谷川岳(西黒尾根)→茂倉岳(土樽) 〜静かな稜線を楽しむために1歩先へ〜


- GPS
- 08:35
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 1,694m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:35
天候 | ほぼ快晴 稜線にかかる雲はすぐに流れていった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
谷川岳ロープウェイ - 500円 土樽まで行くことが決まっているなら土合駅に駐車したほうが帰りが楽。 ◆上越線 土樽→土合 240円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆西黒尾根 全体的に岩が滑る。 尾根北側の日陰に雪がある。 ◆谷川岳 トマの耳からオキの耳に向かう下りに雪が多くて結構滑る。 稜線に雪庇はまだない。 ◆オキの耳〜一ノ倉岳 岩に雪が薄くついた鎖場2ヶ所は転倒注意。 登山者は一気に減る。 ◆一ノ倉岳〜茂倉岳 雪が多くなるが、気温が上昇すると泥濘がひどい。ゲイター装備で安心。 ◆茂倉岳〜土樽 避難小屋から下は雪がほとんどないが、樹林帯は木の葉が多く、その下の粘土質の土がアイスバーンの如くツルツル。トラロープが張ってあるところは積極的に使うと良い。 |
その他周辺情報 | ◆コンビニ 水上ICから谷川岳ロープウェイまで ・セブンイレブン ・ファミリーマート(1年前はなかった) |
写真
感想
初雪の報せが届くようになった10月下旬。炎上中プロジェクトの助太刀を依頼されて残業と休日出勤が増えてしまったが、晴れた休日には山に登るのが当たり前。休日は1日しかないので遠出は避け、霧氷が楽しめると聞いた谷川岳に登ることにした。
西黒尾根を初めて登ったのは2年前の5月。そのときは難しく感じなかったが、今回はなぜか苦戦。鎖場の岩が鏡のように磨かれていて滑りやすく感じる。そういえば去年の馬蹄形縦走の下りでも滑る感じがした。疲労のためかと思っていたが、どうやらそうではなさそうだ。多数の登山靴に磨かれた急斜面の岩場を慎重に登った。
樹林帯を抜けると南側が開け、はるか遠くに雪を纏った富士山が見えた。空気が澄んでいる。
西黒尾根を登りきるとすぐに谷川岳トマの耳だ。思ったほど混んではいないが、天神尾根を続々と登ってきているので、そそくさとオキの耳に向かう。雪の付いた岩場を下るのは苦手なので慎重に歩いた。トマとオキの中間から見るトマの耳の東面は、荒々しくも、張り付いた雪が日光に反射して神々しく輝いていた。
トマの耳とオキの耳は多数の登山者が登頂するが、そこから先に向かう人はとても少ない。もったいないと思う。
一ノ倉岳までは鎖場が2ヵ所あり、いずれも岩にうっすらと雪が付いているので鎖に頼って下った。雪は少なく、気温上昇によりぬかるむ。ゲイターなしでは不快な思いをするだろう。稜線から一ノ倉沢を覗きこむが、とても登れる気がしない。クライミング黎明期の死者が多いのも納得だ。一ノ倉岳の頂上は数センチの雪に覆われていた。11時を過ぎていたので昼食、そして珈琲を楽しんだ。先客の3人グループは気さくな方々だった。下山後に土合駅付近で再会し、挨拶をして別れた。
茂倉岳まではわずか20分。武能岳方面の展望が良い。ユニークな姿の苗場山のはるか先に雪化粧をした後立山連峰が見えた。もう北アルプスは雪山のようだ。
武能岳に隠れて見えない蓬峠へのルートにも魅力を感じたが、土樽駅15時台の上越線に乗りたいので避難小屋方面に下った(この時点で15時何分か覚えていなかったが、乗り遅れたら3時間ぐらい待つことだけは覚えていた)。樹林帯に入ると落ち葉が登山道を覆い隠している。隠れているのは氷のように滑りやすい粘土質の斜面だ。転倒する人が多いのだろう、トラロープが何本も設置されている。転びこそしなかったが、何度か滑って手をついた。周辺の紅葉は最盛期を過ぎたようだが黄とオレンジの葉が見事だった。
登山口の駐車場で時刻表を調べると15時24分発だと分かり、あと30分ぐらいしかないと少し焦る。意外と遠い土樽駅。どうにか10分前に到着できで、3時間待ちは回避成功。
次に谷川岳に登るのは月末、雪が積もって天候に恵まれた日になると思う。それまでに炎上プロジェクトを鎮火せねば。
こんばんは〜
谷川縦走いいですね〜
いつか歩いてみたい!
谷川は、もう初冬のようですね
紅葉と氷が絶妙です。
雪山が苦手な私は、憧れもありますが
やはり怖さが勝ります
縦走はやはり夏〜秋にしようと思います。
では、また。
NJ-TAKAさん、こんばんは。
雪がどれだけ積もっているのか不確定要素がありましたが、登って正解でした。念のため軽アイゼンを持って行きましたが使わずに歩けましたよ。
我々も雪山は2年程度で、やはり慎重になりますね。登山に向かうのは、風は強くならないか、滑落の危険箇所、登山口までの道路状況など、事前にしっかり調べてからです。安全第一!
もう雪が降ったのですね!
たったの2000mにも満たないのに不思議です。
まぁ、それが北ア3000m級の山容に匹敵する由縁(個人的意見)でしょうか...。
このようなコース取りも良いですね!
まさしく縦走...茂倉岳、気になってきました。
陽の長い夏期なら朝早く出発できるので、来年チャレンジしたくなってきました。
お疲れさまでした。
ayamoekanoさん、おはようございます。
上越稜線は冬型の気圧配置になったら雪が降りますからね。あと1ヶ月もすれば真っ白でしょう。いまから楽しみです。
多様な山行ルートがあるのが谷川連峰の魅力ですね。来年は魅惑の稜線歩きを楽しんでください!
depor021さん、tanyaさんこんにちは!
一ノ倉ではお世話になりました。独占コーヒーショットが素晴らしいです!私たちはこんなにカッコいい写真撮れません。モデル、構図、センスがよくてうらやましい!
スカっ!と計画通りに行かれたお二人とは異なり、行き当たりばったりの計画だった私たちはまんまと土合駅で2時間ステイを強いられました。昼寝時間に当てて回復を図りましたが。
土樽からのルートも写真33と37のクサリ場が最大の難敵でした。
午後に入ると日向はグジョグジョ。日影はツルツルが増えて、ただでさえ岩が滑るので神経すり減りました。肩の小屋でしばしぼーーーっとした後、ロープウェイ使って下りてしまいました。まさか戻ってこられたお二人と再度お会いできるとは思いもしなかったのでビックリしました!
それでも初雪?でもないのか。貴重な冠雪初期、楽しむことができましたね。ここでこれだけ好天になるのはかなり稀有なことじゃないかと思います。お互いにラッキーですね!
fickleさん、こんばんは。
写真の構図を褒めてもらえて嬉しいです。今後も頑張ります!
雪の付いた鎖場は厄介ですね。岩は滑るし鎖は冷たいし。むしろ完全に雪に覆われたほうが歩きやすいのかも。
土合駅での2時間待ちは長いですねー。土樽駅と比べると広いからゆっくり休めたのではないでしょうか。
では、またどこかの山で。
私は、10/31に谷川岳に行きました。予報では曇り時々晴れだったので、GOしましたが、天狗のとまり場から積雪、下山途中は雪が降ってきました。1日違いで、全然違いますね。
日頃の行いが、悪いのかもしれません。
makoto1964さん、こんにちは。
土曜日は天気がいまいちだったようですね。上越国境稜線は、関東が晴れでも新潟の天気が悪いと荒れるみたいです。まあ、山は稜線で天気が全く異なることが多いですからね。
日頃の行いが悪いのではなく、たまたま運が悪かったということで。
depor021様
一ノ倉岳ですれ違ったkiyohisaですm(_ _)m
もしかしたら、お二人かもしれない画像を、私のレコの一番後ろにアップしました(^∇^)
逆光なので、ちょっと自信がありませんが、違ったらすみません!
kiyohisaさん、こんにちは。
写真、拝見しました。我々のような我々でないような。。。むしろ、土樽駅のホームの写真に我々が堂々と写り込んでいました(笑)
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