暴風吹きつける蔵王(地蔵山〜熊野岳往復)

- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 248m
- 下り
- 239m
コースタイム
| 天候 | 曇〜雪(低気圧通過後で強風) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
バス、ロープウェイ往復の割引券あり(山形駅のバスセンターで購入可) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵山までは急勾配の雪道であるほかは危険なし。クラストしているのでアイゼンでOK。地蔵山〜熊野岳間は稜線のため風が強く、岩も露出しているため本格雪山装備が必要です。 |
写真
感想
蔵王の冬を彩るスノーモンスターは、毎週の気温上昇と雨でやられてしまったようなので、せめて山頂を目指そうと登ってみました。
とはいえ強風の予報の中、山頂へ向かうロープウェイが動くかどうか。動かないとなれば他のロープウェイを利用して迂回コースを取らなければ・・・と懸念していたところ、なんとか動かせるとのことで地蔵山頂駅からスタート。
山頂駅に降り立った人の大半はスキーヤーで、登山を試みるのは自分一人。他にもスノーシューを用意してる方が一人いましたが、強風をみて断念した様子。
アイゼンピッケルに、ゴーグル装備でまずは地蔵山頂へ向かいます。雪深い疎林ながら踏まれているためか沈みません。視界不良であったものの10分そこらで稜線にでます。ただ、そこからは西風の盛大な歓迎を受けることに。
緩やかなのぼりであるはずなのに、押し付けるような弱まることのない風に耐えながらだとまるでトラバースしてる気分。足元は露出した岩なので吹き倒されると怪我をしかねません。持ってて正解のピッケルで耐風姿勢をとりながらジリジリと進みます。
鞍部に当たるワサ小屋跡は、このコースでもっとも風が強かったエリア。道標になってる杭に、ときに叩きつけらながら、ときにはしがみ付きながら前進。これはゴーグルなかったら確実に目を開けていられないと思います。
分岐点の道標がありますが、直登ルートは道がわかり辛そうだったので巻道の避難小屋ルートへ。傾斜も比較的緩いですし。避難小屋が見えたら右に折り返して山頂へ。
山頂は神社があってわかりやすいですが、下りのルートはホワイトアウトの中では非情にわかりにくい。地蔵山への直登ルートから戻ろうと道を探しましたが、間違って中丸山へ行きそうになったことや、北西面は崖になっていて風でバランスを崩すと危険なことから、むりせず来た道を戻るのが最善と判断。遠回りでも安全なほうを選びました。
帰り道も、依然として強風は吹き荒れておりなかなか歩みは進みませんでしたが、危ない所もなく帰還することができました。これから登ろうとする2人組とすれ違いましたが、無事戻れたのかな?
今回、風速20mは超えそうな暴風の中初めて歩きましたが、寒さを感じることはなく風が原因での転倒もせずにすんだので、装備と歩き方は大丈夫そうです。一方、ホワイトアウト時のルートファインディングはいまひとつだと分かったのでこの辺りが改善点ですね。
Casei












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