[N]富士山(須走口五合目BS~御殿場口新五合目BS)

- GPS
- 12:28
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,826m
- 下り
- 2,348m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 3:19
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 8:07
合目合目で休憩を入れている。なかでも七合目は1時間くらい取っている。
山頂では久須志神社付近、浅間大社奥宮、駒ヶ岳で休憩。朝日岳付近で御来光待ち。
下りは休憩なし。
| 天候 | 9月4日夜:晴れ 五合目15℃くらい 9月5日朝:晴れ 山頂付近0℃くらい 9月4日 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=50&block_no=47639&year=2015&month=09&day=4&view= 9月5日 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=50&block_no=47639&year=2015&month=09&day=5&view= |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR御殿場線・御殿場駅から須走口五合目行きバスに乗車。終点下車。 帰り: 御殿場口新五合目バス停より御殿場駅行きバスに乗車。 ※時刻・運賃は以下のサイトで確認を。 富士登山バス - 富士急行バス http://bus.fujikyu.co.jp/rosen/fujitozan |
| コース状況/ 危険箇所等 |
富士山は冬の格好で行けばいいやと思ってたけど、それに対応する装備で臨んだけど、それでも寒かった!(動いてれば問題ないんですけどね) 須走口新五合目〜六合目 樹林帯→低木帯と移行。低木帯の所でいつの間にか道を逸れてた。 六合目〜本八合目 低木帯から抜けザレガレの道。別に歩きづらい所はない。ジグザグに淡々と登っていく。 本八合目〜山頂・久須志神社 やや急のジグザグ。浮石に足をとられぬように注意。ここだけ渋滞。ここでコースタイムを詰めることは考えない方がいい。 山頂・久須志神社〜剣ヶ峰 お鉢巡りはゆるやかな道。剣ヶ峰の手前が急坂。 浅間大社奥宮〜御殿場口七合目 ザレガレの道。下りは特に浮石に足をとられやすい。 七合目〜御殿場新五合目 大砂走り開始。スパッツなど靴に砂が入らないような装備が必要。ビニール袋で保護すると言う手もあるようです。靴自体が汚れるのでビニールで全体を覆うというのはありなのかもしれない。 ブルドーザーが通った跡がある道に入ると大砂走りも終わり。 ガスで視界不良の際は左手のロープから逸れぬよう歩く。 |
| その他周辺情報 | ・食料 私が登った時間時期で開いていた山小屋を記します 須走口 五合目:菊屋・・・19時30分頃には店じまいモードでした。 本八合目:胸突江戸屋・・・夜も営業か。カップラーメンやドリンク買えます。 本八合目:トモエ館・・・胸突江戸屋と同じ 山頂:頂上富士館・・・カップラーメンとドリンク買えます。 御殿場口は記憶が曖昧 七合九勺:赤岩八合館、七合目:わらじ館、五合目:大石茶屋は開いていたのを確認してます。 ・飲料 上記の売店で。御殿場口新五合目に自販機あり。水場はなし。 ・トイレ 須走新五合目(200円)、須走八合目(300円)、須走本八合(300円)、頂上・久須志神社付近(300円)、頂上富士館裏手(300円)、御殿場新五合目(無料) ※御殿場口の道中は未確認です。 ・登山ポスト 須走口はどこにあったんだろう? 新御殿場口はバス停付近にあります。 ・服装 基本は長袖1枚に半袖1枚さらにウインドブレーカー。休憩時はダウンジャケット着用。頂上で御来光待機の際はレインウエアのズボン着込む。下山時は大砂走り対応のためにスパッツを着ける。 ・その他 入山料(富士山保全協力金・1000円) 山梨県 https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/kyouryokukin0226-2.html 静岡県 http://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kyouryokukin.html |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
山頂に日の出くらいに到着すれば良い予定。山頂・久須美神社まで標準タイム7時間の所、与えられている時間は10時間もある。余裕綽綽ですなぁ〜
ここで長逗留を決め込む。だが風が強いので、風の影響を受けぬ所を探して1時間ほど暇つぶしを愉しむ。
暇つぶしのために嫁さんに電話したり、携帯ゲーム機でゲームしてたりする。
団体客が行ってから登ろうと思ったが、どうやら団体客は何組もいるらしい。集合しては登り、また別な団体が集合する。
キリがなさそうなので山頂を目指す。
私は駒ヶ岳の岩場をカップラーメン片手に攀じ登り、風を避けれる所を探し、そこで雲海を見ながら食べる。
一人っきりになれ、ようやく山に向かい合ったような心地がする。
すっ飛ぶように駆け下りていったトレランの人がここで減速している人に何人か出会う。砂が靴に入るのを嫌ったか。
逆に私はここからスピードアップ。怖いくらい足が回転して、つんのめりそうになる。
装備
| 個人装備 |
1/25000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
計画書(2)
筆記具(1)
保険証(1)
お金(1)
食料(1)
行動食(1)
飲料(1)
ストック(1)
ウインドブレーカー(1)
レインウエア(1)
ダウンジャケット(1)
タオル(1)
ハンカチ(1)
軍手(1)
サンダル(1)
着替え(1)
ウエットティッシュ(1)
バンドエイド等(1)
エマージェンシーシート(1)
トイレットペーパー(1)
携帯トイレ(1)
予備コンタクトレンズ(1)
薬(1)
サプリメント(1)
日焼け止め(1)
ヘッドライト(1)
予備電池(1)
ベアベル(1)
ガムテープ(1)
笛(1)
スマホ(1)
スマホバッテリー(1)
カメラ(1)
カメラメンテナンスキット(1)
カメラ予備バッテリ(1)
予備SDカード(1)
スパッツ(1)
帽子(1)
傘(1)
|
|---|
感想
・富士山。登山始めるときは目標とすべき山だったんですが、いろんな登っているうちに、そうは思わなくなってしまった。更に、人が多いところが苦手な私としては、何だか気持ちの遠のく山になっていました。
・でもまあ、一度は富士山登るべし! 前日ぐらいになって急に富士山登頂を思い立つ。ここの所、雲がちな天候もちょうど晴れ間が出るようだ。混雑も繁忙期を過ぎ、何とかなるだろう。行ってしまえ行ってしまえ!
・仮眠をとり過ぎ、寝坊してしまう。いつもなら食料を家から持ち込んですが、作る暇が無くなり、途中の御殿場駅があわただしく食料を買い入れる。最終バスの時刻を勘違いしていたりと、行きの電車バスは結構綱渡りで危なかった(;^_^A
・須走口五合目にバスから折り立つと、思いのほか肌寒い。菊屋は店じまい寸前で御殿場駅で食料購入しておいて良かった。菊屋手前のベンチを借りて、高度順応を兼ねて1時間ほど準備に時間をかける。ただでベンチを借りるのもと思い、菊屋の中の自販機でコーヒーを買ったらミルクティーが出てきた(苦笑
・トイレを済ませて、いざ富士山へ。ちなみに今回の登山のトイレ代は〆て1300円でした。カップラーメン2つで1400円、協賛金1000円・・・でもまあ安いくらいかもしれない。
・五合目で50人くらいの人がいた。夜なのにこんな人がいるのかと面食らう。この時間に降りてくる人はいるし、登る人もいる。24時間どこかしらに人が動いている山も珍しいのではないか。
・2ヶ月ほど登山のブランクが出来て、前回入笠山でひと叩きして今回臨んでいるが、思いのほか体が充実しており、サクサク登れる。六合目七合目と快調に進む。快調すぎて予定より早く着いてしまう。早く着いた所で夜の山頂というのは侘しいので、七合目で1時間ほど時間調整を図る。風が強くなってきたので、小屋の隅に身を寄せ、満天の星を見たり、夜景を見たり、嫁さんに電話したり、携帯ゲーム機で遊んだりしてこの時間を愉しむ。
・再び歩き始める。八合目、本八合目と何の苦も感じない。日本最高峰を登っているとは思えない快調さ。3000mも超えると息苦しさを感じはしたが、特に高山病などには繋がることもない。快調すぎて、過去の苦しい山行を思い出す。
・本八合目の小屋でラーメンを買って、啜る。唯一辛かったと言えば寒さだ。効果的な防寒対策が反省点。本八合目では吉田ルートから合流してくる人や、時間的に御来光のため始動する人たちで混雑し始める。中でもガイドが一際声を張り上げている。団体客はどこからか出てきて隊列を作っては山頂を目指したと思うと、また団体客が出てきてはガイド取りまとめる。騒がしさにため息が出る。ちなみに何度かこのガイド達にはちと憤懣を感じるやり取りが何度かあった。
・この先、山頂への道はやはり渋滞に見舞われてしまった。うーん。渋滞の何が嫌って、ペースが乱されるのと体が冷える事。何故かガードマン風な人がいて、2列になって追い越しスペースを設けるようにアナウンスしているが、そんな上手くいかない。
・様々な登山者の会話が聞こえてしまう。あともう少しとか、ああやっと大丈夫とか・・・中には「昔、高尾山に登ったことがあるけれど、富士山は大変だわ」・・・おい!(笑
・久須志神社に到着。強い風が吹きすさぶ。多くの人がこの辺りがご来光の為に待機している。私はどこで待機すべきか探す。更に先に進み朝日岳あたりまで来て、岩場の陰で待機する。ほぼ一緒に来た学生っぽい3人がいて、彼らもここいら待機しようとしたが、防寒には足りない服装で寒さに凍えており、低体温症になってはいかんので、もう少し先の浅間大社奥宮あたりに行くように薦める。彼らもちゃんと御来光見れただろうか。
・とはいえ私も1時間以上ガタガタ震えていた。体を動かして寒さを紛らわせたりして耐え忍ぶ。ピークさえ踏めば目的を達せられるのだから御来光なんて見なくてもいいでしょとも思ったけど、これだけ条件が揃うと是が非でも見たい。そのうちに周りに人だかりができる。三脚を構えたり、高山病で嗚咽していたりと何かと喧しい(苦笑
・寒さで時間が進まずじれったい。だが、そのうちに雲の切れ間がふっと濃い赤が差すとみるみる太陽が雲間から上がってくる。周りからワッと安堵めいた歓声が沸き起こる。よかったよかった。陽の温かみを感じる。
・御来光を終え、富士山最高点を目指す。途中浅間神社奥宮で参拝し、急坂をこなし剣ヶ峰に到着する。富士の山頂標には行列が出来ていた。おいおい^^; やっぱり富士山ってテーマパークめいていると思うのであった。その点じゃ世界遺産は「自然」ではなく「文化」が妥当ということでしょう。
・ピークを踏んだのであとは帰るだけ。太陽はすでに東の空からだいぶ登り、空は澄み渡る青に雲海が広がる。日にさらされた火口が荒々しく開いている。再び山小屋でカップラーメンを求め、浅間神社奥宮手前の駒ヶ岳の岩場をよじ登り、風の及ばない岩場の陰でそれを食べる。ここは人気がなく、岩場の間から空と雲海が眺められ気持ちのよい時だった。
・帰りは文字通り駆け下る。話には聞いていた大砂走りは飛ぶように駆け下れる。なんとも愉しい。砂と戯れる稚児の頃に戻れる(笑 また大砂走りが尽き、ブルドーザー道に変わったときの悲しさといったら(苦笑
・2時間くらいで下山する。結局、さほど疲れも感じず快適そのもの登山でした。こんな山行は今までにないくらいな体が充実していたし、天候もよく御来光も見れたわけなので、ほんと申し分ない富士登山でした。
・富士山の頂上は一人でもう一人で行く必要はないかな。今度来るときは嫁さん連れてだと思う。富士山の周辺は宝永山とか1合目から5合目へ行くとか面白そうなところは残っているように思う。













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