記録ID: 8290655
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ハイキング
道南
駒ヶ岳/北海道
2025年06月14日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 717m
- 下り
- 719m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
馬の背までは重機で整備した幅が3mほどあるほぼ直登の道。単調なうえに登るにつれ勾配がきつく感んじるので、たまに立ち止まって振り返り、大沼や函館方面の景色を見るとよい。 馬の背から先は立ち入りが規制されているが、明瞭な踏み跡がついている。 |
その他周辺情報 | 【下山後の宿泊】温泉旅館 銀婚湯(八雲町上ノ湯) こんな料金で本当にいいのと思わせるくらい素晴らしい宿。雰囲気、風呂、食事、接客どれをとっても満足できる。日本秘湯を守る会会員。 |
写真
撮影機器:
感想
JR函館本線の長万部から大沼公園近くまで、晴れていれば海側の車窓から駒ヶ岳が眺められる。
位置によって姿は変わるが、どこから見ても秀麗で、小一時間見入ってしまう。
品格や個性は十分なものがあり、百名山の候補にリストアップされながら、深田久弥が実際に登っていないという理由で除外された山である。
登ってみると、馬の背までは単調で面白味がない。重機がつけた道の両側には背の低いカラマツが多く、ところどころにタニウツギの花が見られる程度だ。
しかし、馬の背に出ると、目の前に展開するパノラマに思わず感嘆の声をあげてしまう。
正面には棘のような岩峰をいくつももった剣ヶ峰が屹立し、右手奥には砂原岳が長い尾根を引いてそれに対峙する。それらの手前には荒涼とした火口原が広がっている。
また、登ってきた方向を振り返れば、大沼、小沼、その背後には横津岳と函館山、さらには津軽海峡が望める。
そして、剣ヶ峰、砂原岳に登れば北には噴火湾と対岸の山々、南に目を転じれば下北半島が見渡せる。
こんな素晴らしい景色を見せてくれる山はそうそうない。
深田が登ってさえいれば、きっと百名山の一つになっていたことだろう。
成層火山の駒ヶ岳は太古の時代は富士山のような形状で、高さも1700mほどあったとされている。
激しい噴火を繰り返して山頂部が大きく崩れ落ち、現在の形になったという。
もし、その山容を保っていたら、人々の目をくぎ付けにするとてつもない絶景を見せていたことだろう。
噴火湾のはるか向こうには蝦夷富士と称される羊蹄山の姿があるが、その冠はこちらの山に付けられていたのではないかと思ったりする。
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