JWV 「九寨溝・黄龍・ミニヤコンカ10日間」
aaib1360
その他18人 コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:30
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:00
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:30
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 10:40
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 3:20
- 合計
- 11:10
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:30
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:00
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 4:10
- 合計
- 8:10
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:20
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 6:20
- 合計
- 13:50
| 天候 | 6月30日〜7月6日まで晴れ、7日雨のち曇り、8,9日晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2004年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 |
| その他周辺情報 | 日本人観光客用の設備は良くなっております。 ミニヤコンガの4,3営地は山中と氷河の中を歩きます。 |
写真
2日目のお昼です。モーニングコールは4時30分、成都空港に6時45分に着きました。飛行機の都合で、5時間30分待たされました。川主寺空港にやっと着きました。
1
感想
2000年に法政大学山岳部OB 会がチョモランマ登山隊を結成し、同時にチョモランマのベースキャンプまでのツアーが計画された。そのツアーに参加する予定が休暇が取れず諦めていました。と同時にチョモランマ登頂成功の感激も味わえませんでした。いつか海外の山に行ってみたいと思っていました。
昨年1月に中国・四川省にある世界自然遺産の九寨溝・黄龍・ミニヤコンカのツアーの話が日本ワンダーフォーゲル会よりあり、何としてもこのチャンスを逃すまいと思い参加を決めました。
ミニヤコンカ(貢嘎山)はチベット高原東端にある世界で11番目の高峰(7,556m)。四川省の最高峰です。初登頂は1932年アメリカ隊によって成されていますが,日本隊にとって、ミニヤコンカは悲運の山で、初めて挑んだ1981年の北海道岳連隊は雪崩のため8名の犠牲者を出して敗退,1982年市川山岳隊は上部キャンプに2名を置き去りにして下山,1名は死亡、もう1名(松田宏也氏)が現地の人に19日ぶりに救助され奇跡の生還を果たしました。1990年の北海道岳連隊の再挑戦は退けられ、1991年のHAJ(日本ヒマラヤ協会)隊も敗退、1994年のHAJ隊は4名の犠牲者を出しました。日本から5隊が挑戦し13名の犠牲者を出している山です。
2004年6月30日 成田を発ち北京経由で四川省の省都、成都に着きました。
成都は長江上流の総人口1,013万、海抜 500mの都市です。7月1日より3日までは九寨溝・黄龍に行きましたが,その話は叉のお楽しみです。
7月4日 川主寺(3,000m)から空路、成都に10時に戻り、いよいよミニヤコンカへと向かいます。今夜の宿は康定(ダルツエンド)ですが、成都から途中まで高速道路を利用して約368km,約8時間の距離のところです。途中には中国で最長のトンネル二郎山隧道(4,176m)があり非常に険しい谷間をとばして走って行きます。
康定(ダルツエンド)は甘孜チベット族自治州の州都で,町は標高2,500mほどの狭い谷間の康定河沿いに広がり,こじんまりとした都会です。古くからチベットと中国の交易の中継地として栄えております。宿の名は何と康定情歌大酒店（KANNGDING LOVESONG HOTEL）とある。中国のホテルは何処も設備は良く出来ており何も心配することはないと思います。
7月5日 今日は康定からバスで折多峠(4,000m)附近までフラワーウオッチングです。空は真っ青、雲一つ無い草原で黄色のケシ,ヘンリキ,ロウゼンカツラ,サクラソウ、アヤメ等が群生しており、いたる所には羊とヤク、牛の群れが見られるこの世の別天地とはこのことかと感じ入りました。
7月6日 康定8時30分スタート、雪門檻(4,300m)経由で海螺溝（ハイルオゴウ）に行く予定が途中先日来の大雨で崖が崩れ、道路が土砂で埋没しており、またまた康定に戻る。往復4時間の無駄となる。別ルートで摩西へ16時30分着。一休み後、瀘定県旅遊公司駐摩西辨事所で入域料を払い、今夜の宿泊地3号営地の金山飯店(2,940m)にミニバスで向かう。
海螺溝の一番奥地のホテルで、金山、銀山の2軒のホテルがあり晴れている日の早朝には日照金山が輝いて見えますが、この日からいよいよ天候が悪化の方向である。
7月7日 8時30分金山飯店発、2001年に出来たロープウエイ乗場(3,100m)よりロープウエイ
下場(3,560m)までいっきに海螺溝氷河の上を運んで行く。念願かなって氷河の上に第一歩を踏み出す。この感激は久し振りである。ここまでは遠く、長かったとつくずく思う。
海螺溝氷河はミニヤコンカ東面に切り込まれたようにのびる渓谷であり、全長30,7km、面積約2,000平方km、大渡河から主峰までの間に海抜落差6,400mもあります。海螺溝1号アイスフオール(氷瀑)の落差は1,080m、幅1,100m、この氷瀑を見にわざわざ遠く日本から来たわけであるが、残念ながら天候が悪くミニヤコンカは雲の中、氷瀑はガスの中だがときおりその姿を現す。暫くガスが晴れないか待っては見るが山頂の姿はやはり見えず駄目であった。この後雨が強く成ったが、奇跡の生還をした松田宏也氏の救出された氷河のそばの記念碑のところまで行き、よくぞ19日間もこのような難所を独力で降りて来て生還したものだと関心をする。このことは「ミニヤコンカ奇跡の生還」山と渓谷社発行を読むとよく判ります。摩西に戻り氷河飯店に今夜は宿泊。時間があるのでイ族が多く住む街中を歩く。カトリック教会聖堂や赤軍長征旧跡などを見学。
7月8日 またまた成都へ、一日中バスに乗り戻る。ぐったり。
7月9日 午前中、市内の名所、武候祠、杜甫草堂を見学後、本場四川料理を味合う。10日間、1日3食中華料理にも負けずよく頑張ったものだと思う。
北京経由で成田に向かうが情報では、日本は酷暑とのこと。明日からが思いやられる・・・・
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