中千丈沢アイスクライミング


- GPS
- 20:16
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,220m
コースタイム
- 山行
- 11:33
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 11:53
天候 | 晴れ強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢沿い両脇からスノーボール多数 アイスはまだ大きい |
写真
装備
個人装備 |
60mロープ
|
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感想
初アイス体験!
この日は白馬主稜を計画していたが全国的に爆風予報で、稜線上の行動がほとんどの主稜は諦めてエスケープを探す。とはいえ風が強くバリは無理なので風の影響が少なそうな低いところ&沢筋のアイスクライミングが候補に上がる。
元々興味はあったのでチャンスがあるなら是非!ということで中千丈沢に決まった。
前夜3時半に八王子の道の駅に集合。
昼間に激混みというので近くのコインパーキングに移動して1台に乗り合わせて移動。
予定通り松本の西友で鍋の具材と酒、行動食を買い込んで上高地へ。
坂巻温泉の駐車場を狙うも満車だったため、釜トン前に荷物降ろして車を置きに行く。
清水トンネル先の駐車スペースが空いていたので、そこに駐車して3kmラン。30分弱で戻りザックを背負って登山開始。久しぶりの30kg超えは応える重さ。ランしたおかげ?で靴がトレランシューズなのが良い感じ。焼岳方面で工事をしているらしく、橋までは綺麗に除雪されていた。
大正池山荘?前で冬靴に履き替えた。ここからはしっかり雪道。沢出合の橋からゲレンデまではトレースが伸びていた。登っていく途中脇に逸れて幕営適地に荷物をデポ。クライミング装備のみで取り付きへ。
この移動も中々一般登山道では無いような雪壁を登ったり下ったり楽しい。左岸の上の方に見えるアイスの説明を聞きながら沢筋を登り、1時間弱で一角獣1P取り付きに着くと、1パーティが登る準備中。少し休憩してから向って左の小滝でアックスの打ち方とアイゼンのかけ方を教わる。アックスなんて打ち込めば刺さるだろうと舐めた考えを反省。少し角度がズレたりぶれたりするだけで全く刺さらない。
トップロープを張ってもらって5mほどの2ラインを登りクライムダウンを練習。はじめは平爪アイゼンで登ったが、縦爪を借りて登ると難易度が段違い、、道具の性能差は圧倒的。
その後、一角獣の1ピッチ目にトップロープを張ってもらい、初の氷滝登攀。下から見ると階段状に見えていたが、いざ登ってみるとそんなことは無く、後半は腕の疲れからピッケルも刺さらなくなりなかなか難しい。レンタルアイゼン+アイスアックスの性能に助けられ、なんとか登り切って、この日は終了。
荷物のデポ地まで戻ってイグルー作成。前回の反省を生かしてなるべく薄いものを切り出す&内側に重ねていく。スコップが1本壊れるトラブルが発生するも、2時間弱、日没前に完成した。やはりスコップとスノーソーは人数分あることが大切だとわかった。
夜は鍋でのんびり。朝早かったこともあり21時前には就寝した。
翌朝は4時半起床でラーメンを食べたら、滝までのアプローチ。
僕がアックスを1本しか持っていないこともあり、横の草付きから一角獣の1Pをスルーしてジョーズの取り付きに向かう。
早速右のルートにトップロープを張ってもらい、1本目。60mロープをギリギリ使って張っているので滝の高さは30m強。途中フラットなところで何度か休憩しながら登るが、最後の5mほどのところでどうしても腕がパンプしてしまい、アックスが刺さらない。焦っていると足も外れてテンション。マジで怖かった。何とか復帰してトップまで登って終了。少し時間を空けて、少しシャンデリアになっているラインで遊んでみる。それまでに見ていた2人のきれいなフォームをトレースするように意識すると何とか登れたが、途中アックスをひっかけたまま落ちてテンションしてしまう。リーシュでつながっているため何とか回収しないと動けもせず、少しレストしてからゴボウで引っ張ってもらい、なんとかアックスを回収しておろしてもらう。
腕がプルプルするほどパンプしてしまい、ビレイも出来なさそうなため、少し休憩して撮影係となり登攀は終了。
最後はVスレッド作成して懸垂で滝を降りてみて、デポまで戻って下山へ。釜トンを抜けたら最後の車回収ランをこなして無事終了。
帰路は複数の事故による渋滞に巻き込まれるも、後部座席でうとうとしていたら東京へ着いた。運転、マジでありがとうございます。
今回はアイス初体験で最高に楽しい経験ができた。継続してやりたさもあるが、装備コストも高いし、なかなか難しそう。それでも機会があれば是非とも!セカンドでやらせてください!という心持ち。本当にありがとうございました。
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