下権現堂山・上権現堂山


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
【歩程:登り=3:30/下り4:20】
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
これまで山登りの時、いろいろなものを忘れたことがあります。靴下、登山靴、ストックなどなどですが、一番の大ポカは、リュックを丸ごと家に置いてきたことです。今日の登山はあきらめることも考えましたが、勢いで空身で登りました。無謀なことをしたものです。
今回は忘れたのではなく、取り違えでした。間違って、妻の長靴を持ってきたしまった。今日は、登るのはやめようかと思ったのですが、高速代を使ってきたのと、あまりにもいい天気なので、試しに長靴を履いて歩いてみました。何とか押し込んで足が入るくらいなので、非常に窮屈でしたが、歩けないこともないので、まあ少し登ってみようと、歩きだしました。
登るうちに、調子が出てきて、気が付いたら、下権現堂山の山頂に立っていました。山頂では越後三山、守門岳、浅草岳など素晴らしい眺めが出迎えてくれて、登ってよかったと思いました。そして、ここまで来たら、上権現堂山まで行こうと、欲が出てしまったのです。それが間違いのもとでした。
下権現堂山から下りにかかると、つま先に激痛が走り出しました。上権現堂山への途中、見事なアズマシャクナゲの群落が盛りでしたが、痛みのため、せっかくのそれを愛でることも上の空という感じでした。
途中、足の手当をしながら上権現堂山にたどり着きました。山頂でで昼食休憩をして、下山にかかります。下権現堂山に行く途中の鞍部の中越戸から、山頂を経ずに下る道があります。しかし、今冬の雪の多さから、迷う可能性があると、すれ違った登山者にいわれたので、涙を呑んで、いったん下権現堂山に登り返してから、下ることにしました。
下山路は、地獄の苦しみでした。つま先に激痛が走り、途中、長靴を脱いで、靴下だけで歩いてみましたが、今度は、足の裏に、岩や石が当たり、痛くて歩けません。仕方がないので、再び、靴を履いて、下り続けました。後ろ向きになって、歩いたりしながら、死ぬ思いで何とか、登山口にたどり着きました。登山中止を決断できなかった自分の愚かさに、気づくのが遅すぎました。
下山後、両足の爪が紫に変色し、剥がれ、その後再生するのに、長い日数を要しました。
変化に富んだコースと言い、展望の素晴らしさと言い、魅力ある山なので、今度はちゃんと自分の靴を履いて、もう一度登ってみたいと思った。
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