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Yamareco

記録ID: 697750
全員に公開
ハイキング
剱・立山

点の記の足跡を辿って 剱岳

2014年07月14日(月) 〜 2014年07月16日(水)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
21.0km
登り
2,543m
下り
2,532m

コースタイム

1日目
山行
6:20
休憩
0:10
合計
6:30
9:30
60
室堂
10:30
80
11:50
12:00
90
13:30
150
16:00
2日目
山行
12:00
休憩
2:30
合計
14:30
3:30
130
5:40
5:50
100
7:30
8:10
70
9:20
10:20
120
12:20
13:00
190
剱澤小屋
3日目
山行
1:30
休憩
0:00
合計
1:30
9:00
30
9:30
30
10:00
みくりが池温泉
登山歴も3年目に入り剱岳にチャレンジしてもいい頃と勘違いし計画を立てる。
シーズンに入ると登山道が大変混むらしいので梅雨明け直前を狙ってお休みを申請した。
天候 14日 ガス&小雨、15日 快晴、16日 雨&強風
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
夜行バスで富山駅、富山駅より富山地方鉄道バスで室堂へ
予約できる山小屋
立山室堂山荘
雷鳥沢ヒュッテ
剱澤小屋
剣山荘
ピッケルとアイゼンを購入
2014年07月13日 22:34撮影 by  SH-06E, SHARP
1
7/13 22:34
ピッケルとアイゼンを購入
9時すぎに室堂到着
2014年07月14日 09:21撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 9:21
9時すぎに室堂到着
あいにくガス&小雨
2014年07月14日 10:13撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 10:13
あいにくガス&小雨
一の越を通過
2014年07月14日 10:35撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 10:35
一の越を通過
ツガザクラ
2014年07月14日 10:56撮影 by  DSC-HX50V, SONY
1
7/14 10:56
ツガザクラ
ハクサンイチゲ
2014年07月14日 10:59撮影 by  DSC-HX50V, SONY
1
7/14 10:59
ハクサンイチゲ
雄山、別山経由で剱澤へ
2014年07月14日 11:49撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 11:49
雄山、別山経由で剱澤へ
別山南峰
2014年07月14日 13:28撮影 by  DSC-HX50V, SONY
1
7/14 13:28
別山南峰
ガスの切れ間
2014年07月14日 13:40撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 13:40
ガスの切れ間
ミヤマダイコンソウ?
2014年07月14日 13:44撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 13:44
ミヤマダイコンソウ?
剱澤雪渓を下る
2014年07月14日 15:42撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 15:42
剱澤雪渓を下る
剱澤小屋、宿泊客4人
2014年07月14日 16:04撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/14 16:04
剱澤小屋、宿泊客4人
3時半すぎスタート
2014年07月15日 03:41撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 3:41
3時半すぎスタート
雪渓を照らす月灯り
2014年07月15日 03:41撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 3:41
雪渓を照らす月灯り
長次郎雪渓を登る
2014年07月15日 05:07撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 5:07
長次郎雪渓を登る
熊の岩分岐、左俣へ
2014年07月15日 05:35撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 5:35
熊の岩分岐、左俣へ
ピッケルで確保し腰を伸ばす
2014年07月15日 07:14撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 7:14
ピッケルで確保し腰を伸ばす
この辺で腰痛が爆発寸前
2014年07月15日 07:15撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 7:15
この辺で腰痛が爆発寸前
この先に深さ3mのクレバス
2014年07月15日 07:15撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 7:15
この先に深さ3mのクレバス
剱岳山頂、1時間程貸切り
2014年07月15日 09:29撮影 by  SH-06E, SHARP
1
7/15 9:29
剱岳山頂、1時間程貸切り
早月尾根クロスロード
2014年07月15日 10:19撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 10:19
早月尾根クロスロード
どこかのピーク
2014年07月15日 10:19撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 10:19
どこかのピーク
イワカガミかな
2014年07月15日 11:27撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 11:27
イワカガミかな
雷鳥沢、最終バス目指すが…
2014年07月15日 16:07撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 16:07
雷鳥沢、最終バス目指すが…
間に合わず小屋泊
2014年07月15日 18:11撮影 by  SH-06E, SHARP
7/15 18:11
間に合わず小屋泊
夕食うまかった
2014年07月15日 18:34撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/15 18:34
夕食うまかった
朝食はバイキング
2014年07月16日 06:43撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/16 6:43
朝食はバイキング
翌朝室堂を散歩
2014年07月16日 09:07撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/16 9:07
翌朝室堂を散歩
日本初の山小屋らしい
2014年07月16日 09:21撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/16 9:21
日本初の山小屋らしい
夕方まで酒と温泉
2014年07月16日 12:21撮影 by  DSC-HX50V, SONY
1
7/16 12:21
夕方まで酒と温泉
バスで富山へ移動
2014年07月16日 18:48撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/16 18:48
バスで富山へ移動
シネマ食堂街で一杯
2014年07月16日 19:48撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7/16 19:48
シネマ食堂街で一杯
撮影機器:

感想

例年海の日以降の北アルプスは大変混雑すると聞きその前を狙って休日を申請。
険しい登山道で渋滞にあい落石を落とすのも落とされるのも御免蒙りたいから。
小屋の予約をした際にアイゼンとピッケルを必ず持ってくるようアドバイスを受ける。
必要かどうか悩んだが出発当日に池袋で映画を観た帰りにアイゼンとピッケルを購入。
雪山シーズンはそろそろオフだったこともあり商品の選択肢はあまり無かった。

初日
新宿発の夜行バスに乗って早朝に富山駅の北口に到着。
富山地鉄バスの乗り場は南口にあり少し道に迷いながらも予約したバスに乗り込む。
いくつかの場所で停車し客を乗せ、途中休憩などして9時をすぎた頃に室堂に到着。
少し雨が降っていたが待ってても止む気配がないので準備し立山方面を目指す。
登山道には雪があるためアイゼンを装着、初めて着けるため説明書を見て悩む。
雪が無いところで都度外していたのだが途中から面倒になり着けっぱなし。
雨と気温の低さのためか眼鏡がすぐに曇ってしまいその都度拭くのが煩わしい。
こういう天気のことも考え次回からはコンタクトレンズも持参すべきだと思った。
しばらくすると一の越という山荘がある分岐点に至りそこから雄山を目指す。
一の越から雄山へ至る登山道には雪があまり着いていないのでアイゼンを外す。
途中ふたりのそれぞれ単独の登山者に遭遇しお話などしながら歩を進める。
ひとりは内蔵助山荘に泊まるというので別山との分岐点の手前あたりでお別れ。
もうひとりはその日のうちに室堂に戻るというので雷鳥沢方面へ降りていった。
コースタイムからすると厳しそうな時間だったがはたして間に合っただろうか?
御前小屋を過ぎると剱澤雪渓、アイゼンを着けずに歩いていたら派手に転んだ。
歩くのに難儀している横を3人(男1女2)の登山者が早いペースで歩き過ぎていった。
剱澤小屋に着くと彼らがいて全員山岳ガイドでプライベートで八ツ峰を登りに来たらしい。
当初別山尾根の予定だったがピッケルとアイゼンを買ったため長次郎雪渓に心が揺らぐ。
若いご主人に長次郎雪渓を登りたい旨を説明すると丁寧な地図を書いて説明してくれた。
シャワーを浴びてまったりしたところで夕食、揚げたてのトンカツが美味しかった。
この日の宿泊者は4人だけ、空気清浄器つきの清潔な部屋でゆったりと眠りについた。

二日目
翌朝、というか夜明け前の3時に目が覚めちょこちょこ用意をし3時半すぎに出発。
八ツ峰組は自分より先に出発したらしく先行するライトが見えたがすぐ見えなくなった。
月灯りが雪面に映えて神秘的、雪が固くしまっているためアイゼンの効きもよい。
平蔵谷を過ぎて長次郎谷入口に到着、スマホに保存した画像と照らし合わせ確認する。
登り始めはそれほどでもなかったが熊の岩をすぎると雪渓の勾配がきつくなる。
それにともない腰痛が勃発してで途中からほとんど動くことができなくなった。
ピッケルとアイゼンで滑り落ちないよう確保し雪面に腹ばいになって腰を伸ばす。
約十メートル歩くごとにこの動作を繰り返しようやく長次郎のコルへ辿りついた。
コル手前に深さ3mほどのクレバスがあったが左端のブリッジの上を回り込めた。
腰が本当に限界寸前の痛みだったためコルで小一時間ほど休憩し腰を伸ばす。
だいぶ回復したので剱岳山頂へ、多少岩登りはあるが足場もあり問題無いレベル。
山頂からは北アルプスの山々が自分を取り囲んでるようで言葉が出ないほど感動する。
快晴の剱岳山頂を独り占めしてるという贅沢なシチュエーションのもとお弁当を食べる。
1時間ほど休んだあたりで下りはじめる、下りはじめてすぐ若い女性が登ってきた。
平蔵谷の頭で学生っぽい男性登山者に出会う、帰りは平蔵谷を下るつもりらしい。
別山尾根で下山したのでカニの横這いを通過したが写真でみるほどの高度感はない。
ただし横這いの真上にも登山道があるため渋滞した時などに落石があると大変だろう。
剱澤小屋に寄って預けていた荷物を回収し、少しばかり休んでから再び下る。
疲れと腰の痛みにより雷鳥沢のあたりから歩くこと自体かなり辛くなってくる。
バスの発車時間を気にしながら気合を入れて歩くが5分遅れでバスに間に合わなかった。
途方に暮れつつ帰る方法を模索するが、この日室堂を出る手段は歩く以外無いらしい。
自分が途方に暮れている最中にも夫婦の登山者がやってきて時間差で途方に暮れていた。
腰痛もさることながら歩いて最寄駅と思われる立山駅まで行くなど到底不可能。
みくりが池温泉小屋まで戻って宿泊手続きをとる、夕食の手配もぎりぎり間に合った。
翌日の休みを職場に連絡すると仲の良い同僚が出たため有給申請もスムーズに行えた。
こうなると疲れきった身体を休めるには温泉小屋泊も必然だったと思いなおす。
夕食はちょっとした旅館レベルの地場の食材を活かした手の込んだ献立だった。

三日目
天気予報は大荒れだが朝のうちだけましらしいので室堂の周辺を散歩。
すぐに雨が降り風も強くなってきたので小屋に戻り昼湯昼酒を繰り返して過ごした。
夕方に最終バスで富山駅に移動し駅前のレトロな飲み屋街で一杯傾けた。

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