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Yamareco

記録ID: 8389663
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

【南八ヶ岳】編笠山・権現岳・赤岳(観音平より県界尾根経由で野辺山へ)

2025年07月06日(日) 〜 2025年07月07日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:08
距離
14.7km
登り
1,876m
下り
1,794m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:51
休憩
0:28
合計
3:19
距離 4.3km 登り 961m 下り 144m
10:10
1
スタート地点
10:11
10:12
51
11:03
35
11:38
11:50
61
12:51
13:06
23
13:29
2日目
山行
6:32
休憩
1:05
合計
7:37
距離 10.4km 登り 915m 下り 1,650m
4:31
25
4:56
23
5:19
7
5:26
5:37
4
5:41
5:42
3
5:45
4
5:49
5:54
3
5:57
5
6:02
6:08
14
6:22
30
6:52
10
7:02
7:03
17
7:20
7:27
56
8:23
8:30
25
8:55
8:56
7
9:03
9:04
7
9:11
9:13
4
9:17
9:33
57
10:30
10:37
39
11:19
34
11:53
14
12:08
ゴール地点
天候 7/6…晴れ、7/7…くもり一時小雨
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車 自転車
県界尾根登山口駐車場に車デポ→チャリで野辺山駅へ→小海線で小淵沢駅へ→タクシーで観音平登山口へ
・駐車場→野辺山駅間は8割程度下りなので移動は楽。但し道の序盤は未舗装なので運転に要注意。尚、駐車場を出てすぐに獣除け用のゲートがあり、開け閉めして通行する
・野辺山08:38発〜小淵沢09:09着の電車を利用
・小淵沢駅前からのタクシー乗車は簡単だと思っていたがなかなか乗れず、30分ほど待ちぼうけする羽目になった。予約しておく方が確実だった
・小淵沢駅前〜観音平登山口のタクシー料金は4,100円(d払い可)
コース状況/
危険箇所等
・南八ヶ岳の一般コースではあるが、別記のとおり特に権現岳および赤岳界隈には一歩間違えれば命取りの箇所が多数あり、トータルでの体力および技術的な難易度は高めの行程だった
・西ギボシおよび赤岳下のガレ場に一部コース不明瞭な箇所があった。このような場所でのコースアウトは踏み固められていない石に乗ることでの落石誘発リスクを高めるので、ことさら慎重にルーファイしながら歩く必要がある(一時逸れてしまい反省)
その他周辺情報 下山後入浴:海ノ口温泉 和泉館(500円)
https://izumikan.com/
…入館時フロントは無人で、カウンター上に置かれた箱の「フタを開け」料金を中に置き利用する自身初体験のスタイル(両替時等はベルで職員を呼べる)
ここで愛車(1)としばしお別れ。駐車場はガラガラです
ここで愛車(1)としばしお別れ。駐車場はガラガラです
さらに野辺山駅前で愛車(2)としばしお別れ
さらに野辺山駅前で愛車(2)としばしお別れ
ワープして観音平着。こちらは路駐を含めて優に100台以上は止まっていました
ワープして観音平着。こちらは路駐を含めて優に100台以上は止まっていました
出発。緑で日差しが程よく遮られ、時折サラサラと吹く風が心地よい♪
出発。緑で日差しが程よく遮られ、時折サラサラと吹く風が心地よい♪
雲海を通過
押手川にて一本
その後は編笠山への直登コースへ進みました。急!
その後は編笠山への直登コースへ進みました。急!
樹林帯が続くため眺望は基本的に不良ですが、途中で開けるポイントあり
樹林帯が続くため眺望は基本的に不良ですが、途中で開けるポイントあり
序盤から急登の上、山頂に近づくにつれ勾配がさらに増していく厳しい区間でした。ビール〜!!
序盤から急登の上、山頂に近づくにつれ勾配がさらに増していく厳しい区間でした。ビール〜!!
間もなく
編笠山に登頂。赤岳は残念ながら雲隠れ中でした
編笠山に登頂。赤岳は残念ながら雲隠れ中でした
それでは下ります
それでは下ります
5分も歩けば青年小屋が視界に
5分も歩けば青年小屋が視界に
一日目終了。裏手の幕営地でサイトを確保した後にテント泊申し込み(1,500円)
一日目終了。裏手の幕営地でサイトを確保した後にテント泊申し込み(1,500円)
設営後、はやる気持ちを抑えてまずは水汲みへ
設営後、はやる気持ちを抑えてまずは水汲みへ
数分で水場(乙女の水)に到着。とてつもなく冷たい水だったので、ビールのための水断ちを破り飲んでしまいました^^;。うまい!
1
数分で水場(乙女の水)に到着。とてつもなく冷たい水だったので、ビールのための水断ちを破り飲んでしまいました^^;。うまい!
では、小屋前にて至福のひと時を始めます

ビール(ラガー、一番搾り、黒ラベルの三種)は350ml缶のみで500円/本でした
では、小屋前にて至福のひと時を始めます

ビール(ラガー、一番搾り、黒ラベルの三種)は350ml缶のみで500円/本でした
テーブルの傍らにはクロユリ
テーブルの傍らにはクロユリ
この日のテン場には7張のみで、心配していた雷や雨に当たることもない静かな夜でした
この日のテン場には7張のみで、心配していた雷や雨に当たることもない静かな夜でした
二日目スタート
のろし場と西ギボシ

この後のためにヘルメットを装着したりストックをしまったりするのはここのろし場が適かと
のろし場と西ギボシ

この後のためにヘルメットを装着したりストックをしまったりするのはここのろし場が適かと
西キボシへ登るガレ場にて右の方へコースアウトしてしまいました(この画像はコース修正後に振り返った時のもの。向かって左へ逸れていってしまったんですが、右の岩寄りを進むのが正解)
西キボシへ登るガレ場にて右の方へコースアウトしてしまいました(この画像はコース修正後に振り返った時のもの。向かって左へ逸れていってしまったんですが、右の岩寄りを進むのが正解)
ウスユキソウ
西ギボシへの鎖場
西ギボシへの鎖場
東ギボシへの鎖場(1)
東ギボシへの鎖場(1)
東ギボシへの鎖場(2)
東ギボシへの鎖場(2)
権現小屋に到着。今年も休業とのことですが、パット見では再開するのも容易じゃない感じ
権現小屋に到着。今年も休業とのことですが、パット見では再開するのも容易じゃない感じ
権現岳山頂。僅かながら縦走路から外れた場所にあるので迷ったけれど立ち寄りました(下見だからね)
権現岳山頂。僅かながら縦走路から外れた場所にあるので迷ったけれど立ち寄りました(下見だからね)
山頂から分岐まで戻ったところで撮影。写真を見返すと、この瞬間が二日目一番の晴れ間だったな
山頂から分岐まで戻ったところで撮影。写真を見返すと、この瞬間が二日目一番の晴れ間だったな
権現岳からの下り始めで現れた、本コース名物?の長バシゴ(源治梯子)。三点支持を保って降りればどうということもないはずだけど、ほぼ垂直の体感でやっぱり怖かった
権現岳からの下り始めで現れた、本コース名物?の長バシゴ(源治梯子)。三点支持を保って降りればどうということもないはずだけど、ほぼ垂直の体感でやっぱり怖かった
権現岳の先に聳えるのは旭岳。登山道は山頂の下を左から巻いていましたが、山頂経由でも歩ける様子(自分は前者を通行)
権現岳の先に聳えるのは旭岳。登山道は山頂の下を左から巻いていましたが、山頂経由でも歩ける様子(自分は前者を通行)
この日の天気は午後以降に悪化の予報。が、稜線上はこの時間帯から雲がどんどん厚くなってきました
この日の天気は午後以降に悪化の予報。が、稜線上はこの時間帯から雲がどんどん厚くなってきました
ツルネ付近はコマクサの群生地でした
ツルネ付近はコマクサの群生地でした
ジャストタイミング!
ジャストタイミング!
ツルネを過ぎると心安らぐ道も出てきて
ツルネを過ぎると心安らぐ道も出てきて
キレット小屋に到着。権現小屋と同様に(経営者は別)長らく休業中ですが、こちらはより重要なロケーションに建っていると思うのでぜひ再開して欲しい。でももう難しいかな…
キレット小屋に到着。権現小屋と同様に(経営者は別)長らく休業中ですが、こちらはより重要なロケーションに建っていると思うのでぜひ再開して欲しい。でももう難しいかな…
赤岳への取り付き部にもコマクサあり
赤岳への取り付き部にもコマクサあり
核心部の急ガレは三段構成と言われているらしいですね

であれば、ここが多分一段目
核心部の急ガレは三段構成と言われているらしいですね

であれば、ここが多分一段目
ここが多分二段目
ここが多分二段目
ここが多分三段目

いずれも、確かに上方にも足元にも一歩たりとも気を抜けない区間でした
ここが多分三段目

いずれも、確かに上方にも足元にも一歩たりとも気を抜けない区間でした
核心部をクリアしたとて赤岳はまだ先です(中央に見える竜頭峰の左奥)
核心部をクリアしたとて赤岳はまだ先です(中央に見える竜頭峰の左奥)
5年前、エスケープ下山のため進入した真教寺尾根との分岐を通過。もうあれから5年かあ…
5年前、エスケープ下山のため進入した真教寺尾根との分岐を通過。もうあれから5年かあ…
この、竜頭峰の山頂稜線に出るために岩を登る鎖場がけっこう恐怖でした(前回はここを下っているはずだけど全く記憶にない)
この、竜頭峰の山頂稜線に出るために岩を登る鎖場がけっこう恐怖でした(前回はここを下っているはずだけど全く記憶にない)
ここまで近づいても、赤岳はかろうじて認識できる程度の空模様です
ここまで近づいても、赤岳はかろうじて認識できる程度の空模様です
登頂。所要時間以上に長く感じた青年小屋からの道程でした

何も見えんし、到着と同時くらいにポツポツと来始めたのでサッサと下ります
登頂。所要時間以上に長く感じた青年小屋からの道程でした

何も見えんし、到着と同時くらいにポツポツと来始めたのでサッサと下ります
頂上山荘の左から県界尾根にGO
頂上山荘の左から県界尾根にGO
山頂直下から鎖連発です
山頂直下から鎖連発です
ハシゴも出現
この県界尾根の鎖場ゾーンは、下っていくにつれて難度が高い場所が現れる感じでした。個人的には真教寺尾根より嫌だったな。まあ、もうどちらにも来ることはなかろう
この県界尾根の鎖場ゾーンは、下っていくにつれて難度が高い場所が現れる感じでした。個人的には真教寺尾根より嫌だったな。まあ、もうどちらにも来ることはなかろう
大天狗に辿り着いてほっと一息
大天狗に辿り着いてほっと一息
大天狗〜小天狗は、美林の中にフラットでなだらかなトレイルが続く癒やし区間でした
大天狗〜小天狗は、美林の中にフラットでなだらかなトレイルが続く癒やし区間でした
小天狗分岐。清里方面へ右折する道の方が太く見えるけど直進です
小天狗分岐。清里方面へ右折する道の方が太く見えるけど直進です
笹原の中を延びる登山道は最近刈り払いされたもよう
笹原の中を延びる登山道は最近刈り払いされたもよう
防火線の頭を通過
防火線の頭を通過
なるほど、さっきのが防火線の頭だったことが納得の眺めになりました
なるほど、さっきのが防火線の頭だったことが納得の眺めになりました
今回も無事に下山完了。愛車よただいま!
今回も無事に下山完了。愛車よただいま!
入浴後、温泉近くの「レストラン ストローハット」で下山メシ(みそカツ定食1,400円+ご飯大盛り150円)
入浴後、温泉近くの「レストラン ストローハット」で下山メシ(みそカツ定食1,400円+ご飯大盛り150円)

装備

個人装備
ストック ベースシャツ 半袖Tシャツ アームカバー ミドラー(長袖orベスト) タイツ ズボン 靴下 グローブ(保護or保温用) サングラス 日よけ帽子 ザック ザックインナー レインウェア一式 着替え(シャツ+靴下+ソックス+パンツ+アームカバー) 停滞保温着(ダウン上下) 保温用アクセサリー(ニットキャップ+ネックゲイター+グローブ) タオル・手ぬぐい ビニール袋 行動食 主食糧 調味料 火器 燃料 コッヘル 食器 飲料(行動水・酒) ヘッドランプ LEDランタン モバイルバッテリー・予備電池・充電ケーブル ファーストエイドキット エマージェンシーキット 衛生キット 耳栓+眠剤 ラジオ テント一式 トイレキット ロールペーパー シュラフ シュラフインナー スリーピングマット アルミテーブル シットマット 熊鈴 唐辛子スプレー 靴袋 ガベッジバッグ 地図 コンパス ココヘリ発信機 財布 運転免許証 健康保険証 pasmo 携帯 腕時計 ヘルメット

感想

9月に控える案内人山行の下見目的で出張。核心部の青年小屋〜赤岳間は想像していたよりもずっとタフで、権現岳以降はエスケープルートも非常時に飛び込める山小屋もないことを考えると、出発や引き返しの判断はかなり早めかつシビアめに行う必要がありそう、というのが本山行最大の収穫でした。

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ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
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技術レベル
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4/5
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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