルバッテリー。 移動が長かったので暇つぶしに。
Q:お鉢めぐりのときの服装は?
A:上はTシャツ、長袖シャツ、パーカー(薄手)、ダウンジャケット、ご来光の直前だけレインウエアのジャケットも。下はサポートタイツ、トレッキングパンツ、レインウエアのパンツ。
レインウエアのジャケット以外は全て着た状態で寝てました。
Q:事前にやっておくことは?
A:体調管理!あと足のつめをきちんと切っておくこと(深爪にも注意)。耳栓なれ。あと色々下調べ。
Q:ツアーってどうよ?
A:好き好きだと思うけど、初心者の自分としては楽しめた。自分のペースでは歩けないが自分のペースで歩いてたら高山病になってたかもしれない。宿泊施設の予約やバスなんかも面倒じゃないし温泉にも入れる。ガイドさんが居て安心。ただし、ツアーの最大のデメリットは行き返りの交通機関に融通が利かない点だと思う。特に道路の渋滞はまったく読めないので次にいくとしたら、バスツアーじゃなく極力鉄道を利用したいと思った。
Q:ぶっちゃけまた行きたい?
A:登り下りのときは景色も変わらないしで何の罰ゲームだよと思わないでもなかったが、下山してみると不思議とまた行きたい気持ちになっている。吉田ルートしか歩いていないし、お鉢めぐりも半分以上真っ暗だったし、なにより辛い思いをしていないせいもあるかもしれない。違う形でまた挑戦してみたい。でも富士山のぼっち登山は嫌だな(笑)
はじめまして。追っかけ登録して、いつも楽しく読ませて頂いてます。
8月13日14日に富士山ツアー予約しておりますが、WILLERのバス使用で
宮城夜行バス、新宿発ツアーと全く同じ行程で、驚いています。(^◇^)
本当に詳細なレコをありがとうございます。
細かいところで疑問や不安がいろいろあったのですが、オールクリアで
すっきり、安心です。
WILLERを選択した理由まで、同じで笑ってしまいました。
持ち物リストも参考にさせて頂きます。でも、14.5kgは重いかな〜
無事、山頂踏んで戻ったら、私もレコを書く予定ですが、
詳細はkokotarou さんレコ参照とさせて頂いていいでしょうか?(笑)
では、また、レコ楽しみにしています。
mink610さん はじめまして。
mink610さんもWILLERを利用して富士山
荷物ですが、自分は「もしかしてこれもあった方が…」とついつい余計な物まで持って行きたくなる性分なので実はあれ以外にも色々持っていってまして自分でもびっくりするくらい重かったです
バスのトランクルームから運転手さんが荷物を出してくれるのですが、皆さんの荷物は片手でヒョイヒョイ出してるなか自分のは両手で出してましたから
お盆期間中ですと、私とはまた違った味わいの旅を楽しめるかもしれませんね
良い事も沢山あるでしょうし、面白くないことも少しはあるかもしれません。
どんなことがあってもレコのネタと思えばオイシイ事柄です
ご安全に、思いっきり富士山ツアー楽しんできてください
mink610さんの詳細レコ楽しみにしてます。
初めまして
今年富士山に登る事になりました。御殿場口から登ります。
昨年のレコを参考にしようとみてたらとても細かく書かれていてトイレの値段やら山小屋の様子〜
途中に笑いもありで
長い文でしたが
最後まで楽しかったです。
持ち物等も参考になりました。
マスクと耳栓は必ず持って行こうと思います(*^^*)
一緒に行く友達は2回富士山にチャレンジしてますが八合目で高山病になって富士山山頂はまだ行けてなくって
1番心配なのが高山病でしたがそんなにかかる人もいないんですね〜
少しずつ不安解消されました。
とても参考になるレコありがとうございましたm(__)m
babo2000さん はじめまして。
長文をお読みいただき恐縮です。自分も初めての富士登山に備え色々と下調べしていたときに詳細な日記を書かれていたblogを拝見しまして面白く読んだ経験がありましたのでこのような長ったらしい日記になってしまいました。
御殿場口から登られるんですかぁ
大砂走りは砂煙が上がるためマスクあった方がよさそうですね。ザックカバーもした方が良いとか。
耳栓はもしかしてなくても大丈夫かもしれませんが、中々熟睡できない環境ですので重いものでもないので1つお持ちになって損はないかと思います。
自分が参加したツアーでは高山病でリタイアされた方は結構年配の方1人だけでしたので、ゆっくりゆっくり休みながら登ること、常に息を大きく吐くように意識して歩くようにと指導されのが良かったと感じました。
それでは、富士山
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