七面山から八紘嶺 日本の風景を見る

泥助
その他3人 - GPS
- 13:15
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,304m
- 下り
- 1,737m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 4:14
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:09
| 天候 | 14日:晴れ時々曇り、15日:晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
バスは、身延駅発、下部温泉駅経由で七面山登山口(奈良田温泉行) https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/pdf/H30busT.pdf 山行終了後、電車で身延に戻り車を回収して、そのまま次の山に行きました。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・表参道登山口〜敬慎院 一般登山道、信仰の道で、ベンチ等多数。 また、登山口出発後すぐに一か所、以後途中に三ヶ所の休憩所(坊)あり。 上の二つは水場もあります。 ・敬慎院〜七面山・希望峰 一般登山道。七面山最高点へは道標はないので、分岐を見逃さないよう。 希望峰は南アルプスの大展望あり ・希望峰〜八紘嶺 踏み跡はしっかりしているが、時折乱れるところがあるので、 常に赤テープが視界の中にあるように追っていく。 1964峰の手前から倒木帯に入り、1964峰を過ぎると、八紘嶺に向かって 右手を迂回する。赤テープを追えば倒木帯を避けて通過できる。 ・八紘嶺〜梅ヶ島温泉 一般道で良く歩かれており、道は良くなるが、八紘嶺から富士見台までは 急坂でザレた部分も多く注意。一部ロープあり。 |
| その他周辺情報 | 宿泊は、敬慎院の宿坊を利用しました。 精進料理2食つきで6500円。参篭という形ですので、朝夕の勤行に参加することになります。参篭中は「なまぐさもの」を食することは禁止となります。(肉類等) 朝は前日にお願いすれば5時より食事可能で、食後そのまま出発可。お弁当は不可でした。予約は敬慎院の直接電話します。(0556-45-2551) 梅ヶ島温泉のバス停前の梅薫楼の温泉を利用しました。 500円 14:30までと言われました。 道を下ると何ヶ所か日帰り温泉可能な旅館があり、 バス停も近くにあるようでした。 |
写真
登山口付近には10台程度駐車可、下にもあまり遠くない範囲で、多数の駐車場がありました。
このあと、ご開扉(ご本尊のかいちょう)、夜の勤行への参加、お寺内部のご案内などのこの日の行事をこなし、お札も貰って、21時消灯となりました。明日に備えてゆっくりお休みです。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
傘
靴
ザック(笛つき)
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯(時計/地図/コンパス/計画書/カメラを兼ねる)
地図
熊鈴
ストック
ゲーター
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト
サバイバルシート
|
感想
ずっと行きたかった、七面山。30代くらいの頃ガイドブックで宿坊泊の記事を読んで興味を持って、25000図もしっかり買っていた。だから、前世紀の七面山の地図も、地図箱の中に入っていた。しかし、交通アクセスという意味では遠くて、しばらく忘れ去ってしまっていた。今年になって山友さんとの会話で思い出し、是非登ろうといろいろ計画して、やっと登頂することができた。普段はサクッと山に行ってしまうことが多いのだが、この山はちょっと難産であった。
さて、七面山へは前後して300人以上の信者の方が登っている中での登山である。これ、普通の登山であればちょっと興ざめと思うところだが、ここは七面山であり、これは七面山の日常イベントを体感して登っていることになる。山々にお題目が響く。老若男女の奏でる美しいフレーズがあちこちから聞こえてくる。まさに、そういう山なのだった。敬慎院に到着後の遙拝所からの富士の夕景も感動的であった。
夜の勤行に参加させてもらう。七面大明神の開扉と、引き続いての勤行のセット。七面山は日蓮宗のお寺なのだが、大明神が祀られている。日本の神仏習合の歴史が古来から根付いている。そして、日蓮宗の勤行は激しいパーカッションの動きに、数人で唱えるお経の声が乗って、これがいくつかの声部に別れて見事なハーモニーが生まれているように感じる。仏教音楽についても、古来よりの伝統としてそれぞれの宗派で発展しているようで、興味深い。
翌日、ご来光を見る。信者さんたちも全員で整列し、お題目を唱えながら、一心にご来光を待つ。そして、神々しいご来光が上がってくる。そこにいる全員、信者さんたちも、登山者たちも、心がそこに集中する瞬間である。
さて、ここからが山行の核心部。山中は全体的に苔むした美しい森が続いていた。展望は雲が多めだったのが少々残念。途中でテンが出て来てくれたのは楽しかった。心配した倒木帯は、倒木を避けるようにつけられた赤テープに導かれていけば、難なく通過することができた。ただひとつ問題が発生。このあたりの山は経験が薄くて気が付かなかったのだが、ヤマビルが出没していたようだ。下山後気が付いたが、それではあとのまつり。しっかり被害にあっていた。
いろいろと体験することの多い、有意義な山行だった。
No511 2024-44
日本二百名山(1)、山梨百名山(2)、甲州百山(2)、などいろいろ。
コメント
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繋がりましたね! 6月には行きたいとおっしゃっていましたが、稜線は心配したほどではなさそうですね。
私もこのコースは歩きたいです、ここが繋がればまた太平洋までのルートが1本できあがります。
でも、もう少し涼しくなってからね😁
コメントありがとうございます。
はい、稜線は問題ありません。ベタベタにテープがあります。多少は木をくぐったり越えたりはありますが、踏み跡もしっかりしていて、面倒な感じではないです。さらにもう少し繋げていきたいところですが、それよりまだ体力があるうちに主稜線の方にも行っておかないと…😅。
マップ見させていただきましたが、この区間がきれいに空いてますね。七面山は北参道経由で繋ぐのが美しいですね✨。ヒルはきっと梅ヶ島に寄ったところにいたような…🤔。
梅ヶ島温泉迄繋いだら、太平洋迄は後少しです(笑)
そうすると次第に赤線病にかかっていきます😁
でも梅ヶ島温泉から南下する奥安倍の東の山稜も中々渋くて良い山ですよ。
今回の山行は天気もそこそこ良かったようで山行を満喫されたようですね。
コメントありがとうございます。
赤線病はよくわかります。昔、乗り鉄をやっていた頃と、似た感覚があるような…。
それはそうとして、ここから南は歩いてみたいです。なかなかいい雰囲気だと思いました。
赤線と同様、深南部(周辺)というキーワードも魅惑的です🤔。
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