六甲山全山縦走


- GPS
- 15:37
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 2,780m
- 下り
- 2,750m
コースタイム
- 山行
- 14:44
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 15:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
トイレは須磨浦公園駅下りホームにある。 平日の宝塚から大阪梅田まで最終は23時25分。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
私立自然の家から道路から山道に入って三国池手前でまた道路に出てきたところ、以前は道路渡って三国池の方に入ってたが去年だったか道路脇の歩道が完成して安全に通れるようになったために縦走路そのものがこの歩道の方に誘導されるように変わって今年もそのままだったので縦走路としてはこれからは道路脇の歩道を歩くのが正しいよう。 東六甲縦走路で大谷乗越を越えて岩原山手前に倒木があり、まだ生きてる木が倒れたようで枝葉もしっかり付いていて跨いで通れる状態ではなく、ヘッ電で周囲確認した限りではまだ避ける道も出来ていないようなので結局木の枝の上を渡るように越えるしかなかった。 東六甲縦走路部分は暗い時間ヘッ電で歩くとこれからの季節超向光性の強い蝶なのか蛾なのかが多数発生し、ヘッ電向かって飛び込んでくるので顔に当たって鬱陶しいことこの上ない。 帽子に虫除けふってあっても関係なさそうだし、手やストック振り回しても空気抵抗のせいかフワフワ避けられてしまってあまり効果がなく、次通るときは小さい団扇振ってたたき落としながら歩こうかと考えてるくらい。 まあそもそも六甲山全山縦走ってもっと涼しい時期にやること多いし、トレランなど早くて明るい時間に通過出来る場合は関係なくなるので、足遅いのにこんな季節にやるのが間違ってるかもしれんけど。 |
写真
あまりに久々で記憶に無い鉢伏山で1枚。
ここ以外にも高取山も上らなかったし時々上がる摩耶山にも上らなかったが、まあ縦走大会は何千人もが安心安全に歩け、かつ大会参加者以外のハイカーにも出来るだけ迷惑かけないよう設定されてるので渋滞箇所減らすためにも巻けるところは巻ける道が設定されてるわけで、狡でも何でも無いがいつもやらないことなのでちょっと気が引ける。
振り返ったらまだ下の方にお一人上ってこられてたが、この後横尾山手前で結構お年とお見受けするトレランの方に追い付かれ、こっちは階段の後だしペース落としてたので先を譲ったら軽やかに走って行かれたのには参った。
ただ、禅昌寺から萩の寺まで北上する神戸三木線は狭く交通量も多くあまり安全とは言えないので今ではおすすめは出来ない。
おそらく縦走路が現在の横尾回りになったのも同じ理由と思われ。
先客はお一人だけで、古いテレビアンテナみたいなのをいろんな方向に向けておられたけどいったい何してたんだろ。
気温はもうこのあたりで20度近く、だいぶ暑くなってきた。
次の休憩は摩耶の上りに備えて市ヶ原で軽くと決めてるので来し方をバックに来ましたよを1枚撮って早々に先に進む。
時間的にはだいぶ押してきてしまったので東屋で急いで飯を食べ、なんかモヤってイマイチ遠くが見通せない縫い針展望台から1枚撮って先へ。
道路は当然小さいピークを巻くようにグネグネ続くわけだが、縦走路は逆に言葉通りピークを繋ぐように上り下りしながら続いていく。
そしてその上り下りがなぜかほとんど石段か木段。
もう足は上がらないのにこれはきつい。
脇に勝手道が出来てるところはできる限り足幅狭く歩けるそちらを通るが、中にどうしても段々を上らなければならないところも。
毎度分かってはいてもこのあたりになるともう時間間に合わんのちゃうかとか、これ以上足上がらんとか、弱気になって愚痴も出てしまう。
トレラン大会なんかではここは道路通ってもいいみたいだし、縦走大会でも道路通ってる写真見たこともあるけど、縦走するって言うならここはやはりどんなきつくても縦走路通りたいところ。
自分も縦走してるんでない時はたまに山頂越えたトンネルのところ上の縦走路通らず中歩いたりもするけど、全山縦走の時は意地でも縦走路歩いてる。
予定より30分から1時間近く早く着けたのでこれでなんとか宝塚終電に間に合う目算が立ってホッとした。
暑いと言うほどではないけどいつもより暖かいし、何よりほとんど寝ずに来たので水の消費が想定以上に多く、2.5リットル持ってきたのにこの時点で残りはこれだけ。
さすがに宝塚までこれだけではちょっと心許ないし、もうだいぶ疲れてもいたのでいつもはやらんけど一見茶屋の自販機でペプシを一本。
500ミリリットル飲み切れたのでやはりもっと水持ってくるべきだったが、残りの水も節約出来て助かった。
いつももっと涼しい時やるので気温って想定以上に水の消費量多くしてしまう。
この後暗くなるごとにこのヘッ電の明かりに引き寄せられる蝶だか蛾だか小さくヒラヒラした虫に顔に飛び込んでこられてそれを避けたり払いながら歩く。
以前ここをナイトハイクでもう少し遅い季節に歩いた時、桁違いに多くもっとでかいのも含めた蝶の大群に襲われながら必死で歩いたのを思い出した。
やはりここを夜歩くなら5月までが限度かも。
まわり見てもまだ迂回路も出来てないみたいだし、縦走路は結構早く役所が対応するのでまだ最近倒れたところかと。
結構大きい木が枝や葉っぱ丸ごと倒れてるので周りも通れず、やむなく木の枝の上を渡るように向こう側に。
ここに下りてくる手前のザレた道も疲れた足に堪えるし、ここから先宝塚に下るまでの急な舗装道路はもっときつく、足に故障やマメなど出来てた日には泣きが入るようなところなので全縦以外では通りたくない。
塩尾寺越えて宝塚へ下る急な舗装道路に入っても住宅が出てきて街灯が出てくるまではヘッ電点けっぱで相変わらず蝶にも襲われ続けてたので、写真撮るためヘッ電消すと襲われないので逆に気楽にゆっくり撮れた。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
今年も行こう行こうと思いながら新しい靴が10キロ20キロは歩けてもそれ以上の距離になるとどうかちょっと不安があったりして暖かい時期になってしまったけど、逆にこのまま梅雨突入してそのあとグッと暑くなったら当分自分には無理と焦って決行。
例によって前夜3時間ほどウトウトしただけなので暑さも相まってここしばらくやってきたような自分の思う縦走路歩くのは体力的にも時間的にも厳しいかもと、今回は超久々に現在の縦走大会で歩かれているであろうコースをそのままなぞり、縦走路が巻いてるピークはそれに従ってパスして最短距離を行くことに。
ただし、道路と縦走路が併走していたり絡み合ったりしてる部分はちゃんと縦走路を歩くのは当然。
まあ疲れた疲れた。
今までで一番きつかったかも。
寝不足と暑さで水分摂取量も増えるだろうと2.5リットル担いでいったがなんとギリギリ。
六甲山頂着いた時点で残りは0.75リットル。
まだ4時間かかるのにこれはやばいと滅多にやらんけど一軒茶屋の自販機でペプシ500ミリリットル買ってそこで飲み干してしまったのでやはり体はだいぶ水分欲してたよう。
まあおかげでカロリーも摂取出来たので一気に宝塚に。
今回は陽が長い季節なので東六甲縦走路下り始めてもしばらくは明るかったが、問題が起こったのは暗くなってから。
小さい蝶なのか蛾なのか、他の虫以上に向光性が強いのが次から次にパタパタとヘッ電に、ひいては顔に向かって突っ込んでくる。
思い出したが、以前確か8月くらいにここを山頂ピストンのナイトハイクした時、これよりもっとでかいのもたくさん、それこそ群れをなして集ってこられたことがあり、それ以降ここで笹が勢い増す時期は夜歩かないようにしてたはずなのに今回はそれコロッと忘れてた。
手やストック振り回しても空気抵抗のせいなのかフワフワ避けられてしまってほとんど役に立たない。
もう必死で蝶の方に光り向けないよう頭振り回しながら逃げるように歩くしかない。
今回はまだ蝶も出だしのようで少なかったし、幸い靴もそこそこ合ってたようで足に不調無く飛ばせたのでまだマシだったが、もう少し遅く、梅雨明けなんかに夜歩いたら悲惨なのでその時期やる人は覚悟して行く方がいいと思う。
まあトレランのように早く歩けるなら明るいうちに宝塚市街に入れるだろうから大丈夫だけど、そういえば今回は途中4人のトレランの方に追い抜かれた。
最初は栂尾山の階段越えて横尾山の手前で、そして最後はアゴニー坂の下りで。
あの人達の何人かは宝塚目指してたんだろうか。
いずれにしても自分も今年もなんとか歩き通すことが出来てホッとした。
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