利尻山 北の最果ての海に浮かぶ秀麗な利尻富士


- GPS
- 07:13
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,570m
- 下り
- 1,560m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 7:04
天候 | 高曇りから晴れ。9時30分過ぎから山頂は次々と来る雲に覆われがちになった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
島の旅館、ホテルは送迎付きが多いと思う。 帰りも、電話をして、迎えに来てもらった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
甘露泉水までは、非常に整備された道を歩く。 その先から登山道が始まる。小石やそれよりも少し大きい石が多く、帰りにやたら滑りまくった。 長官山と山頂直下は急坂。特に、9合目を過ぎてから、右側が切れ落ちている危険箇所が有り、慎重に通過することが必要。すれ違い困難なので、先に入った方優先で、反対側は待機する。 |
その他周辺情報 | 旅館雪国 登山の前泊で宿泊。低張性アルカリ温泉の天然温泉。 馬糞ウニや新鮮な刺身、焼魚、珍味や陶板焼きなど、夕食が大変豪華で有名です。 また、空港への送迎、朝早くからの登山口への送りとピックアップ、フェリー乗り場への送迎など、大変お世話になりました。 |
写真
日本航空は丘珠空港から通年で1便飛ばしていますが、ANAは6~9月までの運行です。東京から向かい新千歳空港からの乗り継ぎができるので、大変便利です。
感想
利尻山は、南の宮之浦岳と並んで離島にある百名山です。深田久弥はこの二つの趣きのある秀峰をよく選んだと思います。おかげで、両山とも大変な人気で、多くの登山者が訪れています。
登山当日は、大変天気に恵まれました。5月に行った宮之浦岳も晴れましたので、私は持っている人?青空の広がる晴天率は2割弱程度ではないかと、島の方は話されていました。飛行機やフェリーで訪れハイシーズンの登山前日に宿に泊まるには事前の予約が必須であり、利尻山の天候に関しては賭けをするような気分になります。1週間前の天気予報では、土砂降り予想でした。
ここ1週間は雨が多かったそうで、蝦夷梅雨気味みたいでした。ちなみに1970年代までは、北海道にも梅雨入り・梅雨明けの宣言をしていた時代がありましたが、梅雨入りがはっきりしない年が続いたので、対象外としたようです。したがって、雨がそれなりに降ることは経験的には分かっており、蝦夷梅雨といった表現も残っています。
9合目を過ぎてからは風が強くて、予報では12メートルの風になりそうだとありました。おかげで汗が引いていき、私にとっては快適でした。この分では山頂では大変なことになるのではと思って防寒具もしっかり用意して行きましたが、なんと強い風を全然感じません。風向きなのか風除けがあるのかよく分かりませんが、のんびりと写真撮影をしたり食事をしたりすることができました。9時頃はまだ雲がかかっていませんでしたが、徐々に怪しくなってきたので早々に下山を始めたら、10時を過ぎてからは山頂付近にずっと雲がかかり続けてしまいました。5時の早い登山スタートと、休みをほとんど取らず登り続けたのが良かったのだと思います。
利尻山に登った翌日は予備日にしていましたが、礼文島に渡り、高山植物を巡るトレッキングを満喫しました。利尻山も比較的によく見えていました。
秀峰利尻山の先が尖った鋭い頂に立ち、海と礼文島を眺めることもできて、充実した北の山行になりました。
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