鳥海山（千蛇谷）
秋田県
山形県
kawazakana
体力度について
- GPS
- 09:13
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 1,890m
- 下り
- 1,889m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:13
| 過去天気図（気象庁） | 2025年01月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
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感想
雪も良さげで好天予報の週末、しかし土曜日は休日出勤のため山へ行けるのは日曜の1日のみ。今季は雪もあるし中越の山に通いたいところだが、土曜のうちにそこそこ人が入っていそうだし、昇温で雪も重くなっていそう。悪天が抜けた直後の好天でトレースもなさそうな鳥海山の千蛇谷へ。新潟市を拠点にしていると基本的にどこの山も近くはないので、鳥海も他の山へ行くのと大差ないように感じられる。どうでもいいことだが鳥海山の標高は2236mで、√5の2.2360679（富士山麓オウム鳴く）の語呂合わせとの合致から出羽富士などと呼ばれているのではないかと訝る今日このごろ。
車止めにつくと先行者たちがスタートするところ。そそくさと準備して林道へ。先行者は一旦県道方面へ進んだようで、その後ずっと一人で登ることができた。
林道から林内に入ってからも平坦に近い地形が続き、いつもルート取りが悩ましいが、今回も適当に歩いていたらだいぶうねうねしてしまった。獅子ヶ鼻湿原に出たようで広い湿原と雪に埋まりきらない流路が味わい深い。出壺はどんな感じになってるのかと興味が湧いたがそこまで寄り道するわけにはいかない。森の中の出壺のたまりに飛び込むと世界の終わりからハードボイルドワンダーランドに行けるのではないかなどと妄想に浸りつつ。
月明かりにブナの林が影を落とし、やがて樹林帯をすぎてもまだ暗く地形が分かりにくい。山体の向こうの空が明るくなり始め、東側の斜面は染まり始めてるんだろうなあ、こちらの北面は朝日が当たらないから少々残念だなあと思っていると、空に広がる薄雲に朝日が反射するためか、こちら側の雪面もほんのり色付き始めた。淡い赤紫色がなまめかしく美しい。フォレスタ鳥海あたりから入山すれば朝日に染まる鳥海山を味わえてそれは素晴らしい景色なのだが、どうにもスノーモービルが入っていることが多くて趣が削がれてしまう。自然の風景と調和する遊びか否か、そんな観点について物思いにふけりつつ。
雪は全般的に浅くラッセルはくるぶしまでもいかず、あえて言えばビンディングラッセルといったところか。この時期はさすがに硬い箇所もなく足取り軽く進む。1月に来たのは初めてな気がするが、近年では雪が多い年とは言え、千蛇谷はやはり2月や3月と比べるとなんとなく谷が深い気がする。
9時過ぎに山頂。この時期としてはかなり高温の日ではあるが風が強くやはり寒い。しかし1月の太陽は低いため、すぐに降りると千蛇谷に光が入っていないので少々もったいない。穴を掘って風をしのぎつつ時間稼ぎ。10時半頃に下山開始。すぐに後続パーティーがいてご挨拶。数年前に同ルートでお会いした方だった。この日の入山者は単独が数名にパーティーが1組が2組くらいだったろうか。下りながら登りのトレースを見ると、それぞれが好みに応じたラインを辿ったらしく、各々が引いた複数のトレースから自由な感じが伝わってきて楽しい気分になる。
以降は空も晴れ渡り空気も澄んで冬らしい眺めの中を気持ちよく下山。立ち去り難くて何度も立ち止まってはゆっくりしてしまう。外輪山の裏側あたりからエンジン音が聞こえたような気がしたがモービルだろうか、気のせいだろうか。
下山後に車を走らせつつも、鳥海山の姿が目に入るとその美しさに目が釘付けになってしまい、長い余韻に浸らざるを得ない。危ない。
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お久しぶりです。千蛇谷満喫されたようで羨ましいです。ちょうどこの日北アルプスからの帰り道、晴れ渡った鳥海山を眺めて行きたいなあと思っていたところでした。センスの光る叙情的な写真をありがとうございます。
ありがとうございます。この天気だしOTSさん来てるかなと思ってましたが、飛騨沢の翌日ではさすがに厳しいですね。またそのうち鳥海でお会いしましょう。
進んでも進んでも近くならない姿に引っ張られ、長い雪原を折れずに登れて助かりました。
関東平野のど真ん中民としては、どこの山も遠いには若干不同意ですが、、、移動手段としてのスキー、は同じ思いはあります。
いずれお目にかかることもあろうかと思いますが、適当に相手していただければ幸いです。
素晴らしい天気と雪でよい鳥海はじめになりましたね。実は私も以前は1955さんと同様の地域にいたので雪山へ向かう道のりの長さはよくわかります。新潟はやっぱり山近いですね。笑
またどこかでお会いしましょう。
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