高尾・景信山縦走。小仏峠〜そして478m圏峰から核心部へ
東京都
神奈川県
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体力度について
- GPS
- 05:04
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 883m
- 下り
- 908m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:23
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
大久保山から登山口のあいだ急勾配あり。 |
写真
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感想
【新緑の多摩川を渡り高尾山口から】
午前の予定が早く片付き10:30行動開始。良い天気です。
ザックは11.72��(カメラ950g＋ビデオ720g＋水2L＋茶500ml＋ヤマザキ柏餅4個＋ハマダコンフェクト チャージ プロテイン ココア味1個＋ブルボンSLOWBARチョコレート3個・チョコバナナ3個＋経口補水パウダー4個)
【早速道迷い】
稲荷山コースはナラ枯れ倒木のおそれがあり通行止め。そのバリケードを横目に先を進む。早速分岐が現れた。今回は山頂へ直行なので東京高尾病院の方へ進むが、車両通り抜け不可の看板を発見。少し焦り琵琶滝方面へ向かうが車両ではないので引き返す。病院の先に隠し階段がある。そこから上は登山道で、昨夜の雨もあるのでスニーカーだと難易度が上がる。
【心地よい風】
高尾山頂で柏餅2個とハマダコンフェクト チャージ プロテイン を摂る。富士山を堪能したら一丁平園地方面へ、ここの縦走路は歩きやすいが、小仏城山辺りまで木と土の階段である。
上高地西穂高岳登山道から西穂山荘に着いた時のように回り込むと城山の茶屋が現れる。
【木漏れ日がファイナルファンタジー�后�
小仏城山の茶店は大きい。テーブルの数が多い。まるでビアガーデンのようである。しかし今日は連休明けの平日で人はまばらであった。新緑の屋根に覆われた店内を一周したあと小仏峠へ向かう。
【深い森】
城山から小仏峠間はそれまでの陽射しのある尾根道とは違い、樹林帯の下りになる。なので昨夜の雨で路面が乾きにくくぬかるみもたまにある。気付かないうちに化繊のチノパンにもハネがあったので峠間近のセーブポイントでゲイターを装着。合わせて500mlを飲み干し2L水筒から給水し経口補水液にする。帰りに千代田区のターミナル駅に立ち寄るため裾汚れを抑制したいため装備。
【不思議なひととき】
暫くすると小仏峠に到着。朽ちた四阿と茶屋があった。そして石碑が。ここで明治大帝が御小休、野立された所であったとのこと。静まり返り、何故か峠なのにどこか農村の民家に立ち寄ったような感があった。立ち止まったのち、木漏れ日の中進むとタヌキの池が現れた。この池は大雨の翌日限定だろう。
【蘇る力】
このタヌキの背後には地蔵、小仏が鎮座している。ここは分岐なのだが、霊感はないのに霊感を感じた空間であった。そして心が落ち着く分岐であり冷静になることが出来た。
先に進もう。何やら登りになっている。少し行くと薬師岳登山道、三角点ベンチ下方近くにあったようなスラブをかわすことになる。大きさはひとまたぎ位。
【思い出の山行】
九十九折りで、先の薬師岳登山道や燕岳合戦尾根の富士見ベンチ上方にあるような、一見泥土の掘割をぬける。そうすると今度は樹林のあるキレットを渡ることになる。これは西穂高登山道宝水付近の感じに似ている。どちら側にも転落しないようにしよう。
【フラッシュバック】
登りながら東側の眺望が良くなりつつある。と、また既視感が…これは冷池山荘からテント場へ向かうときの登山道崩壊地点と同じだ。勿論そこから見える景色は関東平野なのだが
【三角点かげしん小屋？】
そんな思いに浸っているとすぐ景信山のテラスに躍り出た。眺望が良い。高尾山までの縦走路が見渡せる。丘の向こうから声がするので行ってみるとガーデンテラスがあり登山者が休んでいた。こちらからは関東平野が見渡せる。そして隠れるように景信山山頂の標があった。
【下部から登山口付近まですれ違いなし】
コースタイムに1時間程余裕があるので高尾へ向かう。プランBで大久保山方面へ！
景信山登山口への分岐から先は少し登山道が分かりにくい。ルートファインディング能力が必要になる。なだらかな尾根道で飛ばせるのでなおさらだ。大久保山に着くと更に少し踏み跡が薄くなり道が分かりにくくなる。
【何やら意味深な山名】
478m圏峰まで、そしてその先は多少登山道に対しアクティブな行動が必要になった。
場所によって盛夏には藪漕ぎが必要なるかもしれないと思わせる状況。そして急下降。スニーカーも✕で初心者も非推奨。落ち葉堆積により滑落の可能性は上昇する。その前に、478圏峰の山頂にソロ用テーブルと丸太椅子があるので休憩しよう。
【危険はすぐそこ】
478から登山口手前までが核心部といえる。勾配がかなり急であり枯葉がフワフワに堆積し、目印等も極小で登山道不明瞭。九十九折りが消失した箇所を下ります。難易度高。しかしどうやら道を誤り、涸れ沢を下ったような感じ。前に枯葉をラッセルした人のスリップした痕跡はあったが、途中で左に登山道はそれるような感じだ。天狗の大下りでの遭難者が誤って下ってしまった事例と類似している。派手に滑るとかなり滑落するので注意。景信山以降小仏バス停への分岐から全線道が分かりにくい。
【ルート不明＝自由？】
暫くすると水路工事現場と合流する。そのまま真下まで一直線。登山道補修工事かと思ったが違うような…登山道と水路工事現場が合流していて分かりにくい。すると並行して登山道っぽいのも見え隠れしている。そちらに乗り換えるのも行きづらいが、このまま下ると墜落というところで乗り換える。
【NEXCO中日本】
乗り換えたところで登山道？崩落防止の土留め？になっており登山口までもうすぐ。目印は特にないので感覚で下る。仮設工事事務所、工事車両は見えている。工事現場のフェンス沿いに進むと自動的に登山口のフェンス扉にたどり着く。その際、土で埋まった水路に注意。頭が出ている部分に躓く可能性がある。
【2025年現在、FF�札潺奪疋�ル・神羅ビル好き向け】
小仏トンネル間近の橋脚の下に出た。橋梁工事中の雑然とした感じもあり、ここの登山口を初見で使うのは分かりづらい。ルート不明瞭でいきなり急登なので初心者向けではなく、いろんな山行って飽きた中級以上者、若しくは近所の人向けだろう。マニアックすぎる。ただその後のかげ信小屋、小仏城山、高尾山ビアマウント等でビールを楽しみたい人はいいかもしれない。
【南浅川のせせらぎ】
ここから高尾駅までは歩いて1時間と少し、日影バス停の時刻表を見ると1時間に2本運行しているようである。しかし歩いていると東京に思えない。山梨の奥地に来たようで見上げると猛禽類がうじゃうじゃで、ここで力尽きたら奴らの餌食になってしまうという恐怖心が芽生えた。ときおり通る黄色い八王子ナンバーに安堵感を覚える。
【武蔵国多摩郡上長房村駒木野】
集落をいくつかぬけると小仏関跡があった。旧甲州街道なので昔は人々の往来が多かったであろう。今は頭上を中央自動車道が通っている。合わせてJR中央本線も並行しているので、ときおり通る「特急あずさ／かいじ」に旅情を搔き立てられざるを得ない。
【駅北口に向い合せコンビニ2軒】
京王高尾線と合流するとようやく高尾の中心部に入ってきた感じだ。甲州街道上の八王子インター8kmの緑色案内標識に絶句したが、いやいやこちらは歩行者で高尾駅までなんだからと気を持ち直した。結局今回の山行で行動食は柏餅2個とエナジーバー1個だった。自宅出発時に朝食とエナジードリンクは摂った。飲料水はおよそ1.5L余る。帰宅時のザック重量は総計13.25kg。
【京王ライナーvs.中央特快】
今回の山行も予想を裏切られた形である。高尾山頂から先も平凡な登山道かと思ったが、その実態は違った。歴史あり、屋外の宴会場あり、ルートファインディング能力必要あり、核心部ありとバラエティーに富んでいた。やはり何気なく見送っている京王線高尾山口行きは侮れない。そして快速高尾行きも…
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