記録ID: 8400243
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳雲ノ平二泊三日
2025年07月09日(水) 〜
2025年07月11日(金)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 41:52
- 距離
- 54.0km
- 登り
- 3,522m
- 下り
- 3,646m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 9:05
距離 20.4km
登り 1,773m
下り 193m
14:44
2日目
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:57
距離 16.9km
登り 953m
下り 1,468m
3日目
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:03
距離 16.6km
登り 789m
下り 1,963m
14:34
ゴール地点
6月頭に雲ノ平山荘のウェブサイトを開いたらまだ営業開始日に空きがあったので、じゃあどうするかと考えた結果がこのルート。
水食料含めて25kgでいざ出発。
一日目。
上高地から槍沢ルートで槍ヶ岳まで。ババ平まではサクサク歩く。殺生ヒュッテへの分岐あたりで少々雨がぱらつき始め、雨具を出したり閉まったりで少々手間取り、昼飯も食いそびれたのでそれなりにバテる。槍ヶ岳山荘に到着直後から数時間は大雨。ギリセーフ。宿泊客は40人程度か。ゆったりできて大変に休まる。午前0時頃に外に出てみるも雲が濃く、夜空の撮影は諦めて寝る。
二日目。
朝4時に起きて槍ヶ岳の山頂へ。上りの渋滞もなく、山頂も10人程度でのんびりとしたもの。これもシーズン前ゆえ。朝日も拝めそうにないので早々に退散、部屋で荷物をまとめる。5時半朝食、6時出発。いろいろお話してくださった同部屋の方が見送ってくれた。やさしい。
西鎌尾根を下るが、早くもガス。淡々と歩く。雷鳥はそれなりに近寄っても写真を撮られせてくれた。左俣岳から前樅沢岳の間で何度かチェーンアイゼンをつける。特に硫黄乗越と前樅沢の間の残雪は、斜度が急なところをトラバース気味に渡らないといけないのがいやらしい。
そうこうしていると双六小屋に到着。ここまで前にも後ろにも人のいる気配なし。さすがシーズン前。営業開始日の双六小屋のみなさんに西鎌尾根の状況を伝え、カレーを注文。手ぬぐいも買う。ちょっと西鎌尾根に手間取ったので、道を急ぐ。
三俣山荘までは巻き道でゆく。天国のような道。本当にステキだった。黒部の源流では釣り人がひとり。その日の薬師沢小屋に泊まっていた釣り人はわずか5人だという。少ない。そこから祖父岳を途中まで登る。けっこうきつい。山頂東側に巻く道に入ればもうあとは雲ノ平までフラットなので安心。雪田もチェーンアイゼン無しで問題ない。
16時になったところで雲ノ平山荘着。少し遅くなってしまった。わたしの次に山荘に到着した若者と仲良くなる。車で折立まで来ており翌日に戻るということで、富山駅まで送ってくださるとおっしゃってくれた。なんてやさしいんだ。名物の石狩鍋を食い、若者と酒を飲み、少し夜空を撮って就寝。
三日目。
快晴。5時に朝食。若者はいろいろあって小屋のスタッフの方たちと一緒に遅めの朝食なので、本を読んだり写真を撮ったりそのあたりをブラブラする。7時半にふたりで出発。小屋のみなさんに送っていただいた。ありがとうございます。
薬師沢までの下りがキツイ。こんなん絶対に登りたくない。薬師沢小屋前で水浴びなどし、リフレッシュしてから再出発。ただ、若者があまりにも重そうなわたしの荷物を見かねて、少し持ちましょうか、とおっしゃってくださる。お言葉に甘えてカメラだけお渡しし、下るまで好きに撮ってもらう(三日目の写真が少ないのは、彼が撮った写真を勝手に使うわけにはいかない、という理由です)。小屋の支配人のやまとけいこさんが入口近くで作業をされていたので、「本を買いましたよ」とひと声かける。今度ここに来るときは、絶対に沢登りと釣りだ、と思いつつ出発。
薬師沢小屋を出てからはサクサク歩き、太郎平でラーメンを食う。外国出身らしきスタッフさんが声を張り上げて料理の出来上がりを告げている。がんばってほしい。その後も順調に下り、14時半に折立の駐車場着。
ほぼ同時に到着した60代と思しきトレランのおじさんと少しおしゃべりをする。朝8時に折立を出て、薬師岳までピストンとのこと。山と高原地図のコースタイムなら15時間の道のりである。すげえ。彼の足は血管浮き出てバッキバキだった。
若者の車に乗り、立山サンダーバードで買い物してから富山駅まで送ってもらう。再開を誓ってから、別れる。ありがとう若者。
水食料含めて25kgでいざ出発。
一日目。
上高地から槍沢ルートで槍ヶ岳まで。ババ平まではサクサク歩く。殺生ヒュッテへの分岐あたりで少々雨がぱらつき始め、雨具を出したり閉まったりで少々手間取り、昼飯も食いそびれたのでそれなりにバテる。槍ヶ岳山荘に到着直後から数時間は大雨。ギリセーフ。宿泊客は40人程度か。ゆったりできて大変に休まる。午前0時頃に外に出てみるも雲が濃く、夜空の撮影は諦めて寝る。
二日目。
朝4時に起きて槍ヶ岳の山頂へ。上りの渋滞もなく、山頂も10人程度でのんびりとしたもの。これもシーズン前ゆえ。朝日も拝めそうにないので早々に退散、部屋で荷物をまとめる。5時半朝食、6時出発。いろいろお話してくださった同部屋の方が見送ってくれた。やさしい。
西鎌尾根を下るが、早くもガス。淡々と歩く。雷鳥はそれなりに近寄っても写真を撮られせてくれた。左俣岳から前樅沢岳の間で何度かチェーンアイゼンをつける。特に硫黄乗越と前樅沢の間の残雪は、斜度が急なところをトラバース気味に渡らないといけないのがいやらしい。
そうこうしていると双六小屋に到着。ここまで前にも後ろにも人のいる気配なし。さすがシーズン前。営業開始日の双六小屋のみなさんに西鎌尾根の状況を伝え、カレーを注文。手ぬぐいも買う。ちょっと西鎌尾根に手間取ったので、道を急ぐ。
三俣山荘までは巻き道でゆく。天国のような道。本当にステキだった。黒部の源流では釣り人がひとり。その日の薬師沢小屋に泊まっていた釣り人はわずか5人だという。少ない。そこから祖父岳を途中まで登る。けっこうきつい。山頂東側に巻く道に入ればもうあとは雲ノ平までフラットなので安心。雪田もチェーンアイゼン無しで問題ない。
16時になったところで雲ノ平山荘着。少し遅くなってしまった。わたしの次に山荘に到着した若者と仲良くなる。車で折立まで来ており翌日に戻るということで、富山駅まで送ってくださるとおっしゃってくれた。なんてやさしいんだ。名物の石狩鍋を食い、若者と酒を飲み、少し夜空を撮って就寝。
三日目。
快晴。5時に朝食。若者はいろいろあって小屋のスタッフの方たちと一緒に遅めの朝食なので、本を読んだり写真を撮ったりそのあたりをブラブラする。7時半にふたりで出発。小屋のみなさんに送っていただいた。ありがとうございます。
薬師沢までの下りがキツイ。こんなん絶対に登りたくない。薬師沢小屋前で水浴びなどし、リフレッシュしてから再出発。ただ、若者があまりにも重そうなわたしの荷物を見かねて、少し持ちましょうか、とおっしゃってくださる。お言葉に甘えてカメラだけお渡しし、下るまで好きに撮ってもらう(三日目の写真が少ないのは、彼が撮った写真を勝手に使うわけにはいかない、という理由です)。小屋の支配人のやまとけいこさんが入口近くで作業をされていたので、「本を買いましたよ」とひと声かける。今度ここに来るときは、絶対に沢登りと釣りだ、と思いつつ出発。
薬師沢小屋を出てからはサクサク歩き、太郎平でラーメンを食う。外国出身らしきスタッフさんが声を張り上げて料理の出来上がりを告げている。がんばってほしい。その後も順調に下り、14時半に折立の駐車場着。
ほぼ同時に到着した60代と思しきトレランのおじさんと少しおしゃべりをする。朝8時に折立を出て、薬師岳までピストンとのこと。山と高原地図のコースタイムなら15時間の道のりである。すげえ。彼の足は血管浮き出てバッキバキだった。
若者の車に乗り、立山サンダーバードで買い物してから富山駅まで送ってもらう。再開を誓ってから、別れる。ありがとう若者。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西鎌尾根はチェーンスパイクは必須、ダブルストックが望ましいような状況。左俣岳から前樅沢岳の間で、数回チェーンスパイクを出した。それ以外は特に必要な場所はなし。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
今回はベアフットシューズと3シーズン用の登山靴との二足体制で歩いた。上高地からのフラットな道は、登山靴だとむしろ歩きにくかろうと思っていたが、大正解だった。登り始めたところで履き替えたタイミングもよかった。二日目は通しで登山靴。三日目は通しでベアフットシューズ。ただし薬師沢小屋までの下りは登山靴のほうが良かったかと思う。そこから先はまあどちらでも。
それなりに重い荷物とそれなりに長い行程だったけれど、楽しく歩けた。が、もうちょっと体力がほしいと思ったのも事実で、トレーニングをがんばろうと思い直す。
でも荷物をもう少し軽くする努力をしてもいいと思う。
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