トムラウシ山



- GPS
- 10:30
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,505m
- 下り
- 1,505m
コースタイム
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 10:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
短縮コースの登り始めからコマドリ沢まではかなりぬかるんでいる。 |
その他周辺情報 | トムラウシ温泉が素晴らしい。登山前も後も楽しめる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
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感想
朝3時15分起床。周囲が登山支度で騒がしく、まだ真っ暗な中、起き出す。お湯を沸かし、バナナと助六寿司とスープの朝食を食べ、登山支度・トイレを済ませて4時25分に登山開始。この時間ではもうあたりは明るくなってヘッドランプも必要無しの中、緩やかな登り20分ほどでトムラウシ温泉からの道の合流。ここからカムイ天上まではぬかるんだ粘土質の登山道で靴が汚れるが、多くの木道があり、かなり楽に通過出来た。カムイ天上には5時23分到着、相変わらず緩やかな登りが続く。コマドリ沢への下りはジグザグで100m以上降下する。コマドリ沢分岐は水場にもなっているが、今日は曇り(ガス)で気温も高くなく補給は不要だったので、引き続き沢沿いを登る。この辺りから花が多くなってくる。キバナシャクナゲ・ナナカマド・エゾコザクラなどが目を楽しませてくれる。沢沿いを少し右に折れると雪渓が見え始める。この雪渓の脇を通り、中程からは雪渓上を登り続け、7時40分に前トム平到着。雪渓登りはチェーンスパイクは必要無かった。周囲は相変わらずのガスで視界は効かない。しかし花はいよいよ咲き乱れて、チングルマ・ヨウラク・チョウノスケソウ・コマクサなどなど百花繚乱の趣、素晴らしい登山道。大きなガレ岩のトラバースを越すが、この辺りはナキウサギの生息地のようで、今回は姿は見えなかったが鳴き声は聞こえていた。トラバースを過ぎ大きな岩が見える下りを降り切った場所がトムラウシ公園。その名の通り、岩と雪と花と池塘が見事な景観を作っている。ちょうど良い具合にガスが立ち込め、深い緑と巨岩の黒、雪渓の白がガスの中に浮かび上がる幻想的な景観。花や公園の景色を写真に撮りながらゆっくりと進む。庭園のような景観を楽しんだ後は、いよいよトムラウシ山頂への登りが始まる。この頃から周囲を覆っていたガスが切れはじめ山頂が顔を出し始め青い空の比率も大きく、気分も高揚してくる。さらに登山道両脇はお花畑が続き、まさに天空の花園。9時ちょうどに南沼の分岐を通過、巨岩ゴロゴロの最後の登りに取り掛かる。9時30分に念願のトムラウシ山頂到着。周囲のガスも切れ、青空が山頂を覆う。遠く旭岳やその手前の大雪山の山並みも雲の切間から見え隠れしている。風もほとんど無く、暖かい山頂で昼食休憩。いつものようにカップ麺と菓子パン+コーヒーのコンビネーションを楽しむ。10時に北沼に向け下山開始。下り始めはゴロゴロの岩を両手も使い下る。北沼分岐には10時30分到着、この辺りも一面チングルマの大群落。花と池の水、残雪と青空で、素晴らしいの一言。ゆっくり景色を楽しみながら南沼まで歩く。11時に南沼分岐を通過し、トムラウシ公園に向かう。この頃からまたガスが覆いはじめ、山頂が見え隠れするようになる。トムラウシ公園には11時35分に到着。岩のガレ場を通りちょっとの登り返しで前トム平通過。雪渓の下りはチェーンスパイクを付け安全を確保して下る。コマドリ沢の冷たい水で顔を流しさっぱりする。コマドリ沢の登り返しは疲れた脚にはかなり堪える。なんとか登り切り、木道の助けをもらいカムイ天上には14時に到着、短縮コース分岐から14時55分に登山口に到着。幌尻岳ほどでは無かったが、長丁場の山行でかなり大変なコースという印象。しかしそれを補って有り余るほどたくさんの花と、ガスが切れ始めるドラマティックな天候変化での景色の移ろいを堪能した山行だった。
駐車場で荷物を簡単に片付けていると野生の鹿が近づいてくる。さすが北海道の奥地。駐車場を出発し東大雪山荘までの悪路8kmを慎重に下り、山荘の温泉にゆっくり浸かり登山の疲れを癒す。ここの温泉は秘境感満載で泉質も最高だった。
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