記録ID: 707498
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無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻
利尻山(沓形〜鴛泊)
2007年07月08日(日) [日帰り]



- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,329m
- 下り
- 1,708m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沓形コースの難所、親不知・子不知は落石の多発する沢状のトラバースでしたが、足自体はちょっと気にして歩けが問題ありませんでした。 背負子投げは逆層スラブでロープあり。雨や梅雨で濡れるとこっちのほうが怖い気がします。 鴛泊と合流して山頂直下のザレ場はかなり深く足をとられます。火山性の砂利は靴に入ると痛いのでスパッツが効果的かも。斜度もキツく、人も多くなるのですれ違いや落石には注意です。 |
写真
感想
日本全国を探しても、こんなに特異な山はそうそう無いだろう
最果ての海にポツリと浮かぶ、標高1,700m級…
今では知らぬものも少ない日本100名山も、始まりはこの山から。
遠景にはその異名に恥じない整った単独峰の形状を成し、
近景には山岳事故の多発する荒々しい斜面が、くっきりと陰翳を作っている。
「利尻山」
八剣山、恵庭岳、利尻山。
順調に山の難度を上げてきたが、
この山は別格だった。
八剣、恵庭の要素を包含しつつ、獲得標高、行程時間は比較にならない。
早朝に宿を出発し、登山口に立ったのはAM4時。
暗雲立ち込める沓形に不安を覚えつつも、すぐに雲の上に出る。
一面に広がる雲海
澄み切った青空
そこかしこで咲き乱れる高山植物の数々…
天国があるとすれば、きっとこのような風景なのだろうと
感動をかみ締めるように一歩ずつ山頂へ向かった。
三眺山では、雲海に沈む断崖絶壁に花が咲く姿にまた感動し、
利尻山の難所、背負子投げの坂、親知らず・子知らずでは
上からの落石と、足元から崩れていく落石に慄く。
山頂直前の火山礫地帯で三歩進んで二歩戻る足場の悪さに蓄積する疲労は、
山頂(北峰)に到達した時に全て忘れてしまう。
そんな山だった。
下山途中に雲が晴れていき、鴛泊の集落と海を見ることもでき、
言う事無し
唯一残念だったことといえば…
利尻ヒナゲシの生育地が、たった一箇所しかなくなっていたこと。
盗掘ファック!!!!!
でも、山岳公園っていい…
次は大雪だ!!!!
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