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記録ID: 816523
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

暴風吹きつける蔵王(地蔵山〜熊野岳往復)

2016年02月21日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 宮城県 山形県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
5.3km
登り
248m
下り
239m

コースタイム

日帰り
山行
2:45
休憩
0:15
合計
3:00
9:00
5
9:05
12
9:17
13
10:05
15
10:20
10:35
0
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30
11:05
15
11:20
20
11:40
10
11:50
10
12:00
0
12:00
0
12:00
ゴール地点
天候 曇〜雪(低気圧通過後で強風)
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR山形駅から蔵王温泉行き、蔵王ロープウェイで地蔵山頂駅まで行けます。
バス、ロープウェイ往復の割引券あり(山形駅のバスセンターで購入可)
コース状況/
危険箇所等
地蔵山までは急勾配の雪道であるほかは危険なし。クラストしているのでアイゼンでOK。地蔵山〜熊野岳間は稜線のため風が強く、岩も露出しているため本格雪山装備が必要です。
前日に通過した低気圧の影響で朝から強風。ロープウェイ運行か運休か判断待ち。
2016年02月21日 08:14撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2/21 8:14
前日に通過した低気圧の影響で朝から強風。ロープウェイ運行か運休か判断待ち。
なんとか動くようなので乗り込みます。
2016年02月21日 08:25撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2/21 8:25
なんとか動くようなので乗り込みます。
山頂駅。名物のスノーモンスターは前日の雨で全部落ちてしまったとのこと。残念。
2016年02月21日 08:59撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
2/21 8:59
山頂駅。名物のスノーモンスターは前日の雨で全部落ちてしまったとのこと。残念。
地蔵。ここまでは観光客とスキー客たくさん。登山装備の人は・・・自分だけか。
2016年02月21日 09:03撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
4
2/21 9:03
地蔵。ここまでは観光客とスキー客たくさん。登山装備の人は・・・自分だけか。
地蔵山への登りはけっこう急斜面。けっこう踏まれた跡があり、ワカンは必要ないかな。アイゼンで進む。
2016年02月21日 09:12撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
2/21 9:12
地蔵山への登りはけっこう急斜面。けっこう踏まれた跡があり、ワカンは必要ないかな。アイゼンで進む。
あっという間に地蔵山。風の音がすごい!
2016年02月21日 09:17撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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2/21 9:17
あっという間に地蔵山。風の音がすごい!
風が常に吹き付けるためか岩が露出してる。地面に海老の尻尾が付いてるという不思議な光景。
2016年02月21日 09:20撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3
2/21 9:20
風が常に吹き付けるためか岩が露出してる。地面に海老の尻尾が付いてるという不思議な光景。
ホワイトアウト気味でコースがわかりにくいので道を示す杭を見失わないように。右側から強烈な西風を受けながら、一歩一歩。
2016年02月21日 09:21撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3
2/21 9:21
ホワイトアウト気味でコースがわかりにくいので道を示す杭を見失わないように。右側から強烈な西風を受けながら、一歩一歩。
何とか杭が見える状況。ワサ小屋跡近くはもっとも風が強かった。大げさな表現でなく本当に立てない
2016年02月21日 09:27撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
1
2/21 9:27
何とか杭が見える状況。ワサ小屋跡近くはもっとも風が強かった。大げさな表現でなく本当に立てない
足元の積雪は固いからほとんど踏み抜く心配はなかったね。
2016年02月21日 09:27撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2/21 9:27
足元の積雪は固いからほとんど踏み抜く心配はなかったね。
一応コンパスで進路の方向を見ながら、杭を伝っていく。
2016年02月21日 09:27撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
2/21 9:27
一応コンパスで進路の方向を見ながら、杭を伝っていく。
葉っぱのような幾何学模様を作りながら伸びていく海老の尻尾もあったよ。
2016年02月21日 09:45撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2
2/21 9:45
葉っぱのような幾何学模様を作りながら伸びていく海老の尻尾もあったよ。
あかん。ホワイトアウトに飲まれた。
2016年02月21日 10:01撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2/21 10:01
あかん。ホワイトアウトに飲まれた。
山頂標と間違えそうな柱。雪を払ってみたら分岐を示す道標だった。熊野岳避難小屋地点。
2016年02月21日 10:05撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
2/21 10:05
山頂標と間違えそうな柱。雪を払ってみたら分岐を示す道標だった。熊野岳避難小屋地点。
V字に折り返すように進んで、神社を発見。蔵王山神社。
2016年02月21日 10:19撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
3
2/21 10:19
V字に折り返すように進んで、神社を発見。蔵王山神社。
お堂の周りは石垣で囲んであり、比較的に風を避けられたので荷を下ろしての休憩に最適。
2016年02月21日 10:20撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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2/21 10:20
お堂の周りは石垣で囲んであり、比較的に風を避けられたので荷を下ろしての休憩に最適。
これが熊野岳の山頂標なのだろうなあ、たぶん。
2016年02月21日 10:34撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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2/21 10:34
これが熊野岳の山頂標なのだろうなあ、たぶん。
山頂から、直に地蔵岳に戻るルートを見つけられなかったため、また避難小屋に戻った。南側の入口は塞がっておらず、利用可能。中にはスコップ等の用具もあり。
2016年02月21日 11:04撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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2/21 11:04
山頂から、直に地蔵岳に戻るルートを見つけられなかったため、また避難小屋に戻った。南側の入口は塞がっておらず、利用可能。中にはスコップ等の用具もあり。
さらに強く吹きつけるようになった風に耐えてロープウェイ駅まで帰還。自分自身も海老の尻尾よろしく雪がびっちり付着して真っ白になってたよ。
2016年02月21日 11:37撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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2/21 11:37
さらに強く吹きつけるようになった風に耐えてロープウェイ駅まで帰還。自分自身も海老の尻尾よろしく雪がびっちり付着して真っ白になってたよ。
おまけ。蔵王温泉の共同浴場。とっても熱い。石鹸等使用不可 200円。
2016年02月21日 13:52撮影 by  NIKON D5300, NIKON CORPORATION
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2/21 13:52
おまけ。蔵王温泉の共同浴場。とっても熱い。石鹸等使用不可 200円。
撮影機器:

感想

蔵王の冬を彩るスノーモンスターは、毎週の気温上昇と雨でやられてしまったようなので、せめて山頂を目指そうと登ってみました。

とはいえ強風の予報の中、山頂へ向かうロープウェイが動くかどうか。動かないとなれば他のロープウェイを利用して迂回コースを取らなければ・・・と懸念していたところ、なんとか動かせるとのことで地蔵山頂駅からスタート。

山頂駅に降り立った人の大半はスキーヤーで、登山を試みるのは自分一人。他にもスノーシューを用意してる方が一人いましたが、強風をみて断念した様子。

アイゼンピッケルに、ゴーグル装備でまずは地蔵山頂へ向かいます。雪深い疎林ながら踏まれているためか沈みません。視界不良であったものの10分そこらで稜線にでます。ただ、そこからは西風の盛大な歓迎を受けることに。

緩やかなのぼりであるはずなのに、押し付けるような弱まることのない風に耐えながらだとまるでトラバースしてる気分。足元は露出した岩なので吹き倒されると怪我をしかねません。持ってて正解のピッケルで耐風姿勢をとりながらジリジリと進みます。

鞍部に当たるワサ小屋跡は、このコースでもっとも風が強かったエリア。道標になってる杭に、ときに叩きつけらながら、ときにはしがみ付きながら前進。これはゴーグルなかったら確実に目を開けていられないと思います。

分岐点の道標がありますが、直登ルートは道がわかり辛そうだったので巻道の避難小屋ルートへ。傾斜も比較的緩いですし。避難小屋が見えたら右に折り返して山頂へ。

山頂は神社があってわかりやすいですが、下りのルートはホワイトアウトの中では非情にわかりにくい。地蔵山への直登ルートから戻ろうと道を探しましたが、間違って中丸山へ行きそうになったことや、北西面は崖になっていて風でバランスを崩すと危険なことから、むりせず来た道を戻るのが最善と判断。遠回りでも安全なほうを選びました。

帰り道も、依然として強風は吹き荒れておりなかなか歩みは進みませんでしたが、危ない所もなく帰還することができました。これから登ろうとする2人組とすれ違いましたが、無事戻れたのかな?

今回、風速20mは超えそうな暴風の中初めて歩きましたが、寒さを感じることはなく風が原因での転倒もせずにすんだので、装備と歩き方は大丈夫そうです。一方、ホワイトアウト時のルートファインディングはいまひとつだと分かったのでこの辺りが改善点ですね。

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