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Yamareco

記録ID: 7205091
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳・北鎌尾根 1979 秋(Old Records)

1979年09月23日(日) 〜 1979年09月26日(水)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
kuriken1828 その他1人
GPS
80:00
距離
37.8km
登り
2,310m
下り
2,186m
アクセス 9月23日
 信濃大町〜扇沢:バス 
 扇沢〜高瀬ダム:タクシー
 高瀬ダム−湯俣−千天出合(幕営)
9月24日
 千天出合−北鎌沢−独標下(幕営)
9月25日
 独標下−槍ヶ岳山頂−槍岳山荘(宿泊)
9月26日
 槍岳山荘−槍沢−横尾山荘−上高地バスターミナル 
予約できる山小屋
横尾山荘
千天出合
 ここまで、長いアプローチでした。
千天出合
 ここまで、長いアプローチでした。
独標下のテント
 岩場にスペースを探してテントを張りました。すでに紅葉が始まっています。
独標下のテント
 岩場にスペースを探してテントを張りました。すでに紅葉が始まっています。
2枚つなぎのパノラマ写真
 左の天上沢側は垂直の崖になっています。
2枚つなぎのパノラマ写真
 左の天上沢側は垂直の崖になっています。
テント脇の独標へ続く道
 踏み跡がしっかりしていて、たくさんの人が登ったのがわかります。
テント脇の独標へ続く道
 踏み跡がしっかりしていて、たくさんの人が登ったのがわかります。
3枚つなげてパノラマ写真
 右側の千丈沢側も傾斜が急な深い谷です。晴れれば、美しい紅葉の絶景が広がっていたことでしょう。
 
3枚つなげてパノラマ写真
 右側の千丈沢側も傾斜が急な深い谷です。晴れれば、美しい紅葉の絶景が広がっていたことでしょう。
 
槍ヶ岳山頂
 槍ヶ岳初登頂でした。
 
槍ヶ岳山頂
 槍ヶ岳初登頂でした。
 
 先輩が撮ってくれた写真をつなぎました。右下から登ってきました。
 先輩が撮ってくれた写真をつなぎました。右下から登ってきました。
参考写真
唐沢岳幕岩 1978.08
参考写真
唐沢岳幕岩 1978.08
参考写真
湯俣 晴嵐荘 1978.08
参考写真
湯俣 晴嵐荘 1978.08
参考写真
湯俣 1978.08
参考写真
湯俣 1978.08

感想

 この所、いろいろあって、山に登っていないので、古い記録を引っ張り出して、レコにあげています。今回の北鎌尾根は、ルートを書き込んだ地図や数枚の写真がありました。しかし、コースタイムの記録がなかってので、コースタイム抜きのレコになります。

 北鎌尾根に最初に挑戦したのは、1979年の8月上旬、単独行でした。北鎌沢出合まで来ると、尾根の上部が黒い雲に覆われてきました。北鎌沢を登りながら雨に降られるのもやなので、ここでビバークすることにしました。ツエルトを張って、飯の用意をしていると、天上沢上流から二人組の登山者がやってきました。丸一日、登り口を探していると言ってました。インスタントスープをつくって差し上げました。今、思い起こしても、一日中、登り口を探し回っていたのかと思うと不思議な二人組です。翌日も、上空の黒い雲が取れなかたので、下山することにしました。

 北鎌を断念したことを聞いた先輩が、9月の秋休みに登らないかと声を掛けてくれました。高校では山岳部に入っていましたが、大学では山部には入らず、同じ学部の山好きの先輩に、よく山に連れて行ってもらいました。今回、先輩の計画は北鎌尾根を登り槍穂を縦走するものでした。
 一日目は、高瀬ダムからの長いアプローチです。タクシーで高瀬ダムへ、長い林道を歩いて湯俣へ入り、千天出合で幕営しました。タクシーの運転手さんに頼んで、ダムの上まで行ってもらいました。今は水俣乗越から鎌北沢出合まで下るのが一般的かもしれませんが、長いクラシックルート?を行きました。当時も水俣乗越からのルートがあったかもしれませんが。
 二日目は、千天出合から鎌北沢を登り、独標手前でビバークしました。きつい北鎌沢を登りながら、一息ついていると正面の尾根(喜作新道)をのんびり歩く人が見えました。苦労して登っている自分と対照的だなと感じました。北鎌のコルから先、尾根の上部はガスに包まれてしまいました。この日は、独標手前の平らな場所を探し、テントを張りました。尾根上には水場がないので、節約のためと思い、フライに溜まった雨水を飲んでしまいました。これが悪かったのか、お腹を壊してしまいました。
 三日目は、このルートのクライマックス、独標から槍への登りです。先輩はザイルを用意してくれましたが、ルート選択がうまくいき、ザイルの出番はなく槍ヶ岳の山頂に立つことができました。一日中ガスに包まれ、展望のない登りとなりましたが、かえって高度感を感じず、気楽に登ることができたのかもしれません。
 四日目は、穂高岳へ向けて縦走する予定でしたが、お腹の調子が戻らず、下山することになりました。先輩には、たいへん申し訳ないことになってしまいました。

 先輩には翌年、穂高縦走に、連れて行ってもらいました。そして、穂高、槍の間は1984年8月に単独でつなぎました。北鎌尾根を登り、槍穂の縦走は若いから計画できたのでしょう。槍ヶ岳から途中下山となり、本当に残念でした。

2024.09.07記載

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槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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