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Yamareco

記録ID: 8377015
全員に公開
沢登り
甲信越

小三本川から浅草岳 雪渓キンキン冷え冷え沢登り

2025年07月05日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 福島県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:37
距離
17.8km
登り
1,513m
下り
1,507m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:15
休憩
0:21
合計
8:36
距離 17.8km 登り 1,513m 下り 1,507m
8:09
42
8:51
8:53
34
9:27
9:34
240
13:34
13:38
18
13:56
11
14:07
14:08
9
14:17
14:18
11
14:29
14:32
53
15:25
43
16:08
16:10
32
16:42
16:43
2
16:45
ゴール地点
天候 雨→微妙な晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入叶津登山口に駐車 10台は止められない程度の広さだ
コース状況/
危険箇所等
沼の平:トレースはしっかりとあったが、奥の方(安沢寄り)は早く沢に復帰したくてショートカットした。遡行中に明瞭な道と交差した記憶はない。
小三本川:基本は河原歩き系の初級沢だが、小滝の直登、大滝の巻きは多少の経験は要るか?
下山路:部分的に悪いという記録が多いが、そこまででもなかった。
本当は朝6時くらいに登山口に着いていたのだが、雨でやる気が出ずグズグズしていて結局8時発に。登山口に着いてから寝坊するとはな……
2024年10月14日 11:38撮影 by  HERO11 Black, GoPro
10/14 11:38
本当は朝6時くらいに登山口に着いていたのだが、雨でやる気が出ずグズグズしていて結局8時発に。登山口に着いてから寝坊するとはな……
入り口はこんなのでやる気がさらに下がるが……
2025年07月05日 08:10撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:10
入り口はこんなのでやる気がさらに下がるが……
しばらく歩くと安定した勾配の、歩きやすい道になる
2025年07月05日 08:29撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:29
しばらく歩くと安定した勾配の、歩きやすい道になる
この道は国道289号の不通区間として有名な?八十里越の初代古道らしい。道理で歩きやすいと感じるわけだ
2025年07月05日 08:32撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:32
この道は国道289号の不通区間として有名な?八十里越の初代古道らしい。道理で歩きやすいと感じるわけだ
なんか晴れてきた
2025年07月05日 08:45撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:45
なんか晴れてきた
「山神の杉」に到着。
ロープをまたいで沼の平側へ
2025年07月05日 08:50撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:50
「山神の杉」に到着。
ロープをまたいで沼の平側へ
うは〜良い道!!!
こんな古道なら踏破してみたい。なお現実は笹藪に埋もれているらしい。
2025年07月05日 08:53撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:53
うは〜良い道!!!
こんな古道なら踏破してみたい。なお現実は笹藪に埋もれているらしい。
わかりにくいが、両側ともロープで封鎖された分岐に到着
2025年07月05日 08:58撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:58
わかりにくいが、両側ともロープで封鎖された分岐に到着
「ブナ次郎」がいたのでそちら(右側)に進むが……
2025年07月05日 08:58撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 8:58
「ブナ次郎」がいたのでそちら(右側)に進むが……
小三本川の崩落が到底降りられない高さになっていてハズレだったらしい。直進側へ戻る
2025年07月05日 09:00撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:00
小三本川の崩落が到底降りられない高さになっていてハズレだったらしい。直進側へ戻る
小三本川に降り立つ。水量はそこまで多くなく濁ってもない
2025年07月05日 09:09撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:09
小三本川に降り立つ。水量はそこまで多くなく濁ってもない
ピンテから沼の平に上がる
2025年07月05日 09:11撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:11
ピンテから沼の平に上がる
道はまあ、しっかりしている。
2025年07月05日 09:13撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:13
道はまあ、しっかりしている。
遠くに池が見えた!
2025年07月05日 09:23撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:23
遠くに池が見えた!
わかりにくい分岐の先にあるのが「曲沼」。
水面には波一つ立たぬ閑静な空間だった……が、沼の平は場所によってはカエルの大合唱だった。
2025年07月05日 09:32撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:32
わかりにくい分岐の先にあるのが「曲沼」。
水面には波一つ立たぬ閑静な空間だった……が、沼の平は場所によってはカエルの大合唱だった。
台地を進む
紅葉の時期来たら綺麗そうだな(くまさんは怖いけど)
2025年07月05日 09:36撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:36
台地を進む
紅葉の時期来たら綺麗そうだな(くまさんは怖いけど)
たぶん手入れされている道だと思うが、そうでなければあの池など拝めないのだろう。実際、一番奥にある「濁り沼」など探しに行こうもんなら丸一日台地を彷徨うことになりそう……
2025年07月05日 09:41撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:41
たぶん手入れされている道だと思うが、そうでなければあの池など拝めないのだろう。実際、一番奥にある「濁り沼」など探しに行こうもんなら丸一日台地を彷徨うことになりそう……
地形図上、湿原になっているところの流れで道がよくわからなくなったので川に降りる
2025年07月05日 09:49撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:49
地形図上、湿原になっているところの流れで道がよくわからなくなったので川に降りる
40分ぶりに降り立つ小三本川
こっから遡行開始
2025年07月05日 09:50撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:50
40分ぶりに降り立つ小三本川
こっから遡行開始
広いプールだ
2025年07月05日 09:54撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:54
広いプールだ
ポットホールだ
2025年07月05日 09:55撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:55
ポットホールだ
(わりとでかい)
2025年07月05日 09:56撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:56
(わりとでかい)
オタマの大群
2025年07月05日 09:56撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:56
オタマの大群
ちょっとだけナメ床
2025年07月05日 09:57撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 9:57
ちょっとだけナメ床
ちょっとだけよ
2025年07月05日 10:01撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:01
ちょっとだけよ
でも大部分は河原のゴーロ歩きの沢です
2025年07月05日 10:14撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:14
でも大部分は河原のゴーロ歩きの沢です
うわ、恐れていた雪渓が早くも現れた……大丈夫かな……
あ、でもめっちゃ涼しいわ……
2025年07月05日 10:20撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:20
うわ、恐れていた雪渓が早くも現れた……大丈夫かな……
あ、でもめっちゃ涼しいわ……
振り返ると青空
2025年07月05日 10:21撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:21
振り返ると青空
沢登りしてるって感じの景色だ
ここで休憩していたらスズメバチが2,3匹斥候に出てきてそそくさと退散。
2025年07月05日 10:32撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:32
沢登りしてるって感じの景色だ
ここで休憩していたらスズメバチが2,3匹斥候に出てきてそそくさと退散。
シャワーで突破!
2025年07月05日 10:42撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:42
シャワーで突破!
おや、連瀑帯か……?
2025年07月05日 10:48撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:48
おや、連瀑帯か……?
左岸側の壁にはホールドがあるので登れるが細かい
2025年07月05日 10:49撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:49
左岸側の壁にはホールドがあるので登れるが細かい
この小滝が存外手強そうだったが、引っかかってる流木を足がかりに中央突破
2025年07月05日 10:51撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:51
この小滝が存外手強そうだったが、引っかかってる流木を足がかりに中央突破
これは巻くと復帰がダルいな
この上にCS滝もあった
2025年07月05日 10:54撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:54
これは巻くと復帰がダルいな
この上にCS滝もあった
連瀑帯は続く
2025年07月05日 10:54撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:54
連瀑帯は続く
この滝も左岸側だがホールドはさっきの滝より大きく登りやすい
2025年07月05日 10:59撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 10:59
この滝も左岸側だがホールドはさっきの滝より大きく登りやすい
小滝のくせに釜は深いし、巻くのは結構大変だし、雪国らしい感じだ
2025年07月05日 11:06撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 11:06
小滝のくせに釜は深いし、巻くのは結構大変だし、雪国らしい感じだ
いやあ一気に沢登りらしくなってきたじゃない
2025年07月05日 11:18撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 11:18
いやあ一気に沢登りらしくなってきたじゃない
遠方の木々の中に大滝の姿を確認!
2025年07月05日 11:33撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 11:33
遠方の木々の中に大滝の姿を確認!
ゴーロ登りを経て……
2025年07月05日 11:36撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 11:36
ゴーロ登りを経て……
青空を背に堂々と立つ大滝!
2025年07月05日 11:42撮影 by  HERO11 Black, GoPro
1
7/5 11:42
青空を背に堂々と立つ大滝!
ご立派
ただ、この滝は2段で今見えているのは下段だけ
2025年07月05日 11:50撮影 by  HERO11 Black, GoPro
1
7/5 11:50
ご立派
ただ、この滝は2段で今見えているのは下段だけ
右岸側の藪に覆われたルンゼから登り始める
2025年07月05日 11:55撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 11:55
右岸側の藪に覆われたルンゼから登り始める
巻き中に滝へ戻れそうなポイントはあったが、まだ傾斜も強いし絶壁の中に出るのも嫌なので継続して大高巻き。安全志向の沢登り。(2段目は実は登れるらしいけどね)
2025年07月05日 12:03撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 12:03
巻き中に滝へ戻れそうなポイントはあったが、まだ傾斜も強いし絶壁の中に出るのも嫌なので継続して大高巻き。安全志向の沢登り。(2段目は実は登れるらしいけどね)
……こんな感じで、雪の影響で横向きに生える激藪は関西ではあまり味わえない……
この後笹もミックスされて藪は密度を増し、泥濘の地面も加わって非常にタフな巻きになった
……こんな感じで、雪の影響で横向きに生える激藪は関西ではあまり味わえない……
この後笹もミックスされて藪は密度を増し、泥濘の地面も加わって非常にタフな巻きになった
なんとか小尾根に乗る
しばらく進むと歩いて谷に降りられるところがあった
2025年07月05日 12:20撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 12:20
なんとか小尾根に乗る
しばらく進むと歩いて谷に降りられるところがあった
少し戻って滝の落ち口を見に行く
2025年07月05日 12:28撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 12:28
少し戻って滝の落ち口を見に行く
これ以上は無理ぽ
2025年07月05日 12:29撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 12:29
これ以上は無理ぽ
さて、滝上は再び平穏な河原になるのだが
2025年07月05日 12:57撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 12:57
さて、滝上は再び平穏な河原になるのだが
今度は雪渓が出てくる
これはギリギリ踏まずに行けたが
2025年07月05日 12:59撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 12:59
今度は雪渓が出てくる
これはギリギリ踏まずに行けたが
あ、これは無理……
2025年07月05日 13:04撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:04
あ、これは無理……
ついに雪渓に乗る。なんというかこの程度の規模になってきた谷でここまで埋まってるとは。
2025年07月05日 13:05撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:05
ついに雪渓に乗る。なんというかこの程度の規模になってきた谷でここまで埋まってるとは。
意外に分厚かった
2025年07月05日 13:07撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:07
意外に分厚かった
うわこれは乗りたくねぇ……
2025年07月05日 13:10撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:10
うわこれは乗りたくねぇ……
詰めは笹藪になってきた
2025年07月05日 13:14撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:14
詰めは笹藪になってきた
ただ両岸はやや疎林っぽくなってきたかも
そして、もう源頭近いのに水量が多いだけでなく、水がキンキンに冷えている。もうこの水温じゃ釜があっても浸かれないぜ。
2025年07月05日 13:14撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:14
ただ両岸はやや疎林っぽくなってきたかも
そして、もう源頭近いのに水量が多いだけでなく、水がキンキンに冷えている。もうこの水温じゃ釜があっても浸かれないぜ。
ひときわ大きな雪渓が前方右手の斜面上に現れた!
2025年07月05日 13:28撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:28
ひときわ大きな雪渓が前方右手の斜面上に現れた!
右手斜面上の雪渓と谷筋の雪渓はワンポイント割れて離れておりそこに小滝が露出していた
2025年07月05日 13:29撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:29
右手斜面上の雪渓と谷筋の雪渓はワンポイント割れて離れておりそこに小滝が露出していた
この雪渓から出ている水なら、そら冷たいわな
2025年07月05日 13:30撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:30
この雪渓から出ている水なら、そら冷たいわな
そしてついに草原となった沢を登山道が横切り遡行はフィナーレ
なぜかスキーが大量にデポしてあった
2025年07月05日 13:35撮影 by  802SO, Sony
7/5 13:35
そしてついに草原となった沢を登山道が横切り遡行はフィナーレ
なぜかスキーが大量にデポしてあった
時間は微妙だけどここまで来たからには、俺を浅草岳に導け!
て、なんか謎の黒い線があるけどもしかしてさっきのスキーはこの雪渓を滑ってたのか?
2025年07月05日 13:37撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 13:37
時間は微妙だけどここまで来たからには、俺を浅草岳に導け!
て、なんか謎の黒い線があるけどもしかしてさっきのスキーはこの雪渓を滑ってたのか?
地味にまだ遠い山頂
2025年07月05日 13:55撮影 by  802SO, Sony
7/5 13:55
地味にまだ遠い山頂
うっすらと見える田子倉湖
2025年07月05日 13:56撮影 by  802SO, Sony
7/5 13:56
うっすらと見える田子倉湖
ヒメサユリ 今頃がちょうど時期らしい
2025年07月05日 14:05撮影 by  802SO, Sony
7/5 14:05
ヒメサユリ 今頃がちょうど時期らしい
登頂!
2025年07月05日 14:08撮影 by  802SO, Sony
7/5 14:08
登頂!
2025年07月05日 14:08撮影 by  802SO, Sony
7/5 14:08
夏だナ……
2025年07月05日 14:10撮影 by  802SO, Sony
7/5 14:10
夏だナ……
さて、帰りますか。
2025年07月05日 14:32撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 14:32
さて、帰りますか。
え、道間違ってんの?
2025年07月05日 14:37撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 14:37
え、道間違ってんの?
ああ……登山道整備の方のメモか。
ありがとうございます。でもちょっと紛らわしいとおもいました。
2025年07月05日 14:41撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 14:41
ああ……登山道整備の方のメモか。
ありがとうございます。でもちょっと紛らわしいとおもいました。
雪国、ブナとかの大木に文字切りつけて書きがち
2025年07月05日 15:05撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 15:05
雪国、ブナとかの大木に文字切りつけて書きがち
まあ、これくらい展望あれば御の字か。
2025年07月05日 15:07撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 15:07
まあ、これくらい展望あれば御の字か。
沼の平分岐。こっから山神の杉までの区間の道が結構悪いらしいというので身構えていたが
2025年07月05日 15:15撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 15:15
沼の平分岐。こっから山神の杉までの区間の道が結構悪いらしいというので身構えていたが
ここかな?
2025年07月05日 15:50撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 15:50
ここかな?
まあ確かに落っこちると大分厄介そうだが、その程度の場所なら他の道でもいっぱいあるにはあるような……?
2025年07月05日 15:52撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 15:52
まあ確かに落っこちると大分厄介そうだが、その程度の場所なら他の道でもいっぱいあるにはあるような……?
アッハイ
2025年07月05日 16:05撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 16:05
アッハイ
もしかしてこっち?
ここはぶっちゃけ落ちても死なんと思うが
2025年07月05日 16:06撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 16:06
もしかしてこっち?
ここはぶっちゃけ落ちても死なんと思うが
ま、備えあればなんとやらで無事分岐まで戻る
2025年07月05日 16:08撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 16:08
ま、備えあればなんとやらで無事分岐まで戻る
古道の面目躍如な良い道を気持ちよく下って終わり。
(この区間では4回の折り返しが写っている)
2025年07月05日 16:23撮影 by  HERO11 Black, GoPro
7/5 16:23
古道の面目躍如な良い道を気持ちよく下って終わり。
(この区間では4回の折り返しが写っている)
撮影機器:

感想

今年の大雪はやはり随所で多量の残雪や雪渓を残しているらしく、雪国の大規模本流遡行など私の実力では到底望むべくもない。2年前に遡行した目附谷のゴルジュとかも今年は雪渓の底に眠っているのかもしれない。とはいえそろそろ沢登りもしたいので、雪渓ががっつり残っててもあんまり困らなさそうで面白そうなところ、ということで浅草岳の北東を流れる小三本(しょうさんぽう)川を登ってみることにした。

天気はイマイチの中2時間のドライブで入叶津登山口に到着。道中から雨が降っており登山口では車の屋根を叩く雨音がそれなりに大きくなってきていた。沢登りなので雨で濡れてもあんまり気にならないのだが、やはりやる気が出ないもので車内で逡巡しているうちに気づけばシートを倒して、いつの間にやらまどろみの……中に……
はっ!目覚めると7時40分くらいだった。雨はほぼ止まっており、登山口にはもう1台車が来たところだった。正直もうこのまま帰るに一票、という感じだったが、なんとか思いとどまり沢装備に身を包んで出発する。危うく登山口で寝坊するところだった、全くこの男はまるで成長していない……
出発から数分で雨露と泥濘と汗で全身べちゃべちゃになった。しかししばらく歩くと妙に歩き良い道となる、それもそのはずこの道は今なお不通の国道として有名なR289「八十里越」の初代古道らしい。分岐点の山神の杉を越えて小三本川に下る区間などは緩やかな地形に広がる自然林の中を進む非常に気持ちよい道であった。微妙に青空が見えてきているのも拍車をかける。
小三本川を渡る地点は過去の水害で大規模に崩れており、正しい道を進まないと数十メートルの崖ダイブを強いられてしまう仕様だった。2択を外して余計に歩いた後河床に降り立つ。崩落の影響もあり広々とした谷底を渡ると対岸にもピンテがあり特にルーファイも藪漕ぎも要らずで沼の平の台地に出ることができた。この空間は秋に来ると絶対綺麗だろうな……しかし、奥の方の池を探そうとしたりすると藪と同化すること間違いなし。

しばしの台地巡りを楽しんだ後小三本川に戻りいよいよ遡行開始。序盤はあくまでゴーロの河原歩きな沢であり、そこまで面白みはない。しかし久々の沢登りに心躍らせながら進んでいくと早くも崩壊した雪渓のブロックが出現。谷を塞いで乗り降りもできないような雪渓が出ないよう祈りつつ、ときどきナメとかプールとかオオスズメバチとかを繰り出してくる谷をしばらく進むと連瀑帯にさしかかる。入り口の6m級は右手壁から、ホールドはあるがやや細かい。次の3mは意外に手強いが流木を利用して中央からシャワーで突破。その先も微妙に深い釜を持つ小滝で泳がされたり、ツッパリで越える小滝があったりとなかなかに楽しませてくれる。もちろん両岸巻きは結構厳しく雪国の沢らしさがある。
連瀑帯を抜けると再びゴーロになる。やがて前方の木々の間に大滝の姿を確認、地形図にも記載のあるCo1100の滝である。2段の滝なようで直下から見上げると1段目しか見えないが、1段目も3つくらいに分かれており白い水のドレスを広げているような優雅な姿だった。
この大滝は右岸側のルンゼから巻きに入る。2段目は直登できるというのだけ予習していたが、藪が濃すぎて1段目と2段目の間に降り立つ道が見えないのでまとめて巻くことにする。雪国特有の下向きに生えた灌木と笹の混じり合った一番身動きの取りにくい藪で、朝方の雨によると思われる足下の泥濘が拍車をかける。30分の格闘ののちなんとか滝上に出て懸垂なしで沢に復帰できた。
ここから上はもう難所はないはずで詰めの段階、再び平凡な河原歩きになるが雪渓が現れる頻度が増えてくる。しばらくは雪渓に乗らずに粘っていたものの、ついに谷幅いっぱいを塞ぐ雪渓が出現。おっかなびっくりで上に乗るが一度乗ってしまえばもうあとは(踏み抜かないようにだけ気はつけつつ)絶対大丈夫そうなところで無駄にジャンプしてみたりと調子にも乗るようになってしまう。左右の尾根が徐々に疎林になってくるといよいよ源頭、しかし源頭に来ても水量が全然減らないしなんなら滝の下より水が遙かに冷たい。キンキンに冷えていて沢靴越しでも冷たさが伝わってくる。頭を浸すと思わずヒヤァっと変な声が出た。やがて完全に沢を埋めつくすようになった雪渓を進むと右手上方にさらに大きな雪渓が現れ、おそらく右手の雪渓と沢の雪渓がつながっていたであろう箇所に小滝が露出していた。その小滝を超えるとそこには登山道が横切っており、これにて脱渓。最後の最後で草原になり開放的な姿を見せてくれた。
時刻は1時半すぎと微妙な時間、しかしここまで来たら山頂まであと200mなので踏みに行くことにする。途中でザックをデポして空荷で14時過ぎに浅草岳、初登頂。雪山の守門岳から眺めたこの山があまりにくっきり白く浮かんでいたのですごく開放的な山頂を期待していたが、只見側以外はガスってあまり景色が見えずイメージと違った。
さて、もうあとは帰るだけ。「平石山」から山神の杉へ降りる区間は結構悪いという記録を見ていたので警戒しながら脚を踏み入れたが、(警戒していたおかげもあってか)そこまで大したことはなく無事帰還したのだった。
今回は久々に最初から最後まで(登山口にいた人たちを除いて)誰にも会わない静かなお山だった……やっぱりいいね。

☆小三本川じたいは雪国比では初級沢に入ると思う(もちろん小滝直登とか大滝の巻きとかに多少経験があること前提)。しかしなかなかどうして悪くない沢登りだった。雪渓でキンキンに冷やされた水をジャバジャバするのは初体験、まあ今回は気持ちよいの範囲だったがあれで泳ぎが必要となるとなかなか拷問に近いかも。
浅草岳は冬にもまた来たい。

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