風吹大池・白馬岳 蓮華温泉から絶景の大縦走


- GPS
- 22:11
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 2,627m
- 下り
- 2,619m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:30
天候 | 7/11(金)雲多めの晴れ ほぼ無風 7/12(土)雲あるもほぼ快晴 弱風 夜間強風 7/13(日)快晴 早朝強風 その後微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
名古屋から中央道・長野道、安曇野IC下りて国道147号北上。 そのまま国道148号を進み、平岩交差点を回り込んで蓮華線へ。 国道から蓮華温泉まで往路50分程度。斜度きつめ。 車道幅は対向困らない程度にありますが、 白池を過ぎるとカーブミラーほぼありません。注意。 国道から5キロの木地屋民俗資料館の先に大規模地すべり跡あり。 雨量や天候で一時通行止となる予告看板あり。雨天時注意。 蓮華温泉Pは公式70台。手前にも15台程。 更に手前に未舗装余地2箇所、それぞれ10台づつ位。 現在、駐車場拡張工事のため、駐車場数台分減っています。 拡張されると+20〜25台位?とはいえR7お盆前に完成するかどうか。 簡易水洗トイレあり。綺麗。足洗い場も設置。 この日11時がヒワ平ゲート開放日で12時半着で25台程。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 登山口にはなし。蓮華温泉駐車場トイレにあります。 ※笹目尾根・千国揚尾根は朝露や雨などで濡れるので 時間や天候にもよりますがゲイダー・レインパンツお勧めします。 またほぼ登山者おらずクマの気配の多い場所です。 <風吹登山口〜風吹大池(笹目尾根)> 1時間程樹林帯木の根の張り出した急登です。 それ以降は緩いアップダウンを繰り返す泥濘の多い樹林帯の尾根歩き。 倒木が多々あり。乗り越えたり、潜ったりなどあります。 千国揚尾根の合流点に近づくと大小様々な湿性の草原があります。 この草原の途中に風吹大池への時計回り周回路入口があります。 草原を過ぎ、斜面を下ると風吹大池。反時計回り周回路入口あり。 周回路に入らず100m程で風吹山荘。 <風吹大池〜天狗原(千国揚尾根)> 緩やかな長い登りです。時々アップダウンあるもキツクないも単調。 泥濘はあるも酷くない。残雪がで迷いやすい場所あり。ピンテあり。 倒木あり。乗り越え、潜りあるも難しさはない。 天狗原に到着すると広い木道と池塘があり雰囲気がよいです。 <天狗原〜白馬乗鞍岳〜白馬大池> 木道の先ゴロゴロ岩の登山道が終わり急傾斜の残雪地帯になります。 斜度がキツイので8本爪以上のアイゼン+ピッケル又はストック推奨。 ロープありますが支点1つで長いので数人が掴まれば切れるでしょう。 残雪を登りきるとすぐ白馬乗鞍岳の広い山頂部になります。 緩やかに白馬大池のふちを巻いて進みます。 短い残雪あるもトレースが棚上になっており危険なしでした。 <白馬大池〜小蓮華山〜三国境〜白馬岳> 船越の頭までは単調な登り。その後、小さなアップダウンの稜線歩き。 白馬岳直下は少し岩場っぽくなるが大きな危険箇所はない。 ただし、こちらから来ると偽ピークが2〜3回続く。 <白馬岳〜白馬山荘〜白馬頂上宿舎> 下りの稜線歩き。斜度は緩くツヅラ折れ。 <白馬大池〜天狗の庭〜蓮華温泉> よく整備された道。斜度はきつくなくほぼ一定。 見た目より滑りやすい石や浮石があるので注意。 2箇所程地割れが始まってるトラバースありました。 <風吹山荘> テント泊1名1500円。予約制。水・トイレ代込み。水は要煮沸。 ウッドデッキ3つのみ。ソロテントでも4〜5張行けるかどうか。 トイレは山荘向かいの建物裏面です。電灯あり。非水洗。 缶ビール以外の販売品は不明。買うかどうか聞かれただけ…。 <白馬大池山荘> 水無料要煮沸。トイレ100円。簡易水洗。男女共用。 売店・軽食9時〜。缶ジュース500円・ペットボトル700円。 軽食1500円〜。カップ麺700円。 <白馬山荘> ペットボトル800円。他不明。 <白馬頂上宿舎> テント泊1張1000円×人数2000円。予約制。 テント場横に専用受付あり。テント受付10〜16時。売店〜17時。 テント場用に外非水洗トイレ・水場あり。 ガレた地面のスペースで石固定可。見た目に反し防風かなり悪い。 ペグも打てるが場所によって地面かたいです。おそらく70張程。 |
その他周辺情報 | <下山後の入浴施設> 糸魚川市「蓮華温泉ロッジ」内湯+外湯1000円。外湯500円。 外湯利用後の後払い可。外湯はすべて混浴。 ロッジからは徒歩10〜15分。それぞれの湯は点在している。 三国一の湯…ぬるゆだが夏場には気持ちいい。1〜2名。 黄金湯…やや白っぽい濁り湯。4名程。登山道から見える。 仙気の湯…白い濁り湯。周囲開けている。7〜8名。 薬師湯…緑色の湯。小高い場所にあり覗けない。3〜4名。 女性優先。女性利用の際は入口ロープで女性利用中札を表示する。 https://rengeonsen.main.jp/ <下山後の飲食店> 白馬村「まるに茶房」スパイスカレーメインのカフェ。 https://marunisabou.business.site/ ランチタイムが長いので下山後の利用しやすい。 カレールウを複数選択して盛り付けて貰えます。ドリンク付お得。 |
予約できる山小屋 |
蓮華温泉ロッジ
|
写真
感想
テント泊で蓮華温泉か風吹大池・白馬岳を縦走して来ました。
蓮華線ゲート開通時刻が遅めなのでゆったり出発と思いきや、
結局寝不足かSAで嘔吐してしまい、回復の為、仮眠して再出発。
ウエアを汚したので途中コインランドリー利用したものの
予定出発時刻は30分遅れる程度で蓮華温泉に到着出来ました。
風吹大池入口まで蓮華線車道を少しアルバイトして入山です。
以前に歩いているので登山道はわかっていましたが、
ゲート開通日なので笹目尾根上には通過しにくい倒木もありました。
ザック背負って通れないからザックだけ先に通すとかそんなですね。
しばらく進み風吹天狗原へ。ワタスゲがまだ綺麗でした。
風吹山荘は小屋番さんと当然マンツー。静かな満月の夜でした。
満月だから夜小高いとこまで行くと綺麗だよって言われるも、
さすがにクマとか怖すぎて無理なので早朝の残月に期待して就寝。
翌朝、薄明るくなってから風吹天狗原へ向かうと、
美しい満月が雪倉岳の真上の浮かんでいて幻想的でした。
そうしているうちに朝霧の中に日が差してワタスゲもキラキラ。
ただ朝露も酷い。笹刈りなどないと思われる千国揚尾根を歩くのは…
そんなわけでゲイダーとレインパンツをがっつり装備で出発。
これ大正解。無きゃ登山靴濡れてテンション↓だったでしょう。
ここも倒木ありましたがそこまで酷くなくでした。
笹目尾根も千国揚尾根も人間よりクマのが多いじゃんって
雰囲気醸し出していましたがすごく静かに歩くことが出来ました。
天狗原からは人間多い別世界…のはずですが、
RW利用者はまだなかなかたどり着けないのでまだまだ静か。
白馬乗鞍岳直下の残雪も人が落ちて来るとか心配せずにワシワシ。
直登になるので標高差は稼げるし、雪で涼しいしで○。
白馬大池は雪残るも変わらずほっとできる穏やかな風景です。
ただこれからの稜線アップダウンはチャージしないと届かない、
そう思ってめずらしく山小屋でカップ麺補給しました。
ここからはとにかくペースを乱さずゆっくり歩くこと、
白馬岳直下で偽ピークに心踊らされないことに集中しました。
あと花写真に夢中になってしゃがむ回数を極力減らすこと。
途中、雲はやや多いものの晴れで展望がよかったのもよかったかな。
おかげで10時間の行程を意外に余力を残して頂上宿舎へ。
時間的にテント張るスペースほぼなし。結構ガタガタの場所。
ここは地形の見た目に反し風防が悪いので丁寧なテント設営必須。
さすがに疲れ、ぜんざい食べてる途中で寝てしまいました;
しばらくして目が覚めて続きを食べる頃にはかなりの強風に。
私のテント泊経験数が一番多いのは頂上宿舎なので
暴風強風など慣れたもので不安は全くなくの就寝でした^^
私的には暴風MAX★5中、★3程度な感じでしたが、
深夜にはかなりのテントが撤収されて、早朝には1/3位でした。
ダンロップ、ニーモ、アライ、ファイントラック、モンベル以外×。
まだ早朝も風強めだったので朝日は諦めてのんびり撤収して出発。
この日も花写真は程々に極力しゃがまないを目標にして進みます。
朝日は見られずもどこもかしこも大展望^^
大好きな二重稜線のある風景を堪能して進みます。
全然名残惜しくない、だってまた来るし、って思いながら。
白馬大池から蓮華温泉は毎年歩きなれた登山道ながら、
落としものをしてしまい30分程探しにも戻るアルバイトでヘロヘロ。
というか結局空腹でヘロヘロだったみたいでしたが;
何とか久方ぶりの蓮華温泉に入泉し、身体を解して帰路つきました。
大満足だったけど、体力的年齢的には手厳しい感じでした;
けど、蓮華温泉〜白馬大池〜天狗原〜風吹天狗原は
絶対紅葉最高だと思うので、木々が色づく頃また歩いてみたいです。
こんにちは miniはん
やりましたね〜
11日は私と148号線もう少しでニアミス
12日は職場の山友が風吹だったので なんとなくニアミス。今年は雪が多く倒木だらけと言ってました。
白馬へのラスボス。山頂じゃないとわかっていても「山頂であってほしい」願いつつ私も登りました。
秋にまたいらっしゃるるんですね。還暦オーバーの私には蓮華・風吹が精一杯ですがレコ楽しみにしています。
追伸・山友情報で、これから風吹小屋のご主人が倒木整理するそうです。
12日はなんと泊り16人!!秘境だと思っていたら人気のお山に
あ、そうですね。秋になると活動する変温動物です。
kibakoさんと私のニアミスは夏の風物詩(笑)148号片側交互通行が長くて多くてちょっとだけ蓮華温泉遠かったです。
倒木多めですね、歩けないことがないですが、多少消耗します。まだ人がほぼ歩いてないですからね、情報もないですし。風吹の小屋番さんが整備してくれるつもりなのか確認してくれたけど…。
kibakoさんには複数人で出掛けて蓮華と北野に車を配車して、蓮華→白馬大池(泊)→天狗原→風吹大池→北野とかのプランがよいのでは?と思います^^栂池と北野配車でなら天狗原からは風吹大池は下り基調だから日帰りも無理じゃないかも〜。あと前にも書いた気がするけどkibakoさん夏山苦手ですよね、秋山は平気そうなのに。
小蓮華山あたりでお会いしていたんですね。人がたくさんいたので、わかりませんが天気が良くて良かったですよね🌞
風吹大池は、私も去年の初秋に訪れたのですが、静かな池塘がいい所ですね。でも風吹大池からの樹林の道は、ぬかるみ多めの小さなアップダウンのある道なので、テントを担いで歩くのは大変だったでしょう💦
お花の紹介もたくさんあって、私は見過ごしたお花もいっぱいありましたね🌸
おつかれさまでした。
白馬岳から来ても、白馬大池から来ても、小蓮華山ってちょうど疲れも溜まるころでボトルネックになりやすいんですよね;下りでも上りでも人一杯^^雲がかかることもありましたが稜線上は見事な晴れで最高でしたね!
風吹大池は静かで風情のあるとこですよね。ただみなさん言うほど泥濘は酷くないと思います。草刈りされないから時間帯や天気によって登山靴や足元が濡れるので、そのイメージが強いかもしれません。テント重量は気になりませんでしたが、どうしても風景の変化が乏しいのと(秋なら紅葉で気にならないかも)、クマの気配(というかチラ見え)と痕跡がプレッシャーでした。
白馬岳は他の高山なら花が終わってしまうような晩夏や初秋まで珍しい花が見られるのでまた季節を変えて再訪されてもいいと思います^^私は今回ずいぶん花を見るのは我慢しました〜。
例の日記を拝見して、雪渓、ダブルストック、ゲートとか言ってみえたので
結果をみていうわけじゃないけど、白馬?針ノ木岳?あたりに行かれたのかなって思ってました
特にミニさんは花が好きだし、この時期の残雪の時期もキレイだしね〜
ただ、違うのが他の人が考えないようなルート設定
なかなかこのルートを思いつく人は少ないと思います
蓮華温泉は小谷村からは長いアプローチが必要だし
やっぱマイナーな登山口だろうなとも思う
天気も良かったみたいだし、その割にライチョウが出てきてる
花もいっぱい堪能されたんではないですか?
僕も最近思ったんですが、花の撮影ってむちゃくちゃ体力消耗する!
もう、これは説明するまでもないですよね!
やってみればわかるってことで!
前の週に行った時もこの稜線は色んな花がいっぱい咲いていて
花好きの人にはたまらないだろうなって思いました
29番のコマクサと雪倉岳の写真、好きです
ちなみに白馬のテン場は自分の中ではワーストです〜〜〜
あの地形にてあの暴風ってないと思う、おまけにペグは刺さらないわ
ペグが3本も折れるわ、ガイラインが暴風で切れるわで
夜の間もずっと風雨に悩まされました
ま、これもテント泊なんですけどね〜
白馬大池で食べたカップラーメンはきっと美味しかったと思います
山で消失するのが水分、カロリー、塩分、ミネラル
そのほとんどを摂取できるカップラーメン最高と思うけどね
最近ヤマレコ内でも「なんで山頂にてカップラーメン?」
なんて疑問が出ますけど
その疑問自体が僕には疑問ですね〜
食べてみればその美味しさに感動すると思うけど
最近のミニさんのレコや日記では
半ドン+一日のテント泊登山が多かったので
まさかとは思うけどこんなに遠くに行ってらっしゃるとは
ドライブ好きな僕でも運転イヤイヤ病になる距離です
長くなってスミマセンでした
適当に流して下さいね
元々平日金曜入山で蓮華温泉〜白馬大池〜天狗原〜風吹山荘(泊)〜蓮華温泉の1泊2日予定だったんですよ。ただゲート開通時刻が入山当日11時になってしまい、時間的に無理ってなって、その後junbaderさんのレコで二重稜線見ちゃった上に頂上宿舎テント場予約が空いててですね、いやこれ歩けってことだよねって思っちゃったんです;頂上宿舎でテント受付の時に風吹山荘で泊まってから来たと言ったら驚かれました。ちなみに蓮華温泉はマイナーに見えても大人気でかなりアクセス到着時間に工夫しないと駐車場埋まってます。私は田舎者故山道を走行するのはツラくないので国道からの蓮華温泉は意外に平気なんですよ。そこまでが遠いけど。
花の撮影は大変ですよね、特にテント泊装備は。軽量化したってどうしてもバランス崩しやすいし、スクワット頻回になりますもん。下手するとカメラ壊すと思うというか経験ありです。理想は荷物デポしての花撮影かな。花と山を入れての撮影は難しいです。都合いいとこに咲く確率低し。
頂上宿舎テント場は私の中でもワーストです。けど、実は私が一番泊まっているテント場。日記やレコにも何度も地形に反して風防悪くてテント倒壊したり飛ばされるって書いているんですが、痛い経験しないとやはり身につかないのかも〜。
カップ麺、雪山で食べるのは作るうちに冷めるしどうかと思いますけど、他の季節はいいですね、でも理屈的には山頂じゃない方がいいかなと。山頂で一息つきたい気持ちはわかるけど、山頂=風防よくないし、山頂までの登りでチャージするのが行動としてはベストかなぁ。でも、山頂で食べることが特別なんだろうなぁ。
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