残雪期の涸沢テント泊 北穂東稜

- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 2,368m
- 下り
- 2,359m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:25
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:30
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:10
厳冬期は難しくとも残雪期ならいけるのでは?、と涸沢テント泊へ行ってみた。
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
|
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
初日
新宿発の夜行バスは5時半頃に上高地に到着、登山届を提出し5時50分出発。
小梨平、徳沢を経て横尾まではしばらくは平坦で開けた道を歩く。
疾走する若者に抜かれるが休憩中に追い越しその後は抜きつ抜かれつ。
横尾に到着し吊り橋を渡るといよいよ涸沢へ向けて谷筋から山道へ入っていく。
途中大木が横たわったあたりから雪が増え勾配もきつくなりアイゼンを装着。
坂を登ったところで涸沢ヒュッテは見えたが、そこから思いの外時間がかかった。
それでも上高地から5時間弱で涸沢に到着したのでまあまあのペースだと思う。
テントの受付はお昼からなので先に設営を済ませることにする。
到着が早かったため選び放題、前日の設営跡から良さそうなところを選んだ。
遅く着いたらテント場の整地からはじめる必要があっただろう。
お昼になりテントの受付を済ませて穂高岳山荘がある白出コルまで行ってみる。
近く見えたが案外遠く、頑張って登ったが2時間近くかかってコルに到着。
お昼を食べてなかったのでお団子を食べて少しだけ梯子を登ったりして下山。
最初は律儀に歩いてたが途中からお尻で滑べりウェアがびしょ濡れになった。
テントに戻ると途中抜きつ抜かれつの若者が隣だったため初めて会話を交わす。
日が暮れると急激に寒くなりテントに篭る、別段やることもないので就寝。
二日目
早く寝たせいと寒さで0時前に目が覚めててしまった。
この日のために購入したモンベルの♯2羽毛シュラフだが寒いものは寒い。
着れるだけ服を着てテントの中であったかいものを食べて何とか日の出まで凌ぐ。
夜が明けて朝日が昇ると途端に暖かくなるのを実感、お日様の力は実に偉大だ。
この日は北穂高岳に行く予定だがぐずぐずしてて出発が7時すぎになってしまった。
おかげで雪もゆるみアイゼンが効きにくくちょっと余分に体力を使うことになる。
多くの人が南稜ルートで北穂高岳に向かうが自分は東稜ルートを選択。
これは山雑誌で紹介された「ゴジラの背」という通り名と眺望に惹かれていた。
バリエーションコースとしては入門レベルだがちょっと不安なのも事実。
幸い前方に二人組が先行していたのでその方たちの挙動を参考にさせていただく。
核心部で切り落ちた谷側に重心を預ける瞬間はかなり緊張した。
その後もちょっと足を滑らせると大事故(おそらく死亡)なので気は抜けない。
ゴジラの背を下り北穂高岳までの急登を一気に登りつめ山荘の外テーブル前
休憩している人たちの目の前に突然テーブル下から現れる形となり驚かれる。
来た道を振り返るとちょうど三人パーティーがゴジラの背のあたりを歩いていた。
山荘でビールと味噌ラーメンを注文、下界だと普通の味だがここでは格別に旨い。
天気が良く大キレットへ続く稜線が綺麗に見えるが冬は歩きたいと思わない。
2時間半近く休憩し、小屋の裏手から山頂経由で南陵から下山する。
雪はぐずぐずになりアイゼンが効きづらい、またもや途中から尻セード。
昨晩の寒さを思い、あえて小屋食を注文し夕食後も休憩所でビールを追加注文。
なるべく時間を稼いでからテントに戻りシュラフに篭って晩酌し就寝。
三日目
目覚めると初日、二日目を上回る素晴らしい好天、あいにく下山日だが…。
テントを畳み、残ったものをつまみにお酒を飲んで8時半頃下山開始。
この日からゴールデンウィーク後半ということもあり沢山の登山者とすれ違う。
横尾手前で猿に遭遇、徳沢でソフトクリームを食べたが味はまあ普通。
明神池の嘉門次小屋に寄って昼食がてら岩魚の燻製と瓶ビールを頂く。
このあたりまで来ると観光ツアー客がだいぶ増えて登山者は少数派となる。
小梨平のキャンプ場に隣接するお風呂で汗を流してバスターミナルへ向かった。
monkichikun









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