甲斐駒ヶ岳黒戸尾根 自分例会



- GPS
- 15:16
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,464m
- 下り
- 2,200m
コースタイム
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:27
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾白川渓谷駐車場に23時半頃到着、10台程だったのが、6時出発の時には20台ほど。 それでも駐車スペースには余裕あり。 車中泊だったが、3シーズンのシュラフでは寒い。 一合目までがとにかく長い。 登山口からは落ち葉の道。 1,400m辺りから道が凍っていてチェーンスパイクを装着。 刃渡り手前で12本爪アイゼン。 五合目から本格的に鎖とハシゴが出てくる。 体を飛び出してトラバースをするところが1箇所あるが、岩が階段状になっているので、慎重に登れば問題なし。 七丈小屋では、宿泊者の荷物デポオッケー。 七丈小屋以降は暴風に注意。防寒手袋は必須。 30mロープを持参したが使わなかった。 この時は、始終トレースあり。 大岩の登りでは、冬道から、下りは夏道に入ってしまい、バックステップで。新雪のため、深く沈む所も。 大岩のふもとでトレースにもどる。 七丈小屋にもどって、やれやれとなるが、それからも長いので気を付ける。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
ハーネス、安環ビナ1、ビナ2、スリング120、60、各1本
|
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共同装備 |
30mロープ
|
感想
昨年からの宿題。
登山道は落ち葉がいっぱいで、先週行った爺ヶ岳とはまるで違う雰囲気。マイナス30℃の予報に備えてガッサブルムを装着していましたが、しばらくは土の道。1合目までがとんでもなく遠い。さらに2合目も遠く感じました。
1400mくらいから道が凍り始めて、チェーンスパイクを装着。ほぼ氷、しっかり食いついてくれました。風がどんどん強くなって、温度計はマイナス17℃を表示。体が急激に冷え込んできて、手先が痛くなるほど。手をグーパーして血流を促しました。うっかり外付けしていた水筒もカチンコチン。
刃渡り手前で12本爪アイゼンにチェンジし、五合目からはハシゴと鎖の連続になりました。橋状のハシゴ、緩やかな傾斜のハシゴ、垂直のハシゴと、長い道のりを歩いてきた体には堪えました。1箇所、体を飛び出してトラバースしなければならない場所では特に注意を払いました。岩が階段状になっているので、慎重に登れば大丈夫。
その後もハシゴが続き、さらに体力を奪われて疲れを感じ始めた頃に七丈小屋に到着。受付を済ませ、今晩の寝床は第二小屋。2段ベッド状のお部屋はカプセルホテルのように仕切られており、パーソナルスペースも確保されていたので、ゆっくりと体を休めることができました。さらに、一晩中ストーブが焚かれていたため、ホント、今日はテント泊でなくて良かったぁ。
いちいち登山靴を履かなくても良いように長靴があって、第一小屋やトイレへの移動にとても重宝、小屋の配慮に感謝です。
夕食はおかわり自由のハンバーグカレー、私にはボリューミーすぎて、おかわりなし。
翌日、5時起床、6時前出発。
寒さに備えてフル装備です。
天候は良かったものの、風が非常に強くて、バラクラバとゴーグルの隙間から出ていた頬が、帰宅後に凍傷気味になって赤く腫れていました。
その頬が気になって触ってたせいか、ゴーグルも曇り、視界が塞がれてしまいました。失敗です。
核心の大岩もトレースのおかげで無事にクリア。烏帽子岩の2 本剣と、その後ろには富士山が見え、定番の景色ながら、最高でした。
山頂付近では暴風が収まってきたけど、気温計は-23度。風が吹くと体感温度がさらに下がりました。360度の絶景を堪能し、山頂を満喫した後、下山を開始。
七丈小屋でデポした荷物を回収し、ホッと一息つく間もなくさらに下山、登ってきた梯子を下りて予定よりも早く、無事に尾白川登山口に到着しました。
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