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Yamareco

記録ID: 8362820
全員に公開
雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳・涼風の大雪渓と天空のお花畑

2025年06月30日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:25
距離
27.5km
登り
2,232m
下り
2,233m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:33
休憩
2:52
合計
12:25
距離 27.5km 登り 2,232m 下り 2,233m
3:44
48
4:32
4:36
14
4:50
4:56
1
4:57
4:58
7
5:05
5:09
25
5:34
24
5:58
6:02
2
6:04
6:05
135
8:20
8:42
22
9:04
9:28
26
9:54
10:03
28
10:31
10:50
24
11:14
11:18
19
11:37
11:48
31
12:19
12:42
8
12:50
12:57
17
13:14
13
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13:30
11
13:41
13:47
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14:33
14:39
2
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14:45
18
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15:28
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15:59
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16:09
0
16:09
ゴール地点
 今年も白馬岳天空のお花畑へ。猿倉へのアクセスが悪かったり、例年より残雪が多かったですが、大雪渓の天然風で涼み、白馬尻と山頂付近の花々に癒されてきました。
天候 ☀晴れ 🌡気温 猿倉5時17℃ 16時28℃ 大雪渓7時7℃ 14時17℃ 山頂15℃
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
・白馬岳線は、猿倉荘手前で路肩崩落により、二股からヘリポートまで一般車両は通行止め。路上や路肩は駐車厳禁。工事車両が通れなくなる。また猿倉駐車場(北股入側)は亀裂があるため入場禁止。7月12日より予約制の路線バスが運行される。詳細は下記URL参照。
https://hakubakan.com/column/access-sarukura-250624/

・ヘリポート〜猿倉荘間は工事中のため、徒歩しか通行できない。

・開通は未定だが、工事期間が7月30日までと掲示してあるので、8月以降と思われる。詳細は下記URL参照。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/20250423hakubasarukura.html
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/documents/hakubadakesen-kisei0610.pdf

・🅿自動車:二股ゲート手前駐車場。8台ほど。

・🅿自転車:ヘリポート入口脇にデポ。自転車は軽車両のため、一般車両には含まれない。
コース状況/
危険箇所等
◎大雪渓は前刃のある8本爪以上のアイゼン必須。チェーンスパイクは不可、下りでグリップしない。ピッケルはあると安心。

・二股ゲート〜ヘリポート:舗装路4.4kmを自転車と徒歩で50分。ヘリポート入口脇に自転車をデポ。4時で気温17℃。

・ヘリポート〜猿倉荘:この間は徒歩のみ。舗装路1.2kmを14分。崩壊地は仮設階段で迂回する。猿倉荘は営業しておりトイレ利用可。

・猿倉荘〜白馬尻:作業道歩きを約1時間。サワウツギ、ミゾホウズキなど開花。北股入の激流と栂池、小蓮華尾根の眺望。

・白馬尻〜大雪渓取付:木道先からお花畑。サンカヨウ、ニリンソウ、キヌガサソウの大群生、全く足が進まなくなる。今年は残雪が多く、末端の手前から大雪渓に取付いた。

・大雪渓取付〜岩室跡:約2.5km標高差840mの雪渓を約2時間歩く。ベンガラが散布してあり歩く道が示してある。今年はクラックや崩壊、落石や土砂崩れが多く、現地の状況を見て進む事。当日の岩室跡は、上陸しても雪渓を行ってもどちらでも良かったが、今後は上陸した方が良い。トラバースで再装着するが。雪渓上は気温7℃と寒いくらい。

・岩室跡〜避難小屋:小雪渓トラバース。滑落注意。

・避難小屋〜お花畑:今年は残雪多く、アイゼンを外さず雪渓上を歩いた。水場で水補給。国立公園標辺りで雪が消えお花畑が始まる。ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマオダマキ、ウルップソウ、シロウマタンポポなど満開で素晴らしかった。

・お花畑〜白馬山荘:雪解け水と足場の悪い急坂歩き。村営頂上山荘、十字路を経てもお花畑が延々と続く。全く足が進まなくなる。白馬山荘裏は圧巻のお花畑、満開で素晴らしかった。ツクモグサは終盤だったが、ウルップソウは満開だった。

・白馬山荘〜白馬岳山頂:ザレた九十九折れの道。道の両脇はお花畑。
白馬岳行きで出逢ったランたち。盗掘対策のためデータを消してあります。ショウキラン。腐生植物のラン。
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白馬岳行きで出逢ったランたち。盗掘対策のためデータを消してあります。ショウキラン。腐生植物のラン。
花も大きく目立つショウキラン。
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花も大きく目立つショウキラン。
薄暗い林道にテガタチドリ。
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薄暗い林道にテガタチドリ。
咲き始めで小さいテガタチドリ。
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咲き始めで小さいテガタチドリ。
ノビネチドリ。
ササバギンラン。30cmの大型。
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ササバギンラン。30cmの大型。
花の下の「距」が突き出ている。
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花の下の「距」が突き出ている。
そして本編。前橋を1時に出発。二股駐車場には3時30分に到着した。一般車両は通行止めなので、軽車両の自転車でヘリポートまで行く。
2025年06月30日 03:42撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 3:42
そして本編。前橋を1時に出発。二股駐車場には3時30分に到着した。一般車両は通行止めなので、軽車両の自転車でヘリポートまで行く。
舗装路4.4kmを自転車と徒歩で50分かけて、ヘリポートに到着。自転車を看板脇にデポして、ここからは徒歩のみ。
2025年06月30日 04:31撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 4:31
舗装路4.4kmを自転車と徒歩で50分かけて、ヘリポートに到着。自転車を看板脇にデポして、ここからは徒歩のみ。
崩壊場所。すでにバックホウで土砂をさらってある。右脇の仮設階段で迂回。
2025年06月30日 04:41撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 4:41
崩壊場所。すでにバックホウで土砂をさらってある。右脇の仮設階段で迂回。
猿倉荘。明かりが燈り人がいたから営業はしている。トイレも使える。
2025年06月30日 04:52撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 4:52
猿倉荘。明かりが燈り人がいたから営業はしている。トイレも使える。
ギンリョウソウ。
2025年06月30日 04:57撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 4:57
ギンリョウソウ。
作業道のタニウツギが満開。
2025年06月30日 05:12撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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作業道のタニウツギが満開。
小蓮華尾根と小蓮華山。
2025年06月30日 05:17撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 5:17
小蓮華尾根と小蓮華山。
ミゾホオズキ。
2025年06月30日 05:19撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 5:19
ミゾホオズキ。
ヒメウツギ。
2025年06月30日 05:22撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 5:22
ヒメウツギ。
御殿場で日の出。
2025年06月30日 05:24撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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御殿場で日の出。
ニリンソウはまだおやすみ。帰りに見ることに。
2025年06月30日 05:37撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 5:37
ニリンソウはまだおやすみ。帰りに見ることに。
ミヤマカラマツ。
2025年06月30日 05:37撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 5:37
ミヤマカラマツ。
花びらが一枚だけ緑色のキヌガサソウ。
2025年06月30日 05:38撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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花びらが一枚だけ緑色のキヌガサソウ。
沢にはサンカヨウの大群落。今年も足が全く進まなくない。
2025年06月30日 05:40撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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沢にはサンカヨウの大群落。今年も足が全く進まなくない。
朝日を浴びるサンカヨウ。
2025年06月30日 05:40撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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朝日を浴びるサンカヨウ。
やや白いシラネアオイ。
2025年06月30日 05:43撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 5:43
やや白いシラネアオイ。
キヌガサソウ。
2025年06月30日 05:45撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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キヌガサソウ。
朝日を浴びるキヌガサソウ。
2025年06月30日 05:45撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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朝日を浴びるキヌガサソウ。
キヌガサソウの大群落。
2025年06月30日 05:46撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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キヌガサソウの大群落。
白馬尻手前でも残雪がたくさんある。
2025年06月30日 05:52撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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白馬尻手前でも残雪がたくさんある。
サンカヨウとキヌガサソウ。
2025年06月30日 05:59撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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サンカヨウとキヌガサソウ。
サンカヨウとキヌガサソウの群生。
2025年06月30日 05:59撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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サンカヨウとキヌガサソウの群生。
サンカヨウの大群落。
2025年06月30日 06:00撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:00
サンカヨウの大群落。
白馬尻小屋。今年も小屋営業はない。
2025年06月30日 06:02撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:02
白馬尻小屋。今年も小屋営業はない。
当日はここから大雪渓に取付いた。アイゼン装着。ベンガラが散布してある。前方を見る限り、先行者はいない。
2025年06月30日 06:03撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:03
当日はここから大雪渓に取付いた。アイゼン装着。ベンガラが散布してある。前方を見る限り、先行者はいない。
沢の南側にキヌガサソウ。
2025年06月30日 06:10撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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沢の南側にキヌガサソウ。
キヌガサソウの大群落。切りがないので帰りに見ることにした。
2025年06月30日 06:19撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:19
キヌガサソウの大群落。切りがないので帰りに見ることにした。
サクラソウ。
2025年06月30日 06:23撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:23
サクラソウ。
5m以上の残雪とクラック、ブロック崩壊している。
2025年06月30日 06:27撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:27
5m以上の残雪とクラック、ブロック崩壊している。
うろこ雲。天気は下り坂のサイン。
2025年06月30日 06:30撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:30
うろこ雲。天気は下り坂のサイン。
深さ5m以上のクレバス。
2025年06月30日 06:31撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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深さ5m以上のクレバス。
岩室跡の急登に備えて、コーラとおはぎでエナジーチャージ。気温7℃で涼しい。
2025年06月30日 06:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 6:39
岩室跡の急登に備えて、コーラとおはぎでエナジーチャージ。気温7℃で涼しい。
白馬三号雪渓。雪渓上に落石デブリの類が多い。下山では行きになかった物体を見ることになる。
2025年06月30日 07:06撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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白馬三号雪渓。雪渓上に落石デブリの類が多い。下山では行きになかった物体を見ることになる。
杓子尾根側はクラックが多数あり、落石は多いがこちらまで来ない。
2025年06月30日 07:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 7:39
杓子尾根側はクラックが多数あり、落石は多いがこちらまで来ない。
でもこんな大きな岩ならクラックは関係ないな。
2025年06月30日 07:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 7:56
でもこんな大きな岩ならクラックは関係ないな。
天狗菱と落石デブリ。
2025年06月30日 07:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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天狗菱と落石デブリ。
歩んできた白馬大雪渓。高妻山、妙高山が見える。後続者は5名かな。
2025年06月30日 07:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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歩んできた白馬大雪渓。高妻山、妙高山が見える。後続者は5名かな。
岩室跡手前の急登。ここは滑落注意。
2025年06月30日 08:14撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 8:14
岩室跡手前の急登。ここは滑落注意。
岩室跡からは上陸して岩の上を歩いた。雪渓を歩いても良い。
2025年06月30日 08:17撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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岩室跡からは上陸して岩の上を歩いた。雪渓を歩いても良い。
再びアイゼンを装着して雪渓歩き。
2025年06月30日 08:54撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 8:54
再びアイゼンを装着して雪渓歩き。
小雪渓トラバース。
2025年06月30日 08:58撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 8:58
小雪渓トラバース。
誰もいないので、イハヒバリとおしゃべり。
2025年06月30日 08:58撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 8:58
誰もいないので、イハヒバリとおしゃべり。
トラバースの中央付近から大雪渓を俯瞰。これは滑落したらなかなか止まらないな。ピッケルはいつも持って来ない。
2025年06月30日 09:01撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 9:01
トラバースの中央付近から大雪渓を俯瞰。これは滑落したらなかなか止まらないな。ピッケルはいつも持って来ない。
避難小屋は半分埋っていた。アイゼンを装着したまま直登。
2025年06月30日 09:15撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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避難小屋は半分埋っていた。アイゼンを装着したまま直登。
峻険な天狗菱。
2025年06月30日 09:19撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 9:19
峻険な天狗菱。
ミソサザイが熱唱していた。
2025年06月30日 09:33撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 9:33
ミソサザイが熱唱していた。
村営白馬岳頂上宿舎が見えるけど、まだまだ遠い。
2025年06月30日 09:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 9:39
村営白馬岳頂上宿舎が見えるけど、まだまだ遠い。
中部山岳国立公園標手前からお花畑。これが山頂まで続く圧巻のお花畑。ハクサンイチゲは斜面に大群落を形成していた。
2025年06月30日 09:51撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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中部山岳国立公園標手前からお花畑。これが山頂まで続く圧巻のお花畑。ハクサンイチゲは斜面に大群落を形成していた。
シロウマタンポポ。白馬岳、荒川岳、赤石岳だけに分布。ミヤマタンポポの変種。
2025年06月30日 09:52撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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シロウマタンポポ。白馬岳、荒川岳、赤石岳だけに分布。ミヤマタンポポの変種。
ウルップソウと天狗菱。素晴らしい景色とお花畑に足がすすまない。
2025年06月30日 09:54撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ウルップソウと天狗菱。素晴らしい景色とお花畑に足がすすまない。
ハクサンイチゲと白馬岳南陵。
2025年06月30日 09:57撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 9:57
ハクサンイチゲと白馬岳南陵。
ミヤマオダマキ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ。
2025年06月30日 09:59撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ミヤマオダマキ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ。
キバナノコマノツメ。
2025年06月30日 10:14撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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キバナノコマノツメ。
ハクサンオミナエシ。
2025年06月30日 10:20撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ハクサンオミナエシ。
キバナシャクナゲ。
2025年06月30日 10:31撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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キバナシャクナゲ。
ミヤマオダマキのプチ群生。
2025年06月30日 10:33撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ミヤマオダマキのプチ群生。
きれいなウルップソウ。本州では白馬岳、硫黄岳、横岳のみ分布。
2025年06月30日 10:34撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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きれいなウルップソウ。本州では白馬岳、硫黄岳、横岳のみ分布。
お花畑と杓子岳と白馬鑓ヶ岳。
2025年06月30日 10:35撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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お花畑と杓子岳と白馬鑓ヶ岳。
満開のお花畑に全く足が進まない。
2025年06月30日 10:36撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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満開のお花畑に全く足が進まない。
村営白馬岳頂上宿舎。
2025年06月30日 10:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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村営白馬岳頂上宿舎。
上から下まできれいに咲いていたウルップソウ。
2025年06月30日 10:39撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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上から下まできれいに咲いていたウルップソウ。
ハクサンコザクラ。
2025年06月30日 10:46撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ハクサンコザクラ。
北アルプス後立山連峰主稜線十字路。毛勝三山だけ見える。
2025年06月30日 10:49撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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北アルプス後立山連峰主稜線十字路。毛勝三山だけ見える。
白馬岳へ向かう。山頂と白馬山荘が見える。
2025年06月30日 10:50撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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白馬岳へ向かう。山頂と白馬山荘が見える。
ウルップソウの群生と杓子岳。
2025年06月30日 10:54撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ウルップソウの群生と杓子岳。
日本百高山の旭岳とお花畑。残雪が多いな。
2025年06月30日 10:55撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 10:55
日本百高山の旭岳とお花畑。残雪が多いな。
白いウルップソウ。珍しい。
2025年06月30日 10:57撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 10:57
白いウルップソウ。珍しい。
ウルップソウ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ。
2025年06月30日 10:58撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ウルップソウ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンバイ。
イワベンケイ。
2025年06月30日 11:03撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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イワベンケイ。
ミヤマクワガタ。
2025年06月30日 11:04撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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ミヤマクワガタ。
ミヤマキンバイのブーケ。平標山よりすごいな。
2025年06月30日 11:05撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:05
ミヤマキンバイのブーケ。平標山よりすごいな。
コマクサも咲いていた。
2025年06月30日 11:06撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:06
コマクサも咲いていた。
ウルップソウが満開。
2025年06月30日 11:07撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:07
ウルップソウが満開。
ウメハタザオとオヤマノエンドウ。
2025年06月30日 11:08撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:08
ウメハタザオとオヤマノエンドウ。
白馬山荘。営業している。
2025年06月30日 11:12撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:12
白馬山荘。営業している。
シナノキンバイ。
2025年06月30日 11:18撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:18
シナノキンバイ。
ツクモグサとウルップソウ。
2025年06月30日 11:31撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:31
ツクモグサとウルップソウ。
ツクモグサの群生。
2025年06月30日 11:34撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:34
ツクモグサの群生。
ツクモグサ。もう終盤。
2025年06月30日 11:34撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:34
ツクモグサ。もう終盤。
イワウメの群生。
2025年06月30日 11:36撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:36
イワウメの群生。
満開のイワウメ。
2025年06月30日 11:36撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:36
満開のイワウメ。
満開のツクモグサ。
2025年06月30日 11:38撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:38
満開のツクモグサ。
白馬岳山頂。6回目の登頂。馬の背が見える。立山剱岳などはガスで見えず。気温15℃で快適。
2025年06月30日 11:43撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:43
白馬岳山頂。6回目の登頂。馬の背が見える。立山剱岳などはガスで見えず。気温15℃で快適。
タカネヤズハハコ。
2025年06月30日 11:57撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:57
タカネヤズハハコ。
ツガザクラ。
2025年06月30日 11:57撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 11:57
ツガザクラ。
白馬大雪渓と白馬村を俯瞰。
2025年06月30日 12:03撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:03
白馬大雪渓と白馬村を俯瞰。
白馬岳山頂と人面岩。天気が良くてライチョウは出て来なかった。
2025年06月30日 12:04撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:04
白馬岳山頂と人面岩。天気が良くてライチョウは出て来なかった。
杓子岳とお花畑。
2025年06月30日 12:05撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:05
杓子岳とお花畑。
白馬山荘裏のお花畑。今年もすごいぞ!
2025年06月30日 12:06撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:06
白馬山荘裏のお花畑。今年もすごいぞ!
ウルップソウ、ツクモグサ、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンポウゲ。
2025年06月30日 12:06撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:06
ウルップソウ、ツクモグサ、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマキンポウゲ。
ハクサンイチゲの絨毯。
2025年06月30日 12:06撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:06
ハクサンイチゲの絨毯。
ツクモグサとハクサンイチゲ。
2025年06月30日 12:07撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:07
ツクモグサとハクサンイチゲ。
ツクモグサとミヤマキンポウゲ、オヤマノエンドウ。
2025年06月30日 12:08撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:08
ツクモグサとミヤマキンポウゲ、オヤマノエンドウ。
お花畑と白馬岳山頂。
2025年06月30日 12:08撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:08
お花畑と白馬岳山頂。
素晴らしいお花畑。
2025年06月30日 12:09撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:09
素晴らしいお花畑。
お花畑をクローズアップ。
2025年06月30日 12:09撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
6
6/30 12:09
お花畑をクローズアップ。
さらにクローズアップ。ツクモグサとウルップソウの群生は、八ヶ岳とは比較にならない花の多さ。
2025年06月30日 12:09撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:09
さらにクローズアップ。ツクモグサとウルップソウの群生は、八ヶ岳とは比較にならない花の多さ。
お花畑と杓子岳。
2025年06月30日 12:10撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:10
お花畑と杓子岳。
ウルップソウとツクモグサは、今年も充分見られたな。
2025年06月30日 12:10撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:10
ウルップソウとツクモグサは、今年も充分見られたな。
お花畑と青空。
2025年06月30日 12:11撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:11
お花畑と青空。
ウルップソウ、ツクモグサと杓子岳。
2025年06月30日 12:12撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:12
ウルップソウ、ツクモグサと杓子岳。
シロウマオウギ。
2025年06月30日 12:15撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:15
シロウマオウギ。
お花畑を見上げる。
2025年06月30日 12:15撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:15
お花畑を見上げる。
白馬山荘のベンチをお借りして昼食。漬けマグロ丼、ひもかわうどんに野菜を乗せ、叉焼の花を咲かせる。こっちは肉のお花畑だぜ。
2025年06月30日 12:24撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:24
白馬山荘のベンチをお借りして昼食。漬けマグロ丼、ひもかわうどんに野菜を乗せ、叉焼の花を咲かせる。こっちは肉のお花畑だぜ。
デザートは、わらび餅あんみつ。生クリームの残雪だぜ。
2025年06月30日 12:32撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:32
デザートは、わらび餅あんみつ。生クリームの残雪だぜ。
下山も花観賞。ホソバツメクサ。
2025年06月30日 12:40撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:40
下山も花観賞。ホソバツメクサ。
ウルップソウの群落と杓子岳、白馬鑓ヶ岳。
2025年06月30日 12:47撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:47
ウルップソウの群落と杓子岳、白馬鑓ヶ岳。
アオノツガザクラ。
2025年06月30日 12:50撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:50
アオノツガザクラ。
白馬山荘とウルップソウ。
2025年06月30日 12:53撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 12:53
白馬山荘とウルップソウ。
木階段を下る。写真中央の末端の所でアイゼン装着。今年は残雪が多い。
2025年06月30日 13:07撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 13:07
木階段を下る。写真中央の末端の所でアイゼン装着。今年は残雪が多い。
気温上昇により雪渓から水蒸気があがる。
2025年06月30日 13:21撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 13:21
気温上昇により雪渓から水蒸気があがる。
ライオン岩に見送られ下山。
2025年06月30日 13:24撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 13:24
ライオン岩に見送られ下山。
小雪渓トラバース。午後は雪が緩いので滑りやすい。
2025年06月30日 13:28撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 13:28
小雪渓トラバース。午後は雪が緩いので滑りやすい。
岩室跡への下りが当日の核心部かな。8本爪以上のアイゼンでないと、足裏横向きの爪がないので、緩い雪の下りでは滑る。
2025年06月30日 13:33撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 13:33
岩室跡への下りが当日の核心部かな。8本爪以上のアイゼンでないと、足裏横向きの爪がないので、緩い雪の下りでは滑る。
行きの時、この木は無かったぞ!土砂も増えてるし上から流れてきたな。
2025年06月30日 14:10撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:10
行きの時、この木は無かったぞ!土砂も増えてるし上から流れてきたな。
シラネアオイに出迎えられた。
2025年06月30日 14:21撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:21
シラネアオイに出迎えられた。
さらば大雪渓。また来年も来るよ。
2025年06月30日 14:26撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:26
さらば大雪渓。また来年も来るよ。
白馬尻でも15時の気温が27℃。暑い。
2025年06月30日 14:26撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:26
白馬尻でも15時の気温が27℃。暑い。
帰りの白馬尻でも花観賞。気品あるキヌガサソウ。
2025年06月30日 14:37撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:37
帰りの白馬尻でも花観賞。気品あるキヌガサソウ。
キヌガサソウとサンカヨウ。
2025年06月30日 14:41撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:41
キヌガサソウとサンカヨウ。
行きは閉じていたニリンソウが、帰りは開花していた。
2025年06月30日 14:47撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:47
行きは閉じていたニリンソウが、帰りは開花していた。
ミドリニリンソウ。ファイトプラズマ菌による葉化病か花緑色変化病で現る。
2025年06月30日 14:48撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:48
ミドリニリンソウ。ファイトプラズマ菌による葉化病か花緑色変化病で現る。
縁が白い緑二輪草。漢字にすると分かりにくいな(笑)。
2025年06月30日 14:48撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:48
縁が白い緑二輪草。漢字にすると分かりにくいな(笑)。
これは縁に桃色が残っている。
2025年06月30日 14:50撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:50
これは縁に桃色が残っている。
ミドリニリンソウ。見れば幸福になれると言う。
2025年06月30日 14:50撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:50
ミドリニリンソウ。見れば幸福になれると言う。
今年もサンカヨウは見飽きるほど見たな。
2025年06月30日 14:51撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:51
今年もサンカヨウは見飽きるほど見たな。
純白のサンカヨウ。
2025年06月30日 14:51撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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純白のサンカヨウ。
キヌガサソウの群落。毎年見ているがすごいな!
2025年06月30日 14:54撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:54
キヌガサソウの群落。毎年見ているがすごいな!
三連のシラネアオイ。
2025年06月30日 14:58撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 14:58
三連のシラネアオイ。
エゾアジサイ。
2025年06月30日 15:51撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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エゾアジサイ。
デポした自転車を回収。ヘルメットを被ってダウンヒル。
2025年06月30日 15:56撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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6/30 15:56
デポした自転車を回収。ヘルメットを被ってダウンヒル。
4.4kmを15分で駐車場に到着。白馬村二股は気温32℃。前橋市に帰ったら19時でも37℃だった。大雪渓とは30℃の差、涼しかったな。
2025年06月30日 16:11撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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4.4kmを15分で駐車場に到着。白馬村二股は気温32℃。前橋市に帰ったら19時でも37℃だった。大雪渓とは30℃の差、涼しかったな。
37℃と暑い前橋に戻ってきて、眺める夕焼け。榛名山に日が沈む。
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37℃と暑い前橋に戻ってきて、眺める夕焼け。榛名山に日が沈む。
撮影機器:

感想

 「昨今の夏は災害」と新聞記事が掲載されていた。本州で40℃近い気温は、地球温暖化によるものと結論付けられていた。そもそも地球温暖化の原因は、森林破壊と化石燃料使用で二酸化炭素増加による温室効果によるもの。そうなると「人災」としか思えない。

 自動車は日常的に使用するので国が規制しているが、ジェットエンジンを搭載した航空機は、SAFを使用したり、燃費の良い飛行経路や高度など自主規制だけ。日本の自動車と航空機の年間CO2排出量はほぼ同じ。自動車は約7800万台、航空機は約2200台。早く着けば良いのか、もう一度考える時が来ている。人災は人の誤りから。

 今冬は降雪量が多く、よって初夏でも残雪が多い。積雪や雪崩などによる災害が目立つ。猿倉も駐車場に亀裂が入り、路肩崩壊で道も通行止めとなった。これは大雪渓から行きにくと思い、休みと金も無い私は、何とか日帰りで行けないか検討。

 白馬村と建設会社のHPを見て気が付いた。一般車両だけが通行止め。一般車両とは公共交通機関以外の二輪以上の原動機付自動車を示す。自転車は軽車両なので通達からは通行可と解釈できる。尾瀬の大清水のように自転車不可とは書かれていない。

 山行計画を練る。まずは下山時刻を17時に設定し、舗装路往復の時間を計算、大雪渓は5回行っておおむね往復10時間、花ばかり見てるからな(笑)。車移動も含めると自宅出発時刻を1時に設定した。

 午前1時でも24℃と暑い前橋を出発。前橋南ICから更埴ICまで高速道。国道19号から今年で無料となったオリンピック道路へ。開催から27年経って、人々の記憶からも消え去りつつあり料金所も撤去された。原田が「ふなき〜」と泣く。

 白馬村に入ると薄暗い中に浮かぶ後立山連峰。シーズンを終えた八方尾根スキー場周辺は、ひと気も無くひっそりしており、冬季は混雑するコンビニには一台も車が停まっていなかった。

 3時30分に二股ゲート手前駐車場に到着。二台停まっていた。自転車を下して出発。最初は緩い登りなので自転車に乗る、先行者4人パーティーを追い越して進む。クランク回しがきつくなったら下りて徒歩。先は長いので無理はしないが、気温17℃で蒸し暑く汗だく。

 50分ほど自転車と徒歩でヘリポート到着。自転車を看板脇にデポして舗装路歩き。土砂崩壊した場所は、バックホウでさらってブルーシートが掛けられていた。仮設階段で迂回し14分で猿倉山荘へ。

 閑散とした猿倉荘。室内は明かりが灯り、山荘の方が作業していた。外のトイレも使えた。作業道を淡々と歩いていく。御殿場で日の出を迎え、右手には北股入の激流と残雪の小蓮華尾根が見えていた。

 作業道が終わり木道に変わる。雪解け水が道に流れ、種を付けたサンカヨウの葉は大きくなりすぎて、行く先をふさいでいた。ミヤマカラマツは花火のように開いていた。左手の沢にキヌガサソウの群生。もう花が緑色になっていた。

 白馬尻手前にも残雪が多く、沢のサンカヨウがやっと芽吹きだしていた。残雪の無い南斜面にはサンカヨウ、キヌガサソウ、ニリンソウが満開。大群落を形成していた。足を止め美しい花々を10分以上鑑賞していた。

 大雪渓末端よりかなり下流で、アイゼン装着して大雪渓取り付き。かなり残雪があるとの情報でセラックを持ってきた。ピッケルはいつも持ってこない。雪が緩いのでストックで代用したことがあるから。

 ベンガラが散布してあので、視界不良時に役立つ。クラックやブロック崩壊を見ると5m以上の残雪。至る所にクレバスが走っていた。早朝から落石が多いが、クラックも多いため、ほとんど中へ落ちていった。

 すれ違う登山者が増えてきた。10名くらいだったろうか。聞けば栂池からの周回で山荘泊の方たち。猿倉からは誰も居なかった。タクシーを呼んで栂池へ戻ると言っていた。

 雪渓上は気温7℃で涼しく、長袖でちょうどよい。岩室跡周辺も残雪が多く、そのまま雪渓上を歩いて行ける。ただ花があるかもしれないので、アイゼンをいったん外して上陸した。いつもあるミヤマダイコンソウ、シナノキンバイなどは咲いていなかった。やはり残雪の影響と思われる。
 
 再びアイゼンを装着して小雪渓トラバース。避難小屋も半分残雪に埋もれていた。今年はまだ残雪があり、そのまま直登。国立公園標の手前でやっとアイゼンを外した。その先から山頂まで圧巻のお花畑。ハクサンイチゲは斜面に白い大群落を作っていた。

 雪解け水流れる荒れた急坂と木階段を歩む。ミヤマオダマキ、ウルップソウの紫色、ミヤマキンバイ、シナノキンバイの黄色が目に入る。村営宿舎を経て後立山主稜線へ。白馬山荘への道もお花畑。イワベンケイやコマクサも咲き始めていた。

 白馬山荘の方が数名いたが、ほかに登山者はおらず私だけ。その先のガレた九十九折れも独り歩んでいく。道の両脇もお花畑。切りがないので下山時にゆっくり見ることにして山頂へ。北側は青空だったが、南側はガスで眺望は白馬鑓ヶ岳までだった。

 6回目の登頂を記念撮影して下山。お花畑をゆったりと鑑賞しながら歩く。天気が良いのでライチョウは出てこなかった。白馬山荘裏のお花畑がちょうど満開。そして誰もいない、天空のお花畑を貸し切り。

 ウルップソウ、ツクモグサの花量は八ヶ岳とは比べ物にならない。その他ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、オヤマノエンドウなど素晴らしい色彩の花々。足を止めてじっくりと鑑賞した。

 山荘のベンチをお借りして昼食。旭岳と杓子岳を眺めながらのんびりと食べた。山荘の方で外国籍アジア系(おそらくネパール)の女性からお声がけ頂いた。「日本人ですか?」と(笑)。「そうです」と答えた。どうやら雪渓でさらに日焼けして顔が真っ黒になり、同郷の方と思われたらしい。

「泊りですか?」と聞かれ、「日帰りです」と答えたら「すごいですね」と言われた。笑顔で山荘へ戻って行った。下山も花鑑賞しながら歩いていく。下りの方が膝や脚に負担がかかる。

 午後は雪が緩み滑りやすい。特に岩室跡周辺は滑落すれば危険。気温上昇し雪渓上も水蒸気が立ち上がっていた。気温17℃で緩い西風が吹いて天然クーラー。快適に歩いて白馬尻へ。さすがに標高を下げると暑く27℃だった。

 行きに見られなかったニリンソウを観賞。今年もミドリニリンソウを見ることが出来た。サンカヨウはともかく、キヌガサソウの群生はここが一番あると思う。作業道を歩いて猿倉へ。そのまま道を下ると、土砂崩れの工事をしていた。「ありがとうございます」とお声がけした。

 デポした自転車を回収して二股までダウンヒル。工事車両が往来しているので、邪魔にならないように気を付けて下った。ヘリポートから14分で二股に到着。歩くより断然早い。計画より1時間早く16時には戻れた。駐車場には今朝も一緒だった2台。山荘泊かな。

 自転車を積み込み帰路へ。白馬村も暑く32℃。前橋へは18時45分に戻れた。車の温度計は37℃を表示。7℃の白馬大雪渓とは30℃の差。素晴らしい景色と花々を回想し、気持ちだけは爽やかな涼風に吹かれていた。

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コメント

ぐろさん こんにちは
5月でこの花が咲く?ちょっと待て写真を良く見たら6月やっぱりとうなずいてしまいました。
沼尻小屋手前よりキヌガサソウの群落が、大雪渓も今年は雪がついている、まだ持ちそうですね(昨年と違い)山頂稜線は花の宝庫となって白馬岳の魅力の一つですね、ウルップソウやツクモグサが咲き白馬岳も夏山オープンですね、・・・猿倉までの林道工事で登山者はチョット少なめかな。
おつかれさまでした。
2025/7/2 11:30
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こんばんは、yasioさん。
当初レコをアップした時に、5月30日と間違えてしまいました。すぐに6月と訂正しました。さすがに5月30日は白馬尻すら花は咲かないですよね。

 今年も白馬尻のサンカヨウ、キヌガサソウ、ニリンソウ、山頂付近のツクモグサ、ウルップソウ狙いで行きました。アクセスが二股からとなりましたが、工夫して行けば、また残雪が多く直登できたので時短でき、結局いつもと同じ下山時刻になりました。

 白馬尻は残雪が多いので、沢の方や小屋裏はこれからサンカヨウ、キヌガサソウ、ニリンソウが芽吹き始めてました。10日ほど遅い感じですね。アクセスが悪いので、白馬尻だけでも十分花鑑賞出来ます。サンカヨウとキヌガサソウは日本一の群生だと思います。

 山荘裏のお花畑は、今まで5回登頂してますが、今年が一番良かったです。花の株の密度がすごいです。特にウルップソウは昨年に続き当たり年です。最近の高温でコマクサ、イワベンケイ、シロウマオオギも咲いてましたから、良い時に行けました。

 約28km距離と獲得標高2kmの割には疲れませんでしたね。景色と花に元気が貰えたからかな。要領が分かったので、栂池に自転車をデポして、猿倉から取付いての日帰り周回を練っています。
2025/7/2 19:59
growさん、どうもお久しぶりです。

 growさんの白馬岳のレコではウルップソウやツクモグサをはじめとして高山植物が咲き誇っていて素晴らしい山行が楽しめている様子がよくわかり、本当に羨ましい限りです。

 昨シーズンは白馬岳BCで滑り納めできましたが、今シーズンは猿倉まで車で入れなかったため、白馬鑓ヶ岳BCや白馬岳BCに行かずじまいとなってしまいました😢

 年齢的にもだんだんハード山行がきつくなってきたので、ゆとりをもって楽しめる涼しい沢登りや丸沼サマーGでのスキー筋トレを中心として、この夏は楽しんでいけたら...と思っています。

hareより
2025/7/4 19:42
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おはようございます、hareharawaiさん。
大変ご無沙汰しております。私も56歳となりましたが、相変わらず主脈縦走や八ヶ岳周回、今回の白馬岳も自転車を駆使して行ってきました。12時間20km越えでも体質なのかあまり疲れないんですよね。まぁそれだけ食ってエネルギーつけてるからでしょう。健康で丈夫に育んでくれた父母には感謝です。

 山頂付近のお花畑は今までで一番良かったですね。ツクモグサは終盤でしたが、ウルップソウ、ハクサンイチゲが満開でした。コマクサなど夏の花々も咲き始めてましたよ。白馬尻は残雪が多いので、7月中旬までサンカヨウやキヌガサソウが楽しめそうです。またどこかでお会いできる日が来ると良いですね。
2025/7/5 9:43
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ぐろさん、こんばんは。白馬日帰り、お疲れさまでした。以前に郵便局員の方(委託を受けた方?)は長靴で往復すると聞いたことがあるけど、実際に日帰り、できるもんなんですね。たしか昨年は危険で閉鎖されてたと思ったけど、今年は通行可能なんですね。八方池のほうからだと野生蘭などの標高低いところに咲く花は見れないし、やはり大雪渓はいいものですね。といいつつ、帰りには行きになかった落下物、下りは背中に目玉がないし、滑りやすそうだから玄人オンリーなんだろうなとわかりました。貴重だけどおおらかな花たちの楽園、今年は一回くらい3千メートル級行けるかな・・・
2025/7/6 19:25
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ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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