爺ヶ岳 厳冬期前に剱岳を見たくて

- GPS
- 07:22
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,671m
- 下り
- 1,684m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:22
| 天候 | 朝からすっきりドピーカン! |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝の6時にはほぼ満車 扇沢無料駐車場も朝6時前には、第一、第二ともに8割以上埋まってる感じでした。 有料の方も、6時前で中段までほぼ満車 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山届けポスト有り 登山道上の雪は、ケルン手前辺りから本格的に出て来ました 雪質は表面はパウダー、中もまだ柔らかいのでかなり踏み抜きます 積雪はケルン先で20センチほど、危険なトラバース付近で30〜50センチ 種池山荘手前辺りで50〜吹き溜まりは70センチオーバー 種池山荘周辺は、場所により1m〜1.5m程ある感じです 南峰から中峰はそれ程でも無いですが、長野側には雪庇が発達してきているので踏み抜きには注意が必要です。 |
| その他周辺情報 | 上原の湯(わっぱらのゆ) ¥500 熱っつい内湯のみ https://kita-alps-wappara.com/ 車中泊後、翌日の朝風呂 裾花峡温泉 うるおい館(長野市) 朝風呂6時〜9時 ¥650 内風呂、サウナ、ジェットバス、大きい露天風呂、その他有り https://uruoikan.com/ |
写真
余りにも突然の出来事でした
また山でお会いして話がしたかったなあ・・
毎回上がる山レポがとても楽しかったです
少し休んで、向こうでも山を楽しんで下さいね
謹んで哀悼の意を表します
感想
11月で北アの各登山口に繋がる県道が冬季クローズ。
北アのシーズンラストは、やっぱり剱岳が見たくて爺ヶ岳へ。
さらに雪も降ってるようなので、せっかくなら冬靴とアイゼンのトレーニング。
明け方2時過ぎに駐車場に着くと、予想外に駐車が多くてビックリ!
年内最後の3連休で、しかも好天予報だったので駐車してる車はほとんどが前日からテン泊の方達の車のよう。
3時間ほど仮眠して、今日は燕岳の様に熊に会いたくないので、明るくなってからスタートします(笑)
登山道の雪は、スタート直後は全くなく、20分ほど登ると脇にチラホラ。
八ッ見ベンチを過ぎて徐々に登山道にも出て来るものの、ツボでも大丈夫です。
1時間程でケルンを過ぎて、この辺りでトレーニングを兼ねて12爪アイゼン装着して、ピッケルも出しました。
約半年振りに、冬靴にアイゼン装着した足元は、まあ〜重い事重い事・・
この夏は、膝を痛めて全く山登りが出来てなかったので、登山の筋力もかなり落ちてることを実感しまくりです。
なので当然ペースも遅っそーで脚も上がらないので、ちょっと進んで休んでの繰り返し。
気温も、スタート時で−3℃程で風も穏やか、陽が当たってきた場所に出ると暑いくらいなので、アウターは脱いでちょうど良い感じ。
のんびり進んで、いよいよ核心部のトラバースに到着すると、正にシビれるような足場の狭さで、下は何処までも落ち込む谷間。
一歩一歩進むも、余りにも狭すぎるし帰りの事も考えて、ピッケルを使って壁を崩して拡張工事しながら前進!
雪もまだほぼパウダーの雪質で、簡単に崩せるので良い感じに広げられる。
最後は、出っ張ってる岩と張り出た木にザックが引っかからない様に通過すれば、核心部は無事クリアー。
残りはありがたいトレース上をどんどん進んで行けば、オレンジ屋根の種池山荘に到着です。
種池山荘周辺には、前日からテン泊していた方達もチラホラ見えて、まあまあの登山者の人数です。
そしてここから先ずは南峰へ向かいますが、景色が開けて来ると目の前は鹿島槍、振り返ると見たかった立山〜剱の白くなった山並みがドーンと居座る絶景に感動!
これが見れただけで今日はここまで来た甲斐があった。
南峰に着くと、ここからは景色を楽しみながら、写真を撮る手も止まらない。
立山、剱はもちろん、針ノ木、蓮華、その奥には槍〜穂もクッキリ、八ヶ岳、南アルプス、そして富士山までもが見える絶景!
中峰に着いてもカメラの手は止まらずに、同じような写真を何枚撮ったかは分からない程撮ってました(笑)
そして景色を堪能したら、剱岳に向かって黙祷。
先週、突然逝ってしまったぼっちさんに、行き合った事のある爺ヶ岳から哀悼の意を表してお祈り。
誰にでも気さくに笑顔で話をしてくれるぼっちさん。
昨年ここの東尾根や、白馬の大雪渓で少しご一緒させて頂き、楽しくお話をさせて頂いた事が今でも思い浮かんできます。
とても悲しい出来事となりましたが、向こうでも大好きな山登りを楽しんで下さいね。
暫く剱岳を眺めたら、ちくわを食べながら下山開始。
下山はアイゼンも良く効いてくれるので、上りとは違ってサクサクと降ります。
危険地帯も、行きに足場を広げた甲斐もあって問題なく通過して、さらにペースアップ!
下山はほぼ休憩無しで下って、足は重くて痛くなってきたものの無事にゲザーン!
これが年内は最後?の北アルプスの景色を、秋晴れの空に真っ白になった山々を隅々まで眺められて、来て良かった〜!な、爺ヶ岳でした!
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