ピラタス蓼科スノーリゾート駐車場から周回。北横岳→三ツ岳→雨池山
長野県
BNR32GTR
その他1人 
体力度について
- GPS
- 10:34
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 826m
- 下り
- 785m
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- 山行
- 9:07
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 11:05
| 天候 | 曇り時々小雪、風が強い |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
https://www.pilatus.jp/ ロープウェイの山頂駅に登山届用のポストがありますが、まだ営業時間前だったので、予め竜源橋登山口で提出しました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
コース状況は、あくまで登山当日の状況で、天気や降雪状況で日々変わりますので、参考程度に捉えて下さい。 ★ロープウェイ山麓駅～ロープウェイ山頂駅★ 2ヶ月前に来た時よりも雪は多い(積雪100cm位)ですが、踏み鳴らされていて歩きやすいです。 12爪アイゼンで歩きましたが、山頂駅手前で踏み抜き連発だったので、スノーシューやワカンを装着しました。それでも踏み抜いた時もありました。 山頂駅手前でトレースが風で掻き消されていて、適当に歩きましたが、本来のルートはもう少し右側から回りこんでいます。 ★ロープウェイ山頂駅～坪庭★ 通常であれば迷うような場所ではないですが、自分達が行ったときは、まだロープウェイが営業時間前だったのと、前日に降雪があったようで、トレースというトレースは全くなくて、一見するとどこを歩いていいのか全く分からず、同行した後輩は初めて来たのもあって、全く方向違いの方に行こうとしてました。 登山道は、棒の先に赤い布切れが付いている棒が立っているので、それを目指して歩けば迷わずに歩けます。 ★坪庭～北横岳山頂★ トレースもあって、よく踏み固められているので、かなり歩きやすいです。 坪庭から三ツ岳分岐までと、北横岳南峰手前がやや急斜面なので、特に下るときはスリップしないように注意した方がいいです。 北横岳南峰と北峰は、遮るものがなくて、爆風状態の時が多いので、物を飛ばされて失くさないように注意した方がいいです。 当日は、北横岳南峰と北峰の間は、トレースもなく雪が吹き溜まっていた状態で、ぱっと見ですが、どこを歩けばいいかちょっと悩むような感じでした。 ここは普通に真っすぐに進めばいいだけですが、自信のない人は雪山経験者と一緒に行くことをお勧めします。 ★三ツ岳分岐～三ツ岳Ⅱ峰★ トレースは風で掻き消されて、ほとんど残っていませんでしたが、トレースがなくても迷うような場所はないです。 ただ三ツ岳Ⅲ峰山頂手前に鎖場があって、岩場を歩くので、アイゼンの刃を引っかけたり、スリップしないように細心の注意が必要です。 また三ツ岳Ⅲ峰～三ツ岳Ⅱ峰は、岩場で岩と岩の隙間に雪が積もっていて、迂闊に足を置くと、穴が開いてスッポリはまるリスクがあるので、足元には細心の注意が必要です。 ★三ツ岳Ⅱ峰～三ツ岳Ⅰ峰★ ここが一番不明瞭で、雪で夏道が完全に埋まってしまうので、最も道迷いしやすい箇所です。 三ツ岳Ⅱ峰から進行方向のやや右斜め前にちょっとした岩峰が見えるので、そちらに下りていきます。 かなりの急斜面なので、滑って立木にぶつからないように細心の注意が必要です。 左から回り込んだら楽なんじゃね？と思って左側から行こうとしましたが、樹が密集していて進めないので、素直に右から進んで急斜面を下りた方がいいです。 ★三ツ岳Ⅰ峰～雨池山手前の鞍部★ 標高差にして50mくらいですが、ここもかなりの急斜面がずっと続きます。 滑りだしたら止まらない(自分は敢えて尻セードで下りました)ので、スリップして樹や岩にぶつからないように細心の注意が必要です。 ★雨池山手前の鞍部～雨池峠★ トレースがあって歩きやすいですが、幅が狭いので、ワカンやスノーシューだと却って歩きにくいと思います。 雨池山山頂の先の展望台は、視界が開けますが、風が強い時は物を飛ばされないように注意が必要です。 ★雨池峠～ロープウェイ山頂駅★ 平坦な雪原が続くので、かなり快適に歩く事が出来ます。 分岐がいくつかあるので、自分が進むべき方向はどっちなのかを、地図でよく確認して歩いた方がいいです。 |
| その他周辺情報 | スパティオ小淵沢の延命の湯で入浴10:00~22:00(最終受付21:30) 830円/人 https://www.spatio.jp/hotspring/ |
写真
登山届用ポストは、ロープウェイ山頂駅の中にありますが、自分達が着く時には、まだ営業していないので、ここで先に出していきます。
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ピンぼけですが、ゲレンデを横切る場所です。2ヶ月前に来た時は、ここにスノーマシンがありましたが、今は天然雪が充分ある(積雪100cmくらい)ので、撤去されてありません。
って言うと、妻はカモシカかもシカかもシカカモ…と無限♾️ループします🤣🤣
振り返ると茅野市街の街灯りが見えます。
自分達は、ここで左に折れて北横岳に向かいます。
トレースが全くないから、この目印がなかったらわかりにくいかも😰でもまだ誰も歩いていない雪原に、自分の足跡を付けるのは、快感でもある😊
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でもまだ誰も歩いていない雪原に、自分の足跡を付けるのは、快感でもある😊
中にはトイレットペーパーがありました。
協力金は100円です。
雪が吹き溜まっていて、知らないと違う方に入って行っちゃいそう😰
もの凄い爆風なので、写真は1枚だけ撮って、即行で戻ります😱
後輩はここで駐車場に戻るので、車のキーを渡して、自分一人で三ツ岳に向かいます。
岩に赤い矢印がペイントされていて、鎖が見えます。なのでここでスノーシューを脱ぎました。
アイゼンは刃を引っかけるリスクがあるし、どうせ履いてもまたすぐに脱ぐので、何も履かずに登りました。
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なのでここでスノーシューを脱ぎました。
アイゼンは刃を引っかけるリスクがあるし、どうせ履いてもまたすぐに脱ぐので、何も履かずに登りました。
遠くに見えるのは雨池。ここから先は全くトレースはなくて、夏道も雪に埋もれて全く判りませんが、三ツ岳�喫�には、画像の真ん中やや下に見えている緑のロープの横を通って、右に見えてる小ピークを目指します😊
一旦左から回り込んでみましたが、樹が密集しているので、行けません
9年前の3月に来た時は、この辺りでツリーホールに落ちて胸までハマってしまい、ここで敗退しました😱
ここから先は、夏場は行った事がありますが、厳冬期は初めてです😊
なので今日の本当の目的は、この先を突破すること‼️
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ここから先は全くトレースはなくて、夏道も雪に埋もれて全く判りませんが、三ツ岳�喫�には、画像の真ん中やや下に見えている緑のロープの横を通って、右に見えてる小ピークを目指します😊
一旦左から回り込んでみましたが、樹が密集しているので、行けません
9年前の3月に来た時は、この辺りでツリーホールに落ちて胸までハマってしまい、ここで敗退しました😱
ここから先は、夏場は行った事がありますが、厳冬期は初めてです😊
なので今日の本当の目的は、この先を突破すること‼️
一番不明瞭で急斜面を突破したので、ちょっとホッとしました😊
がしかし、その先はかなりの急斜面の連続😱あまりにも急斜面が続くので、尻セードでずっと下りてきました😱
かなりスピードが出て、まるでボブスレーをやっているようでした😅
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あまりにも急斜面が続くので、尻セードでずっと下りてきました😱
かなりスピードが出て、まるでボブスレーをやっているようでした😅
今日は履き替えるのが、これで4回目😨
大した斜面ではないので、アイゼン無しでも行けそうですが、山頂から雨池峠への下りがまあまあの急斜面なので、アイゼンを履いちゃいました😅
でも眺望がなくても、フカフカの雪の森の中を歩くのは、それだけで楽しい❗️😊
急斜面を下りている途中で、ザックが木の枝に引っかかって力技で突破したら、スノーシューがブラブラしていたので、急斜面が終わったところでザックを下ろしたら、なんとスノーシューが一つしかなく、せっかく下りた急斜面をまた登って戻ったら、スノーシューが落ちていました😱
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スノーシューを回収して、雨池峠に到着。真っ直ぐ進んで縞枯山に行きたかったのですが、先に駐車場に下りた後輩を待たせるのも可哀想なので、このまま山頂駅に向かって下山します😊
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真っ直ぐ進んで縞枯山に行きたかったのですが、先に駐車場に下りた後輩を待たせるのも可哀想なので、このまま山頂駅に向かって下山します😊
縞枯山荘に到着。腹がへったので建物の影とかで風を避けられる場所でエネルギー補給しようかと思ってましたが、ロープの中は立ち入り禁止🈲になっていたので、もう少し進んで、風を避けられる場所を探します。
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寒過ぎてログが途中で途切れてしまったので、ザックをデポして、縞枯山荘まで赤線を繋ぐ為だけに戻りました😅デポした場所まで戻り、ザックに結えつけるのが面倒なので、スノーシューを履いて下山します😅
デポした場所まで戻り、ザックに結えつけるのが面倒なので、スノーシューを履いて下山します😅
でも気温が-0.2℃って絶対おかしい‼️
センサー部分が壊れたのカモ😱
ゲレンデの横に出ました。板があれば5分で着くんだけど…😅
そう言えば、北横岳は何回も来ているけど、今まではロープウェイで下りるか、滑って下りるかだったので、歩いて下りるのは、今回が初めて😊
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板があれば5分で着くんだけど…😅
そう言えば、北横岳は何回も来ているけど、今まではロープウェイで下りるか、滑って下りるかだったので、歩いて下りるのは、今回が初めて😊
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
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|---|
感想
会社の後輩が北横岳に行こうかなと言っていたので、自分も一緒に行く事にしました😊
八ヶ岳連峰を赤線繋ぎしたいのと、9年前の3月初旬に北横岳から三ツ岳を経由して雨池山に抜けようとしましたが、三ツ岳Ⅱ峰の先で雪が深くて進路が分からず、右往左往しているときにツリーホールに落ちて胸まではまり、やむを得ずそこで退散となったので、そのリベンジもしたいと考えていたので、それが一番の目的でした‼️😊
天気はまあまあでしたが、寒波が到来した影響で気温が低くて風も強い状態🌀
てんくらも時間帯によってBだったりCだったり
北横岳だから来たけど、他の八ヶ岳だったらたぶん行かないような天気😱
前回敗退した時は、まだ冬山を始めたばかりだったし、GPSを駆使して歩く術も知らなかったけど、今は冬の北アルプスもいくつか登ったし、GPSを駆使してバリルートを歩く術も備わったので、普通に考えれば敗退した先に行けるはずだと思っていましたが、山では何が起こるかわからないし、実際に行けるかどうかは現場で判断するということでチャレンジしてきました😊
前日に降雪があったのと、スキー場がまだ営業時間前で一番乗りだったこともあって、全くのノートレースで、山頂駅から先は、ぱっと見どっちに進んでいいのかわかりにくい状態😰
しかも人っ子一人いない状態なので、何回も来ているからわかるけど、初めて来てこの状態だったら、かなり不安になると思いました😰
北横岳に登頂して、帰りは三ツ岳分岐で後輩と別れて、後輩には車のキーを渡して先に下りてもらい、自分一人で三ツ岳に向かいました😨
三ツ岳Ⅱ峰までは行ったことがあるとは言え、コンディションはその時々で変わるし、雪もそこそこ多くてトレースも消えかかっている状態
若干不安を感じながら進みました😰
すると目の前に岩峰が現れて、岩に矢印がペイントされていて鎖場もあり、ここで仕方なく履いていたスノーシューを脱ぎました😰
12本爪アイゼンを持っていましたが、履いてもどうせまたすぐに脱ぐことになるので、ノーアイゼンで登りましたが、足元が雪だし凍っている部分もあったので、ちょっとドキドキしながら登りました😰
登り切ったらⅡ峰かと思ったらまだⅢ峰でした
まぁでもⅡ峰まではそんなに遠くないので、気を取り直して歩きましたが、いかんせんアイゼンを履いていないので、結構緊張しました😰
とは言え岩場なので、アイゼンを履いていたとしてもそれなりに緊張していたと思います❗️
Ⅱ峰から先は全くのノートレースで、緑のロープがわずかに雪から出ている状態😱
GPSで進む方向を確認して進みますが、分かっていたとは言え、かなりの急斜面😰
実は反対側から回り込んだ方が楽なんじゃね？と思って反対側に下りてみましたが、樹が密集していて、全然進めそうもないので、もう一度先程の場所まで戻って、再度GPSで進む方向を確認し、紙の地図でもルートを確認、やっぱりこの急斜面を下りるしかないかという結論に達し、急斜面を尻セードで急降下しました😅
あっという間に鞍部まで下りて、さっき見えていた小ピークを越えていくと、程なくしてⅠ峰に到達😊
やれやれこれでちょっと安心できるなぁーと思ったのも束の間、その先にはまだ急斜面が待っていました😱😱
頭ではⅠ峰から鞍部まで標高差にして約50mの急斜面があるのは分かっていましたが、実際にに目の辺りにすると、さっきの急斜面と同じかそれ以上に急で、しかも長い😱😱
両手両足をうまく使ってブレーキをかけながら下りていきましたが、途中暴走してスピードが出過ぎる場面もあってちょっと怖かったです😱
でもまぁ怪我無く無事に通過出来て、鞍部の標柱を見たときは、心底安堵しました‼️😊
本当は時間があれば麦草峠まで行きたかったのですが、風が強いのとあまりの寒さでスマホのバッテリーの減りが非常に早くて、写真を撮るとき以外はスマホをバッテリーに繋いでタオルに包んでいた関係で、スマホを出したり仕舞ったりで時間がかかったのと、スノーシューを履いたりアイゼンを履いたりで時間がかかったのもあって、かなり時間をオーバーしてしまいました😱
また後輩が先に下りていて、あんまり長く待たせるのもかわいそうなので、雨池峠まで下りてきたところで帰路に着きました
予定していた工程よりだいぶ短くなってしまいましたが、厳冬期の三ツ岳を攻略できたので、概ね満足のいく山旅でした😊
こっそり拍手
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