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Yamareco

記録ID: 74204
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

やはりキツかった・ドンドコ沢往復地蔵岳(南ア・鳳凰山)

2010年08月15日(日) [日帰り]
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GPS
08:55
距離
11.9km
登り
1,733m
下り
1,721m

コースタイム

8:50青木鉱泉-10:10南精進滝(分岐)-11:35白糸滝11:40-12:10五色滝12:15-13:00鳳凰小屋13:05-13:30砂礫の入口-14:05山頂(オベリスク周辺散策)14:30-14:50鳳凰小屋15:05-15:30五色滝-15:50白糸滝-16:40南精進滝-17:45青木鉱泉
天候 ほぼ終日曇り(一部薄日)
過去天気図(気象庁) 2010年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
■初めに
今日は大変な寝坊をしてしまい、3時過ぎには自宅を出る予定が5時30分にお目覚め!
よっぽど止めるか行き先変更しようと思いましたが、予定していた「周回」を諦め地蔵岳ピストンならOK?と思い直し6時発。ぎりぎりの勝負でした。。。
■コース概略
異状箇所は特になし。前日は雨だったようですが(予報ベース)沢の水量も問題なし。
青木鉱泉は標高約1100m、山頂は2800m近いということでキツい標高差です。
前半〜中盤は眺めのない樹林帯を、緩急交えてひたすら歩き、山頂直下は歩きにくい砂礫となかなかハード。登りは我慢すればまだ良いが、下りは段差が大きく滑りやすい路面が多くアクシデントしやすそう。下りではオススメしません。下る場合は余裕を持って行った方がよいかと思います
■青木鉱泉から南精進滝
初めはドンドコ沢沿いの緩い登りですがおいおい急登りに。登り出しということもありややキツい
■南精進滝ー白糸滝
前半部分では一番キツい区間かと。なかなかの急登りが続きます。粛々と足を前に運ぶのみ
■白糸滝ー五色滝
前の区間よりは楽で短い。でも疲労がたまっているので、これも粛々パターン
■五色滝ー鳳凰小屋
樹林を抜けると一転、開けた沢に出、地蔵岳が眼前に!モチベーションアップ!道も平だし。。。
■鳳凰小屋ー山頂
登り約1時間。半分が樹林(樹相はダケカンバが美しい)、残り半分は足がズリズリと後ろに流れる砂砂礫の急登。なかなかツラいラスト30分です

青木鉱泉。いい感じ。おじさんも愛想よく感じがいい。駐車料金は750円/日
2010年08月15日 08:49撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 8:49
青木鉱泉。いい感じ。おじさんも愛想よく感じがいい。駐車料金は750円/日
ドンドコ沢に沿って進みます
2010年08月15日 08:59撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 8:59
ドンドコ沢に沿って進みます
南精進滝は滝見台を通らなかったので横っちょからだけ拝見
2010年08月15日 10:17撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 10:17
南精進滝は滝見台を通らなかったので横っちょからだけ拝見
何カ所も徒渉しながら進みます
2010年08月15日 10:33撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 10:33
何カ所も徒渉しながら進みます
登山道に水が流れ込んでいるところもあり
2010年08月15日 11:00撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 11:00
登山道に水が流れ込んでいるところもあり
白糸滝。意外とダイナミック
2010年08月15日 11:37撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 11:37
白糸滝。意外とダイナミック
で、これが五色滝。一番ダイナミックっ!滝壺まで降りられますが行かない・・・先を急ぎます
2010年08月15日 12:12撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 12:12
で、これが五色滝。一番ダイナミックっ!滝壺まで降りられますが行かない・・・先を急ぎます
五色滝への分岐は小広く休憩に好適
2010年08月15日 12:14撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 12:14
五色滝への分岐は小広く休憩に好適
で、鳳凰小屋のちょい手前は開けた河原となります。地蔵様はお目見え。でもガス出てます
2010年08月15日 12:43撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 12:43
で、鳳凰小屋のちょい手前は開けた河原となります。地蔵様はお目見え。でもガス出てます
鳳凰小屋に到着。この時点で13:00!日帰りか泊まりか、小屋番さんに問われ「うーん、日帰り」と答えると「あと1時間だし大丈夫だね」とのお言葉に奮起
2010年08月15日 13:03撮影 by  DSC-H5, SONY
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8/15 13:03
鳳凰小屋に到着。この時点で13:00!日帰りか泊まりか、小屋番さんに問われ「うーん、日帰り」と答えると「あと1時間だし大丈夫だね」とのお言葉に奮起
まずはフツーの樹林の登り・・・
2010年08月15日 13:05撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 13:05
まずはフツーの樹林の登り・・・
このような路面も混じり・・・
2010年08月15日 13:13撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 13:13
このような路面も混じり・・・
砂礫地に入ります
2010年08月15日 13:31撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 13:31
砂礫地に入ります
オベリスクさまがドーン!こころなしか、日向山の錦滝からの山頂直下に似ている
2010年08月15日 13:34撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 13:34
オベリスクさまがドーン!こころなしか、日向山の錦滝からの山頂直下に似ている
砂礫地の斜度はこのよう。なかなか急です
2010年08月15日 13:40撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 13:40
砂礫地の斜度はこのよう。なかなか急です
振り返るとこんな。マイケル並みのムーンウォークにように滑りながら進む・・・
2010年08月15日 13:54撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 13:54
振り返るとこんな。マイケル並みのムーンウォークにように滑りながら進む・・・
オベリスクと筆者
2010年08月15日 14:05撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 14:05
オベリスクと筆者
岩の隙間にお花はたくさんありました
2010年08月15日 14:11撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 14:11
岩の隙間にお花はたくさんありました
オベリスクとお花
2010年08月15日 14:12撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 14:12
オベリスクとお花
オベリスクの基部まで行きましたが・・・登れん。。。一般人にはまず危険すぎます
2010年08月15日 14:17撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 14:17
オベリスクの基部まで行きましたが・・・登れん。。。一般人にはまず危険すぎます
下りにて。鳳凰小屋を過ぎて振り仰ぎし地蔵岳。薄日が・・・!
2010年08月15日 15:16撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 15:16
下りにて。鳳凰小屋を過ぎて振り仰ぎし地蔵岳。薄日が・・・!
下るうちにガスが立ちこめることもありましたが雨には降られず
2010年08月15日 15:46撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 15:46
下るうちにガスが立ちこめることもありましたが雨には降られず
ここのルートは、急な箇所が多い上にこのように岩に苔が着いていたりと滑りやすく、下りには不向きと思います
2010年08月15日 15:59撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 15:59
ここのルートは、急な箇所が多い上にこのように岩に苔が着いていたりと滑りやすく、下りには不向きと思います
南精進滝を過ぎ、このようなつづら折りの急斜面を下るとドンドコ沢も近いっす
2010年08月15日 17:14撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 17:14
南精進滝を過ぎ、このようなつづら折りの急斜面を下るとドンドコ沢も近いっす
やっとこさドンドコ沢に
2010年08月15日 17:36撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 17:36
やっとこさドンドコ沢に
ドンドコ沢と鳳凰山方面
2010年08月15日 17:37撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 17:37
ドンドコ沢と鳳凰山方面
やがて樹林の先に青木鉱泉。やっとGOAL!
2010年08月15日 17:46撮影 by  DSC-H5, SONY
8/15 17:46
やがて樹林の先に青木鉱泉。やっとGOAL!
ちなみに、青木鉱泉に続く「舗装路」の入口はこれを見逃すな!
2010年08月15日 18:59撮影 by  DSC-H5, SONY
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8/15 18:59
ちなみに、青木鉱泉に続く「舗装路」の入口はこれを見逃すな!
撮影機器:

感想

鳳凰三山周回の目論みが大寝坊により地蔵岳ピストンに。。。あとせめて2時間あれば、との思いでしたが終わってみればなかなか達成感のある山行でした。
天気予報は前日で「午前:晴れ、午後:雨(開いた傘)」。当日朝は・・・午前から小雨じゃん!
と、雨の道行きを覚悟の上でしたが結果的には降られることなく、ガスも思いのほか少なくオベリスクでもガスに巻かれることなく観音岳などもしっかり見えてました(山頂からの遠望は得られずアサヨ峰さえ雲の中でしたが)。

このルート、三山縦走・中道下山でかねてより狙っていたので残念ですが地蔵岳まで行ってみて思うに、相当頑張らないと難しいなあ、という感じ。地蔵直下から見た観音岳への登りに「うへえ」という印象でした。もっとも、天気が良ければ(暑そうですが・・・)すげえ良さそうなコース。時期を見て再訪します。

今日は日曜&天候不順にもかかわらず結構な人出のように思いました。
下ってきた時の鳳凰小屋前は20人くらいもいたでしょうか?ワイワイと談笑しています。顔ぶれを見ると僕がヘイコラと登っている最中に休憩していた方々が結構混じっていたようで、下った来られたのかと思いきや小屋泊まりだったのですね。
下りの小屋では山頂でご一緒だった方(御座石からピストンとのこと)と九州から飛行機で来られていたパーティ(百名山ハイカーと拝察)からお菓子をいただきながらしばしお話しました。ごちそうさまでした。このとき既に15時。これから下ると言うと驚かれていましたが、そりゃそうだわ。まさか9時前が登り出しとは言い出せず。。。鳳凰小屋からの本日の下りは僕が最後のようでした。

で、下った青木鉱泉では迷わず入湯!異常な発汗後の即座の温泉は格別。しかも独り占めだったし普段は温泉に入らない僕ですが超満足でした(¥1000も許しましょう)。

なお、青木鉱泉へのルートですが、HPに載っている「新道(全面舗装と書かれている)」が分かりづらく少し迷いました。国道20号から入った、それよりは細い車道からの曲がり角が分かりづらい。。。夜撮ったものですが電柱の案内表示をご参考に。
なお、ここから先はカーナビには載っていないルートで終始空を飛んでいる始末(HONDA純正の2009秋版カーナビでは「旧道」を案内されます)。しかも全面舗装ではなくなかなか状態の悪いダートを結構走ります。何故かは分かりませんが・・・。


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コメント

私も、、、かつて、、
honsamaさん

私もかつて、最初に鳳凰に行ったとき青木鉱泉を
目指しました。
入り口がわからず、うろうろ、進路変更で
国道20号線から編笠山にしようと思って向うと
「青木鉱泉」の文字、、
結構なダートの林道。

9:20ごろから登り始め、
さすがに三山は無理で、鳳凰小屋から、観音岳に
近づくショットカットで鳳凰2山を巡り、18:00過ぎに下山。

最初の鳳凰の苦い思い出、、。

青木鉱泉は、甘利山を目指して、途中の林道から
全部舗装で入る手、そのまま甘利山を抜ける手もあります。
こちらのほうがわかりやすいかも、、。
もちろん、最後はちょっとラフですが、、、。

寝坊は仕方ないですが、意外に頑張ると
充実した山行きにできますよね、、。

Y-chan
2010/8/16 7:03
いろいろ勉強になりました
Y-chanさま

書き込み、ありがとうございます。
青木鉱泉への道はホント分かりづらかったですが事前にヤマレコで情報を得られていたので、それでもダートを短く済ませられたと思います。美濃戸口-美濃戸間よりだいぶマシでしたし。。。
でも甘利山経由?の道は知りませんでした。ちょっと調べてみます。

しかし、9:20スタートで二山回って18:00はさすがですね(そのショートカットも初耳でした!)。「スピード登山」の是非はいろいろあると思います(「速さ」にこだわり過ぎるのは良くないと思います)が、安全に「早く」行動、歩き通す力はやはり必要だなーと改めて実感です(このルートの下り、急で滑りやすい道で勢いつけてコケたら結構ダメージでかい→まともに下山できなくなる、というイメージ)。

それにしても歩き甲斐のあるコースでした。
好天を狙って再度「周回」しに行こうと思います。時間に余裕を持って・・・。
2010/8/16 12:31
きっと抜かれてます
はじめまして、honsamaさん
そしてコメントありがとうございました。

同じ日に同じルートで登っているとはいえ
日帰りであのコースを行ける健脚がうらやましいです。

私が7時30分ごろ青木鉱泉を出発したので
きっとあの急登りのどこかで抜かれてると
思います。坂道に倒れこんでる太った男がいませんでしたか?(笑

テン場ですが、水場とトイレが近く、平坦な砂利でとても過ごし易かったです。
参考になりましたかね?^^;

また、どこかの山で会えたらそのときは
よろしくお願いします。
2010/8/17 23:20
書き換え後の記録、拝見しました
metabonさん

というタイトルでここに書くのもナンなのですが、あの外人部隊はそんなにぺっぺぺっぺしてましたか・・。それはちょっとイヤですね。。。
metabonさんの記録の「感想」、なかなか面白いですね。
文学的です。
2010/8/20 7:55
プロフィール画像
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