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Yamareco

記録ID: 8298732
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

百村山・黒滝山

2025年06月16日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:21
距離
12.5km
登り
1,072m
下り
1,074m

コースタイム

日帰り
山行
4:55
休憩
0:26
合計
5:21
10:54
46
スタート地点
11:40
11:41
29
12:10
31
12:41
12:50
27
13:17
13:18
24
13:42
13
13:55
14:10
10
14:20
18
14:38
20
14:58
23
15:21
22
15:43
32
16:15
ゴール地点
天候 曇り(山の中は霧) 気温:20℃(山頂:15℃)
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口に駐車場はあるが、工事で封鎖されているため、その手前の路肩に駐車。
尾根に取り付きました。電線が伸びています!
尾根に取り付きました。電線が伸びています!
はしごがかけられていましたが、登山口ではありません。
登山口は少し林道を下って、立ち入り禁止看板の手前にあります。
このはしごから尾根に向かった痕跡は確認できたのですが、途中で途切れていました。
はしごがかけられていましたが、登山口ではありません。
登山口は少し林道を下って、立ち入り禁止看板の手前にあります。
このはしごから尾根に向かった痕跡は確認できたのですが、途中で途切れていました。
ヤマツツジです
綺麗に撮れました!
綺麗に撮れました!
百村山(標高1,085m)に到達です。
百村山(標高1,085m)に到達です。
三ツ石山(標高:1,257m)に到達です。この付近から霧が濃くなってきました。
三ツ石山(標高:1,257m)に到達です。この付近から霧が濃くなってきました。
三ツ石山(標高:1257m)のもう1つの道標です。木に吊るされていたものが落ちてしまったのかもしれません。
三ツ石山(標高:1257m)のもう1つの道標です。木に吊るされていたものが落ちてしまったのかもしれません。
さる山(標高:1,470m)に到着です。
黒滝山まで2時間とありますが、結局1時間15分程度でした。
さる山(標高:1,470m)に到着です。
黒滝山まで2時間とありますが、結局1時間15分程度でした。
山藤山(標高:1588m)に到達しました。あと少し!
山藤山(標高:1588m)に到達しました。あと少し!
河下山(標高1,700m前後)です。河下山〜黒滝山間で一部登山道が入り組んでいる場所があり、特に下りで道間違いに気をつけたほうが良いかもしれません。
河下山(標高1,700m前後)です。河下山〜黒滝山間で一部登山道が入り組んでいる場所があり、特に下りで道間違いに気をつけたほうが良いかもしれません。
山頂着きましたが、景色はありませんでした🥲
山頂着きましたが、景色はありませんでした🥲
黒滝山(標高:1754m)に登頂です!ここまで登ると空気の涼しさがわかりました。
黒滝山(標高:1754m)に登頂です!ここまで登ると空気の涼しさがわかりました。
山頂標識の残りの部分はどこに行ってしまったんでしょうか?
山頂標識の残りの部分はどこに行ってしまったんでしょうか?

装備

個人装備
グローブ 防寒着 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計

感想

百村山・黒滝山、新緑の縦走!のはずが……
新緑が目に染みるこの時期、僕は栃木県にそびえる百村山と黒滝山へ、一般的な縦走コースでの往復登山に挑んだ。23歳、体力には自信があるけど。今回は百名山でも深田久弥の選んだ山リストの中でもなく、前から少し気になっていた里山。百村山の駐車場に車を停め、リュックを背負い、いざ出発だ。
登山口から百村山山頂までは、なだらかながらも着実に高度を上げていく。前日の雨の影響か、道は少し湿っていて、滑らないように慎重に足を進める。日差しは差し込んでいないものの、木々の間を吹き抜ける風が心地よく、鳥のさえずりがBGMだ。普段、都会の喧騒の中で過ごしている僕にとって、この自然に包まれる時間は何よりの贅沢だ。
百村山の山頂に到着。休憩もそこそこに、いよいよ黒滝山への縦走路へ。ここからはアップダウンが続き、ところどころ鎖場やロープが設置されている箇所もある。登山ガイドで事前の情報収集はしていたが、想像以上に手応えがある。
しかし、この日の天気は一筋縄ではいかなかった。出発時は曇り予報だったのだが、百村山から黒滝山へ向かうにつれて、辺りは徐々に深い霧に包まれ始めた。視界はどんどん悪くなり、楽しみにしていた黒滝山からの展望は全く望めない。あたり一面が乳白色のカーテンで覆われたようで、時折、霧の切れ間から木々のシルエットがぼんやりと浮かび上がる程度だ。
「これじゃあ、何も見えないな」
独りごちてみるが、誰に届くわけでもない。それでも、濡れた葉っぱや土の匂いが一層濃くなり、五感が研ぎ澄まされるような感覚があったのは新鮮な体験だった。足元に集中し、一歩一歩、着実に進んでいく。霧の中を歩くのは、まるで幻想の世界に迷い込んだようで、これはこれで悪くない、と思うことにした。
黒滝山山頂で昼食をとり、来た道を戻る。復路は下り基調なので、行きの体力消耗もあってか足取りは少し重い。そして、百村山の山頂を過ぎ、駐車場へと続く最後の緩やかな下り坂に差し掛かった時だった。
油断したのだろう。
雨が降らなかったこともあり、湿っているとはいえ、もう滑る心配はないとでも思ったのだろうか。何でもない段差で、思い切り足が滑った。
「うわっ!」
情けない声とともに、尻もちをつく。幸い、怪我はなかったものの、泥だらけになってしまったズボンを見て、僕は苦笑いするしかなかった。新緑の山に映える明るい色のトレッキングパンツは、みるみるうちに茶色いまだら模様になっていく。駐車場に着く頃には、尻と太もものあたりが完全に泥まみれで、とてもじゃないがそのまま車に乗る気にはなれない。
結局、百村山と黒滝山の縦走は、美しい景色を堪能することはできなかったし、お気に入りのズボンも泥だらけにしてしまった。しかし、霧の中を歩く神秘的な体験や、最後の最後で滑ってしまったハプニングも含め、記憶に残る一日となったのは確かだ。次に訪れるときは、きっと澄み切った青空の下で、あの素晴らしい景色を眺めたいと強く願う。そして、下り坂でも決して油断しないことを、心に刻んだ登山となった。

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