記録ID: 80068
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ハイキング
日光・那須・筑波
茶臼岳
2008年10月04日(土) [日帰り]



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 899m
- 下り
- 899m
コースタイム
山麓駅8:00〜山頂駅8:08〜茶臼岳8:52〜9:00〜峰の茶屋9:32〜朝日の肩10:10〜朝日岳10:19〜10:30〜峰の茶屋11:23〜茶臼岳12:00〜山頂駅12:30〜山麓駅13:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
那須岳は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を合わせた総称ですが、今回は茶臼岳、朝日岳を往復して来ました。 6月から9月一杯まで渓流釣りモードのぺんぎん隊でしたから、久々の登山となる今回は隊長の意向を酌んで往復ロープウエイ利用というお手軽登山となりました。これを登山と言うか行楽と言うかは読者の判断にお任せ致しますが、ぺんぎん何ちゃって登山隊と致しましては「山に登ったのだから登山なのだ!」と言い切る所存で御座います。(笑) さて、朝7時にロープウエイ山麓駅に到着した我々の目の前でロープウエイは既に運航を開始している様子。「あれ?始発は8時半じゃないのね!」と慌てて身支度を致しました。紅葉の季節を迎えて臨時運行しているロープウエイに乗り込み一気に山頂駅に上がります。 風が吹き抜ける山頂駅でレインウエアの襟を立ててロープウエイから降りた沢山の人達に混ざって歩き始めます。火山礫の堆積を踏みしめながら歩く登山道はフワフワした感じで結構疲れます。駅から100mくらい歩いた地点で南月山へと向かう登山道と別れます。多くの人々は南月山方面へと歩いて行き、私たちが向かう茶臼岳方面には10人ほどしかいませんでした。 大きな火山岩が折り重なるあたりまで上り詰めると山頂ももうすぐ。山肌を大きく北側に回り込むように登って行くと前方には朝日岳が見事な山容を見せてくれました。 今回まだ隊長には朝日岳まで登るプランは話してありません。 火山岩に黄色いペンキでルートが記されている登山道ですが、結構どこでも歩ける感じで、それを示す様にあちらこちらに登山靴の跡が残っています。我々も正規ルートを歩いていた筈が、いつの間にやらルートから外れていたりしてどうも勝手が違います。考えてみればいつもは樹林帯を歩く様な登山で活火山の樹木が無い登山道というものは未経験でした。 那須岳周辺は観光地であり行楽客も多く訪れる山ですが、だからと言って山は手心を加えてはくれません。こんな登山道で霧に巻かれたとしたら、どこでも歩けるからこそ道にも迷う道理です。そう思えばこそ、展望が利く時にするべき事をしてしまいます。地形図を取り出し現在地の同定とコンパスの矢印をロープウエイ山頂駅の方角に合わせておきました。 傾斜がなだらかになり山頂に近付きます。小さな鳥居がある先に石の祠が見えて来ました。茶臼岳山頂に到着。那須嶽神社にお参りをして周囲を見渡します。茶臼岳は山頂を経由して火口を廻るように登山道があり、地形図を見る限りではその途中に三角点がある筈なのですが、何故か見つかりません。帰路にもまた山頂を踏んで辺りを探したのですが、とうとう見つからず仕舞いでした。帰宅後に国土地理院HPで調べたところ、茶臼岳三角点は四等三角点で山頂より低い場所にあるとの事でした。先に調べてから行けば見つかったことでしょう。 さて、山頂から火口跡を一廻り歩きます。噴煙を上げる斜面から南月山や三斗小屋温泉方面を見下ろすと見事な紅葉が一望出来ます。朝日岳方面に目を転じれば峰の茶屋の避難小屋が見下ろせます。 「あそこまで行こうか!」と隊長に声を掛けて避難小屋を指さします。「え〜、下るのやだ!」と言う隊長を何とか宥めながら小屋方面に歩き始めます。隊長は何かを察したらしく「二つは登らないからね!」と次の山への拒否を主張しています。何とも勘のイイ奴です。(笑) 峰の茶屋に降りると沢山の登山者が休憩しています。目の前には朝日岳が聳えていて、登山意欲をかき立てて来ます。「ねえ、三角点無かったよね?あそこには有るかな?あそこまで行こうか?」と隊長に水を向けると案の定「嫌だ!」と即答されてしまいました。でもその時、冷たい風が吹き抜けて来ました。「ここで待っててもいいよ。」と言うと「寒いから少しだけ行く。」と言います。しめしめ・・・「行けるところまでで良いよ、そこから先はお父さん一人で行って来るからさ。」と言って歩き始めます。隊長は歩き始めたら絶対に着いて来る事は間違いありません。朝日岳に向かって歩き始めたら、もう山頂まで着いて来るのは保障されたも同然です。(笑) 剣ケ峰から朝日の肩までは鎖場の連続ですが、それほど難所ではありません。強いて言うなら人一人がやっと通れるくらいの道を登下山共に使いますから交互通行になります。ですから登山者が多い時は変に時間を取られる場所です。実は朝日岳からの帰りに、ここで30人くらいの対向者があり長い待ち時間を強いられたのでした。 さて、鎖場を抜けて朝日の肩へ登りつきました。ここから朝日岳山頂まではあと少し、一気に山頂を目指します。 朝日岳山頂到着。ちゃんと隊長も横にいます。「ほら、あそこが茶臼岳。来て良かったろう?」と言うと「まあね。」と言って周囲の景色を見まわしています。 「あそこが清水平でその先が三本槍岳だよ、一時間掛らないなぁ・・・」 「行かないから!」 さすがに三本槍岳まで引っ張るのは難しそうなので今回は朝日岳までで帰る事にしました。(笑) 朝日岳から塩原の山々を越えて男体山が頭を出しています。ようやく空気が澄んで来て山からの展望が開ける季節がやって来ました。これから雪が降り始める頃までがぺんぎん隊の登山の季節です。 |
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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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