爺ヶ岳東尾根


- GPS
- 10:41
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,740m
- 下り
- 1,754m
コースタイム
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:37
- 山行
- 2:03
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:03
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
直近のレコからの情報が少なく、寒波の影響がいかほどか分からず、ラッセル覚悟。しかもワカン?スノーシュー?とギリギリまで悩んだけど、トレースがバッチリで少し拍子抜けだった。ツボでP3手前まで行く。
それでも評判通りの急坂と装備の重さに苦しめられ、日帰り組にどんどん抜かされていく。先月の常念岳東尾根が楽チンに思えるほど。
何とかP3の幕営適地まで行き、そこで荷物をデポ。翌日アタックの計画を変更し、そのまま山頂へ向かう。
始終トレースがあり、ナイフリッジも問題なく、槍穂高方面、白馬岳方面、南アルプスからの富士山360度全部見渡すことが出来て大満足。
稜線に出ると強風でトレースが消えかけていたけれど、山頂が見えていたので心配なし。これでもかってほどの急登に苦しめられつつ、やっとこ登頂。
最高の天気、計画変更大正解、爺ヶ岳ブルーを堪能できた。
でも、まだ気を抜けない。今晩の寝床のイグルー作りが待っている。P3まで戻り、2時間のタイムリミットを決めてイグルー作成開始。
1年ぶりのイグルー作り、なかなか長いブロックを切り出せず苦戦。結局、時間内に作れず、竪穴式雪道にして天井にツェルトを張る。風で飛ばされないように雪で固定した。かなりクタクタ。
それでも、まだまだ終わらない。これから翌日の水作りに入る。ご飯を食べて、18時頃、やっとこ就寝出来た。
夜中、パラパラ冷たい雫で目を覚ますと、ツェルトが風で捲れ上がり、雪が降りこんでいた。そんなに強い風雪でなかったのがせめてもの救い。急遽ツェルトを直に被り再度就寝。意外と寝れるもんだ。
5時半ごろから撤収開始、ガスガスの山頂を見上げて昨日アタックを済ませておいて良かったと改めて自分たちの計画変更に拍手を送りつつ7時に下山開始。
2日目の核心はJPからの下り。急登の見返りは激下り。重い荷物を担いでの下山、かなり太腿の筋肉とストックを持つ腕の筋肉を使ったようで久しぶりの筋肉痛になったが、無事に下山出来てよかった。
自覚症状はなかったが、脱水症状気味だったと思う。今後はもう少し水分摂取を心掛けよう。
ツェルトは1箇所ピッケルで止めていたけど、これだけでは足りなかった。竹ペグがなかったから代わりにワカンを利用して固定すれば、風でめるりあがることはなかったかもな。
振り返るとまだまだ改善の余地はあるが、これはこれで、とてもいい経験となった。
若い頃、家内と登った山々を仕事引退後は眺めて暮らすのが夢で、神奈川県平塚市から大町市に移住した「にこにこ」と申します。
もう歳ですからとても冬山には登れず、麓から超望遠レンズで爺ヶ岳や鹿島槍に登っている人たちを撮るのが楽しみになりました。
2月15日は快晴、おまけに土曜日、間違いなく大勢登っている!
登っている時刻に合わせて、大町市郊外から爺ヶ岳東尾根を撮り続けました。
数カットをブログにUPしましたが、その中に、ちょうどお二人が頂上にいる時刻の写真がありました。
もちろん撮影地点から12kmも離れていますし、ほんの点のようにしか写ていませんが、尾根上のトレースなどはハッキリ確認できます。
お時間のある時にでも、ご覧頂ければ幸甚です。
https://ameblo.jp/niko-niko-shinsyu/page-6.html
本当に快晴で、山がまるでピカピカと光り輝いているかのようでしたね。装備が重く、正直かなり辛かったのですが、それを忘れさせるほどの素晴らしい日でした。こうした良いコンディションの中で登ることができたのは、本当に幸運だったと思います。
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